中野信子のレビュー一覧

  • 生贄探し 暴走する脳

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    正義感を振りかざして他人を生贄にしようとする。
    文章になると大げさな表現だけど、誰でも思い当たることだと思う。

    ヤマザキマリさんの旦那さんの言葉「困ったり苦しんでいる人を、純粋な慈愛をもって助けてあげることができるかどうか、そういう人間がどれだけいるかどうかが人類の文明の尺度になると思う」。これはぶれない正義にも繋がる。
    同じ頃、朝ドラあんぱんで、やなせたかし先生も同じように考え、正義の味方アンパンマンが生まれたと知った。
    自分と違う人のことを想像して、他人を理解しようとするところから始めないと、現代の魔女狩りの犠牲になるのは自分や家族かもしれない…

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    2025年11月07日
  • エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

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    ところどころ参考になる箇所はあるものの、もっと脳科学的な知見から京都人のコミュニケーションについて紐解いて欲しかったなぁという印象。

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    2025年11月03日
  • 「嫌いっ!」の運用(小学館新書)

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    他者や自分のことを嫌う傾向にある人におすすめ。

    【概要】
    ●「嫌い」という感情の紹介
    ●「嫌い」なこととの向き合い方
     嫌いな人、家族、自分

    【感想】
    ●前半は、嫌いな人やものを無理に好きになる必要はない、と説明しつつ、後半では、そうは言っても無理をしてでも嫌いなことをやったほうがよい場合もある、と「嫌い」という感情への対応を幅広に取り上げて説明している。
    ●読む人にとっては「どっちなの?」とブレを感じる思う人もいるだろう。その点が本来の著者らしからぬ出来栄えのように思える。
    ●自分には後者の内容が役に立った。「嫌い」なものは何をしてもその感情を排除することはできない、これまでの経験からそ

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    2025年11月02日
  • 新版 科学がつきとめた「運のいい人」

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    シンプルな易しい文章で書かれているため、さくさく読み進められます。
    読み終えて「運のいい人=心に余裕のある人」なのだなと考えました。
    健康的な生活を送り、自分の夢や目標を持って、周りに目を向けながら仕事をする。
    大切なことを大切にする、そんな生活をしていると心に余裕ができます。
    そうやって準備をしておけば、いつチャンスが巡ってきても、パッと掴めるんだと思います。

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    2025年10月29日
  • エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

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    「本音よりも、お互いを大事に思いやる気持ちのほうに目を向けさせるのがまさに多くの人のいう人間性というものでしょう。私たちにとっては冷たくざらついた本音よりも、あたたかくやわらかなうそのほうが大切で、知的な財産でもあったのではないでしょうか。」
    私たちのコミュニケーションには多かれ少なかれうそが混じっているが、生きていれば誰もがどこかで、素直でありなさい、自分の心に正直でありなさいと言われるものだろう。指導されるときはまるでそれが人間本来の正しいコミュニケーションであるかのように感じられるのに、実直なコミュニケーションを続けられる人はそう多くない。
    私たちは相手を傷つけないように、そして自分が傷

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    2025年10月29日
  • キレる!(小学館新書)

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    本気の転職 パーフェクトガイド 森本千賀子
    人を動かす心理 神岡真司

    嫌われる勇気 岸見一朗


    [得するキレ方]
    瞬間湯沸かし器のように沸騰して即座にキレる。我慢に我慢を重ねた末に堪忍袋の緒が切れるのは損するキレ方。
    自分の感情を素直に受け止めて(頭にきたと思った時〕できるだけストレスが小さくなるようなキレ方、伝えたいことを伝えたいタイミングで、過不足ない熱量で表現できる!

    [怒ってもキレずに我慢している人]
    いいカモ 心の素晴らしい人ではない

    「自分に対して不当なことを言ってくるのはおかしい」と、キレる気持ちを持てるかどうか。

    [ノルアドレナリン]

    [相手に踏み込まれたくない領

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    2025年10月28日
  • 新版 科学がつきとめた「運のいい人」

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    伝承や感覚でやってきた事って案外正解なのって偶然ではないと思っていた。経験で培ってきた事が科学で証明されてお墨付きをもらう。それをわかりやすく解説してもらえた。より良い人生を送ること、より良い学びを得ることは、自分がした選択を肯定する自分であること。基本的にあってるわ、私!笑。

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    2025年10月20日
  • 眠れない夜に、言語化の話をしよう ー脳科学者はため息を言語化し、開発者は深呼吸を可視化するー

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    なんとまあレベルの高い会話。恥ずかしながらついて行くことが難しいと思いました。ただ、流石の二人、私たちが普段思う違和感を精緻に言語化しています

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    2025年10月19日
  • エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

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    ハウツーものとしても弱く、エッセイの域を出てない。後半が同じことの繰り返しで冗長。ブラマヨの対談(?)もどうしてあのような書き方をしたのか。微妙。

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    2025年10月19日
  • 女らしさは誰のため?(小学館新書)

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    女性だけではなく、他人からの「こうあるべき」に歯がゆい思いをしている人に読んで欲しい1冊。

    女性として扱われることの具体例は、自分自身も体験したものが多く、めちゃくちゃ頷いた。

    社会にはいまだにジェンダーや年齢でジャッジされたり、役割や価値観を押し付けられることがある。

    そんな時にモヤっとして、気にする自分が悪いのかなと思っていたが、社会のバグのせいとは!

    社会や他人から支配されないように、自分がどうしたいかを優先すること、越権してくる相手をちゃんと拒んでいこうと思った。

    個人的には、ジェーン・スーさんの模索しながら色々チャレンジしている姿にとっても好感を持ったので、他の著書も読んで

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    2025年10月16日
  • 新版 人は、なぜ他人を許せないのか?

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    タイトルの話題は、残り1/4か1/5か、という感じで、
    前半読んでる間は内容薄いなぁ…と正直萎えていました。

    自集団と他集団の話は、この本で初めて触れるものだったので面白かったです。

    この世のこととかにひとつの正解がない、考え続けるという感じのことは自分も思っていることなので同意できますが、本として出すにあたりそれってどうなのか?とは著者が意図しているからといってモヤッとしました。
    読む時に構えたいので、最後じゃなくて最初にそういうことは書いても良いかも、と自分は思いました。

    この本を手に取るような人は「メタ認知」できている、というのは手前味噌になるかもですがそうかも、と思います。
    が、

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    2025年10月16日
  • 咒(まじない)の脳科学

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    中野信子さんの話は面白いし、彼女のラジオも楽しく聴いているが、どうも著書との相性は悪い。だから何?と毎回思ってしまう。タイトルとリンクしていないといつも思うのは私だけか?

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    2025年10月16日
  • サイコパス

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    テレビやラジオでお話されている中野先生が好きなので、読んでみた。「なんでこの人こんなにひどい/雑な言動するんだろう」と思うような人について、単にそのシチュエーションにおける対応に慣れていなかったり、配慮がないだけで、慣れや周囲の指摘により多少なりや改善すると思っていたが、ある種脳の反応が違うため、治るとかよくなるとかいう話ではないのだなと、腑に落ちる部分があった(実際彼・彼女らは指摘などがあっても変わらない)。本書の中には、”サイコパス”の例として複数の連続殺人犯の話がでてくるが、脳の働きや反応に関する観点からその特性が抽象化されるように書かれているので、遠い人のエピソードとしてだけでなく、そ

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    2025年10月15日
  • サイコパス

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    ネタバレ

    サイコパスの心理・脳科学的特徴をわかりやすく紹介しており、興味深かった。特に「共感性は低いが他者の心理を読むのが得意」という指摘にはゾッとした。
    一方で、隣人や同僚がサイコパスだった場合の具体的な対処法も知りたかった。続編に期待したい一冊。

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    2025年10月15日
  • 新版 人は、なぜ他人を許せないのか?

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    脳科学だけでなく、歴史的背景、地政学、自然災害の多い地理的環境、社会心理学などから、日本人特有の社会性や正義中毒に陥りやすい特徴を述べていて面白かった。

    とくに「フランス人と日本人の議論の違い」は興味深かった。
    日本人ってホント特殊な民族だな…と、しみじみ思った。
    こんな国民性のままで、これからの日本の問題(未曾有の少子高齢社会、移民問題など)に立ち向かえるのか不安がよぎった。

    正義中毒=異なる考えを排除、攻撃。
    昨今は「多様性」という言葉が流行っているけど、正義中毒に陥りやすい日本人は、他者を受け入れながら多様性の社会をつくっていけるのかな…?

    脳科学の話でいうと、「前頭前野の成熟と老

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    2025年10月14日
  • エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

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    【気づき】
    ・論破するとその一瞬は気持ちいいが、そのあと気まずくなる
    ・その時は嫌な相手でも、時が経てば必要な存在となるかもしれない
    ・だからやんわりと伝えてその場をやり過ごす
    ・京都のひとは意地悪であのような言い回しをしているわけではない。京都の人なりのやさしさである

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    2025年10月14日
  • ペルソナ 脳に潜む闇

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    アトラス社のゲームかサスペンス映画のタイトルが連想されるけど自伝。女性云々が多いきらいもあるがこの方の生年から昭和の理不尽が察せられる。

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    2025年10月11日
  • 咒(まじない)の脳科学

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    健康的な楽しみを見つけよう。地味でゆっくりを味わおう。
    フラクタルな世界は生まれ直し続けている。願いを口にすることで自分の好きな世界に変えてしまおう。生きていることに正直飽きているが、寿命が来るまで遊んで過ごそう。

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    2025年10月08日
  • エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

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    ネタバレ

    以前から気付いていた。
    何故か中野さんの本は酷評されることが多い。
    しかも「TVで見ていて中野さんが好きだったから読んでみた」人が多いのに、本は酷評。
    私も中野さんの個性的なところも含めて好きなので、真剣に考えてみた。

    内容はとても良いのだ。
    脳科学者だからこそ見える視点もたくさん盛り込まれているし、京都人が発した発言に対する分析力たるや、凄まじいものがある。
    京都人が発した1、の発言をここまで深く分析できるのは、脳、心理について学んでいるからだろうと思う。

    酷評の理由は、
    文章を組み立てることが苦手、これに尽きるかと。(笑)
    ご自身文中で「喋るのが苦手」と言っていたが、文章もなかなかに…

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    2025年10月03日
  • 脳の闇(新潮新書)

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    人の脳は考えないようにできている。だから簡単に信用させることもできる。
    メタ認知の大切さ
    女性、見た目の良さは専門性には有効だが管理職としては不利になる
    法華経 化城の例え 方便の使い方
    ほとんどの人間は聞きたいことしか聞かない
    何を聞きたいと察するか
    存在論的な不安は死によって解消される。しかし、生きていることで感じられるちょっとした幸福の連鎖こそが生きる意味かもしれない

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    2025年10月12日