大森望のレビュー一覧

  • 円 劉慈欣短篇集

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    爽やかな読後感のものもあるが、後味の悪い終わり方のもののほうが多い印象。

    個人的には「詩雲」「栄光と夢」が好み。

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    2025年01月18日
  • 老神介護

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    流浪地球と同時発売だった短編集
    流浪地球より気が重くなる話が多め
    私の好みは流浪地球の方かな
    地球大砲のエピローグは良かった

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    2025年01月15日
  • 白亜紀往事

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    三体が好きなので同じ作者の本も読んでみたいと思い、こちらを読んでみた。発想は面白く、展開もなるほどという感じだったが、明確な主人公がいるような話というよりは、もしこうならこうなるだろうの連続で情景を俯瞰し続ける感じの進行なので、三体ほどのめり込むような感覚はなかった。話の長さ的にも大変コンパクトな寓話という印象。

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    2025年01月14日
  • 航路(下)

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    ネタバレ

    え〜、まだ下巻のこんなにページが残っている段階で、主人公がこんな事になってしまって、いったい作者はどうオチをつけるのだろう…(だからといって、ハイテンポでどんどん事態が進んで、どんでん返しのまたどんでん返し、などという展開では全くありません)

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    2024年12月27日
  • 人みな眠りて

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    1950年代、氏が30代の頃に書き上げていた作品群。ミスターzの最後の行、原書ではどうなっているのか読んでみたい。

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    2024年12月10日
  • 流浪地球

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    稀代のハードSF作家の短編集。呪い5.0が断トツに良かった。筒井康隆っぽいシニカルとドタバタあり、阿部和重っぽい視点のミクロにもマクロにも動ける機動力があり、めちゃくちゃ好きだった。他のも普通に作者の作者たる部分が出ててよかった。

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    2024年11月10日
  • 息吹

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    やたら推されているようなので読んだが、自分にはあまりピンとこなかった。表題の「息吹」はこんなものを読者に想像させて大丈夫か?と思うほど読んでると頭がおかしくなってくる。あとは「オムファロス」のキリスト教的な世界観が本当に科学的だとしたら?という逆転の発想は面白かった

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    2024年10月28日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    三体が面白かったので、劉慈欣さんの他の作品も読んでみたいと思いこの本を手に取りました。
    収録されている作品はどれも短く読みやすかったです。

    収録された作品はどれも面白かったですが、鯨歌、円円のシャボン玉が特にお気に入りです。
    鯨歌はオチが面白くて印象に残りました。
    円円のシャボン玉は、すごく優しくて幻想的な作品だと感じました。

    作品の幅が広くて飽きずに楽しめたので、劉慈欣さんの他の作品も読んでみたいと思います。

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    2024年10月06日
  • 白亜紀往事

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    蟻と恐竜の2種類の文明が織りなす栄枯盛衰を、現代では通説になっている恐竜滅亡の過程に上手く繋がるように描かれていたのが良かった。最後の蟻たちの会話が、何千年後の私たち人類に繋がると思うと胸が少し熱くなったりもした。短編だけど読み応えもあってかなりよかった!三体読んでほしいけど、いきなりヘビーすぎかも…って時に、劉慈欣作品の入口としても勧めやすいかも。

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    2024年09月29日
  • 航路(上)

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    分厚い上に話の進展が遅いのですが、それでも上巻はまずまず楽しく読めました。作者が上手いのか、訳者が上手いのか、たぶん両方なのでしょう。古典的なSFが大好きな私にとっては、描かれている風景があまりにも現代の日常という感じで、いつSFになるんだろうと思っているうちに上巻が終わってしまいました。下巻の展開に期待しています。

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    2024年09月29日
  • 白亜紀往事

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    白亜紀時代、蟻と恐竜が互いには協力し合って文明を築いていたら...
    そんな訳あるか!と言うビックリ設定だけどそこがSFの良い所。想像するだけで楽しい。そして恐竜のように大きすぎず蟻のように小さすぎず、大きな脳みそを持ち手先が器用な我々人類は凄い生き物なんだなと改めて思う。戦争は文明を滅ぼすということも。

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    2024年09月29日
  • 老神介護

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    『流浪地球』に続けて読んだ劉慈欣の短編集。
    『流浪地球』も面白かったが、個人的にはこちらの『老神介護』の短編集のほうが好みだった。
    表題作の『老神介護』、その続編とも言える『扶養人類』は全然違った作風で後者はノワール風な雰囲気なのも良かった。
    そして白亜紀の蟻と恐竜の共存と争いを描いた『白亜紀往時』も面白い。劉慈欣は恐竜や蟻を描いた作品がいくつかあるのだが、突飛さも含めて面白い。
    蟻に知能があるというと『フェイズⅣ 戦慄昆虫パニック』なんかを思い出す。ある事件から突然変異した蟻たちに知能があることがわかるが、なすすべもなく次第に侵略されていくというパニックホラー映画だ。バカバカしさもあるが、何

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    2024年09月23日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    話題の「三体」が読みたく、この作家の本は初読みでもあり、三体の長さを考えると・・・。
    まずは、こっちの短編からと思った。

    SFですが、宇宙戦艦もでてきません、異星人がちょこっと、でもいいですね。静かな感動があります。
    特に好きなのが「郷村教師」「栄光と夢」。
    「栄光と夢」はドラマ化してほしい、全世界に作家のメッセージを伝えたらいいと思う。

    肝心の「三体」の作中エピソードである「円」、これもおもしろかった。「三体」を読むのがとても楽しみになった。

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    2024年09月21日
  • 流浪地球

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    こちらが想定する遥か上の物語が展開することと、そのスケールのデカさに驚く。
    そもそも表題作からして笑っちゃうくらいのスケールだ。
    地球がヤバいから地球から脱出しよう! ではなくて、地球ごと移動させちゃえなのだ。
    正直バカバカしいとも思える。だが、そこはさすが劉慈欣だ。こちらをねじ伏せる筆力で乗せられてしまう。
    どれも面白く読んだが、個人的には『呑食者』『中国太陽』『山』が気に入った。

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    2024年09月20日
  • 息吹

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    面白かった

    短いSFってちょっと苦手でしたが、ダントツで良かった。自由意志があるように振る舞う必要があるよね

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    2024年08月18日
  • ミステリースクール

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    もう全部読みたい!!!
    解説も分かりやすくて良かった。メフィストリーダーズクラブの存在を初めて知った。

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    2024年08月16日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    円ほど身近なようで不可解な現象はない。

    “円周率”で検索すれば、興味深いエピソードが山ほど出てくるにも関わらず、もう一つ言っていることがわからない。

    「円」は『三体』で日本でも一躍有名となった劉慈欣のSF短編集。
    収録されている『円円のシャボン玉』は、以前SFマガジンで目にした。

    巻末の訳者あとがきにあるように「些細な日常から壮大な世界への飛躍こそSF」の地を行く短編が、多彩な展開でまとめられている。

    やっぱりすごい人でした。

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    2024年08月13日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    「郷村教師」は泣けた。
    「メッセンジャー」は詩的な情景が浮かんで好きだった。
    登場人物の人生や考えと、スケールの大きな時間や宇宙の話が混じり合うところが良い。

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    2024年06月08日
  • 老神介護

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    『流浪地球』の姉妹短編集。いわゆるバカバカしいSFは同じでも、こちらの方が人間味がある作品。読み応えがあって、シーン一つひとつを見逃さないように、読み終えるのに時間がかかった。

    この作者の文章は、ほんとに映画を観てるような気にさせられる。訳がよいのもあるのだろうし、この『老神介護』なんかはまさにそうなのだけど、儒教の影響を受け、ある意味窮屈な社会に生きる東アジア文化圏の人間として、キャラクターの行動原理や感情が抵抗なく入ってくるのも大きい気がする。

    気に入ったのは『彼女の眼を連れて』 感傷的な話ってやっぱり好きだな。

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    2024年05月18日
  • 息吹

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    全作面白かったけど特に「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」と「不安は自由のめまい」が面白かった!
    「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」は、ロボットもの特有の切なさがあって面白い。
    「不安は自由のめまい」はプリズムというガジェットを使って並行世界の自分とやり取り出来るとかいうめちゃくちゃ映画映えしそうな設定でワクワクした。
    それと表題作の「息吹」は面白いというよりも世界観に圧倒される感じで凄く印象に残った。

    個人的には前作の「あなたの人生の物語」の方が読みごたえがあって面白かった印象だけど、本書も流石のクオリティでとても良かった!

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    2024年05月11日