中野信子のレビュー一覧
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脳科学、社会科学、哲学の若手論客の鼎談をもとめた本です。
序章 近代的人間観を捨てよ!
第1章 ナショナリズム――なぜ快楽なのか
第2章 国家と体制――なぜ自由は苦痛なのか
第3章 ポピュリズム――なぜバカがはびこるのか
第4章 暴力――なぜ人間は戦争をやめられないのか
おわりに――近代を超えられるか
お互いがお互いにジャンルで蓄積してきた知見を歯に衣着せず、論じ合う。
何となく常識であると思っていたことは実は非常識であった。
「おわりに 近代を超えられるか」において、「自然科学の陥穽」という項目があって、自然科学においてさえ「客観的な真理」を見出すのが不可能になったということです。自然現象の -
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近代的な思想、価値観を揺らがされること請け合いの一冊。対談者の思想の根底にあるのは近代への懐疑であり、基本的には保守的な立場から議論が展開される。西部邁や中野剛志の書籍に慣れ親しんだ者にとっては、議論の出発点だけをみれば既知の内容も多々ある。しかし、対談形式で話が脱線するが故に、思わぬ内容に触れることもできるはずだ。中野信子からの視点は、議論に広がりと深みをもたらすのに大きく貢献している。
・人種・日本人
<性差・人種差は存在する>
「男女の脳に差はない」「人種間の能力に差はない」このような近代的な価値観は科学によって否定されつつある。男女の知能指数を統計的に比較すれば、女性は中央に多く分 -
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ネタバレ1. 運のいい人は世界の中心に自分を据える
「運のいい人は、みな、自分を大切にしている」
自分を大切にする = 自分に心を配ること
・身だしなみに気をつける
・健康に配慮した食事を心がける
・身の回りを整理整頓する
自分のことが嫌いな人は自分を大切にできない。
まずは自分を好きになることが大事。
◉運がいい人とは?
自分なりの「しあわせのものさし」を持っている→しあわせの状態を積極的につくりだす努力をしている→自己一致の状態(自分を好きな状態)になる→常に快の状態でいるので安心感を与える→人に好かれる
その人の運の善し悪しは周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということに大きく左 -
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飽きずに読めました。
本来、難解であろう脳科学を、庶民にも分かりやすく嚙み砕き、馴染み深い情報を絡めて説明してあります。
元々は「脳内麻薬」を読みたかったのですが、まずは中野さんの作風を知りたくて、読んでみました。最後まで飽きずに
読破出来ました。 -
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『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』が面白かったので2冊目を手に取りました。脳内麻薬が脳内物質に特化した私にとっては科学的な内容だったのに対し、この『脳はどこまでコントロールできるか?』は、科学的に解明されていく脳の性を踏まえて書かれているものの、中野信子さんが読んだ本に書いてあったエピソードなどを基に想いを綴ったようなエッセイ的な内容です。
そんなにアカデミックな内容ではないですけれども、タイトルから受ける印象とは異なり、人間的で心情的な内容で、少し疲れている心を励まされるというか、希望と勇気を与えられます。ちょっと人生に疲れてしまっている人や、何らかの理由で新しい人生 -
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喜びの脳内麻薬ドーパミン物質
この本を読んで解ったのは無害の脳内麻薬ドーパミンは人類発展や人格破壊、本人の喜びの対象にとって一番好きな事が何か一人一人に違いが有ります。
大きく枠組みで人から褒められると出てくる場合と本人の達成感で出て来る場合があります。
良いことも、悪い事も生まれ育ち環境や心の達成感がお金や恋愛、ゲームや愛する物、優越感が勉強や有名な大学入学などまた博愛的なボランティアや人の為になること逆に暴力で人を服従させる等、天使や悪魔にでも人間性で違いがあります。
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ネタバレ運をよくするには、脳から変わること。
そういえば「夢って具体化すると叶う」とあちこちでよく聞きますが、ここでも「具体的な目的を持つこと」「ゲームを降りないこと」「いつも頭のどこかで夢を意識しておくこと」とありました。
ということは、中山庸子さんの「夢ノート」も、中野さんのおっしゃることに照らせば、すごく理にかなっているということですね。夢ノート、続けよう♪
あと、脳の報酬系を利用するという話、なるほど!と思いました。一つのことを学習するには、脳が飽きないように、脳が喜ぶ新しい刺激を与えるために、角度を変えて学んだり、こまめに達成感を感じられるような工夫をするといいということですね。
という -
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ネタバレ面白かったです。
自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動(スパイト行動)が他国に比べて傾向が高いというのは驚きつつも、自分より得する人が許せないという考え自体は心当たりがありました。
日本は協調性や行儀の良さが居心地良く感じますが、度が過ぎると少数派の人を過剰に叩いてしまったり、自分が許容出来ないものに嫌悪を抱いてしまったり社会としてもそうですが、回り回って自分の首を絞めることになるのではと思いました。
なるべく寛容でありたいものです。
考えることに怠惰になるといけないという言葉は刺さりました。いろんな人の意見があふれているネットを見るだけでなく、自分の頭で考えて自分の言葉 -
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過去マンションを購入した際、騒音問題に悩まされ、いまだに似た音が聞こえると激しい怒りと対象者を「許せない」という気持ちが湧くため、何か解決策がないかと思い、本書を手に取った。
だが、こちらに書かれている許せないは「自分に直接の被害がないのに怒りが湧く人」、例えば、芸能人の不倫等で過度な攻撃をしてしまう「正義中毒」と呼ばれる人に対する内容であったため、目的とは外れてしまったが、こういった人間が多数いることは日々感じ、謎に思っていたので勉強になった。
私の問題と共通することは、メタ認知思考を持つこと(自分を客観視する力)や、自分の感情の揺れに気づき、怒りを手放す癖をつけることが大事であり、脳の -
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ネタバレ【要約】
「運」という一見コントロール不可能に思えるものを脳科学や心理学の視点から分析し、運を自ら作り出し、コントロールする方法を解説している
①運の正体:運は誰にでも「公平」に降っている
科学的な観点から見ると、幸運も不運もすべての人に平等に降り注いでいる
・ランダムウォーク理論:
コイン投げを何千回も繰り返すと表と裏が出る確率が50%に近づくように、長期的に見れば全員に起こる運の数は同じ
・運のいい人の定義:
誰にでも公平に降る幸運をより多くキャッチし、不運を避け、あるいは不運を幸運に変えられる人のことを指す
・運は後天的:
運の良し悪しは生まれつき決まっているものではなく、その