大森望のレビュー一覧

  • アジャストメント ディック短篇傑作選

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    どこまでが現実でどこからが虚構なのか、世界が揺らぐような短編集。

    犬や豚、虫などの生物が出てくる作品が多く、彼らに対しては救いのある描き方になっているところが好き。
    『トータル・リコール』よりもオチが少しわかりにくく感じた。

    ◎面白かった作品
    【アジャストメント】
    さすがに犬には荷が重すぎる任務。

    【ルーグ】
    うちの猫たちも、何もない壁や天井を2匹シンクロしてじっと見つめている時がある。
    あれももしや……。

    【ウーブ身重く横たわる】
    人間と哲学的な会話を交わす、豚のようなウーブが可愛い。
    バチッとした決まったオチが見事。
    この短篇の中で1番好きな作品。

    【おお! ブローベルとなりて】

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    2026年06月28日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ネタバレ

    荘顔と娘が退場してから、やっと物語が加速したイメージ。
    個人的には前作(「三体」)があまりに面白く、文潔も好きだったため、新たな主人公である羅輯くんのポエムチックパートに「何を見せられているのか」と、正直うんざりしてしまった。
    面壁者とか急に言われても人類なんて曖昧なもののためにやる気は出せねえよ!、という気持ちは非常に分かるんだけどね。
    前作はしっかりしたSFの世界観なのに文章は詩的で、そのギャップにも感動したのだけど、今回はそれがやや濃く感じてしまった。
    あと荘顔は作者の理想なのかしら…とか、余計なこと考えてしまったよね。小説の創作から生きた人間(初恋)が生まれる、という流れは作家の頭の中

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    2026年06月25日
  • トータル・リコール

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    ディックの短編はお薦めです。どれも面白かったが、特に異星人侵略ものの「吊るされたよそ者」が一番お気に入り。

    ・トータル・リコール
    ・出口はどこかへの入口
    ・地球防衛軍
    ・訪問者
    ・世界をわが手に
    ・ミスター・スペースシップ
    ・非O
    ・フード・メーカー
    ・吊されたよそ者
    ・マイノリティ・リポート

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    2026年06月25日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    前半の勢いが、どんどん失速していくのは辛い。
    SF的な説明はとても面白いが、最後の最後に林雲の独白の為に、収束する状態の説明は、ちょっと突拍子も無いんじゃない?
    正直、しらけたな(笑)
    これで、取り合えず三体シリーズを読み終えたけど、全体を通して文章の運びが上手で読みやすく手が止まらずに、それなりに読めたな。
    世界的な大ベストセラーだけに、一般受けしやすく分かり易い分、ドキドキハラハラするような、驚くべき展開も無いので、少し物足りなく感じたのは僕だけでは無いと思う。
    まだ、この作家の短編集「円」を購入してあるのだが、これを読むのは当分先になると思う。
    あと、高波が林雲の事を何故に知っていたのが

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    2026年06月25日
  • 白亜紀往事

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    発想が天才的で、設定の細かさと本当っぽさが他に類を見ない。相変わらずこの作者はすごい。三体の前の作品のようだが、後の作品に通じるところがあっていろいろ読んでいる自分には心地よい。コミカルな表現もあり、現代を風刺するテーマもあり、とても面白い。

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    2026年06月19日
  • 犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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    最初は、冗長と感じたが読み進めるうちに面白く感じるように。
    タイムトラベルで生じた齟齬。

    最後になにか食べたのはいつだっけ?婦人会の戦勝祈願手芸市で紅茶一杯とロックケーキ1個を食べたことしか思い出せない。少なくとも二日と五十二年前だ。

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    2026年06月18日
  • 三体3 死神永生 下

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    ようやく読み終わった。
    中盤は予想外な展開もあり、また行動が人間らしくもあったので、世界観に入り込め面白かった。
    この物語がどのような結末を迎えるか楽しみであったが、最後の方はどんどん話がぶっ飛んでゆき、それ故に没入感がなくなってしまった。

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    2026年06月15日
  • 三体3 死神永生 下

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    2よりも更に科学技術の話が複雑だった気がする。
    話が壮大になり過ぎてて理解できない部分もあったが、総じて面白かった。

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    2026年06月13日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ものすごく面白いというわけではありませんが、400数十年後の最終決戦で、人類がかてるのかどうなのか、先が気になるのは間違いない壮大なストーリーでした。徐々にストーリーの輪郭がわかってきて、話の流れがつかみやすくなってきましたので、下巻も楽しみです!

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    2026年06月12日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    ルオ・ジーを始め、面壁者と三体人陣営との戦いと最終的にルオ・ジーの勝利までの物語は最高に面白かったけど、ルオ・ジーが本気になる動機付けがイマイチ。
    ジュアン・イエンと子供が殺される位の事が起きれば、ルオ・ジーのやる気も分かるけどね。
    先に冬眠した位でさ・・まぁ嫁に発破を掛けられただけで、やる気が出たのかね?

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    2026年06月08日
  • 銀河の壺なおし〔新訳版〕

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    相変わらず、ぶっとんだ小説だった。
    ヴァリス3部作を読んだ後だったので、割とまともなストーリーに感じてしまった。でも面白かった。

    主人公の壺直しが、地球では仕事がなくなって、他惑星からの高額な依頼が・・・。
    そこから、ウルトラマンのような怪獣対決が海底大都市にお展開するお話し、珍しくハッピーエンド(?)だったのも以外。

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    2026年06月08日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ネタバレ

    中国のSF。めっちゃ面白い。技術力の格段に上の宇宙人が攻めてきたら本当にこんなことになりそう。内容が専門的だし、嘘をつかない生物という設定と、それを利用した壁面人という設定が奇想天外。

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    2026年06月02日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    ネタバレ

    中国のSF。めっちゃ面白い。技術力の格段に上の宇宙人が攻めてきたら本当にこんなことになりそう。内容が専門的だし、嘘をつかない生物という設定と、それを利用した壁面人という設定が奇想天外。

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    2026年06月02日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    とにかく科学要素が難しすぎるが、内容は思いのほか壮大で、乗ってくれば非常に面白い。宇宙の捉え方が特異。直前でプロジェクト・ヘイル・メアリーの映画化を観ていたため、光のSFと闇のSFだ……と思った。
    面白いんだけど2のラストで一応の決着を見た部分を3で早々にひっくり返されたときはなんてことを……と思った。なんてことを。一応うまく着地したと思ったのに。

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    2026年05月31日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    三体星人が攻めてくる、400年後に。というところからの続きで、その400年後というだいぶ先の未来に訪れる終末戦争に向けて何が出来るのか。当事者意識を持って未来の人類のために高いモチベーションを保って動けるのか。智子という陽子サイズのスーパーコンピューターが常に監視される中、人類代表として選ばれた面壁者とは。その対抗馬として選ばれた破壁者とは。下巻が楽しみです。

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    2026年05月25日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    確かに大ヒットするだけの壮大な物語だと思った。
    展開は面白い。ただ、やっぱり長いね…作中作はそんな長くする必要あったかなー、と。
    ソフォン退場も都合良く感じた。

    ティエンミンと結ばれなかったのは意外だったな。
    ルオジーとエイエイは癒し。

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    2026年05月22日
  • 三体

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    人生初のSF小説。
    ゴリゴリの文系なので物理の話はさっぱり分からなかったけど、詳細が分からなくても“何をしているのか”は理解できるようになっているので問題なしでした!(理論の話はほぼ流し読みでした笑)
    そしてスケールが壮大すぎるのに面白い!
    2巻も買ってしまった!

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    2026年05月22日
  • 三体3 死神永生 下

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    時間が経つほど理解が深まって、良さと凄さをジワジワと感じる作品。
    黒暗森林状態から話をどう広げるのかと思ったら、
    予想の遥か上の内容と結末で、まさに三体の集大成と言える作品でした。
    下巻は、程心が雲天明と再会時に、語られた物語から始まる。物語は面白いんだけど、三体との関連や意図が分からなくて。
    でも本編を読み終わってから、この物語を読むと伝えたい事がちゃんと理解できる内容になってるの!メッセージ性と構成力がそれをまた別の物語として生み出した作者は本当天才。
    掩体計画のために奮闘してきたのに、誰が予想できる!?となるような内容ばかり。
    物理法則の固定概念を根本的に覆して、物語に組込むのが上手すぎ

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    2026年05月20日
  • トータル・リコール

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    ネタバレ

    全体的に理解しやすいのに十分な厚みのある話ばかりで超面白かった!!

    「トータル・リコール」
    願望が経験に基づくという無意識と意識の連続性が上手く描かれていて面白かった。私の願望も実は実体験から来ているのかも……?

    「出口はどこかへの入口」
    自分は日常生活の中でいくつの物、人、仕組みに"服従"しているのだろうか。
    最後のシーンは結局服従してしまう主人公を描いているのか…?

    「地球防衛軍」
    論理的、合理的に考えれば戦争をする意味などなく人間の感情を納得させるためだけに行なっている、といのに納得の嵐。これを自分たちで気付くのではなく人間が作り出したロボットに教えられるという

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    2026年05月19日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    大変面白いが、長いし重い

    人類のために命を賭けれるか?と言われたら割とYesと言える側の人間なので、あんまり作中の葛藤とか人類への絶望みたいなのが自分には刺さってない

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    2026年05月17日