中野信子のレビュー一覧
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「あなたの脳のしつけ方」
中野信子著 青春出版
脳はさまざまな異常を検知すべく、1つのことに集中しにくいシステムになっている。
“異常の検知“とは、脳が周囲の状態を常に監視し続け、それまでとは違ったおかしなことを発見するシステムです。(略)これを行なっているのが、大脳の内側面にある「帯状回(たいじょうかい)」という部分です。
(略)人間は注意散漫な方がむしろ“正しい状態“なのです。
(略)“警報装置“を作動させる要因をできるだけ排除する。
暑いと感情の動きが暴力的な方向に向かいやすい。集中したい時は、少し温度を低めに設定
一説によると、集中力を高めるには柑橘系の香りがよいとされています。
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<感想>
脳科学から見た「祈り」という利他的行為の効果を解説している本。祈りという言葉から、スピリチュアルな印象を持つが、内容は科学的見地から人間が他者のために行動するメリットを語っている。
<アンダーライン>
★★誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持つと、それが社会的には「あまりよくないこと」であるとされているのを自分の脳はわかっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。
★コルチゾールは脳内で過剰に分泌されると、「記憶」の回路で中心的な役割を果たす、「海馬」という部位が委縮してしまう
★前向きな心でいるとき、笑顔のとき、感謝の気持ちを持 -
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「聞きわけのいい脳」をつくるコツが書かれています。
Lesson7 強運力のしつけ方では、「ゲームを変えることとは自分が今いる環境をより自分に向いていそうで勝ち運が上がりそうなものに変えること」とされていて、「みんなに必要とされていることの方に目を向けてみることがゲームを変える際のカギになる」とされています。
転職などに応用できると思うのですが、「自分に適切な環境を見つけて幸運に生きていたいなら、探すべきは何がしたいかではなく、自分がどんなサービスを提供できるか」ではないでしょうか、と書かれています。
すごく参考になり、心に刺さった言葉です。 -
ネタバレ
運についてのとらえ方が変わった
生き方、心構えを説いた本。
運の良い人は基本的に考え方がプラス思考なのだとわかりました。
文章も読みやすかったです。 -
ネタバレ 購入済み
合成の誤謬
一部ご紹介します。
・かつて、出産は命がけだった。産後のある時期、分娩時の傷からの細菌感染により、二日以上母親の熱が続く。場合によっては死ぬ。
産褥熱である。これは医師の手洗いによって、防ぐことができる。
19世紀の産婦人科医センメルヴェイスは「消毒」の重要性を明らかにした。が彼は、当時の名だたる医師から集中砲火を浴び、排斥された。
最後は、頭がおかしいと病院に閉じ込められて、そこで暴行を受けて死んだ。
人間は、理性で言い訳をしながら、感情が暴走するままに異質な主張をする者を排斥し、追い詰めるものなのだということがよくわかる。
学者や医師という科学の徒でさえそうなのだ。
・お湯に -
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笑うセールスマンの喪黒福造を題材として、脳科学で分析した人間の本質のひとつに迫った一冊。
読んでこの地獄をセールスする喪黒の恐ろしさは、相手に強制をするわけでなくもちろん脅しでもなく、無償で快楽を提供することで目的を達成すること。いわゆる騙しの要素もない。あくまでターゲットになった「被害者」が選択している。しかしこれは心理学では約束を交わしたら最後、守れないのは必然の約束であることが脳科学・心理学的解説で示される。
シンプルなだけにゲーテ「ファウスト」のメフィストフェレス以上に悪魔的で、恐ろしい。
いわゆる「脳科学者」というブランドをツールにタレント活動する人もいるが、中野氏はいつも脳科学的根 -
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ネタバレ以前から気になってたので、買って読んでみました。
心から幸せを祈る時、幸せホルモンであるオキシトシンが出る。オキシトシンは幸福感につながり、自己肯定感が高まる。
人のことを自分のことのように考える力が人間にはある。そのため人のことを祈り、その人が良い方へ向かったときには自分も幸せに満たされる。
祈りは自分のとこだけではなく、人のことを祈れるようになるとその祈りの力が発揮されると思いました。
すごいと思ったことは、夫の浮気相手のことを祈れるようになったとき、夫が浮気相手と別れたということ。祈ることで魅力的な女性自身となった。
最初は憎しみしかないが、ずっと呪いのように祈り続けるよりも少しずつ -
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「心の師とはなるとも心を師とせざれ」
800年前の日本の宗教家が信徒宛の手紙にこう残している。
「自分自身を上手にしつけなさい。そうすればより素晴らしい未来が開けるよ」と言っているのだろうと著者は語る。
脳科学者の視点から、その研究成果を8つのパートで分かりやすくまとめられている。
①集中力のしつけ方
・そもそも集中しにくいように脳はできている。
・それでも集中したいなら、まずインターネットを切る。
・キリの悪いところであえて作業をやめる。
・お風呂、ウォーキング、甘いものも効果的。
②記憶力のしつけ方
・大人になっても記憶力の向上は可能!
・エピソードに引っ掛けて覚えていく。
・感 -
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脳科学者とマーケティング学者が、既存のマーケティングのフレームでは語られることない、説明の難しい現象、悪のマーケティングを解明します。
「ステマ」「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」「振り込め詐欺」など。
なぜこうも簡単に脳がハマってしまうのかを解き明かします。
すごく面白いです!
おそらくマーケティングは、それまで学問の対象になりにくかった「商売」の領域について、学問の対象とするために「怪しくないこと」を無意識のうちに選択している。現実には、悪のマーケティング、 つまり「ブラックマーケティング」が厳然と存在しているにもかかわらず――。結果的に、マーケティングは「正しいこと」だけを述べる、” -
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「科学者として、人々の幸福に貢献したい」
「本当に幸福な生き方とはどのような生き方か?」
テレビにも度々出演し、著書も多数ある日本を代表する脳科学者の一人でもある著者は、この二つの問題意識を持って本書を出版した。
「よい祈り」を続けると、人生はよい方向に変わるのだと。
「祈り」と言っても宗教的なものだけに限らない。
親が子を慈しむ。
先輩が後輩を育てていく。
たくさんの人と関わりを持っていく。
その「利他的な行動」のなかで、「脳内快感物質」のドーパミンやベータ-エンドルフィンが分泌され、恋愛感情すら上回る「幸福感」が得られるのだという。
人からほめられる、よい評価をされるだけ