中野信子のレビュー一覧

  • パンデミックの文明論

    mac

    ネタバレ 購入済み

    合成の誤謬

    一部ご紹介します。
    ・かつて、出産は命がけだった。産後のある時期、分娩時の傷からの細菌感染により、二日以上母親の熱が続く。場合によっては死ぬ。
    産褥熱である。これは医師の手洗いによって、防ぐことができる。
    19世紀の産婦人科医センメルヴェイスは「消毒」の重要性を明らかにした。が彼は、当時の名だたる医師から集中砲火を浴び、排斥された。
    最後は、頭がおかしいと病院に閉じ込められて、そこで暴行を受けて死んだ。
    人間は、理性で言い訳をしながら、感情が暴走するままに異質な主張をする者を排斥し、追い詰めるものなのだということがよくわかる。
    学者や医師という科学の徒でさえそうなのだ。
    ・お湯に

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    2022年09月30日
  • 努力不要論

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    客観的に事実を科学的に述べてくれます。耳が痛い事ばかり言われますが、それはそれで現実で、その現実を自分でどれだけ把握した上で、自分を喜ばせながら努力を努力と思わず、楽しみながら意思力を発揮できるか。

    定期的に読み直してマインドセットしたいですね。

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    2020年10月25日
  • 悪の脳科学

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    笑うセールスマンの喪黒福造を題材として、脳科学で分析した人間の本質のひとつに迫った一冊。
    読んでこの地獄をセールスする喪黒の恐ろしさは、相手に強制をするわけでなくもちろん脅しでもなく、無償で快楽を提供することで目的を達成すること。いわゆる騙しの要素もない。あくまでターゲットになった「被害者」が選択している。しかしこれは心理学では約束を交わしたら最後、守れないのは必然の約束であることが脳科学・心理学的解説で示される。
    シンプルなだけにゲーテ「ファウスト」のメフィストフェレス以上に悪魔的で、恐ろしい。
    いわゆる「脳科学者」というブランドをツールにタレント活動する人もいるが、中野氏はいつも脳科学的根

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    2020年09月15日
  • 悪の脳科学

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    「笑うセールスマン」の内容をテーマにした本。タイトルにひかれて買いました。

    読みやすく面白い!
    だます側とだまされる側の人間がいる。
    「心の隙間埋めてあげます」と近づいてくるセールスマン。この漫画にはたくさんの心理学が使われており、日常生活にあてはまることがよくよく考えてみるとたくさんある。

    なぜこんなにも人はだまされるのだろう。

    満たされていない思いがきっとあるから。本当はみんなだまされたいと思っているのではなかろうかと作者はいう。

    自分はどちら側の人間か。

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    2020年07月27日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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    まだ第一章までしか読んでいないが、まさにな体験があったので面白いと感じた。

    コロナ禍においてネットで衝動買いをついついしちゃうよねーという話をしていて、
    人との絆が絶たれたことで不安になり、
    その不安で消費行動に移すことが…
    のような事が書いてあり、

    まさにだな…と感じました。
    この後も楽しみです。

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    2020年04月20日
  • ヒトは「いじめ」をやめられない(小学館新書)

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    「イジメ格好悪い」のCMを過去に見て、幼心に違和感を覚えたのを思い出します。
    こちらの本を読んで、イジメたい心は、人には有るのが当たり前だと分かって救われた気がしました。
    人間だものイジメたい気持ちがあることはしかたないよね、その上でどうすれば良いのかを考えるのが本来取るべき行動だ、と思うことができました。
    見たくないもの(人にはイジメたい気持ちがある)は見て見ぬふりして、精神論で「いじめ格好悪い」と言っていたのが、違和感の正体だと気づけました。

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    2024年12月28日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    以前から気になってたので、買って読んでみました。

    心から幸せを祈る時、幸せホルモンであるオキシトシンが出る。オキシトシンは幸福感につながり、自己肯定感が高まる。
    人のことを自分のことのように考える力が人間にはある。そのため人のことを祈り、その人が良い方へ向かったときには自分も幸せに満たされる。
    祈りは自分のとこだけではなく、人のことを祈れるようになるとその祈りの力が発揮されると思いました。

    すごいと思ったことは、夫の浮気相手のことを祈れるようになったとき、夫が浮気相手と別れたということ。祈ることで魅力的な女性自身となった。
    最初は憎しみしかないが、ずっと呪いのように祈り続けるよりも少しずつ

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    2020年03月24日
  • あなたの脳のしつけ方

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    「心の師とはなるとも心を師とせざれ」

    800年前の日本の宗教家が信徒宛の手紙にこう残している。

    「自分自身を上手にしつけなさい。そうすればより素晴らしい未来が開けるよ」と言っているのだろうと著者は語る。

    脳科学者の視点から、その研究成果を8つのパートで分かりやすくまとめられている。

    ①集中力のしつけ方
    ・そもそも集中しにくいように脳はできている。
    ・それでも集中したいなら、まずインターネットを切る。
    ・キリの悪いところであえて作業をやめる。
    ・お風呂、ウォーキング、甘いものも効果的。

    ②記憶力のしつけ方
    ・大人になっても記憶力の向上は可能!
    ・エピソードに引っ掛けて覚えていく。
    ・感

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    2020年03月01日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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    そうかー、焼き畑農業でよければ、ある一定規模の市場があれば商売は成り立つのだから、そこにたどり着ければいいというわけか。ネットがない時代とはそれなりに違ってくるわけだ。なかなか対応が難しい。

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    2020年02月21日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

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    人間が自分の意思や性格でやっていると思う決断、行動の多くは脳内物質ドーパミン(ご褒美)と密接にかかわっているというもの。
    依存が
    物質、プロセス、人間関係に分けられるがそれらはこのドーパミンと関係している。
    排出する側だけでなく、レセプター側の数にも影響されている。
    笑顔の影響や、人はみな生理的欲求からはじまり最後は自己実現に向かっているのではないというのはわかるようなわからないような。

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    2019年12月01日
  • あなたの脳のしつけ方

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    感覚的に行っていたことが、脳にかなっていたことだったと理解できました。

    脳の癖を理解すると、様々なことが取り組みやすくなるように思います。

    テレビで拝見する中野さんの口調がそのまま文章になっており、とても読みやすかったです。

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    2019年11月21日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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    脳科学者とマーケティング学者が、既存のマーケティングのフレームでは語られることない、説明の難しい現象、悪のマーケティングを解明します。
    「ステマ」「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」「振り込め詐欺」など。
    なぜこうも簡単に脳がハマってしまうのかを解き明かします。
    すごく面白いです!

    おそらくマーケティングは、それまで学問の対象になりにくかった「商売」の領域について、学問の対象とするために「怪しくないこと」を無意識のうちに選択している。現実には、悪のマーケティング、 つまり「ブラックマーケティング」が厳然と存在しているにもかかわらず――。結果的に、マーケティングは「正しいこと」だけを述べる、”

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    2019年10月23日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    平成16年6月ごろ読む
    感想文ノートを見つけたので、令和元年9月記入

    脳に与える祈りの影響
     ネガティブな祈り「呪い」・・・自分自身に悪影響を及ぼす、逆効果
                    ストレス物質であるコルチゾールが分泌
     ポジティブな祈り・・・祈っている当人の脳によい影響を与え、幸福感を与える。
                脳内快感物質が分泌される。

    幸福な人、不幸な人
     釈迦「人生で一番大事なことは何でしょうか?」の問に「幸せになることです」
     
     幸福な人生とは、何事もない平穏な人生ではない。さまざまな困難が次々と襲ってくる人生の方が、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じる。
     

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    2019年09月11日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    「科学者として、人々の幸福に貢献したい」

    「本当に幸福な生き方とはどのような生き方か?」

    テレビにも度々出演し、著書も多数ある日本を代表する脳科学者の一人でもある著者は、この二つの問題意識を持って本書を出版した。

    「よい祈り」を続けると、人生はよい方向に変わるのだと。

    「祈り」と言っても宗教的なものだけに限らない。

    親が子を慈しむ。

    先輩が後輩を育てていく。

    たくさんの人と関わりを持っていく。

    その「利他的な行動」のなかで、「脳内快感物質」のドーパミンやベータ-エンドルフィンが分泌され、恋愛感情すら上回る「幸福感」が得られるのだという。

    人からほめられる、よい評価をされるだけ

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    2019年07月21日
  • 不倫

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    ネタバレ

    もともと一夫一婦制の結婚に向いていないタイプが人口の半数程度いる。遺伝子的に。
    母親との接し方で、安定型、回避型、不安型に分類される。
    後天的に型は変わる可能性もある。
    不倫が社会的制裁を受けるのは、フリーライダーを排除したいため。

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    2019年07月18日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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    なんとなく性別、性格とか文化の違いで片づけられていることが実は脳の構造、構成がそもそも違うからというはっきりした理由があるんだとわかって妙に納得。自分が好奇心旺盛で新しもの好きで飽きやすいし恋愛でも目移りしやすいのは、あ~俺はDRD4受容体が多いからなのか~とかw
    テストステロンは孤独を好む傾向があるから、ストレスがかかると女は友達で集まって女子会したりするのに対し、男は一人になって考えたり自分の時間や空間を持ちたいと思うのだとか。へ~~~だね。脳がそういうふうにできてるならもうそれは必然的なことなんだね

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    2019年06月02日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

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    テレビでもよく見る脳科学者・中野信子先生が、自身も好きなメタルが好きな人達を脳科学的に分析した本。2019年作品。
    まず最初に、孤独感を感じていた少女時代の先生がメタルに出逢う、という自分語りから始まっています。それがあまりにも感動的で、1ページ目から泣きそうになりましたよ。第1章は、こうした中野先生の中高生時代の音楽体験が書かれていて、偏差値高め少女のメタル話はボンクラ男子のメタル好きしか知らない自分には、非常に新鮮で興味深く読みました。
    第2章以降では、メタル好きな人達に特有の気質を見事に言語化してくれていて、所々で脳科学の専門用語が使われる難しさはありましたが、色々と納得する事が多く楽し

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    2019年02月06日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

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    この本を読む前から、「私は運がいい人間だ」と思って生きていたけれど間違いではなかった。

    自然と行っていた習慣は特にこれからも意識しながら続けて、これからも運がいい人間として生きていく。

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    2018年12月23日
  • 不倫

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    タイトルは「不倫」だけど、人類の生き方やあり方を述べた書で考えさせられる一冊だった。
    日本は生殖に対して非常にネガティヴで、その方法を変えない。
    ヨーロッパのように結婚や生殖のあり方を見直す時に来ているように思える。
    このままでは、日本には外国人が増え日本のあるべき姿が消えてしまうのでは無いだろうか?
    結婚や夫婦のあり方を問う問題定義書であった。

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    2018年11月18日
  • 不倫

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    ■気の遠くなるような進化を潜り抜けてきた不倫遺伝子。
    ・研究結果からわかることは生まれつき「一夫一婦制の結婚には向かない人」がいるという厳然たる科学的事実。
    ・ある人の振る舞いが一夫一婦制に合致するかどうかは本人の意思や努力ではなく,遺伝子や脳の仕組みによって決まっている部分も大いにある。
    ・遺伝子の塩基配列は数世代で急速に変化することはなく長い時間をかけてゆっくりと変わっていくのが基本。また遺伝的多型があるとき,どちらかの遺伝子が適応的であったとして,その方が広まっていく速度=適応度は,数理社会では「1世代で1%の変化が起こる速度に相当する」と仮定する場合が多い。
    ・たとえばセロトニンという

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    2018年10月13日