【感想・ネタバレ】ニッポンの闇(新潮新書)のレビュー

あらすじ

明晰な頭脳と該博な知識で時代を分析する「脳科学者」と、テレビ界、芸能界を40年生きのび、いまや日米のメディアの表も裏も知る「謎のガイジン」。現代日本を覆う「コンプライアンス」や「忖度」が生み出した「タブー」をテーマに、二人がジャニーズ問題から統一教会問題までをも語り尽くすと――見えてくるこの国の問題点、目指すべき未来とは。「ニッポン」の周縁と中心を自在に往還する二人ならではの「異能対談」。

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Posted by ブクログ

対談しているお二人の知識量に加え観察力、洞察力の高さに圧倒されました。「流動性の低いコミュニティの関係性の内部で自然発生的に生まれるルールの恐ろしいほどの支配力」という表現が印象的でした。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

脳科学者の中野信子さんとデーブ・スペクターさんの対談。

闇って言うから、もっとダークなんかと思ったけど、対談なんで…(^◇^;)

軽いタッチのデーブさんとそれを冷静に分析する中野さんって流れ。
デーブさん、日本語で、ギャグ言えるのは凄いけど、おもんない…関西には合わん。
普通に明るい人で良いから

デーブさんの外から見た日本の変わってるというか、自分たちと違うとこの指摘はなるほど。

メディアとタブーで、ジャニーズ問題とかコンプライアンス。
日本の同調圧力、カルトなどなど、
変わっていく日本を嘆いてそうなデーブさんと変わっていく日本を受け入れて進化させていきたそうな中野さん。
それぞれ、意見が違う部分はあれど、なかなか面白い対談でした。

コンプライアンスの話で、

イケメンもだんだんダメになっているんじゃないですか。女性側からちょっとずつ来てますよね。ブスもダメだけど、美人は美人で「美人って言われた方が困る」、みたいな形で使いづらくなってません?

逆も然りかもしれんけど、なんでもアウトにせんと!って思ってしまうな…

◯◯◯ハラスメントとかも種類多過ぎて、もう分からん。そうなると触らぬ神に祟りなしになってしまう。(毎年、ハラスメント教育は、e-leaning受けてます!)

なんかデーブさんは、日本を悪くしたのは、スティーブ・ジョブズと思ってるみたい。
みんなどこでも話をしないで一人でスマホ覗きこんで!って!www
昭和が良いみたい〜!
令和生まれのボクちんには分かんない〜

確かに、自己完結し過ぎな気はしないでもないか…(^◇^;)

軽く読めて、なかなかでした〜

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

意外な組み合わせだったけど、デーブさんの話もめちゃおもろかった。日本の昭和の笑いはアメリカから見ても狂ってたみたいな話、めっちゃ納得。あれは堅いイメージの日本人だから面白いのであってみたいな。日本の文化をまた違った角度で見れる良書。ぜひ気になったら読んで欲しい。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

デーブ・スペクターと中野信子の対談本。

デーブがニッポン通なので、文字通りニッポンについて外国人の立場から分析しており、比較文化論として勉強になった。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

サクサク読める。対談形式の本。
昔からテレビに出ていてデーブさん何者なんだろうってずっと思ってたけど、この本で少し理解できた。
言葉って面白いなぁと感心しながら、この本で捉えている見方だけではなく、自分なりにどう思うのか考えるのかとかはちゃんと多角的に捉えて向き合いたいと思った。
自分の関心事がすこしだけ追加されるそんな本でした。

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

デーブスペクターと中野信子という異色な感じの組み合わせで、テレビ番組でも見ているようなポップな流れ。というのもデーブがお馴染みの軽口というか小ネタを挟みつつ進行していくので、小難しくなり過ぎない。ただ、この小ネタはそもそも面白いか微妙なものなので文字で読めば、尚微妙。

で、取り上げるテーマは、ジャニーズ問題とかメディア論的な中身。ミーハーというと良くないが、週刊誌みたいな話題に対して、デーブがボケて、中野信子が脳科学的考察を述べるというのが本書の面白さ。

デーブ そこが宗教のやばいところなんだ。
中野 先送りしてる間にその分取られちゃうの、ほかの人に。今食えるものは今食わないと。ラテン語で言うカルペ・ディエムですよ。
デーブ カルペ・ディエム大好き。あれ、いい映画だったね。
中野 違いますよ(笑)。映画もあるけどそういうことじゃなくて。
デーブ よく色紙に書いてたもん。
中野 そうなんですか?でも、いい言葉、本当にいい言葉。今食えるものは今食え。

来世に期待し、現世を忍ぶような生き方が宗教には求められ、相性が良い。それはやばいというのがデーブだが、今食えるものは今食え、を切り取って理解すると、そちらの方がやばい。ジャニーズ問題の文脈で読むとやばさが増す。

後先考えずに今食うのが良いか、後の事を考えて宗教に貢ぎまくるのが良いか。極端に言えばこの両極だが、極端な事こそ闇への入り口とも言えそうだ。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

泣くのは、脳の倫理の領域が刺激されるからじゃないですかね。自分は尊い事に参画しているのだ!という感激が起こるので。 正義感の群集心理 もしかしたら、日本人がコンプライアンス好きなのは自分の知らないところで不当に得している誰かを、引き摺り下ろす口実を見つけたいからかもしれない。これこそ、「闇」ですよね。 病気の治療過程に於ける宗教のプラセボ効果 実際、免疫系の機能なんかに気分とか気持ちって意外に影響しているんですよ。言葉の選び方等が上手く、人の気持ちを盛り上げる能力のある宗教者と相性が合えば、本当に治っちゃう事が無い訳じゃ無い。 カルぺ・ディエム(ラテン語で今食えるものは今食えの意) 結論から言うと、日本を駄目にしたのは小泉さんとスティーブ・ジョブズか。 日本の恋愛感覚で一番好きなのは南こうせつの「神田川」 正義を振り翳す快感に溺れ切って自由になれないまま揺るぎない正しさへと向かう欲望を開陳してやまない姿にはどことなくエロみすら感じないでもありません。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

自分もどちらかと言うと今の日本の社会や政治に否定的な方だけど、ここまで否定しなくてもいいんじゃないのレベルで否定しててちょっと気持ち悪くなった。
特に中野氏のいちいち海外と比べて「海外のが優ってるよね」みたいな結論付けに持ってくパターンがやたら目立った。
ただの海外かぶれじゃらないのかなぁ、この人。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

ジャニーズ問題から同調圧力、コンプライアンス、デルビの衰退、少子化等々対談形式でテンポよく鋭くさばいていきます。日本人以上に日本を研究しているデーブ・スペクターの指摘が光るのですがテーマが多すぎて軽くなりすぎた感が残念。一方でさらっと最近の世相を読めるメリットはあります。スマホが少子化を進め、分断を助長し世界を悪くした一因と言うのは肯首できました。

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2024年01月29日

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