中野信子のレビュー一覧

  • なんで家族を続けるの?

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    めちゃくちゃ面白かったです!
    普通じゃない家庭で育った方の話と、
    脳科学を合わせた対談本。
    お二人ともクレバーなので、互いの話が噛み合って飲み込んで消化していく感じ。

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    2021年06月04日
  • キレる!(小学館新書)

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    本書は、脳科学者から見た「キレる」。
    「誰も傷つけないキレ方は大きな武器」

    「キレる人」「キレる自分」に振り回されずに、上手に「キレる」を運用していく方法を探っていく。具体的な対処法も示してくれている。

    第一章 損するキレ方、得するキレ方
    第二章 キレる人の脳で起こっていること
    第三章 キレる人との付き合い方
    第四章 キレる自分との付き合い方
    第五章 戦略的にキレる「言葉の運用術」

    自分が特に参考になったのは第五章。

    「日本語の運用力」

    従来の学校教育の国語では、会話術、不快な思いをしたときの言い返し方、などは、ほとんど学習の機会はなかった

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    2021年05月16日
  • 悪の脳科学

    mac

    ネタバレ 購入済み

    騙されないために

    一部ご紹介します。
    ・人間の脳は、他の臓器と違って未完成のままである。なぜなら、生きていくための戦略変更を柔軟に行う必要があるからだ。
    それ故「ココロのスキマ」は常に心の中に存在する。逆を言えば、「ココロのスキマ」が存在することそのものが「心」の条件だ。
    ・人間は誰でも、完璧ではなく、常に何かが欠けている。ココロもスキマだらけにできている。そして、喪黒福造は、そういったターゲットに近づき、欠落を即座に埋める魔法のアイテムを授けると同時に、絶対に守ることのできない約束を課して、最後には地獄に突き落とす。これが『笑ゥせえるすまん』という作品の基本構造。
    ・能力の不足は努力によって、一定の効

    #タメになる

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    2022年09月30日
  • 「嫌いっ!」の運用(小学館新書)

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    誰でも 誰かを 「嫌う」
    誰でも 誰かから 「嫌われる」

    「嫌い」という感情と 付き合う、対処する方法が、脳化学の立場から述べられた書。

    本書の最終ページ(p190)に、作者の一番伝えたかったであろう文章があるので、以下に引用します。

    生きていれば、誰でも「嫌い」と出合わざるを得ません。
    それこそ必ず毎日ちょっとずつ出合うものであり、それらが勝手にすべて解消されるということもないので、少しずつ溜まっていくこともあるでしょう。
    その溜まった「嫌い」を、自分に生かし、メリットに変えるのも、ストレスとしてデメリットにしてしまうのも、自分次第です。「嫌い」を分析して、転換するこ

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    2021年05月11日
  • 「超」勉強力

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    勉強法と書いてあるけど、限界や困難を越えていく方法として勉強が紹介されていた。だから単にテストで良い点をとるといった視点ではない。
    勉強に取り組むようになった視点も紹介されていて面白い。
    突き抜けている人なりの苦手意識や少しずつ変えていったことなど、現在進行形で成長が感じられる本。

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    2021年05月01日
  • 努力不要論

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    がむしゃらに苦労する努力は無駄。ゴールと戦略に基づく努力は有効。生物学、脳科学的知見から成功について考察する。

    成功するにも、アイデアとか発想の転換を用いるやり方がある。今の不景気な日本を悲観的に捉えてないで、だからこそできることを考えることが重要だなぁと思った。案外格差って日本では大きくないんだよって話もあった。あらゆる可能性を自分から見ないフリしてはいけないと思った。

    生きているということについて、自分が生きているということは自分の遺伝子が長い生物の歴史の中で勝ち残ってきたからだと解釈できる。すなわち、自分は生きるにふさわしい能力を備えていると考えられる。これはそっくりそのままじゃない

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    2021年04月27日
  • あなたの脳のしつけ方

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    「あなたの脳のしつけ方」
    中野信子著 青春出版

    脳はさまざまな異常を検知すべく、1つのことに集中しにくいシステムになっている。
    “異常の検知“とは、脳が周囲の状態を常に監視し続け、それまでとは違ったおかしなことを発見するシステムです。(略)これを行なっているのが、大脳の内側面にある「帯状回(たいじょうかい)」という部分です。
    (略)人間は注意散漫な方がむしろ“正しい状態“なのです。
    (略)“警報装置“を作動させる要因をできるだけ排除する。

    暑いと感情の動きが暴力的な方向に向かいやすい。集中したい時は、少し温度を低めに設定
    一説によると、集中力を高めるには柑橘系の香りがよいとされています。

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    2021年04月18日
  • なんで家族を続けるの?

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    大好きなお二人の対談。
    楽しかったわーー。

    じっくりと一語一語しっかりと読ませていただきました。

    ご馳走様でした。

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    2021年04月17日
  • 努力不要論

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    目的を達成するために、むしろ障害となってしまう努力もある、と教えてくれる本。
    わかりやすい実例と、その対策を明示してくれる。
    あとがきにあるように、小さい子を持つ母親に対する社会の冷たさに対して、間違った努力礼賛が回り回って、そのような社会を作ってしまったのではないかと指摘している。

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    2021年03月14日
  • 脳科学からみた「祈り」

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    <感想>
    脳科学から見た「祈り」という利他的行為の効果を解説している本。祈りという言葉から、スピリチュアルな印象を持つが、内容は科学的見地から人間が他者のために行動するメリットを語っている。

    <アンダーライン>
    ★★誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持つと、それが社会的には「あまりよくないこと」であるとされているのを自分の脳はわかっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。
    ★コルチゾールは脳内で過剰に分泌されると、「記憶」の回路で中心的な役割を果たす、「海馬」という部位が委縮してしまう
    ★前向きな心でいるとき、笑顔のとき、感謝の気持ちを持

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    2021年03月08日
  • 悪の脳科学

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    昔流行った「笑うせぇるすまん」という漫画を題材にした本。
    喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の「騙しと誘惑の仕方」を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かしている。

    「笑うせぇるすまん」懐かしい。また、読みたくなった。
    巻末の藤子不二雄Aさんと中野信子さんの対談が一番面白かった。

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    2021年03月04日
  • 努力不要論

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    日本人は努力中毒になりがちだとし、ただがむしゃらに頑張る努力を「狭義の努力」とし、①目的の設定、②戦略の立案、③実行の3段階のプロセスを経た努力を「広義の努力」としています。

    後半では読書の効用を説き、「実際に合うことは難しかったり、歴史上の人物だったりして会うことができないような人の思考も、自分の中に、その人物の思考回路をつくることができるのです。」としています。

    読書をコツコツと続けてきて良かったと思いました。

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    2021年02月27日
  • あなたの脳のしつけ方

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    「聞きわけのいい脳」をつくるコツが書かれています。

    Lesson7 強運力のしつけ方では、「ゲームを変えることとは自分が今いる環境をより自分に向いていそうで勝ち運が上がりそうなものに変えること」とされていて、「みんなに必要とされていることの方に目を向けてみることがゲームを変える際のカギになる」とされています。

    転職などに応用できると思うのですが、「自分に適切な環境を見つけて幸運に生きていたいなら、探すべきは何がしたいかではなく、自分がどんなサービスを提供できるか」ではないでしょうか、と書かれています。

    すごく参考になり、心に刺さった言葉です。

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    2021年02月27日
  • 科学がつきとめた「運のいい人」

    ネタバレ

    運についてのとらえ方が変わった

    生き方、心構えを説いた本。

    運の良い人は基本的に考え方がプラス思考なのだとわかりました。

    文章も読みやすかったです。

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    2021年01月12日
  • パンデミックの文明論

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    古代ギリシアやローマ時代から現代に至るまでのうんちくや、日本との文化の違いなどが縦横無尽に語られていて興味深い。2人の掛け合いのテンポが良くて心地よい。それぞれの専門分野の観点形式が持ち寄られ、なるほどなるほど、へーそんなんだと思いながら読んだ。

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    2020年12月26日
  • パンデミックの文明論

    mac

    ネタバレ 購入済み

    合成の誤謬

    一部ご紹介します。
    ・かつて、出産は命がけだった。産後のある時期、分娩時の傷からの細菌感染により、二日以上母親の熱が続く。場合によっては死ぬ。
    産褥熱である。これは医師の手洗いによって、防ぐことができる。
    19世紀の産婦人科医センメルヴェイスは「消毒」の重要性を明らかにした。が彼は、当時の名だたる医師から集中砲火を浴び、排斥された。
    最後は、頭がおかしいと病院に閉じ込められて、そこで暴行を受けて死んだ。
    人間は、理性で言い訳をしながら、感情が暴走するままに異質な主張をする者を排斥し、追い詰めるものなのだということがよくわかる。
    学者や医師という科学の徒でさえそうなのだ。
    ・お湯に

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    2022年09月30日
  • 努力不要論

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    客観的に事実を科学的に述べてくれます。耳が痛い事ばかり言われますが、それはそれで現実で、その現実を自分でどれだけ把握した上で、自分を喜ばせながら努力を努力と思わず、楽しみながら意思力を発揮できるか。

    定期的に読み直してマインドセットしたいですね。

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    2020年10月25日
  • 悪の脳科学

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    笑うセールスマンの喪黒福造を題材として、脳科学で分析した人間の本質のひとつに迫った一冊。
    読んでこの地獄をセールスする喪黒の恐ろしさは、相手に強制をするわけでなくもちろん脅しでもなく、無償で快楽を提供することで目的を達成すること。いわゆる騙しの要素もない。あくまでターゲットになった「被害者」が選択している。しかしこれは心理学では約束を交わしたら最後、守れないのは必然の約束であることが脳科学・心理学的解説で示される。
    シンプルなだけにゲーテ「ファウスト」のメフィストフェレス以上に悪魔的で、恐ろしい。
    いわゆる「脳科学者」というブランドをツールにタレント活動する人もいるが、中野氏はいつも脳科学的根

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    2020年09月15日
  • 悪の脳科学

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    「笑うセールスマン」の内容をテーマにした本。タイトルにひかれて買いました。

    読みやすく面白い!
    だます側とだまされる側の人間がいる。
    「心の隙間埋めてあげます」と近づいてくるセールスマン。この漫画にはたくさんの心理学が使われており、日常生活にあてはまることがよくよく考えてみるとたくさんある。

    なぜこんなにも人はだまされるのだろう。

    満たされていない思いがきっとあるから。本当はみんなだまされたいと思っているのではなかろうかと作者はいう。

    自分はどちら側の人間か。

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    2020年07月27日
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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    まだ第一章までしか読んでいないが、まさにな体験があったので面白いと感じた。

    コロナ禍においてネットで衝動買いをついついしちゃうよねーという話をしていて、
    人との絆が絶たれたことで不安になり、
    その不安で消費行動に移すことが…
    のような事が書いてあり、

    まさにだな…と感じました。
    この後も楽しみです。

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    2020年04月20日