大森望のレビュー一覧

  • 三体2 黒暗森林 上

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    また1段階スケールが大きくなった!

    知的生命体の地球侵略という人類がこれまでに経験したことの無い危機に直面したとき、
    世界では何が起こるのか?人類はどうやって立ち向かうのか?ということが太陽系を中心にリアルに描かれている。
    サイエンスの話だけではく、社会学や文明学的な要素もあり楽しめた。

    ルオジー、ジャンベイハイが下巻でどう活躍していくのかが楽しみ!

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    2025年09月17日
  • 息吹

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    ネタバレ

    ようやく文庫を発見した。
    待ちに待ったテッド・チャン二冊目。

    『商人と錬金術師の門』はハヤカワ文庫のSF傑作選『ここがウィトカなら、きみはジュディ』で、『息吹』は『SFマガジン700』でそれぞれ読んでいたが、テッド・チャンの文庫として入手できてとても嬉しい。

    私がテッド・チャンの文章を表現する時よく「緻密」という言葉を使用するのだけど、今回も改めて。もっとも緻密なのは表題作の『息吹』。静かで、息を殺して主人公の一挙手一投足を見守るような、そんな読書体験。

    そして『息吹』もそうなのだが、構築された世界観にも言及したい。
    『息吹』は人間ならざるもの(ロボット?)が生きる世界。
    そして神が世界

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    2025年09月15日
  • 三体3 死神永生 下

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    情報量で脳が焼かれるような小説でした。面白かった。
    三体はシリーズを通して予想だにしない展開というか、次に何が起こるのか何も予測できない状態でただただ展開に翻弄される、すごく珍しい読書体験をさせてもらいました。

    雲天明のおとぎばなしがすごく良かったな、作者さんには児童文学も書いて欲しい。

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    2025年09月12日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    ネタバレ

    これは三体シリーズに位置付けていいのか?
    本国では三体とは銘打っていないらしい。
    それを抜きにしてなかなか面白かった。

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    2025年09月05日
  • 三体3 死神永生 上

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    行きつ戻りつして読んだ。すとんすとんと話も「時代」も進む。あと場面も。作中でも言われてるけど、「三体」という世界への印象が二転三転する。集中しないと読めなかったから時間もかかったけど、「三体」というタイトル考えると、下巻はどうなっていくんだろうか。。

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    2025年08月17日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    文字を読みながら
    頭の中で映像化するのが楽しいんだけど、
    自分の中の妄想とリアルがわからなくなり怖くなった。

    まじで三体人襲ってくるのではとおもったし、
    これも智子が監視してるのではないかとビクビクする。


    それも読書の醍醐味。

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    2025年08月16日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    本作のメインテーマである球電と三体本編との繋がりを探しながら読み進めていたが、ラストで三体本編の内容に入り込みすぎないような形で繋がりを示されて上手いなぁと感じた。
    ディン・イーのバックグラウンド、球電の有する神秘性や可能性も三体本編と通ずるところがあり、まさに前日譚として完成度の高い作品だった。

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    2025年08月13日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    流石に三体の本編よりもスケールダウンにはなったが、それでも斬新な発想で「物理おもしろいな」と思わせるSFだった。
    量子効果についてはちょっと飛躍がすぎて、写真がいつのまにか変化するとか一部納得感に欠けるのと、戦争フェーズがさらっと始まりさらっと終わったり、あと美女いらない笑 みたいな細かいところが残念感があった。が、十分に楽しめたエンタメ小説だった。

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    2025年08月11日
  • 別冊NHK100分de名著 フィクションの超越者 筒井康隆

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    NHK100分シリーズで、対象が筒井道隆、評者も個人的に気になる面々となると、これは読まない手はないわな。で、改めて本サイトで既読の筒井作品を確かめてみると、なんとまあ少ないこと。本書で取り上げられているものも、殆ど未読のものばかり。これはいけません。まずは積読状態にあるものから。

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    2025年08月07日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    三体の前日譚。登場人物の心情の機微や会話のやり取りが、ややAIの様で感じで違和感を感じたものの、球電というテーマ自体は奥深く壮大であり面白かったのと、三体を読んだ時によく分からなかった所がクリアになったりという箇所もあり、三体をもう一度読みたくなった。

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    2025年08月06日
  • 三体X 観想之宙

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    読書備忘録934号。
    ★★★★。

    劉慈欣さん公認の三体スピンオフ作品。
    とにかく難解で読み難い・・・。

    三体本編(特に三体Ⅲ)では詳細が語られなかった部分をファンが補完した!という作品。
    ①雲天明が三体文明に囚われていた時の話。
    ②二次元化攻撃を仕掛けた文明の話。
    ③マスター(しもべとして天明)と潜伏者の戦い。
    ④リセットされた新しい宇宙の話。

    そして、もうちょっと細かく砕くと。
    ①壮大な宇宙の構造の話。
    ②宇宙マスターと潜伏者という反逆者の話。
    ③十次元からゼロ次元に宇宙を壊していく潜伏者の話。
    ④高次元に戻す次元逆転を仕掛けるマスターと探索者の話。
    ⑤それを百億年の周期で繰り返すこと

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    2025年08月03日
  • 三体X 観想之宙

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    『三体』の別譚。これがファンによるネット上での創作というからまあ熱心な…と感心する。『少年は荒野を目指す』の単行本で、狩野の小説の続きを書きあげて送ってくれるんだよね、と紹介されてたのを思い出した。そういう風に、没頭できる推しがあるって羨ましいなって思うかな。

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    2025年07月15日
  • 三体X 観想之宙

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    話のスケールの大きさは三体に劣らず、勢いは同じようにドキドキしながら読めた。本格SFというより、もうファンタジーだなとは思った。サイエンスやテクノロジーと呼べる進歩をすっ飛ばして、全知の存在が出てくるので色合いは違うかなと、、
    主人公に美女がなびいてくるラノベのようなノリがどうしてもキモいのと、智子のモデルがあの女優というのはちょいと悪ノリが過ぎるというか、、所詮はファンの二次創作なので当然自由なのだが、このあたりはハッキリ合わなかった。

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    2025年07月02日
  • 三体3 死神永生 上

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    前回で完結したような印象だったが、面壁計画と並行して動いていた階梯計画。
    発想がとんでもなく感じるが、妙に納得してしまう。
    終盤の展開がさらに面白く、下巻が気になる。

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    2025年06月30日
  • カエアンの聖衣〔新訳版〕

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     なるほど、これが噂のベイリーか。ブルース・スターリングなんかと比べるとどうしても古いという感じはぬぐえないけど、これだけアイディアをてんこ盛りにされるとSFファンとしては抵抗できない。超音波が飛び交う惑星や、蝿の惑星など魅力的な設定が矢継ぎ早に出てきて、それが途中でちゃんともう一度いかされているところがなかなかいい。サイボーグ対装甲スーツの対決みたいに、これだけでもっと引っ張って欲しいというところもたくさんあるが、逆に言えば服飾文化のルーツの設定だけのためにこのアイディアを考えちゃうところがすごいのかも。
     しかし、最初の展開からは、ラストの植物が宇宙を征服しようとしている、という展開はよめ

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    2025年06月24日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    マクロ世界もワクワクするな

    三体シリーズの流れで、途中までは「丁儀が出てくるキャラもの」として読んでいた部分もあったけれど、最初から独立のSF小説の気持ちで読めば良かったと少し後悔。
    それにしても、観察者効果で地球外文明の存在を匂わせる流れは期待したとおりでニヤニヤしてしまった。

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    2025年06月13日
  • ミステリースクール

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    1つ1つの紹介は短い。薄いパンフレットのようだが、それが集積されて分厚い辞書のような1冊に。
     切り口を楽しむ本。

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    2025年06月10日
  • 白亜紀往事

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    ★3.7
    遥か白亜紀に、未来の孤独が滲んでいた。
    恐竜とアリによる、文明発展の寓話的パロディ。
    未来でも過去でもない、「今」の私たちがどう映るのか。


    本書は、発明や哲学を司る”恐竜”と技術と組織を担う”アリ”が、小さな協力を経て巨大な文明共存を描く。そしてやがて「宗教」や「政治的・資源的対立」に突入し、文明は戦争へと向かっていく。

    まさに人類史の縮図とも言える構図で、「蒸気・情報・核」といった技術史にも言及しつつ、最後は核のような大量破壊兵器まで登場する。
    終盤は“Dr. Strangelove”を思わせる冷戦風の仕掛けをユーモアと風刺の色彩で魅せる。

    蒸気→情報→核というように、古

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    2025年06月10日
  • 三体X 観想之宙

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    三体の熱が冷めないうちに。
    三体の1ファンが非公式ながら、書き上げ出版まで至った、スピンオフ?を。

    原作で明らかにされなかった・私が理解しきれなかった部分を、実に綺麗に描いてくれて、本編の説明書なのではと、「私は」思った。

    ひとつの作品として、読みやすくおもろでした。
    三代三部作しっかり読んでくれたみなさんは通らないなんて考えられない作品。

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    2025年06月07日
  • 老神介護

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    劉慈欣が紡ぐ物語には、想像を超えるスケールと、壮大な設定を物語の終わりまで力強く貫き通す筆力があり、その圧倒的な構想力にはただ驚嘆するばかりだ。

    中国SFがこれほどまでにスケールの大きな作品を生み出す背景については、単に中国人が壮大な妄想を好むからという説明だけでは不十分だという興味深い指摘がある。政府や国家体制への直接的な批判が許されにくい中国の環境下では、現実世界の崩壊やそれに対応できない政治の姿をリアルに描くことは難しい。結果として、作家たちは現実から一歩引いた視点を取り、自然と物語の舞台を地球規模、さらには宇宙規模へと広げるようになるという。この見方には深く頷かされるものがあった。

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    2025年05月27日