中野信子のレビュー一覧
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大ボリュームでしたが、
一つの項目が1頁に書かれていて
さくさくと読めました。
色々と
そうかーと思う頁はありました。
一つあげるなら
127頁の『成人までに約14万8000回、否定的な言葉を聞かされる』のところ。
人間には自分の自己イメージに合致することにしか同意しない、という性質があるので
自分のポジティブな面をつねに意識すると、他人の言動に惑わされることなく、人は変わっていけるということになる。
人の言葉を追認しちゃうから、傷つくのだと。
最終頁の
人は植物じゃないんだから
置かれた場所で咲かなくったっていいんじゃないのー
という意見、
ちょっと笑ったけど
成る程なぁと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ体調を崩して仕事を辞めた。少しゆっくりして、本を読んだり、時間がなくてできなかった趣味に時間を使おうと思っていたのに、一週間も経たないうちに急に孤独感が襲ってきて、さみしさに耐えられなくなって苦しかった。そんな時にこの本に出会い、とても気持ちが和らぐのを感じた。
さみしいことは、よくないことの思い込み、まさに体に染み込んでいる。その思い込みを変えるの難しいが、本文でも書かれている「ソロ活」はよくて「ぼっち」はなぜダメなのか、の例からも分かるように、その言葉の持っているイメージで判断してしまい、感情もそれに引きづられてしまう。
寂しさで苦しくなった時は、またこの本を読み返そうと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【揺らぐ男性の存在意義】
ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。
最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。
女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、
けれどその女性の性質上もあり、
はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。
スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。
中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。
自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。
そして、社会を正面から考える、変えようとするのではなく、今の社会で自分がどう楽しめるか、に焦点を当てるという。
スーさんも、てっぺんを目指さない、目立ちすぎず、アンチも増やさない、そんな生存戦略をしてくることになったと。
「夢を口にしたって叶うとは限りません。でも黙っていなくてもいい」
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脳科学的にも、
男性は女性を、状況によってはモノとして見ているという驚き。
下に見る、とかいう以前に。
女性を人間として見ることがでいない男性。そこに限界がある。
女性はモノではない。
男女平等のためには、男性のスキルを女性並みに高める必要があるに違いない。
もう一つ興味深くさらに掘り下げたいのは、有性生殖をなくすことについて。
技術が許しても男性が許すのかは分からないけれど。
女性は、出産しなければ庇護下に入る必要も、周りの機嫌を取る必要もなくなる、とのお話。 … -
Posted by ブクログ
ネタバレ「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」
内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。
何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。
以下覚書
・内助の功
陰ながら援助する身内の功績。
・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。
・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。
・ニューロエコノミクス
見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというのがニューロエコノミクス。
・同性愛の男性と異性愛の女性の脳は似ている。同性愛の女性と異性愛の男性の脳もまた似ている。
・若さや美貌で得た得は、蓄積されない資産。
・男にとってモテる女性や美人は単に捕まえたくなる珍しい虫やポケモンと同じ。
・スタックする
立ち往生する。
・おごられることは自己決定権を手放すこと。
・男のためにキレイを目指す人はもうほとんどいない。自己実現としての美。
・自分をケアしないことはセルフネグレクトだ。
・変化はいつも期待より緩やか。過渡期をどう生き延びるか。
・ステレオタイプ脅威。ステレオタイプな見方をされるとそれが自分の中の一部となって実現されてしまう。
自分の切り捨てたもので生きている人を敵視してしまう。敵視しているものの中に自分が羨ましいと思ってしまう部分が少しあるはず。そうで無ければそもそも攻撃的にまでならない。だから自分の気持ちに正直になってとことん納得が行くまでやると敵視しないで済む。
・綺麗めの男性が男から好まれないのは男の中の女性性ははっきりと嫌いと言いやすいから。筋肉質などの男らしさは否定すると自分が男らしくないと自認するようで言いにくい。
・個であることと全て自己責任で賄うことは別。
・立場が人の発言や行動を作る。
・ピンクと和解する。
・女を1人だけ入れて多様性を演出するな。
・異性の目線が関係なくなってからビンテージになれる
・フランスでは自分の意見が言えないとバカ扱いされる
・迷う機能が残っているということは生存する上で必要な機能だった。セレンディピティは迷いからしか産まれない。
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Posted by ブクログ
私は自分を何時も騙している。仕事でも日常生活でも趣味の世界でも、常に「これは楽しくて、意味のある事」だと思って取り組んでいる。幼い頃から親に沢山の習い事やら学習教材を与えて貰い、それを全部こなさないと友達と遊ぶ事も出来ないから、何とか楽しいと感じて、さっさと終わらせようとする経験から自然と得た考え方でもある気がする。だから、取り組んでいると意識せずとも、自然とその様に考える思考回路が出来上がったに違いない。今もそうだ。仕事はやってもやっても終わりが見えず、とても時間を持て余す様な所謂ヒマが私を訪れたことはない。一つこなせば上司から部下から新しい難題を突きつけられ、一緒に悩む、考える日々は生きている間中、終わることなどないし、終わる事も期待しない。こうして読書しながらも同じ様な感覚で本に触れている。書棚には様々なテーマ、難易度もまちまちな本が沢山並び、未だ未だ読んでない本もある。読書という行為が、知識の山の征服であるなら、地下から湧き上がるマグマが山を徐々に高くしていき、今日100メートル登れば、明日には200メートル高くなっている。そんな山の頂上を遙か先に眺め微笑む自分。他人から見たら少し(いや、大分)気持ち悪いかもしれない。だけど本棚を前に寝っ転がって読書するだけで、これからこれら知識が全て自分に入って来る姿を想像するだけで、自分が(未だそうではないのに)頭脳明晰あらゆる知識で誰とでも対等に会話できる人間になったと錯覚する(想像している)。
中野信子氏の書籍は大好きである。脳科学の世界は人類未踏の地として未だ未だ研究も発展途上にあるが、氏も同じ様な感覚で、辿りつかない頂きを目指しているのではないかと私は勝手に思っている。
脳は自分が好きに制御できるものか。この問いかけに対して、タイトルだけで私は確信的に「出来る」と思い読み始めた。目次を見ればよく知った脳の認知機能や人の行動に関する実験・研究が並んでいるが、それらを日常のありがちな人の行動に置き換えて、わかりやすく解説していく。それらはほぼ全てが自分の認識や行動に簡易に結びついて来るし、人生半ばを当に過ぎて、身体の衰えを感じる自分にさえ、脳だけはいつまで経っても死ぬ瞬間まで成長出来るという大きな自信と希望を与えてくれる。
ここでは人の成長と行動に関する様々な気づきも得られる。それらを認識した上で更に強く向上させる技術も知ることが出来る。だから、結論としては「脳は制御(コントロール)出来る」という私の考え方も間違えてはいないだろう。但し、人の個々の能力には当たり前だが身体的特徴の差、経験に裏づけられる判断力や記憶量に違いはあるから、表面に現れたわずかな差異が、人によって出来る人出来ない人のレッテルに影響している事、これも仕方の無い事実だ。だがそこで諦めるのは勿体無いし、何より自分を騙して制御して、何も知らないより上手く早く能力を向上させる事も可能だ。直接的にそうした技術を伝えるノウハウ本なんかではなく、本書の様な脳の特徴(認識の構造と呼ぶべきか)から知る方が、よほど脳のトレーニングにもなるだろう。
私が如何に毎日自分を勘違いして、自分を制御して前に進んでいるか。レビューを書きながらも、きっと恐らく私は自分の中の「少し」背伸びした自分に追いつこうと、自分では苦に感じない負荷を与え続けている。 -
Posted by ブクログ
本書のポイントだと感じたことは下記の通り。
・寂しさは本能である。(原始時代は群れから外れることは死に直結していたから)
・寂しさを感じやすさは個人差が大きい。
・長期的な寂しさは健康に悪影響がある
・寂しさの対処法は、運動や趣味に没頭する、他人との交流で解消できる。それは個人差があり、自分は何が合っているか考え、やってみる必要がある。
・人間関係をうまくやっていくためには、適切な距離感を保ち、過度な期待をしないこと。
個人的には、最近あまり寂しいと感じなくなった。むしろ1人の時間がもっと欲しいとも感じている。
それは本書にも記載があるとおり、適度に運動しているし、仕事上たくさんの人と話をしているし、趣味が増えてきたし、子育てが単純に忙しいということもある。
寂しさは本能であると受け入れつつ、余計なことを考えず、目の前のことに集中して、自分ができることをやることが重要であると思った。 -
Posted by ブクログ
男性は女性の性的な要素を見ると、思いやりや良心を司る脳の領域が働かない。つまりセクシー女性を男性は人と判断できないらしい。
ほんまかいな。でも性被害をそういう脳の仕組みで捉えると納得できる。
本書では男性は「美人をモノとみなす」といった視点で議論をしているけど、おいおいブスへの視点はどこいったよ。
居酒屋で酔っ払った高学歴女子が議論している粗々トークという印象はありますが、とはいえ普段からジェンダーについて発信している彼女たちの話は考えさせられたり、ぐさっとくるものがありました。
・女性はキレイにするのにお金や時間をかけているから「おごってもらって当然」という理屈を正当化していると被害者視点でしか物事を考えられなくなる。
・「おごられる」は相手の支配を受け入れることと等価。うーん、、、これはちょっと私の中で結論を先延ばし。
・「男たるものスキンケアなど言語道断」現代では命取りの社会規範。そもそも男性と女性で入手できる情報に偏りがある。「男性は女性より肌が強い」ということもあったのかもね。「男性は日傘使わない」のはそろそろ見直そうよ。
・【ステレオタイプ脅威】「女性は理数系が苦手」というステレオタイプが本当に女性のパフォーマンスを下げている。自分の「〇〇が苦手」は、もしかするとこれによるのかもしれない。
・女性は食べ物じゃないから「賞味期限」は無いし、空気も呼吸するものだから「読む」必要もない。女の敵も女じゃない、性差なんてない。
・仕事ができない男性管理職がごまんといるのだから、仕事ができない女性管理職だって普通にいたっていい。
私的には上記が一番刺さりました。たしかに女性はなぜか役職に就くなら完璧を求められるし、「そうであらねば」といった意識は私にもありました。そんなこと言ってるから誰もなりたがらない。そうだよね。ちょっと自信がでました。
「自分に自信がない」女性への処方箋は【歳を重ねる】【学習して不安を埋めていく】だと本書ではいったん結論としていますが、自分がいかに世の中の社会規範に囚われているか気づくことがいいような気がしますね。気づくためにはある程度の経験値や学習が必要ってことか。