中野信子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
事実を述べてくれてるかんじの文体。
ドーパミンについてがメインで、あまり麻薬・薬物には突っ込んでない。
幻覚・幻聴がどのような機序で見えるのか分かるともっと面白かったかも(もしかしたらまだ未解明かもしれないが)
ドーパミンは、ドラックだけでなく、ギャンブル・セックス・恋愛・買い物などいろんな場面で放出される。
不確定要素のあるほうがより報酬系大きくなるため、ギャンブルにみんなハマりやすい。
また、ドラックには自然に昔からあった草木からもものと、化学的に合成されたものとパターンが分かれる。
後者はLSD,MDMAなど。研究から生まれた合成物質になる。
精神病患者の投薬時に、副作用相殺のた -
Posted by ブクログ
近代化に対する批判的な観点や、聖的なものの重要性が論じられている。共同体から切り離された個は、集団を求めてポピュリズムに向かうとの指摘は、まさに現代社会の問題点をえぐり出していると思った。
宗教やナショナリズムは知性を鈍らせ、死をも厭わない感情を抱かせるが、人間が生き延びるために必要なものでもある。デュルケームは、トーテム原理によって、共同体の社会的、道徳的同質性を維持できると書いた(「宗教生活の原初形態」)。トクヴィルは、人間は信仰をもたなければ隷属を免れず、自由でありたいなら宗教を信じる必要があると書いている(「アメリカの民主政治」)。ニーチェは、統合原理としての神とは、先祖に対する畏敬 -
Posted by ブクログ
忘備録 人間の脳は、生まれた瞬間に急激に増え、その後すぐ刈り込みが始まる。脳の中には必要な仕組みだけ残る。
ここでソマティックマーカー仮説における情動が活躍するんじゃないかな。情動で、強化、固定。
小学校高学年から中学校までは、攻撃性がテストステロンの影響で高まる。9歳から15歳でテストステロンは急激に高まる。
しかし、脳のブレーキは、30歳前後で成熟するので、ブレーキは不十分。
脳の発達を理解して、冷静に対応を。
セロトニンは、日照時間と関係があるので、日照時間の少ない六月十一月はうつが多くなる、
この時期に学級崩壊が増えるのも関係あるかも。
? 人間関係のトラブルを避けるためには、仲 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間を支配する快楽物質ドーパミンについて、理解が深まった。印象に残ったのは、
①快楽とは、ヒトの脳が用意した「頑張っている自分へのご褒美」
②脳が快楽を感じる物質はドーパミン
③脳は6つの部分に分けられる。運動やバランスを司る小脳。脳の中央部から下部にかけては「脳幹」と呼ばれ、間脳・中脳・橋・延髄の4つの部分からなる。体の状態を保ってくれる自動制御装置。意識や感覚は、脳の中で最大の部分である大脳で生じる。大脳でもっとも高度な働きをしているのが前頭連合野。
④ドーパミンは前頭前野を興奮させ、意欲的にさせる物質⑤重要なことは、依存症は決して心の弱さといったものが原因ではなく、脳内の物質の異常から来 -
Posted by ブクログ
これは良書。
脳の特性について、なるほどと思うことばかり。
物事の捉え方には二面性あり、どちらが良いとか悪いということがないことを再認識。
気になったのは、以下の事柄。
・仕事はキリの悪いところで終わらす。
・人間の脳は集中出来ないように出来ている。
・決断力と思考力は、相反するもの。
・間違った努力をしない。
・努力をしない怠け者だからこそ、効率的な仕事の方法を考える。
・本当の自分を知るために、「自分の感情が動いたことを記憶する」内観日記を書く。
気を紛らわすメールや携帯のチェックは時間を決めて行うようになったら、仕事に集中出来るようになった。
-
Posted by ブクログ
話題になった本。発売からしばらくの間平積になっていて、話題になった。不倫について、生物学、心理学、分子生物学など科学的側面からダイジェストで述べられている。詳しい参考文献までは挙げられていないものの、いくつかの論文はオープンアクセスなので、学者名などからあたることができた。入門解説書としては、かなり上出来だと感じた。興味をそそられる平易な内容で、一気に読めた。ただ、一部に著者の考え(その場合は、「~ではないか。」とか、「~と考えることもできる」など婉曲的表現)の部分が、あたかも証明されたかのように、ちょっと混乱しそうになるので、気を付けたい。その部分でマイナス一星。
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「天才は残酷な音楽を好む」/著者中野信子は、残酷な音楽であるメヴィーメタルを好む/だから脳科学者中野信子は天才の一人である、、といった自惚れた本ではない(笑)。
前半、自身の性格とか辛かった過去を赤裸々に告白しながら、メタルという音楽によって救われてきた体験を語り、メタルという音楽の影響力を自身の体験を通じて語る。
この時点では、単なる著者のこだわりからくるコジツケなのか、脳科学の分析に基づく客観的発言なのかが不明であった。
ただ、著者が述べるメタルファンの特性のとらえ方は、自分(メタルの一世代前のハードロック世代ではあるものの)に当てはめてみてもかなり共感できる部分があったのは事実だ。 -
Posted by ブクログ
元メタラー(今コンスタントに聴いているのはアイアン・メイデンとメタリカくらい)なので、タイトルに興味を持って読んでみた。
本書は音楽本というよりも、脳科学と心理学(特にパーソナリティ理論)の解説本。したがって、メタルという音楽とアーティストを脳科学の観点から掘り下げる本だと期待して読むと、期待外れと思う可能性が高い。
つまり本書に対して何を求めるかによって、評価が全く変わるということである。メタルという音楽についての深い洞察を求めるのであれば、伊藤政則氏の本を読んだ方がはるかに満足できるだろう。
読んで思ったのは、脳科学と心理学には非常に密接な関係があること。おおよそメタルとは関係ないこ