中野信子のレビュー一覧
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ネタバレ四半世紀を超える付き合いのある知人に最近どうも冷たい対応されてる気がする…と思っていたときに出会った一冊。多分嫌われちゃったんだよな、でも怒らせた記憶はないしはて?と、わからないことに悩むより対処法を身に着けようと手に取り。
結論から言えば本書、染みる人にはよく染み、染みない人にはなんかよくわからない結局解決にはならんよねとなるんではないかと。
自分は、嫌いと苦手というものは別物と常々考えています。悪い人じゃないし嫌なことされたわけでもなく嫌いではない、でもなんか苦手という人いませんか?いっそ嫌いだったらすっぱり対処できるのにと思うことも結構あります。
それから、嫌いなんだけど避けようのな -
Posted by ブクログ
大ボリュームでしたが、
一つの項目が1頁に書かれていて
さくさくと読めました。
色々と
そうかーと思う頁はありました。
一つあげるなら
127頁の『成人までに約14万8000回、否定的な言葉を聞かされる』のところ。
人間には自分の自己イメージに合致することにしか同意しない、という性質があるので
自分のポジティブな面をつねに意識すると、他人の言動に惑わされることなく、人は変わっていけるということになる。
人の言葉を追認しちゃうから、傷つくのだと。
最終頁の
人は植物じゃないんだから
置かれた場所で咲かなくったっていいんじゃないのー
という意見、
ちょっと笑ったけど
成る程なぁと思いました。 -
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Posted by ブクログ
体調を崩して仕事を辞めた。少しゆっくりして、本を読んだり、時間がなくてできなかった趣味に時間を使おうと思っていたのに、一週間も経たないうちに急に孤独感が襲ってきて、さみしさに耐えられなくなって苦しかった。そんな時にこの本に出会い、とても気持ちが和らぐのを感じた。
さみしいことは、よくないことの思い込み、まさに体に染み込んでいる。その思い込みを変えるの難しいが、本文でも書かれている「ソロ活」はよくて「ぼっち」はなぜダメなのか、の例からも分かるように、その言葉の持っているイメージで判断してしまい、感情もそれに引きづられてしまう。
寂しさで苦しくなった時は、またこの本を読み返そうと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【揺らぐ男性の存在意義】
ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。
最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。
女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、
けれどその女性の性質上もあり、
はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。
スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。
中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。
自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」
内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。
何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。
以下覚書
・内助の功
陰ながら援助する身内の功績。
・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。
・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。
・ニューロエコノミクス
見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというの -
Posted by ブクログ
私は自分を何時も騙している。仕事でも日常生活でも趣味の世界でも、常に「これは楽しくて、意味のある事」だと思って取り組んでいる。幼い頃から親に沢山の習い事やら学習教材を与えて貰い、それを全部こなさないと友達と遊ぶ事も出来ないから、何とか楽しいと感じて、さっさと終わらせようとする経験から自然と得た考え方でもある気がする。だから、取り組んでいると意識せずとも、自然とその様に考える思考回路が出来上がったに違いない。今もそうだ。仕事はやってもやっても終わりが見えず、とても時間を持て余す様な所謂ヒマが私を訪れたことはない。一つこなせば上司から部下から新しい難題を突きつけられ、一緒に悩む、考える日々は生きて
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本書のポイントだと感じたことは下記の通り。
・寂しさは本能である。(原始時代は群れから外れることは死に直結していたから)
・寂しさを感じやすさは個人差が大きい。
・長期的な寂しさは健康に悪影響がある
・寂しさの対処法は、運動や趣味に没頭する、他人との交流で解消できる。それは個人差があり、自分は何が合っているか考え、やってみる必要がある。
・人間関係をうまくやっていくためには、適切な距離感を保ち、過度な期待をしないこと。
個人的には、最近あまり寂しいと感じなくなった。むしろ1人の時間がもっと欲しいとも感じている。
それは本書にも記載があるとおり、適度に運動しているし、仕事上たくさんの人と話をし