中野信子のレビュー一覧
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自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動に思い当たる節がある自分に赤面する。
この本で読んだと思うのに見つけられないんだけど、人間が全体として大きな生物の様に思える、
という様な記述があった気がする。
私たちが5本の指で便利に生活出来るのは、
指と指の間の細胞がオートファジーで死んでくれたお陰で、それがなければみんなドラえもんの手になっちゃうけど、人間かひとつの大きな生物だとして、あなた指の間だから死んで、と言われたって受け入れ難い。一人でいる方が気楽だが、一人ぼっちで所属がないのは不安でたまらないだろうし、だが全体のための犠牲になれと言われたらそれは違うと思ってる。
「知性を怠惰なまま放置しないでください」
肝に銘じます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ悪の脳科学・中野信子
1. 読んだ感想・印象に残ったポイント
喪黒福造が脳科学や行動経済学の使い手では?という主張の本。
人は楽をしたがるし、意思は消耗する前提。
現代の環境は、原始時代から作られた人間の本来の設計とズレている。
喪黒福造は「守れそうで守れない約束」をさせる構造が、人間の弱さを突いていると感じた。
一見簡単でも、約束を破る前提の設計は意志の力が必要な設計。
2. 学びの共有
人は意思の力だけで行動をコントロールできない。
自制心は有限で、疲れるほど判断は崩れる。
そのため、行動は意思よりも環境や設計に大きく左右される。
また、人は短期的な欲求に引っ張られやすい。
3. 仕事に活かせること
意思に頼らず、環境や仕組みで行動をコントロールする。
無理な約束ではなく、「守れる設計」を意識する。
相手を動かすときも、意思ではなく状況設計で考える。
自分自身も、疲れている状態で重要な判断をしないようにする。
喪黒福造は心理学や行動経済学を活用しているのではないか?という切り口。
また人は楽をしたいし、意思は疲れですり減る、かつ原子の時代に最適化された肉体と現代文明は合わなくなっているという主張。
脳科学とまでいくと大袈裟かもだが。
相手からの承認を得た上で破れない約束をさせる、というのは喪黒福造の絶妙な点だと思った
→一見無理難題に見えないのに、約束を破ってしまう設計 -
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運がいい人には共通な思考や行動パターンがあり、本書はそれを科学的にアプローチした。
人は目に見える出来事を運や不運として捉われがちだが、そもそも運は誰にでも公平に降り注いでいる。
だからこそ、本書の内容を実行することで、その出来事の受け取り方や行動次第で、よりよい生き方へと変わっていくだろう。
私はこれまで自分には運があるという根拠のない自信を持って生きてきた。そのおかげで、たとえ人に裏切られる出来事があっても、これには何か意味があり、後々これでよかったと思うのだろうと解釈してきた。この姿勢は結果的に前向きに行動する支えになってたと思う。
一方で、運を引き寄せるには、思考だけでなく、日々の積み重ねが大事だと学んだ。今後はこの自信を土台にしながらも、学んだ行動や思考方法を実践し、自身も納得できる生き方にしていきたい。 -
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ネタバレ「努力」はやりようによっては報われないものであり、無駄とも言える。本来は、目的を定義し、達成するための戦略を考え、実行されたものが「努力」。
割と知られた話、例えば日本人は脳内物質の関係からして、不安を持ちやすく大胆なことよりも確実さを選び勝ちなので、欧米人よりも0を1にするのが得意ではない、などの話をおりまぜつつ、日本人の性質をとき、巷でいう「努力」は徒労に終わり勝ちですよ、と述べている。
身につまされると思ったのが、平等であること、もっというと自分にも手に入りそうだったのに違う人がそれを手にした時の嫉妬という感情の芽生え方。実感をもってわかる気がした。
本の構成も無駄がなくてわかりやすい。でもその分、ご本人の体験が入ってくると、そんな少数の経験を一般化されても、それはほかの自己啓発本を批判しておきながらなぜ…?と疑問もわく。ニートが文化を支える可能性や、日本は世界一教育格差がないといった話は、簡潔すぎて疑問が残った。
一方で、働いたら負け、の歴史を紐解きながらの説明は納得できる部分もあり、「遊び」や「今持っている条件」を重視していけば、巷でいうところの「努力」は確かに不要という結論に行きつく納得できるお話だった。 -
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“第1章仕事”の初めの方で川田氏が「そこに居続けるために話をする人と次に行くために話をする人」について語ったとき、中野氏は「マイナスを0にする言語と0をプラスにする言語」と受けて、それは川田氏の言ったことの言い換えか具体例だと思うが、もう少し「そこに居続けるために話をする人と次に行くために話をする人」のことも聞きたかった。
“第6章発明”の映像記憶と言語による記憶のところでは、わたしは常々視覚表現をハードにしていると文章表現が難しくなり、文章表現ばかりしていると視覚表現が滞るようなことを経験していて、それはもしかしたら脳の機能として、映像や画像を扱うのと言語を扱うのはちょっとぶつかるのかもしれないと素人ながら思った。
“第7章宗教”のところでは二人とも全然そうは見えなかったのにあまりにも厳しい環境で、よくぞ生き延びてくれたと思う。
わたしもかつて家族ではないが、ある宗教関係者に勧誘を拒否したら中野氏とまったく同じことを言われたことを思い出した。
二人ともそうなのだが、ことに中野氏は、宗教を拠り所にしている人にも全方位的に表現が配慮されていて、読んでいて気持ちよかった。
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人気ランキングからなんとなく読んでみたのだが、要約すると
・情けは人の為ならず
・置かれた場所で咲きなさい
・自分で選んだ道を自分で正解にすること
を実践するのが運のいい人だと。
ええとこれが脳科学が導き出すまで待っていた方法だったっけと思うのだが(書かれている内容は道徳の教科書のように正しく、全く反論なし)、要は、世間でclichéとして言われていることを素直にやる人は成功するということか。
ところで運のいい人の実例としてエジソンとかノーベル賞受賞者とかが引き合いに出されるのだが…ええと業績をおさめられたという意味での成功者だけど、この人達って人生全体で運がいい人だったっけ?ハッピーに人生を終えたんだっけ?と疑問が消えず。
結論自体というか、ここに書かれていることを実践すれば自分にも世間にも好影響なのは明白で、そこに全く異論はないのだが、ええと私はなんの本を読んでいるんだっけ??と迷子になりがちな本だった。 -
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「いじめはだめなもの」とわかっていながら、何故無くならないのだろうと疑問に思い続け、ふと手に取ってみた。
いじめは人間が生き延びる手段として団体生活を送る上で、本能的に必要なものであることを理解した。
団体生活において、目立って異質な存在は団体の輪を乱す恐れや、敵に襲われるリスクが上がる為に排除対象となる。
またいじめには主に3つのホルモンが関わっている。人間関係を育むオキシトシン、安心ホルモンのセロトニン、快感物質のドーパミンである。人間関係を構築し、愛情や安心感じる中でそれらを取り乱す存在が現れたら正義感により排除行為が行われ、快感を得ると理解した。
こういった理由からいじめは人間において無くすことができない行為であり、どのように本能をコントロールするかが重要である。