中野信子のレビュー一覧
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ネタバレ面白かったです。
自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動(スパイト行動)が他国に比べて傾向が高いというのは驚きつつも、自分より得する人が許せないという考え自体は心当たりがありました。
日本は協調性や行儀の良さが居心地良く感じますが、度が過ぎると少数派の人を過剰に叩いてしまったり、自分が許容出来ないものに嫌悪を抱いてしまったり社会としてもそうですが、回り回って自分の首を絞めることになるのではと思いました。
なるべく寛容でありたいものです。
考えることに怠惰になるといけないという言葉は刺さりました。いろんな人の意見があふれているネットを見るだけでなく、自分の頭で考えて自分の言葉でアウトプットすることをもっと心がけようと思いました。 -
Posted by ブクログ
過去マンションを購入した際、騒音問題に悩まされ、いまだに似た音が聞こえると激しい怒りと対象者を「許せない」という気持ちが湧くため、何か解決策がないかと思い、本書を手に取った。
だが、こちらに書かれている許せないは「自分に直接の被害がないのに怒りが湧く人」、例えば、芸能人の不倫等で過度な攻撃をしてしまう「正義中毒」と呼ばれる人に対する内容であったため、目的とは外れてしまったが、こういった人間が多数いることは日々感じ、謎に思っていたので勉強になった。
私の問題と共通することは、メタ認知思考を持つこと(自分を客観視する力)や、自分の感情の揺れに気づき、怒りを手放す癖をつけることが大事であり、脳の老化を抑えるのに有効と学んだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【要約】
「運」という一見コントロール不可能に思えるものを脳科学や心理学の視点から分析し、運を自ら作り出し、コントロールする方法を解説している
①運の正体:運は誰にでも「公平」に降っている
科学的な観点から見ると、幸運も不運もすべての人に平等に降り注いでいる
・ランダムウォーク理論:
コイン投げを何千回も繰り返すと表と裏が出る確率が50%に近づくように、長期的に見れば全員に起こる運の数は同じ
・運のいい人の定義:
誰にでも公平に降る幸運をより多くキャッチし、不運を避け、あるいは不運を幸運に変えられる人のことを指す
・運は後天的:
運の良し悪しは生まれつき決まっているものではなく、その人の考え方や行動パターンによって、長い時間をかけて作り上げられるもの
②運を味方につける「考え方」
自分を「運がいい」と定義することが、脳のパフォーマンスを最大化させる
・「自分は運がいい」と決め込む:
根拠がなくても「自分は運がいい」と思い込むことで、失敗した際に「運のせい」にせず、「努力不足」や「やり方の改善」に目を向けるようになる
・プラスの自己イメージを持つ:
「自分ならできる」というプラスのイメージを持つことで、実際に脳のパフォーマンスが向上し、成功確率が高まる
・自分の「物差し」を持つ:
他人の価値観ではなく、自分にとって何が心地よいかを知っている人は、脳内の「報酬系」が活性化し、意欲的に行動できるため、結果として運を引き寄せる
③運を呼び込む「行動パターン」
・自分を大切に扱う:
心理学の「割れ窓理論」が示す通り、自分を粗末に扱う人は他人からも雑に扱われる
身なりを整え、自分を大切にすることで、周囲との良好な人間関係が築け、幸運が舞い込みやすくなる
・他者との共生(利他行動):
人は社会的な生き物であり、他人の幸せを願ったり協力したりする際に、ドーパミンやオキシトシンなどの脳内物質が分泌され、高いパフォーマンスを発揮する
・試行回数を増やす(ゲームから降りない):
運がいい人とは、単に挑戦する回数が多い人
失敗しても諦めずに継続することで、いつか必ず巡ってくる幸運を掴むことができる
・目的・目標を明確にする:
明確な目的を持つことで、脳のアンテナが敏感になり、普段は見逃してしまうようなチャンス(セレンディピティ)に気づけるようになる
④今日からできる具体的な習慣
・「運がいい」「ついている」と声に出す:
言葉に出すことで脳の「海馬」に記憶が定着しやすくなり、自分を幸運だと認識する思考回路が強化される
・運のいい人と付き合う:
脳内の「ミラーニューロン」の働きにより、近くにいる人の行動や考え方は伝染する
・心地よい妄想をする:
自分が成功している姿や心地よい状態を妄想することで、ドーパミンが分泌され、モチベーションが高まる
★結論
「自分は運がいい」と決め、自分と他者を大切にしながら、目標に向かって行動し続けることこそが、科学的に証明された「運のいい人」になる最短ルートである -
Posted by ブクログ
フェイク 中野信子著、気になったことを下記に抜き出しました。ブックレビューを書いてください。
疑うというプロセスは脳にとっては負担の大きなことです。
集団を率いるためのフェイク
興味関心の度合いが高く、不確実な内容であるほどデマは広まりやすい
脳は酸素の消費量が多いので基本的に働かないようにして消費量を抑える
忍耐強く努力する人は騙されやすい
人は与えられる情報の中で、自分に都合の良いものを選択し、都合の悪いものを排除する。これが「確証バイアス」
縁故関係はオキトシンによる愛着感情で信じやすくなる。
妥協は自分の意思に対するウソ
「がん」が増殖するメカニズムは細胞がウソをついている
強気のフリでポジティブな気持ちに
「ホーソン効果」と「ピグマリオン効果」
消費者をだまして買わせようとするのが「SF商法」(催眠商法)
SF商法は「集団」に「参加」し、「帰属」することでオキシトシンの分泌が増える
後妻ビジネスは「返報性の原理」があると考えられる
サイコパスのウソは厄介
脳は処理流暢性が高い情報(簡単で分かり易い情報)を好む
処理流暢性が高い情報に惑わされないためには処理流暢性が低い情報も取り入れる
子どもがウソをついたときはその背景を想像してあげる
世の中にフェイクが溢れているのは、人が生きていくためにウソが必要であると認識すべきでしょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分は教条的なところが多分にあり、日々辛い毎日です。
交通ルールや歩きスマホ・タバコなどが許せず、イライラしています。
で、このタイトルに惹かれて読みました。
内容は詰まっています。著者の他の本を読んだことがないので、使い回しなどはわかりませんが。
なんか、文字ポイントの大きさと行間の広さが今風なのだなあと思いました。
昔の岩波や新潮文庫とはかなり違います。
私の知りたいポイントは最終章まで行かないと得られませんでした。それも数ページ。
それまでが延々とその周辺情報。もちろん、有益な情報なので、それはそれで良いのですが。
どうもここのところ、AIにサマリーを作らせたり、SNSのタイパ重視の情報だったりに毒されているようです。
私の正義中毒は例示されているものとはかなり乖離があるようですが、参考にはなりました。
・興味のない本を敢えて読む。
・反対の価値観の人の著書を読む。
・いつもと違う道を選ぶなど、常に刺激を与える。
・メタ認知を鍛える。
・思い込み、レッテル貼りをしないことを意識する(これが自分には一番当てはまる)
以上のことなどで前頭前野の衰えを防ぐことが重要。
自分は結構、保守とリベラルのバランスは取れている方だという自覚はあります。
内容は良いのですが、章を細分化しすぎている嫌いもあり。
もう少しまとめてもらったほうが、自分は理解しやすい。あまりにもぶつ切れな印象が。
読みやすさを考慮されているとは思うのですが。