中野信子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルは少し大袈裟に感じたが、中身はいわゆる自己啓発書。薄い本なので1日で読み終わる。既知の内容もあったが、新鮮な学びも多く、重要な要素が端的にまとめられていて分かりやすい一冊だった。
以下、特に心に残った内容を挙げる。
・相手の話をよく聞くことから始めよう。最初はとにかく相手に喋らせること。人は誰でも、自分の話をちゃんと聞いてくれると嬉しくなるもの。
・嫌がらせをしてくる人にはアドバイスを求めよう。その人に直接その嫌がらせの内容についてアドバイスを求めてみる。人間は、常に自分が正しい立場でいたいと言う欲求を持っている。あなたに対して一度アドバイスをしてしまうと、「自分が授けた知恵を正解にしたい」と言う心理が働く。
・どんなに悪い人からも学ぶと言う攻めの姿勢。彼の強さの秘訣は「人のことを悪く言わない」と言う1点に尽きる。どんな人からも学んで、自分の力にしていこうと言う能動的な攻めの生き方を身に付ける。
・誰も味方がいないのであれば、本を味方にすればいい。自分に力をつけていこう今から何でも吸収する。
・良い結果を出すことがライバルへの最高のリベンジ。誰かにライバル視されることがあったとしたら、それはとても光栄なこと。そのライバルが足を引っ張ってきたり、攻撃したりしてくるような面倒な相手であったとしたら、それはそれと戦うのはしんどいことだが、ひるまずに思う存分こちらも戦えば良い。そうして戦っているうちに、自分でも気づかないうちにどんどん力がついていく。とはいっても、相手をおとしめたり、攻撃したりするのに勢力を注ぐのでは、泥試合になるだけで自分に何も残らない。「最高のリベンジは最高の仕事をすることである。」味方よりも敵の存在に感謝する姿勢の大切さを知る。
・楽観主義者になる。才能ではなく、自分の努力を信じる、誰にでも、できることをきちんとやれば、絶対に結果が出ると信じる。
・意味があると思うことが無意味である場合も多い。できるだけ「やること」の数を減らすべき。それで余った時間労力を「やるべきこと」に回す必要があるわけである。
・チェックリストとは何かをするためのものだと考えられていますが、実は何かをしないためのものでもある。
・自己診断書を作る1つは「自分の努力の記録」。そしてもう一つは「目標を数値化すること」。後から努力の痕跡を見返したときに、「自分をこんなにやってきたじゃないか!と」となって励みとなる知恵も湧いてくる。
・「運が良かった」と言うよりも「目標定め、そのことをずっと考えている中で、そのためにどうすれば良いかと言う知恵が生まれた」。その結果、合格できたと思う。これらは、運の良し悪しも関係ない。
・強気のふりをする。他人の評価より自分の評価のほうに強く影響受ける。人間と言うのは、誰か他人が評価するよりもずっと、自分で自分のことを常に評価し続けている。そのような機能が脳にあることが知られている。なので、他人の言葉よりも自分の思い込みの方がコンプレックスを強くしている。
・人間は自己イメージに該当するものしか受け入れない。その言葉を肯定することで、自分自身を傷つけている。人間は無意識に「誰かが何かを言ったとしても、自分自身が持っている自己イメージが合致することにしか同意しない亅と言う性質を持っている。その性質をうまく利用すれば、自分自身に対するネガティブな自己評価をなくしていくことで、誰かが何かを言ったとしても、ちょっとやそっとのことでは傷つかない器の大きい自分になれる。自分の長所を常に意識するようにし、短所には一旦目をつぶるようにする。すると短所を指摘されたとしても、冷静に処理することができる。その指摘が自分にプラスになりそうな内容だったら、感情に左右されないようにしながら取り入れることも必要かもしれない。
・自分自身ではなかなか気づくことができない、自分を改善できるポイントに、気づかせてもらう絶好のチャンスだと思いながら、なるべく前向きな気持ちを保つようにする。言われると傷つきそうなことには鈍感になったり忘れたりするように心がける。そして少々を指摘された場合には素直に喜ぶ。しかし「自分自身に対するネガティブな評価をなくそう」と言うのは口で言うのは簡単ですが、実際にやってみるのは難しいもの。
・心が折れない人になれたければ強気のふりをする。強気のふりをもときには必要。ふりで良い。そうしないと前に進めないから。強気のふりをすることが心を折れなくする1つの方法になる。「私って実は意外と強いじゃん!」と自分に思わせてあげることができる。他人ばかりではなく、自分自身も自分を「見た目」で評価しているのですから。
・ネガティブな自己イメージを払拭しようと思ったら、まず「見た目」を自分の理想に近づけてみることが手っ取り早い方法なのである。 -
Posted by ブクログ
ジェーン・スー/中野信子 両氏の対談形式で綴られる「女性」テーマの本です。
2019年刊行の『女に生まれてモヤってる!』に加筆・修正したものだそうです。
実体験をもとに現実味が濃く語られるスー氏の考えと、「人間という生き物」の在り方を俯瞰で考えて語られる中野氏の考え。
両者ともに、「あるある」と頷きながらも、ユーモアや「なるほど」と思う目から鱗の考えもあり、楽しんで読み終えました。
特に印象に残ったのは、今、様々なことで悩んでいる「個人的」問題が、実はゲームのルール(=社会構造)の問題である可能性が高い、ということ。
生物学的に見た人類の在り方が変わることによって、ヒトが生殖の考えを転換させ、女性に求められる条件そのものが無意味になるかもしれない、という考えは、一見フィクションのようでありながら、「そうなったら自分はどうしたい?」と仮定の想像を働かせるスイッチにもなったような気がします。
他にも、忘却することで新しく学べるということや、スー氏の父が「いまを生きること」に重きを置いているという話、自分一人では悩んだり考えたりばかりで先に進まないようなことですが、この本をきっかけにヒントを得た気持ちになりました。
女性がジェンダー論について語る、というと「どうせ男を下げてるんでしょ?」と思われがちかもしれませんが、こちらの本は男を下げている、という感じがなく、男女ともに読みやすいのではないかなと思います。
---<本文からの引用>------------------
バグに気づけると、人にもていねいに対応できるようになります。このバグは女にだけ存在するものではありませんから、自分も「あの人が女だったら言わない言葉」を男に投げかけずに済むようになるのです。
ー 162ページより
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※「バグ」≒ジェンダーバイアス、社会的構造における男女の不均衡、押しつけられる「らしさ」のステレオタイプ等々 -
Posted by ブクログ
ネタバレ孤独はひとりでいる状態を表す言葉で、さみしさは心の動きを表す言葉。
さみしさを感じる自分は心の弱い人間でもなければ、劣っている人間でもない。
人の人生のなかで、誕生から成長するにつれて、さみしいという感情がどのように湧き起こり、影響を与えていくのかが、年代をおって書いてあり面白かった。
孤独が、健康リスクを増大させる理由のひとつが
さみしさが与えるストレスの影響。
良好な関係を維持している人は、相手は自分とは違う人間であることを理解し、なにもかもすべてを共有できるわけではないことを知っている。
誰かを頼ることは、その人に対する信頼の表明であり、相手を「自分も人から頼ってもらえた」という満足感で満たすことができるかもしれない。
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Posted by ブクログ
"Darkness of the Brain"
結論
●今生きているだけで勝者
(生きていること、
それこそがチャンスの正体)
●真の恐怖は
【自分をコントロールできない】こと
●正しくホモサピや自分の脳構造を理解し、正しく生きましょう
この本は、科学的な方法論を基準に語られた本です。
胸がドキドキした箇所
・ 通訳の必要性あり
・ 文脈の理解必須
・科学的事実は変化の可能性あり。
・不変
誰もが平等にその正当性を確認できる状態を担保していなくてはならないというルールは不変
これが科学の本質
・人間は、本質的には自由を回避していながら、それでも自由を求め続けるという葛藤状態のまま生きている
・問題は解決できる
・感情は解決できない
・錯覚
自身のない人は、
世間の基準に合わせて自分を変え、
その合致するところに称賛を得ようと
躍起になってしまう。
けれど、
自信に溢れた人はその真逆かもしれない。
自分の業を肯定している。
己の醜さと闇を知って、
それを愛する方法を知っているから、
輝くことができるのではないか。
・音楽は感情の調整役
・音楽は必要不可欠ではないだろうか?
・ネアンデルタール人と現生人類の違い
・価値の認識ができるかどうか?
・種の滅亡に大きく関わっているとしたら面白い
・目に見えない価値を象徴するトークン
・権力構造の維持に直接関わってくる
・象徴的価値の運用能力の有無
・エネルギーになる?
・水嶺となるかならないかの違い?
・解
・人間がそう行動してしまうのは、
自身のせいではなく
脳のせいであるという事実
・いまここに、
そういうありようで
存在していることそのものが、
それだけの理由と価値があったとの証左
・バッシングをうける行動をしてしまう
そう行動するだけのメリットが
かつてヒトの進化史上あったということ
・対処方法
地味で面倒な努力
・生物学的な欲求に対しては抑制を掛ける
・社会的には攻撃を受けにくい振る舞いを選択しつづける
・慰め、解、
少なくともこの世界には、変化に適応して姿を変え、生き延びた進化の勝利者だけが、生物として存在している。
いまどんな状態であれ、認められなくても、一つのバリエーションと考える
●個人的感想
変化に抗うもよし、抗わないもよし