中野信子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
TVでよく見る中野先生のエッセイ。
とても頭のいい方なんだということがあふれ出ている文章で、ちょっと難しい感じもしました。
でも、全体的に怒っているし愚痴もあって、そういうところがなんだか私たちと一緒じゃん!と思えたりもします。
親子関係がやや難しかったのかな・・・?と感じさせる部分がありましたが、具体的な話はなかったのでもう少しその辺りを読みたかったなと思いました。(でもご両親が健在だと、きっと書きにくいですよね...。)
ちょうど中盤あたりの「溺れる人は静かに沈んでいく」「ネガティブ思考には独特の中毒性がある」というところは以降はとても面白く、一気読みしました。 -
Posted by ブクログ
「我こそは正義だ」と確信した瞬間、人は簡単に正義中毒に陥る。この本は、その“脳の仕組み”を静かに解きほぐしながら、なぜ私たちは他人を許せなくなるのかを、科学の視点から照らしてくれる。
怒りや不満が湧くとき、そこには必ず脳のクセがある。そのクセを知ることは、自己防衛ではなく、自分の人生と社会全体にとってのプラスになるという指摘が印象的だった。
多様性を狭めた集団は短期的には成功するが、進化の歴史では滅びていく──この視点は、正しさを振りかざしたくなる衝動に静かなブレーキをかけてくれる。
そして鍵となるのはメタ認知。怒りが湧いた瞬間に一呼吸置き、「今、自分は正義中毒の症状が強くなっている」と -
Posted by ブクログ
何か読んだことあるものも混ざってるような…と思ったら、週刊文春WOMANに連載されてるらしい。そんな雑誌読んだかな?読んだんだろうな。
中野先生はけっこう前にテレビでよく見てた頃は、空気を読むよりズバッと言う印象だったけど、今回は忖度というか相談者の気分を良くすることを目的に言ってるのかなと思う返答が多かった。特に有名人相手のは。
もちろんためになることもあって、個人的にはここらへん。
・失敗するシーンを見られない→共感性羞恥、サイコパスの反対。社会不安障害が起きやすい。
・シャーデンフロイデ→相手の失敗を喜ぶ感情。正義中毒もこれ。
・ネズミのユートピア実験→理想的な環境下では少子化が進み -
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
一人でも寂しくない人をかわいそうな人だと決めつけるのは間違いだというのはわかるんだけど、不本意でぼっちになってしまった自分のような者はどうしようもないという思いが拭えない。
特に自分は、(形式的に)女性パートナーがいないことがすごく寂しい。(ちなみに、形の上では女性のパートナーが欲しいが、自分に性愛を感じてくれるのであれば、パートナーは男性でも女性でも良いと思っている)
人とのつながりはあるけど、最終的に何かあったときに、この人を助けなきゃ、と思ってくれるのは、やはり家族などの親密圏の人間関係しかない。そうすると、身の回りに助けてくれる友人はいるけ -
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
正しく「嫌う」って、大事なんだなと思った。
子どもの頃はある程度、嫌いなものも一度受け入れてみるというのは必要だけど、大人になってからは「距離を置く」ことで、身の危険を回避することも重要な能力かもしれないと思いました。
自分はそれでうつ病を発症してしまったので・・・。
20代の無職の時に、一応職探しはしていたのですが、親の友人に「お前は逃げている」と言われて、じゃあ自分が無職なのは自分に原因があるのだろうかと徹底的に向きあった結果、うつになりました。その人のせいにしてしまって申し訳ないなとは思うけど(その人とは今も付き合いがある。幸いにしてわだかま -
Posted by ブクログ
題名「呪」かと思ってたら「咒」と…面白かったです。
そうか!と妄信は出来ないけれど、そういう考えもあるのか、という、見方をひとつ増やすような読書でした。
反社会性パーソナリティはよく耳にするけど、その反対?の向社会性パーソナリティもなかなか危険です。同調圧力よりも過激な気がする。
どちらかに偏りすぎないように自制、ということかしら。積極的に反社には傾かないけれど、「大人しくしとこ…」の点で向社会性には傾いている…
それから、「わかりやすいものを下に見る」の意識はあるかも、と思いました。
きっと、わたしがわかりやすいと思ってるものの中にも、実は複雑で全くわかりやすくないものだったというケース