中野信子のレビュー一覧

  • ヒトは「いじめ」をやめられない(小学館新書)

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    「イジメ格好悪い」のCMを過去に見て、幼心に違和感を覚えたのを思い出します。
    こちらの本を読んで、イジメたい心は、人には有るのが当たり前だと分かって救われた気がしました。
    人間だものイジメたい気持ちがあることはしかたないよね、その上でどうすれば良いのかを考えるのが本来取るべき行動だ、と思うことができました。
    見たくないもの(人にはイジメたい気持ちがある)は見て見ぬふりして、精神論で「いじめ格好悪い」と言っていたのが、違和感の正体だと気づけました。

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    2024年12月28日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    以前から気になってたので、買って読んでみました。

    心から幸せを祈る時、幸せホルモンであるオキシトシンが出る。オキシトシンは幸福感につながり、自己肯定感が高まる。
    人のことを自分のことのように考える力が人間にはある。そのため人のことを祈り、その人が良い方へ向かったときには自分も幸せに満たされる。
    祈りは自分のとこだけではなく、人のことを祈れるようになるとその祈りの力が発揮されると思いました。

    すごいと思ったことは、夫の浮気相手のことを祈れるようになったとき、夫が浮気相手と別れたということ。祈ることで魅力的な女性自身となった。
    最初は憎しみしかないが、ずっと呪いのように祈り続けるよりも少しずつ

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    2020年03月24日
  • あなたの脳のしつけ方

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    「心の師とはなるとも心を師とせざれ」

    800年前の日本の宗教家が信徒宛の手紙にこう残している。

    「自分自身を上手にしつけなさい。そうすればより素晴らしい未来が開けるよ」と言っているのだろうと著者は語る。

    脳科学者の視点から、その研究成果を8つのパートで分かりやすくまとめられている。

    ①集中力のしつけ方
    ・そもそも集中しにくいように脳はできている。
    ・それでも集中したいなら、まずインターネットを切る。
    ・キリの悪いところであえて作業をやめる。
    ・お風呂、ウォーキング、甘いものも効果的。

    ②記憶力のしつけ方
    ・大人になっても記憶力の向上は可能!
    ・エピソードに引っ掛けて覚えていく。
    ・感

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    2020年03月01日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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    ネタバレ

    そうかー、焼き畑農業でよければ、ある一定規模の市場があれば商売は成り立つのだから、そこにたどり着ければいいというわけか。ネットがない時代とはそれなりに違ってくるわけだ。なかなか対応が難しい。

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    2020年02月21日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

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    人間が自分の意思や性格でやっていると思う決断、行動の多くは脳内物質ドーパミン(ご褒美)と密接にかかわっているというもの。
    依存が
    物質、プロセス、人間関係に分けられるがそれらはこのドーパミンと関係している。
    排出する側だけでなく、レセプター側の数にも影響されている。
    笑顔の影響や、人はみな生理的欲求からはじまり最後は自己実現に向かっているのではないというのはわかるようなわからないような。

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    2019年12月01日
  • あなたの脳のしつけ方

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    感覚的に行っていたことが、脳にかなっていたことだったと理解できました。

    脳の癖を理解すると、様々なことが取り組みやすくなるように思います。

    テレビで拝見する中野さんの口調がそのまま文章になっており、とても読みやすかったです。

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    2019年11月21日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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    脳科学者とマーケティング学者が、既存のマーケティングのフレームでは語られることない、説明の難しい現象、悪のマーケティングを解明します。
    「ステマ」「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」「振り込め詐欺」など。
    なぜこうも簡単に脳がハマってしまうのかを解き明かします。
    すごく面白いです!

    おそらくマーケティングは、それまで学問の対象になりにくかった「商売」の領域について、学問の対象とするために「怪しくないこと」を無意識のうちに選択している。現実には、悪のマーケティング、 つまり「ブラックマーケティング」が厳然と存在しているにもかかわらず――。結果的に、マーケティングは「正しいこと」だけを述べる、”

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    2019年10月23日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    平成16年6月ごろ読む
    感想文ノートを見つけたので、令和元年9月記入

    脳に与える祈りの影響
     ネガティブな祈り「呪い」・・・自分自身に悪影響を及ぼす、逆効果
                    ストレス物質であるコルチゾールが分泌
     ポジティブな祈り・・・祈っている当人の脳によい影響を与え、幸福感を与える。
                脳内快感物質が分泌される。

    幸福な人、不幸な人
     釈迦「人生で一番大事なことは何でしょうか?」の問に「幸せになることです」
     
     幸福な人生とは、何事もない平穏な人生ではない。さまざまな困難が次々と襲ってくる人生の方が、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じる。
     

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    2019年09月11日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    「科学者として、人々の幸福に貢献したい」

    「本当に幸福な生き方とはどのような生き方か?」

    テレビにも度々出演し、著書も多数ある日本を代表する脳科学者の一人でもある著者は、この二つの問題意識を持って本書を出版した。

    「よい祈り」を続けると、人生はよい方向に変わるのだと。

    「祈り」と言っても宗教的なものだけに限らない。

    親が子を慈しむ。

    先輩が後輩を育てていく。

    たくさんの人と関わりを持っていく。

    その「利他的な行動」のなかで、「脳内快感物質」のドーパミンやベータ-エンドルフィンが分泌され、恋愛感情すら上回る「幸福感」が得られるのだという。

    人からほめられる、よい評価をされるだけ

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    2019年07月21日
  • 不倫

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    ネタバレ

    もともと一夫一婦制の結婚に向いていないタイプが人口の半数程度いる。遺伝子的に。
    母親との接し方で、安定型、回避型、不安型に分類される。
    後天的に型は変わる可能性もある。
    不倫が社会的制裁を受けるのは、フリーライダーを排除したいため。

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    2019年07月18日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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    なんとなく性別、性格とか文化の違いで片づけられていることが実は脳の構造、構成がそもそも違うからというはっきりした理由があるんだとわかって妙に納得。自分が好奇心旺盛で新しもの好きで飽きやすいし恋愛でも目移りしやすいのは、あ~俺はDRD4受容体が多いからなのか~とかw
    テストステロンは孤独を好む傾向があるから、ストレスがかかると女は友達で集まって女子会したりするのに対し、男は一人になって考えたり自分の時間や空間を持ちたいと思うのだとか。へ~~~だね。脳がそういうふうにできてるならもうそれは必然的なことなんだね

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    2019年06月02日
  • メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

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    テレビでもよく見る脳科学者・中野信子先生が、自身も好きなメタルが好きな人達を脳科学的に分析した本。2019年作品。
    まず最初に、孤独感を感じていた少女時代の先生がメタルに出逢う、という自分語りから始まっています。それがあまりにも感動的で、1ページ目から泣きそうになりましたよ。第1章は、こうした中野先生の中高生時代の音楽体験が書かれていて、偏差値高め少女のメタル話はボンクラ男子のメタル好きしか知らない自分には、非常に新鮮で興味深く読みました。
    第2章以降では、メタル好きな人達に特有の気質を見事に言語化してくれていて、所々で脳科学の専門用語が使われる難しさはありましたが、色々と納得する事が多く楽し

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    2019年02月06日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

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    この本を読む前から、「私は運がいい人間だ」と思って生きていたけれど間違いではなかった。

    自然と行っていた習慣は特にこれからも意識しながら続けて、これからも運がいい人間として生きていく。

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    2018年12月23日
  • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

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     めっちゃおもしろかった。
     一般向けにかかれているが、かなりの専門性にも耐えられる。
     これだから依存に関わる神経生理学のハナシはやめられないw
     そして、そこここに見受けられるこのセンセイの「バッサリ感」がステキです。


    P30
     ではA10に刺激を送っているのはどの場所でしょう。それこそが私たちの脳のなかで快感をコントロールしているところです。それは2つあります。
     1つは前頭連合野、つまり知的活動の中枢です。(略)
     もうひとつは側座核というところで、これはまさに快感の中枢です。
     (略)ここでいう快感はマッサージを受けたときの気持ちよさやおふろに入ったときの解放感とは違うもので、な

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    2018年12月22日
  • 不倫

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    タイトルは「不倫」だけど、人類の生き方やあり方を述べた書で考えさせられる一冊だった。
    日本は生殖に対して非常にネガティヴで、その方法を変えない。
    ヨーロッパのように結婚や生殖のあり方を見直す時に来ているように思える。
    このままでは、日本には外国人が増え日本のあるべき姿が消えてしまうのでは無いだろうか?
    結婚や夫婦のあり方を問う問題定義書であった。

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    2018年11月18日
  • ヒトは「いじめ」をやめられない(小学館新書)

    購入済み

    なかなか興味深い

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    2018年04月08日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

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    仕事上の調べ物として読む。
    スピリチュアル本や自己啓発本に書かれていて、なんとなくそうなのかな~? そうなのかな? と思っていたことが、科学的に証明できることが書かれていてとても興味深かった。

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    2017年10月16日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    脳科学、社会科学、哲学の若手論客の鼎談をもとめた本です。
    序章 近代的人間観を捨てよ!
    第1章 ナショナリズム――なぜ快楽なのか
    第2章 国家と体制――なぜ自由は苦痛なのか
    第3章 ポピュリズム――なぜバカがはびこるのか
    第4章 暴力――なぜ人間は戦争をやめられないのか
    おわりに――近代を超えられるか
    お互いがお互いにジャンルで蓄積してきた知見を歯に衣着せず、論じ合う。
    何となく常識であると思っていたことは実は非常識であった。
    「おわりに 近代を超えられるか」において、「自然科学の陥穽」という項目があって、自然科学においてさえ「客観的な真理」を見出すのが不可能になったということです。自然現象の

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    2017年07月02日
  • サイコパス

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    お友達にサイコパスっぽい人がいる。ある人からこの本を勧められて読み始めたが、最初の数ページで、頭の中のモヤモヤがパーっと晴れていった気がする。サイコパスっぽい友達は、「ぽい」だはなく、明らかに「サイコパス」だ。そう思って付き合えば、すべての疑問が解決できるし、もっと笑顔で付き合える。サイコパスは犯罪者とは限らないが、心底信用して付き合うにはいくつかの注意点がある。この本は、そんな身の回りに潜んでいるサイコパスな友人との付き合い方を指南してくれる本だ。

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    2022年11月29日
  • 脳はどこまでコントロールできるか?

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    恋とは、脳の働きを麻痺させることで、個体より種の保存を優先するよう仕向けるためのものだったんですね。特に後半部分は知らないことが多く、勉強になりました。

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    2016年08月06日