中野信子のレビュー一覧
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脳科学だけでなく、歴史的背景、地政学、自然災害の多い地理的環境、社会心理学などから、日本人特有の社会性や正義中毒に陥りやすい特徴を述べていて面白かった。
とくに「フランス人と日本人の議論の違い」は興味深かった。
日本人ってホント特殊な民族だな…と、しみじみ思った。
こんな国民性のままで、これからの日本の問題(未曾有の少子高齢社会、移民問題など)に立ち向かえるのか不安がよぎった。
正義中毒=異なる考えを排除、攻撃。
昨今は「多様性」という言葉が流行っているけど、正義中毒に陥りやすい日本人は、他者を受け入れながら多様性の社会をつくっていけるのかな…?
脳科学の話でいうと、「前頭前野の成熟と老 -
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ネタバレ以前から気付いていた。
何故か中野さんの本は酷評されることが多い。
しかも「TVで見ていて中野さんが好きだったから読んでみた」人が多いのに、本は酷評。
私も中野さんの個性的なところも含めて好きなので、真剣に考えてみた。
内容はとても良いのだ。
脳科学者だからこそ見える視点もたくさん盛り込まれているし、京都人が発した発言に対する分析力たるや、凄まじいものがある。
京都人が発した1、の発言をここまで深く分析できるのは、脳、心理について学んでいるからだろうと思う。
酷評の理由は、
文章を組み立てることが苦手、これに尽きるかと。(笑)
ご自身文中で「喋るのが苦手」と言っていたが、文章もなかなかに… -
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コミュニケーションが何となくおぼつかない(ことはないのかもしれないが、どうしても完璧になれない)私が求めた「エレガントな毒の吐き方」は、やむを得ない事情で中野信子さんの講演会に行けなかった不満を解消してくれる1冊だった。
京都人をリスペクトしすぎていて少し壁を感じたが、エレガントさは相手に棘を刺すことを目的にしていないことを学べただけでも私にとっては大きな一歩だ。
とは言っても、次の日に打ってつけの戦場があったにも関わらず、やっぱりエレガントに毒を吐くこともダイレクトに毒を吐くこともできずに盛大に泣き酒をかましていたので、エレガントは1日では身につかないことを体感した。 -
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ネタバレ幸せの定義について考えさせられた本。
今までは自分の中で「幸福=たくさんの選択肢を持てている状態」としていた。例えば、貧しくてそれしか食べられない人と、あらゆる選択肢の中から食べたくてそれを食べている人、後者の方が幸福度が高い,子供を作るか否か,マイホームを持てるか等選択肢が広がるから結婚もした。
作中の“わたしたち人間には、「飽きる」という感覚がありますよね。どんなに満足していても、目新しいことがないと、もうそれは苦痛でしかないんです。例えば、食うに困らず、愛する人と一緒にいて、子どもにも恵まれて、何不自由ない暮らしをし、誰と比べても自分のほうが圧倒的優位です。•・・・・それで本当に幸せです -
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ネタバレそもそも脳の構造として他人を罰することは快楽になるドーパミンが発生する。
逆に相手を許せない自分を許せない自己矛盾も抱える。
【日本における正義】
・正義は国により異なる。
欧州のように人や文化が往来してきた国では、対等な人として意見を議論させてきた。
→一方日本は単一民族であるからこそ、和を乱す事を極端に避ける文化があり、「優秀な愚か者」の国と言える。
【なぜ人は他人を許せないのか】
★結論をいえば、脳の構造がそうだから
・脳のドーパミン受容体により異なるものの、基本的には安心安全な現状維持を好むもの。
→よってリベラルは保守に勝つ事が難しい。
★他人を受け入れるのは、前頭葉の一部が発 -
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運をよくしたいのであれば自分自身を大切に扱うことから始めるべき。「自分で自分を好きになれるように、自分に心を配る」ことから始めるべき。
他人の尺度ではなく、自分の尺度で行動する。他人がどう思うかではない。
何かを選択し、行動する際は、正しいかどうかよりもおもしろさで判断したことのほうがやる気をもって実施できる。また、あえて少しリスクのあるほうを選んでみる。そのほうが夢中になれるうえ、脳が喜び、結果もよいものになる確率が上がる。
運がいいと思っている人は努力の余地がある。反省し、次への努力につながるからである。一方で運が悪い人は上手くいかないことを「運が悪いからだ。」で片づけてしまう