中野信子のレビュー一覧

  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    近代的な思想、価値観を揺らがされること請け合いの一冊。対談者の思想の根底にあるのは近代への懐疑であり、基本的には保守的な立場から議論が展開される。西部邁や中野剛志の書籍に慣れ親しんだ者にとっては、議論の出発点だけをみれば既知の内容も多々ある。しかし、対談形式で話が脱線するが故に、思わぬ内容に触れることもできるはずだ。中野信子からの視点は、議論に広がりと深みをもたらすのに大きく貢献している。

    ・人種・日本人

    <性差・人種差は存在する>
    「男女の脳に差はない」「人種間の能力に差はない」このような近代的な価値観は科学によって否定されつつある。男女の知能指数を統計的に比較すれば、女性は中央に多く分

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    2017年05月15日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

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    ネタバレ

    1. 運のいい人は世界の中心に自分を据える

    「運のいい人は、みな、自分を大切にしている」

    自分を大切にする = 自分に心を配ること
    ・身だしなみに気をつける
    ・健康に配慮した食事を心がける
    ・身の回りを整理整頓する

    自分のことが嫌いな人は自分を大切にできない。
    まずは自分を好きになることが大事。

    ◉運がいい人とは?
    自分なりの「しあわせのものさし」を持っている→しあわせの状態を積極的につくりだす努力をしている→自己一致の状態(自分を好きな状態)になる→常に快の状態でいるので安心感を与える→人に好かれる

    その人の運の善し悪しは周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということに大きく左

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    2016年05月11日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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    飽きずに読めました。

    本来、難解であろう脳科学を、庶民にも分かりやすく嚙み砕き、馴染み深い情報を絡めて説明してあります。
    元々は「脳内麻薬」を読みたかったのですが、まずは中野さんの作風を知りたくて、読んでみました。最後まで飽きずに
    読破出来ました。

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    2015年12月25日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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     『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』が面白かったので2冊目を手に取りました。脳内麻薬が脳内物質に特化した私にとっては科学的な内容だったのに対し、この『脳はどこまでコントロールできるか?』は、科学的に解明されていく脳の性を踏まえて書かれているものの、中野信子さんが読んだ本に書いてあったエピソードなどを基に想いを綴ったようなエッセイ的な内容です。

     そんなにアカデミックな内容ではないですけれども、タイトルから受ける印象とは異なり、人間的で心情的な内容で、少し疲れている心を励まされるというか、希望と勇気を与えられます。ちょっと人生に疲れてしまっている人や、何らかの理由で新しい人生

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    2015年10月03日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

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    喜びの脳内麻薬ドーパミン物質

    この本を読んで解ったのは無害の脳内麻薬ドーパミンは人類発展や人格破壊、本人の喜びの対象にとって一番好きな事が何か一人一人に違いが有ります。
    大きく枠組みで人から褒められると出てくる場合と本人の達成感で出て来る場合があります。
    良いことも、悪い事も生まれ育ち環境や心の達成感がお金や恋愛、ゲームや愛する物、優越感が勉強や有名な大学入学などまた博愛的なボランティアや人の為になること逆に暴力で人を服従させる等、天使や悪魔にでも人間性で違いがあります。

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    2015年03月03日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

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    ネタバレ

    運をよくするには、脳から変わること。
    そういえば「夢って具体化すると叶う」とあちこちでよく聞きますが、ここでも「具体的な目的を持つこと」「ゲームを降りないこと」「いつも頭のどこかで夢を意識しておくこと」とありました。
    ということは、中山庸子さんの「夢ノート」も、中野さんのおっしゃることに照らせば、すごく理にかなっているということですね。夢ノート、続けよう♪

    あと、脳の報酬系を利用するという話、なるほど!と思いました。一つのことを学習するには、脳が飽きないように、脳が喜ぶ新しい刺激を与えるために、角度を変えて学んだり、こまめに達成感を感じられるような工夫をするといいということですね。

    という

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    2014年05月13日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

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    運のいい人は、自分は運がいいと思い込む。運がいいと思っている人も、悪いと思っている人も、遭遇している事象は似ていることが多いのだが、その捉え方、考え方が違うので、対処の方法も違う。 
     たとえば運が悪いと思っている人は、うまくいかなかった時にそのせいにしてしまうが、運がいいと思っている人には努力や改善の余地が生まれる、ということ
     そう考えると、運がいいと思うことに根拠はいらず、思うこと自体に意味がある

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    2014年01月30日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    フォトリ48。予想外に良かった。祈ることでこんなホルモンが出て…という解説は予想していましたが、「脳科学的に見た幸せな人」の定義が、私が薄ぼんやりと考えていたものとは真逆なことにびっくり。そして宗教や言霊も「非科学的」と否定せず、何とか科学の側から歩み寄り説明をつけようとする真摯な姿勢にうたれました。科学者というのは科学や人の力を傲慢に評価している人種と思っていましたが、そうでない方もいるのですね。

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    2013年11月25日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    人は如何にして生きるべきか、それを教える生来的な人体の構造とはいかなるものかを教えてくれる。最新の脳科学のレポート。

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    2012年12月02日
  • 眠れない夜に、言語化の話をしよう ー脳科学者はため息を言語化し、開発者は深呼吸を可視化するー

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    中野信子氏の本音ベースの話を知りたい人におすすめ。

    【概要】
    ●各分野における中野氏と川田氏のキャッチボール
    ●仕事、恋愛、家族、老化・死、芸術、発明、宗教における言語化

    【感想】
    ●中野氏は著書によって遠慮しているものも見かけるが、この本は本音ベースの発言が多いと思う。そこを引き出している川田氏の上手さなのだろう。
    ●中野氏の一般的な家庭環境で過ごしていない点も垣間見ることができる。
    ●AIに関する話題も出てくる。生成AIが出現してからというもの、世の流れに乗っかってAIなら何でもできるという人たちが増えているが、そのようなブームをズバッと切ってくれている。私はAIが万能ではないと思って

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    2025年12月07日
  • 努力不要論

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    努力をすればしただけ、これだけやってるのにという感情が前に出てしまい、結果がついてこないことに苛立ち、パフォーマンスを下げてしまう。まさに自分のことだった。好きなことだけしかしない。努力しない人生を模索したくなった。

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    2025年12月05日
  • 新版 科学がつきとめた「運のいい人」

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    著者をTVで観て以来、脳科学に興味を持ち、著書を探していた。タイトルから興味深い。全体的にわかりやすく、特に前中半は脳の特性などを解説していて面白かった。後半は少し哲学的で自己啓発の要素が出てきてしまって、私的には星4つ。

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    2025年11月25日
  • エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

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    p203
    世界におけるアメリカ、日本における東京
     江戸/東京というのは、徳川家康が江戸幕府を開府してから現在までで約400年という年です。太田道灌が江戸に築城して約150年後に、家康が関東に入り、河川の流れを変更したり、新田を開発したりなど本格的な造成が始まっていきます。それまでは小田原や鎌倉が関東の中心地であったわけですから、首都としての歴史は約400年ということになります。これはアメリカの歴史とほぼ同じ長さです。
     もともと江戸に住んでいた人よりも多くの人間が職を求め、あるいは移住させられるなどして急速に流入してきました。

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    2025年11月25日
  • 賢くしなやかに生きる脳の使い方100

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    テレビのほんまでっかの番組でよく見る脳科学者だったので、なんとなく読んでみた。

    こういう類の本をよく読むので、なんとなく知ってることは結構あったけど、
    知ってることが出てくると、「やっぱりこの考え方は大事なんだなぁ」とか再認識できてよかった。

    文章を読んでて、中野さんは、東大出身で女性で、きっと今まで女性やのに賢いね、とか言われたことが多かったのかなと感じた。

    文章の中の例文でそういった例文がちらほらあって、私自身は女性だから〜とか言われた経験ないから、なんとなくそう感じた。

    本の中で、褒め方として、「相手」を主語にして「(あなたは)すごいね」と伝えるよりも
    「私」を主語にして、「(私

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    2025年11月24日
  • 新版 科学がつきとめた「運のいい人」

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    同じ出来事が起きたとしても、人によってその解釈は異なるため、運が良いかどうかの判断は結局はその人次第で変わるものなのだ。
    つまり、心に余裕を持ちおおらかでいることができれば自然と運が良いと感じる機会も増えるのではないかと考えた。そのためには周りの価値観に流されず、自分の価値観を大切に生きることが大事。
    また、運の良い人は他者と良い関係性を築いていることが多く、他者の良い点を積極的に褒めるなどの具体的なアクションも運の良い人になる第一歩と言えるのではないかと感じた。

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    2025年11月24日
  • 咒(まじない)の脳科学

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    我々は言葉に縛られているし、脳は全部を処理するとコストがかかるので省略するために騙されやすい。結局人は信じたいものを信じる。有限実行より不言実行の方が努力が続くという研究結果は心強い。「外見の変化が行動の変化につながる」は、ジョジョ4部のシンデレラの回みたい。

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    2025年11月16日
  • 感情に振り回されないレッスン

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    「置かれた場所で咲きなさい」って一時流行っていたけど、そこにいて我慢しなくてもいいっていうのはありがたい。

    正解がわからないことばかりの人生
    嫌だなって感じることは身の危険の警告なんだから直感は過去のデータの蓄積だから選ばなくていいと あなたの選択は正解として考えていい

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    2025年11月13日
  • 悩脳(のうのう)と生きる 脳科学で答える人生相談

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    中野信子らしい視点から悩みを解決する。ふむふむ、そういう視点もあるか。とか、脳科学的にはこういうことが言われてるからこうなんだ!など新しい発見や物の見方を与えてくれる名著!

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    2025年11月08日
  • 咒(まじない)の脳科学

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    ❝願意を音声として発するということはそれだけで願望の実現に向けた一歩たり得る行為となる。❞

    目標を書き出すだけでなく「口から言葉として発して耳で聞く」ことも脳科学的に効果的です。

    毎朝目標を復唱する時間を取り入れてみます。

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    2025年11月06日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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    オーディブルで聴きました。
    ハロー効果やミラーニューロン効果など、すぐに実践しやすいやり方が書かれており、
    大変わかりやすく前向きな気持ちになりました。

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    2025年10月29日