中野信子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み始めて既視感…と思っていたら「女に生まれてモヤってる」の新書版でした。かつて読んだ本でしたが、再読。
私も歳をとったので「女らしさ」とかいう社会のバグから解放されつつあり、最初に読んだ時よりは幾分か気楽に読めたなぁ。
これから大事なのは「選んだ答えを正解にできる力」、納得しかない。
理想の社会は訪れないけど、それに向かって不完全を完全に近づけていくのが社会だろう、というのも納得であった。
最初に読んだ時は私自身は独身だったけど今は結婚して子どももいるので特にわかると思ったのは「女同士だからってなんでも分かり合えるわけじゃない」。そして「わかり合えない」イコール「敵」じゃない。ここ大事。 -
Posted by ブクログ
この本は一言で言うと、「自分を丁寧に扱う」ことを教えてくれる本です。
「人間関係の章」、「勉強法を教えてくれる章」はそこまで画期的な事は書いてませんが、とても腑に落ちて印象に残りました。
① 嫌な人は嫌っていい。「嫌な気持ち」は危険を避けるアラートで、直感で感じている。また、相手に一貫性を求めるのもやめる。相手には期待しない。
② 相手を褒めるときは「私の気持ち」を乗せて伝える。「すごいね」「頑張ったね」→「あなたの頑張りに本当に驚いたよ」「よく頑張った、感動した。」
③ 結果を褒めると、子供は挑戦を避けるようになる+嘘をつく。だから結果ではなく、「頑張ったことを褒める」
人は見た目を重視する。ブランドの服を着た方が、アンケートに答えてくれる。
④ 心配事の8割以上は、むしろいいことが起きている。さらに良い結果ではなかった15%についても、そのうち8割は当初考えていたものよりは良い結果だった。
⑤ 目標を設定し、戦略を立てて、淡々と実行する
⑥ いきなり勉強を始めようとせず、まずは「勉強の地図」を作る。はじめたら積極的に「問いを立てる」
⑦ 人は、「自分の見ている方向へと、進んでいく」 -
Posted by ブクログ
超高学歴の二人の女性が不倫について語り合っているが、流石に引用している資料というか、話の糸口にしている本が素晴らしく感心した.結婚制度自体の欠陥を隅に置きながら、不倫の妥当性を論じている感じがした.このような女性だからか、伴侶に対する言動がある意味で温厚で、皮肉ぽい所もありながら正当に評価している点は素晴らしいと感じた.不倫を糾弾する空気に関して、宗教的な背景も含めて的確な議論をしていたと思う.キリスト教と儒教の違いも考慮に入れた議論は、納得できるものがあった.「結婚生活においては利他的であることが秘訣だ」との文言は、数多くの機知に富んだ語句のなかで最も良かった.
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Posted by ブクログ
異なる切り口で同じテーマの書籍を量産しているイメージがある。本書も類似の内容を読んだ記憶があるのだが、「シャーデンフロイデ」という角度からの知識が欲しくて読んでみた。
著者のクオリティーは安定していて、一冊読むと初心者がそれなりの情報を得られるようになっている。
「対象人物と同じように苦しむことが正しいと信じている」や「庇護欲がオキシトシンの分泌を促す」、という見解にはハッとさせられた。
また、「周囲から承認を得る、ということは、社会的な文脈で考えれば、自らの順位が上昇するということ」だと考えれば、そのような共同体に属するかは人生において重要な決定だ。間違った価値観の共同体に属すれば、間違うほど順位が上がるということなのだから。
<アンダーライン>
★★★★★
「自分が我が子と同じように苦しんでいる」ことこそが、母親として正しいあり方だと信じている
★★★
不安型の愛着を持つ母親たちは、人と親密な関りを持ちたい、いつも感謝されていたいという欲求でいっぱいです。
★★★★
向社会性が高まると、合理的な判断はしにくくなる。「人間性」を重視すると、それをないがしろにしたり、切り捨てたりするような、反社会的に見える選択をとりづらくなっていく
★★★
ベッキーさんは「正しい一夫一婦制グループ」の一員だと信じていたのに、「内輪から足をすくわれた」感が、多くの人たちの向社会性を刺激した
★★★★★
男性はテストステロンの分泌量が多いために、前頭葉が担っているブレーキの機能が脆弱になっていると、心ゆくまで他者を攻撃し、ボロボロに傷つけて快感を覚える、ということをやめられなくなります
★★★★★
(他人を攻撃することで)想定できる利得は、制裁を加える本人の脳内に分泌されるドーパミンだけなのです
★★★★★
集団において「不謹慎な人」を攻撃するのは、「不謹慎な誰か」を排除しなければ、集団全体が「不謹慎」つまり「ルールを逸脱した状態」に変容し、集団そのものが崩壊してしまう恐れが出てくる
★★★★★
標的を「発見」するのは妬み感情
★★★★★
周囲から承認を得る、ということは、社会的な文脈で考えれば、自らの順位が上昇するということ