司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 草原の記

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    モンゴル好きの司馬遼太郎の本。モンゴルの自然・風土と人の性質を描いたもので、最後は結構泣かせる。ああ無常です。

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    2011年10月29日
  • 翔ぶが如く(六)

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    明治維新という大きな流れのなかで、小さな動きが頻発し、それが徐々に時代の動きになる。

    いやー歴史は深い。

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    2011年10月27日
  • 翔ぶが如く(五)

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     琉球人が台湾に住む蛮族の手により殺傷された。武力解決を望まない大久保が、大清国に乗り込み外交により解決を図る。大清国と日本の両国の思惑と利害においてぎりぎりの決着だった。当時の情勢を見ると琉球は両国に貢ぎものを献上している関係から、自国民同士の争い事とだと清国が突っぱねることもできたのだそうだ。歴史とは不思議なもので、この事件後、琉球は日本の領土であることを暗黙に了解され、今に至るわけである。

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    2015年03月11日
  • 翔ぶが如く(五)

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    激変の時代だけに物語のボリュームが凄い。

    種々雑多な人々をその人の思想の背景まで詳しく供述している。

    もはや、小説でなく、大説です。。

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    2011年10月25日
  • 翔ぶが如く(四)

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    西郷という巨人を中心に日本が歴史を転がっていく。

    数多い明治の偉人を巻き込む西郷という人は本当にでかい。

    やれやれ、スケールが大きすぎる。
    現代にいれば良いのに。。

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    2011年10月21日
  • 翔ぶが如く(三)

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    明治は凄い。
    理念を持ちそのために目的意識を持ち行動する人物にあふれている。

    その人物一人一人の情熱が時代を動かし今に至っている。

    さて、現代を生きる僕たちのなかに、芯のある理念を持つ人はどれくらいいるのだろうか。

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    2011年10月20日
  • 翔ぶが如く(二)

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    これは小説というより教科書です。

    とにかく、明治の日本の動きを幅広く、しかも掘り下げて書いてあります。

    西郷隆盛という歴史的スターを中心に動いていく日本。

    激動の時代だからこそ個性派な人物が多すぎる。

    いやー、深いです、そして長いですこの物語は。

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    2011年10月18日
  • 翔ぶが如く(四)

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    ネタバレ

     後半、にわかに征台論がクローズアップされ、西郷従道により強引に実行される。西郷どんは鹿児島に篭もり、政府に無言の脅威をあたえつづける。大久保利通とは征韓論で袂を分かち下野したのだった。この西郷兄弟について、長州人は全く理解できないとあきれ果てるばかりなのだ。薩摩人にも理由はある。江戸幕府が無血開場したことにより、江戸を焦土にすると振り上げたこぶしの下げ場所が無くなってしまった。この有り余るエネルギーのはけ口にされる隣国はたまらない。

     行動があまりにもストレートすぎはしないだろうか。思考では理解できても感情が抑えきれないという場面は確かにある。確かにあるのだが、それでいいのかと苦笑せざるお

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    2015年03月11日
  • 韃靼疾風録 (上)

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    清国成立に至る物語。大陸に渡るまではどうなるかと思ったが、これから女真が清になる道のりが描かれるのだろう。ラストエンペラーで聞いたヌルハチも触れられていた。

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    2011年10月15日
  • 新装版 風の武士(下)

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    忍者物の続きなんだろうけど、架空の話が多くて今一つ人物像を描けない。やたらと女性と関係を持つし。最後はユダヤ人でかぐや姫と言われてもなあ。

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    2011年10月15日
  • 風神の門(上)

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    司馬遼太郎の忍者もの。いつも女性が絡んでしまうのだが、これから家康を討とうということで盛り上がってきた。

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    2011年10月15日
  • 豊臣家の人々

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    秀吉の成功と、周囲の人々の能力・気概のギャップが大きすぎて、一代で天下は終わってしまった。切ないものだが、人の人生とはそういう無常なものかもしれない。

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    2011年10月15日
  • 歴史と視点―私の雑記帖―

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    司馬遼太郎は大正時代生まれだったんだ。ますます遠く感じる。
    でも彼のエッセイはいま読んでもそれほど色褪せてはいない。古くさい人だなぁとは思うけども。

    戦争は過ぎ去ってから振り返ってみれば、まるで絵空事だ。
    なのに今でもまだ、その悲しみや苦しみが癒やされないまま耐えている人がいる。
    あんないかがわしいことのために殺し合う必要が本当にあったのか。

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    2011年10月13日
  • 義経(上)

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    一時代に美術や音楽の天才というものは必ずいるものだ。
    芸術の才能は人の才能の中で貴重ではない。
    だがしかし、人の才能の中で最も持ちにくいものがある。
    それが「軍事的な才能」つまり兵隊さんの能力である。
    これは一時代どころか、一民族に一人か二人いればいいほうで、
    それでは、日本人(大和民族)では誰なのかという事になると、
    間違いなく名前があがるのが、この義経である。
    上巻ではまだその真髄は見せられない。
    日本人ならだれでも知ってるであろう頼朝と義経の物語はその才能を中心にくるくる旋回していき、そして日本人が誰でも知ってるであろう哀しい結末と誘うのである。

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    2015年07月14日
  • 花神(下)

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    日本史上最強のPM(プロジェクトマネージャ)大村益次郎の話である。
    つまるところ、
    人望はすべて西郷がうけもち、作戦計画は全て大村益次郎がうけもち、裏の黒い部分は全て大久保が受け持ったのだろう(あれ?桂小五郎は?といった感じであろうが)そうして、倒幕は実現したのでしょう。
    司馬遼太郎はこういった合理的な人を書くのが好きなんだろう。
    遠くは織田信長、近くは坂の上の雲の秋山弟さん。
    時代の変節には必ずこういう人は必要なのだ。

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    2015年07月14日
  • この国のかたち(一)

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    いやはや字が大きくて読みやすい。
    すべての歴史、文化、伝統等は地理的環境から生まれる。
    その通りなような気がする。
    これを本書ではなんと呼んでいたか、一向に思い出せないが。

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    2015年07月14日
  • 功名が辻(三)

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    秀吉の死期が近づき、平安が保たれない。織田信長以前から徳川家康が天下を取るまでの間に生きた人々というのは、本当に大変。むしろ、その中を生き延びた一豊はかなりまれな存在でもある。
    奥は奥で、北政所派と淀派に分かれていて、それがのちの天下の分け目にもなるなんて。いつの時代もめんどくさいといえば、めんどくさい。
    そんな中、家康の生き方、変わり方というのはウマイとしか言いようがないのかもしれない。

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    2011年10月04日
  • 故郷忘じがたく候

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    ネタバレ

    申すもはばかることなれど
    日州どのがおんひめは
    衣通姫もただならず
      ―――胡桃に酒

    秀吉政権下、薩摩軍により拉致された朝鮮人。望郷の念を抱きながら暮らす陶工を描いた表題作。

    明治元年、奥州遠征をした官軍の悲しい結末を描いた「斬殺」

    細川ガラシャの薄幸の生涯を描いた「胡桃に酒」

    3作目が読みたくて買いました。
    うーん、やっぱり凄惨な一生。

    そして表題作が予想以上に良かった。

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    2011年10月02日
  • 菜の花の沖(六)

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    面白かったか、つまんなかったかと言えば、つまんなかった。 それをいったら、 シバリョーの作品で面白かったものなんてないよ(きっぱり) こちとら教養を身につけるために読んでんだ(開き直り)

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    2011年10月01日
  • 新装版 箱根の坂(下)

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    司馬氏のいう小田原体制(領国制)は最後の最後にちょこっと。
    今川氏親を見守りつつ、後北条家の礎を作った早雲。
    全体的に創作部分が多いため早雲をわかるというより、応仁の乱後、長く続いた守護・地頭体制がくずれ戦国時代が幕開けするという時代背景がが分かりました。

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    2011年09月22日