中野信子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ孤独はひとりでいる状態を表す言葉で、さみしさは心の動きを表す言葉。
さみしさを感じる自分は心の弱い人間でもなければ、劣っている人間でもない。
人の人生のなかで、誕生から成長するにつれて、さみしいという感情がどのように湧き起こり、影響を与えていくのかが、年代をおって書いてあり面白かった。
孤独が、健康リスクを増大させる理由のひとつが
さみしさが与えるストレスの影響。
良好な関係を維持している人は、相手は自分とは違う人間であることを理解し、なにもかもすべてを共有できるわけではないことを知っている。
誰かを頼ることは、その人に対する信頼の表明であり、相手を「自分も人から頼ってもらえた」とい -
Posted by ブクログ
"Darkness of the Brain"
結論
●今生きているだけで勝者
(生きていること、
それこそがチャンスの正体)
●真の恐怖は
【自分をコントロールできない】こと
●正しくホモサピや自分の脳構造を理解し、正しく生きましょう
この本は、科学的な方法論を基準に語られた本です。
胸がドキドキした箇所
・ 通訳の必要性あり
・ 文脈の理解必須
・科学的事実は変化の可能性あり。
・不変
誰もが平等にその正当性を確認できる状態を担保していなくてはならないというルールは不変
これが科学の本質
・人間は、本質的には自由を回避していながら、それでも -
-
Posted by ブクログ
■バイアスの存在理由を簡単に一いってしまえば「人間の脳の限界」。
今より脳の性能を上げたいならもっと脳の体積を大きくしなければならないが、骨盤の大きさに限界がある。これ以上脳を大きくできないならどうすればいいかというと、現状の脳の大きさのままで、よりよい答えを出すための工夫をしなければならない。粗い計算でいいから、瞬時に大まかな答えを出すという工夫。その工夫の一つがバイアス。論理的な思考はスキップして脳にかかる負担を減らし、エネルギーを節約すること。
私達の脳は、正確さよりも速度とエネルギー効率を重視した結果、バイアスというものが必要になったと考えられる。
■中国には戦い方や戦略を解いた兵