中野信子のレビュー一覧
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ネタバレ幸せの定義について考えさせられた本。
今までは自分の中で「幸福=たくさんの選択肢を持てている状態」としていた。例えば、貧しくてそれしか食べられない人と、あらゆる選択肢の中から食べたくてそれを食べている人、後者の方が幸福度が高い,子供を作るか否か,マイホームを持てるか等選択肢が広がるから結婚もした。
作中の“わたしたち人間には、「飽きる」という感覚がありますよね。どんなに満足していても、目新しいことがないと、もうそれは苦痛でしかないんです。例えば、食うに困らず、愛する人と一緒にいて、子どもにも恵まれて、何不自由ない暮らしをし、誰と比べても自分のほうが圧倒的優位です。•・・・・それで本当に幸せです -
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ネタバレそもそも脳の構造として他人を罰することは快楽になるドーパミンが発生する。
逆に相手を許せない自分を許せない自己矛盾も抱える。
【日本における正義】
・正義は国により異なる。
欧州のように人や文化が往来してきた国では、対等な人として意見を議論させてきた。
→一方日本は単一民族であるからこそ、和を乱す事を極端に避ける文化があり、「優秀な愚か者」の国と言える。
【なぜ人は他人を許せないのか】
★結論をいえば、脳の構造がそうだから
・脳のドーパミン受容体により異なるものの、基本的には安心安全な現状維持を好むもの。
→よってリベラルは保守に勝つ事が難しい。
★他人を受け入れるのは、前頭葉の一部が発 -
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運をよくしたいのであれば自分自身を大切に扱うことから始めるべき。「自分で自分を好きになれるように、自分に心を配る」ことから始めるべき。
他人の尺度ではなく、自分の尺度で行動する。他人がどう思うかではない。
何かを選択し、行動する際は、正しいかどうかよりもおもしろさで判断したことのほうがやる気をもって実施できる。また、あえて少しリスクのあるほうを選んでみる。そのほうが夢中になれるうえ、脳が喜び、結果もよいものになる確率が上がる。
運がいいと思っている人は努力の余地がある。反省し、次への努力につながるからである。一方で運が悪い人は上手くいかないことを「運が悪いからだ。」で片づけてしまう -
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京都は長らく日本の都であり、人が集まる誘引力のある地だった。戦乱などをもたらす人も含まれ、次に誰が権力を持つかも分からない。だからどこにも敵を作らず、誰とも仲良くし過ぎないというのは生き延びていく上で基本だった。
立ち位置が変化した時に、切らずに曖昧な形で塩漬けしておいた相手との関係を復活させ、良好な関係としてコストもリスクも最小限に抑えた形で再構築できるのがこのコミュニケーションの大きな強み。
島田久仁彦さん
・交渉ごとというのは相手の言葉や言い回しをなるべく使う
・相手から聞かれるまで自分の意見を言わない
・できるだけ相手に負けたと思わせないようにする
・論破は最悪の手
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読書は1人でするものだと思われがちだが、多くの人と繋がる行為。物語のなかに入りながらその登場人物たちと交流している。また人類は長老など、知識が豊富な存在の側にいることで生存確率をあげてきたこともあり、元々新しい知識を得ることが好きだ。
ということが書かれていた。
私は心に余裕が無くなると真っ先に読書が出来なくなっていたが、読書こそそういった感情を解消させる術だと知った。そもそも「寂しい」という感情は人類の本能的な生き残り戦略のため、消えることは無いとのことだ。
これからも読書の習慣を続けて、色々な登場人物と触れ合い、色々な知識を吸収し、自分の感じる「寂しさ」と付き合っていきたい。
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京都人の洗練された「遠回しな毒の吐き方」を、脳科学的視点で体系化したユニークなコミュニケーション本です。
論破よりも人間関係を壊さずに本音を伝える術が知りたい人にぴったりです。
この本の魅力は、中野信子氏が京都人の“イケズな言い回し”をリスペクトしつつ、脳科学という知的枠組みで読み解いた点にあります。
コミュニケーションで相手を打ち負かすのではなく、「角が立たない伝え方」を実践的に学びたい人にとって価値ある一冊です。
それでも、「言いづらいことを上品に伝えたい」「人との関係を壊さずに自己主張したい」と思う人には、非常に示唆に富んだ読書体験になるでしょう。
言葉を武器ではなく知恵とするため