大森望のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時間が経つほど理解が深まって、良さと凄さをジワジワと感じる作品。
黒暗森林状態から話をどう広げるのかと思ったら、
予想の遥か上の内容と結末で、まさに三体の集大成と言える作品でした。
下巻は、程心が雲天明と再会時に、語られた物語から始まる。物語は面白いんだけど、三体との関連や意図が分からなくて。
でも本編を読み終わってから、この物語を読むと伝えたい事がちゃんと理解できる内容になってるの!メッセージ性と構成力がそれをまた別の物語として生み出した作者は本当天才。
掩体計画のために奮闘してきたのに、誰が予想できる!?となるような内容ばかり。
物理法則の固定概念を根本的に覆して、物語に組込むのが上手すぎ -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に理解しやすいのに十分な厚みのある話ばかりで超面白かった!!
「トータル・リコール」
願望が経験に基づくという無意識と意識の連続性が上手く描かれていて面白かった。私の願望も実は実体験から来ているのかも……?
「出口はどこかへの入口」
自分は日常生活の中でいくつの物、人、仕組みに"服従"しているのだろうか。
最後のシーンは結局服従してしまう主人公を描いているのか…?
「地球防衛軍」
論理的、合理的に考えれば戦争をする意味などなく人間の感情を納得させるためだけに行なっている、といのに納得の嵐。これを自分たちで気付くのではなく人間が作り出したロボットに教えられるという -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集で読みやすく、わくわく展開でおもしろかった
発想力が本当にすばらしいなと
トータルリコールと地球防衛軍と吊るされたよそ者と世界を我が手にのラストが好き
マイノリティーリポートは映画版と少し違うみたいなので映画も見たい
火星に行きたいと願う男性の本当の記憶(トータルリコール)
人間は地下で生活し、戦争はロボットに任せる世界、人間が戦争をやめるには(地球防衛軍)
放射能で汚染された地球で人間が地下から出てきて仲間を探す、人間は地球の訪問者となる(訪問者)
謎の宇宙昆虫に少しずつ地球が侵略されていると気づいた男の話、吊るされた理由が衝撃(吊るされたよそ者)
頭の中がのぞかれるようになった世 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『三体』三部作、完結。読み終えてまず感じるのは、頭が遠くなるような「スケールの歪み」だ。
1. 魔法の正体は「四次元」だった
冒頭、1453年のコンスタンティノープルで描かれた「聖女の魔法」。心臓を抜き取る、鍵を奪うといった非現実的な描写が、実は宇宙に漂う「四次元の破片」による物理現象だったという設定には脱帽した。この「上位次元からは三次元の密室など存在しない」というルールが、後に太陽系を襲う「二次元化攻撃」の絶望感へと直結している。歴史の転換点と宇宙の物理法則を繋げる筆力に圧倒された。
2. 狂気の「階梯計画」から始まったすれ違い
かつての同級生、雲天明の脳を宇宙へ放り出すという「 -
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ネタバレ面壁計画の裏で同時進行していた三体艦隊にスパイを送る”階梯計画”の発案者である程心が本作の主人公。羅輯の後継者として執剣者に選ばれた程心。
程心が就任直後、つまり羅輯からの脅威が消えた瞬間に三体世界は地球への侵略開始し、占領下に。
そんな中、宇宙を彷徨っていた万有引力が三体系の座標を公開したことで地球より撤退。でもそれは同時に全宇宙に向けて、地球の座標も公開したことを意味し、その3年後に三体世界は破壊された。脅威の渦中、階梯計画の任務遂行者の雲天明と程心が再開した場面で後半は終わる。思ってた通り、地球が黒暗森林状態に。やっぱり三体世界は地球侵略の機会をずっと伺ってた。
羅輯が自分達に危険だから -
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IIは400年後の三体襲来に人類が足掻く話です。
Iは未知世界の探索みたいな高揚感が常にある感じで、IIも未来の地球危機に現代人がどう足掻く様子が書かれててどちらも最高に面白いです。
本作のキーワードは面壁者。三体人は脳波で直接意思疎通するから思考が筒抜けで、人間では当たり前の隠すって言う概念がない。その性質を使って考え出した策が面壁者。
選出された4人の策略が闘争本能、敗北主義、現実逃避とよく考えられててこれがまた面白い。
地球の運命がたった4人の頭の中だけに託されるって、一見異常だけど、それぐらい混乱しても仕方ない話だなと。
その重圧の中での行動や思惑がいかにも人間味溢れてて、見どころだと