中野信子のレビュー一覧
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突如現れる藻黒福造、ココロのスキマお埋めします♡という名詞とともに、
言葉巧みに、悩める、心に隙間のある人々にすり寄って守れもしない条件
をあたえ、一時的な悦楽を与えるというブラックユーモアな
「笑ゥせぇるすまん」という漫画作品と取り上げ、
人々の心理描写や藻黒福造の行動が、現実にはどうなのかという内容。
巻末には、漫画作者である藤子不二雄(A)による対談で、
中野信子による作品に対する思いや愛情に藤子不二雄(A)と
藻黒福造の対比が語られている。
漫画はほぼ読んだことはないが、アニメを見ていたこともあり、
本の合間合間にある漫画の一場面がアニメボイスになってしまうのは、
いかに藻黒福造と -
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私たちの脳には、苦痛に耐えて生き延びるための仕組みが数多く用意されている。苦痛を感じれば、それをできるだけ弱め、無視して生きられる様に様々な機構が動く。けれどもやはり、快楽に耐える仕組みはこの脆弱な意思の力以外には存在しない。快楽は、身体的、認知的と、異なるレイヤーにおいて、あればあるほどよいと脳が錯覚するように仕組まれてしまっている。
苦痛の多い場合には副音とも言うべき仕組みだが、現代社会のように多くの人が快楽を追い求めることが可能なインフラが整ってきてしまうと、途端に様相が変わってくる。抑制の機能が脆弱なのに、大量の快楽にまみれさせられてしまうという現象が起こりだす。すると、先人が後世に -
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サイコパスとは、人との共感能力が低い人のこと。
特に印象的だった内容。男性を好むサイコパスが男性に性加害を加えては開放していたところ、事件が発覚して捕まった。そのサイコパスの犯人は捕まらないためには、相手を殺せばいい、という発想で殺人者になって犯行を続けた。その行為が社会的にどうなのか、殺される相手の痛み、他者の気持ちに考えが至ることがない、それが序盤に紹介されたサイコパスの一例。いわゆるサイコパスはこのイメージだった。
優秀な経営者にもサイコパスが多いそう。痛みが伴うが合理的な判断を、躊躇いなくできるから経営者としては最適な判断ができる。
サイコパスは成長過程で自分が他人と異なることを理解 -
購入済み
三浦瑠璃さん久しぶりに見た
対談相手の方がどのような方なのか知らないけど、少し気になったので試しに読んでみた
対談形式で不倫感と結婚観の概念を論じているが、独身の私としてはちょっと理解できない部分もあった
いずれにしても、結婚というシステムがもてない人の為にあるというならば、そのシステムにもあやかれない私は結構つらいなという感覚になった -
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ネタバレ協調性、不倫バッシング、ギャンブル、女性の容姿、同性愛、幸福度など、様々な事を脳科学の観点から解説してくれている。分かりやすくて読みやすかった。
人間は理性的と思いたいけど、それは過信で脳って自分が思っている以上に本能の部分がより多くを占めているのかもなあって読んで思いました。
以下個人的メモ
人類は進化の初期課程において、不安うつ傾向が高まる方向に環境圧力を受けながら進化してきたのではないかと言う考え方を支持するものです。つまり、不安の度合いがある程度高い方が、少なくとも人類進化の初期には、生存に有利であったと言うことを意味していると考えられるのです。
日本は、サイコパシーの高い人間 -
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サイコパスさんは、100人に1人の割合でいると…
なら、結構、身近にいるって事やん!
まぁ、映画とか、小説に登場するような凶悪犯ばっかりやないにしても。
読んでると、
ジョン・F・ケネディ
ビル・クリントン
マザー・テレサ
スティーブン・ジョブズ
らも、サイコパスの可能性があるらしい。
サイコパス、すなわち「良心を持たない人たち」は、人口比率でいうと低いけど、常に存在するって事は、個別案件はともかく、人類の種の存続には、必要って事なんかな…知らんけど(^◇^;)
何か脳の仕組みも一般人と違うみたい。
前頭葉のどっかが少ないとか
(細かい名称忘れた^^;)。
「勝ち組サイコパス」と -
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心理学を勉強しているため
タイトルに“感情”という文字を見ると
読みたくなってしまう
んも〜!
中野信子さんのファンになってしまいそう!
私もそうだけど…
いつも慌ただしい日々を送っていて
自分と対話する時間を蔑ろにしてたなって
気づかせてくれる!
いつも何かに不安を抱いていたり…
人の言動にモヤモヤしたり…
時には思い出して 思考がぐるぐるして
止まらなくなったり…
あの時…見て見ぬふりをしてきた感情と
いつかは向き合わないといけない時が
人生のどこかのタイミングでくる事を
教えてくれる!
自分のことを 客観的に
見つめることって大切だな!
目の前のことで精一 -
Posted by ブクログ
「なんで私はこんなに空気を読んじゃうんだろう?」
「ちゃんと自分の意見を言いたいのに、つい場の雰囲気を優先してしまう」
――そんな自分にモヤモヤしている人に、そっと差し出したくなる一冊が中野信子さんの『空気を読む脳』です。
本書は、空気を読むという日本人特有の行動が、実は“脳の仕組み”によって導かれているという前提から始まります。たとえば、日本人は「セロトニン・ポーター」という脳内物質の運搬機能が弱めで、それが「不正をした人を強くバッシングしたくなる」傾向を生んでいるのだとか。赤穂浪士や真田幸村の人気も、この脳の特徴によって裏打ちされているという考察には、思わず唸ってしまいました。
一方で -
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ネタバレ我慢して、無駄な努力をし続ける日本人。
この傾向は、明治以降のもの。
江戸時代は、もっと遊びを大切にし文化的に豊だった。
開国して明治になり、欧米諸国に追いつき追い越せとなり、国民が一丸となって努力するようになる。
その影響で、第二次世界大戦時のような、欲しがりません勝つまでは!の様な、おかしいとも思っても言えない風潮になる。遊びがない。
最近の傾向として、お金がないから、結婚も子どもも産めない。本当でしょうか?と。
長い歴史の中では、戦争も飢餓もなく豊かな日本、時代が悪いと人のせいにしている。そして、無駄な努力をする。
正しい努力は、目的に合わせて、計画的に適切な行動をすること。
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