中野信子のレビュー一覧

  • 「超」勉強力

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    二人の「勉強」ということに対する考えかた、「勉強」の哲学が書かれた本だと思う。

    二人は子供の頃から未来を描いていたこと。
    そして自己分析を行っていたこと。
    中野氏は小学生の頃から「自分はどんな戦略でこれから何十年も続く人生を生きていくべきか」などと考えていた・・・

    また、この二人はもともと「勉強する能力」があったのではないかと思う。文章の中から勉強が好きと思われる箇所がある。そんな中からどうやって知識を身につけていくかが自ずとわかってきたのではないだろうか。

    そもそも勉強したから知識が豊富で社会で役立つわけで、普通は勉強しなかれば何も身に付かない。どういうふうに取り組めば良いのか、その手

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    2021年11月03日
  • 悪の脳科学

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    喪黒福造が上手く人に取り込めるのはなぜかが分かる
    構成が面白くてこのボリュームに物足りなさを感じたので星4
    もっと読みたい!

    シャーデンフロイデを読んだ後に続けて読んだのですごく目新しい事は書いてはいなかったけど、笑ゥせぇるすまんのベージが沢山引用されていてとても楽しい

    喪黒福造の行動はめちゃくちゃ理にかなった手段を使ってるのに作者である藤子不二雄A先生はは感覚で描いてたらしい
    作品作る人ってやっばり情報を上手く昇華させるのが上手いんだなぁと思った

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    2021年11月01日
  • なんで家族を続けるの?

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    「家族」「イエ」をテーマに数回にわたって繰り広げられたおふたりの対談。
    也哉子さんの家族観を中野さんにぶつける、という質問形式でどんどん内容が広がっていって、止まらない対話が面白かったなぁ。

    ・どんな親でも脳科学的にはアリということ。
    ・Be Here Nowに比べたらだいぶ長い時間感覚がある人間は、【無駄】と【効果的】な選択肢がある場合、一定の割合で【無駄】を選ぶ。それは多様性の保持に結びつき、種の存続に極めて重要なファクターだから。
    →ココにだいぶ救われた気がした。

    あと面白かったのは、不安の存在意義。
    →人間というのは総体的に、存続するためにいろんなタスクを乗り越えていくけど、そう

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    2021年10月27日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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    人間は、自分で自分を粗末に扱っている人に対しては、粗末に扱ってもいいと無意識に思ってしまう。だから、自分で自分を大事にするようにしよう。なかなかできない場合は、鏡を見ながら、自分を大切に扱う回路を、脳につくっていこうー。

    この研究結果から、ストレスが多い状況のときの対処法として、両手を広げたり、姿勢を正して背を反らせたりすることに、一定の効果があるということがわかりました。これらは、気分を良くしたり自信が持てるようになったりするのに良い方法です。
    カディは、試験や面接の前など、緊張する場面では、その数分前にトイレの個室でもどこでもいいので、体を大きく開いてリラックスすることをすすめています。

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    2021年10月24日
  • 空気を読む脳

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    以前読んだ貴方の脳の育て方よりも面白かった。
    神経伝達物質セロトニンや愛情ホルモンのオキシトシンは同じだが、取り上げたテーマが自分には合っていたのかもしれない。
    セロトニンはストレスに対して抵抗力が増すらしい。男の方が生成能力が52パーセント高いらしい。納得。
    他方、愛情ホルモンのオキシトシンは、集団の結束を高めるが、妬み、憎しみの感情を高める。
    人を褒めるときは、その努力や時間の使い方、工夫に着目して評価する。褒めて育てるは失敗をおそれ、努力をしなくなる。
    女性脳は不安になりやすい。鬱になりやすい。
    駄目と思うだけで人は駄目になる。
    インポスター症候群。人は高く評価してくれるが、自分は本当は

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    2021年10月14日
  • 「一人で生きる」が当たり前になる社会

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    楽観でも悲観でもなくあくまでファクトベース。ただし著者ふたりが「ひとりで生きる」を是とするから論調はポジティブ寄り。
    そういう視点で「独身者が増えるこれからの社会」を語っているので、読者によって得られる気付きや読後の人生に活かせる部分は異なると思います。
    私は、著者がいうところの「カゲソロ」にあたる既婚者なので、パートナーと一緒に行動しなくても不都合を感じない今の日本は海外に比べて過ごしやすいのだなぁと思った。


    内容はとても良いのだけど、如何せんとても売れてしまったせいでニュースサイト等で抜粋された箇所がすごく多くて、8割方既にどっかで見たような気がしたのが少し残念……。
    ネットで無料公開

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    2021年10月05日
  • あなたの脳のしつけ方

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    脳科学の知識を、「しつけ方」と題してジャンル別にユーモラスに書かれていて読みやすかった。

    もともと努力できる脳とできない脳があるということは驚いた。
    私は絶対努力してしまう脳で、昔から気づいたら必死になって集中してやりすぎて、他のことまでできなくなってしまうことがよくあったので、少し冷静に、何のための努力なのかと一旦手を止めることも効率をあげる上で大事なのかもと考えさせられた。

    また無理に自分を変えるよりもゲーム自体(勝負する環境)を変えるという発想は心に留めておきたい。

    そして人を愛し誰かのために行動することは脳科学の知見からしても、人は確実に「幸福度」を上げることができると結論づけて

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    2021年09月27日
  • パンデミックの文明論

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    久々に歯応えのある本を読みました。タメになります。やっぱり外国から見たら日本て変わっているんですね。

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    2021年09月17日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

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    人間がその目標に向けて努力するときにしっかりサポートするドーパミンも飲酒・喫煙などの依存症にも大きな影響力を行使します。いつもの中野信子先生の著書より専門用語が多くアカデミックな印象ですが、ドーパミンの功罪がよく分かります。特に印象に残ったのがアルコールの作用、アルコールは基本的に神経に対して抑制的に働く、先ずはドーパミン放出のブレーキであるGABA神経、ここでドーパミンが出やすくなってハッピーな気分になる。そして、意識や運動をコントロールしている神経、これでブラックアウトしたり千鳥足ですねw更には生命維持活動をに必要な神経、ここまで来ると急性アルコール中毒で死亡、笑い事ではありません!飲みす

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    2021年09月10日
  • 「超」勉強力

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    お二方とも、小さいときから個性的で、勉強により今までの成功体験を積み重ねられたと理解しました。まあ、普通の40代会社員からすると、かなり遠い世界の発言が多かったが、最近になってやっと、読書や勉強がおもしろいと感じ始めた小生には、背中を目一杯押してもらったような気がした。
    勉強って面白い!今さら気づいたが、我が子に気づいてもらうのは非常に難しい。

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    2021年09月06日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

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    もちろん筆者のことはテレビで知っていて、
    「なんかヘンで説得力ある人だな」
    と気になっていました。
    このタイトルからしてヘンです。
    でも、期待通り、ヘンで興味深いものでした。
    音楽は好きですが、メタルは避けていました。
    でも共感できた、残念ながら笑
    聴いてみようかな、メタル。

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    2021年09月05日
  • 生贄探し 暴走する脳

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    コロナ禍で発生した正義論、日本人ならではの生贄を作る性質、古代ローマでも同様な関係があったとする斬新な切り口で語るエッセイ
    ヤマザキ氏の夫からみた、海外からみた日本の姿も描かれていて新鮮だった

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    2021年09月04日
  • 「一人で生きる」が当たり前になる社会

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    世間で思われているようなイメージと実態は違うことをわかりやすく説明している。
    理屈と感覚は違うので、独身で生きるのもいいよね(大変だろうけど)もいう状態が変わるのには、まだあと10年以上はかかりそう。都会と田舎でも全然違うと思うけど。

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    2021年08月28日
  • キレる!(小学館新書)

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    キレていじめてくる人、搾取してくる人などに、どのように対処すべきかといったことを、脳科学の観点から詳しく解説しています。会社の人間関係をうまくやっていくために役立ちそうな知識が盛りだくさんでした。

    思春期の男の子がキレるメカニズムや対処法についても、ホルモン物質とからめて説明していて、男子育児中の身として大変参考になりました。発達の過程で正常な反応なので、「子供を信じて見守り成長を促すこと」が大事とのこと。

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    2021年08月29日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

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    面白い、読みやすい。一読あり。
    薬物依存やその他の依存症に関してとても分かりやすく解説している。


    ドーパミン→ノルアドレナリン、アドレナリンが作られる
    神経伝達物質は、興奮性と抑制性に分けられる
    興奮とは、心の興奮ではなく、神経細胞が電気的に変化する事で、発火する、活動電位が生じる、とも言われる
    興奮性の神経伝達物質とは、その物質を受け取った細胞に興奮を生じさせる性質を持った物質

    麻薬は6系統
    1. ケシ→アヘン→モルヒネ→ヘロイン
    2. コカ→コカイン
    3. 大麻→マリファナ
    4. マオウ→覚醒剤
    5. その他の植物
    6. 化学合成麻薬 LSD、MDMAなど

    ドーパミンを

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    2021年08月23日
  • キレる!(小学館新書)

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    はぁ〜なるほど!と思わせてくれる本。実際人間関係での悩みの多くは会話力を鍛える事で少しは良くなる様に思う。でも勇気がいることも多いのも事実。戦略的にキレる!練習してみます。

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    2021年08月23日
  • 生贄探し 暴走する脳

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    ちょうどこの本を読み終わった今、ツイッターである種のつるし上げが起きていて、まさに「正義の振りかざし」ってこういうことだとリアルタイムで実感してます。

    今の時代は誰でも「正義」を振りかざしやすい環境であると知ることができて良かったと思っているところです。

    印象に深かったのは日本ではツイッター利用者が多いこと。それは匿名性があるから。外国だとFacebookなど実名が多い。
    それは国の風土や歴史からそういう傾向にあるという部分。

    もちろん、お国柄なのでそもそも外国との比較はナンセンスですがそこまで陰湿な炎上は他国では起きにくく、日本では起きやすい。
    そしてその日本に住んでる私自身も巻き込ま

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    2021年08月21日
  • 空気を読む脳

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    どうしたら子供を「困難への挑戦を喜び、創意工夫を楽しんでいくことができる人」に成長させてあげられるのか?

    正解をしたことをそのまま褒めるのではなく、その正解を導くまでの努力や工夫に焦点を当てて褒めることで、努力は良いことだと認識するようになる。

    「あとがき」で中野信子さんがどんな方なのかが分かってすごく共感できる部分がありました。
    ↓↓
    愛、親子の恩、仲間同士の連帯意識、感動、自己犠牲、忠誠心、誇り、絆・・・そういった空気を、ふわりと感じさせるだけで、なぜ世の中の大部分の人は押し黙り、納得して、大人しくされるがままになってしまうのだろう?しかも、人々はその行動を美しいと言って称賛さえする。

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    2021年08月22日
  • 空気を読む脳

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    真核細胞である酵母やカビにもセロトニン受容体があり、人にも分泌されているセロトニンは進化の歴史の中で必要なものだと分かる。このセロトニンの量を調整するたんぱく質の密度が日本人は低く、協調性が高いことと関係がある 等、特定の脳内ホルモンとその分泌量の関係で、性格や国民性、男女の考え方の違いを説明してくれる。
    子どもを褒めることが自信に繋がり、将来のためになると理解していたが、ただ褒めるだけでは逆効果で、その人のプロセスを見てやり、挑戦することをいとわない心を育てることや、目標を達成したらごほうびをあげると言うインセンティブも逆効果になると言うことが、目から鱗だった。

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    2021年08月13日
  • 「超」勉強力

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    ネタバレ

    東大卒の二人が勉強を軸に過去を振り返り、勉強と自分の関りを話し合う本。

    印象に残っているのは彼女たちの勉強エピソードで、自分の想像の遥か上を行くものであり、強烈で圧倒された。とても真似できない。
    歩きながらでも勉強するし、スキマ時間を見つけて勉強するし(時間効率に対する執着が、時間に「スキマ」があることを発見させるのだ!)、もっと言えばストレスで血尿が出ても勉強するし、どれだけ辛くても努力することを止めない。なんかもう無茶苦茶な修行して、リミッター外して、傷つきながらも強くなっていく、そんなストーリーを読んでいるような感覚だった…
    なるほど。だから"超"勉強力なのか。確か

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    2021年08月12日