中野信子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一人の人とずっと生き続けなければならない、他の人と関係を持つのはダメだ、という縛りのある結婚制度にずっと疑問がある。
村田沙耶香の「清潔な結婚」のように、家には性生活は持ち込まず、性は家の外でする(不倫のように)、という世界があってもいいのでは?と感じている。
不倫をされた方は「裏切られた」というが、それは【不倫はダメ】という世界だからそう感じるのであって、最初から【外で性生活も含む異性との交流があっても良い】世界であれば、そんなことは思わない。
あれだけバッシングされると分かっているのに、不倫をする芸能人や政治家が後を立たない様子を見ても、人は不倫をしてしまうものなのだから、制度がおかしい -
Posted by ブクログ
仕事で理不尽なことが多々あって、とてももやもやしていた時に助けを求めるように本屋さんで出会った本。
家で息子に理不尽なことを話して「どうしたらいいと思う?ほら、この本買っちゃった」と話したら、
「中野信子さんの本、たくさん本棚にあるよね、読んだんだよね?」と言われてしまった。
たしかに、頭で分かっていても、なかなか気持ちをおさめられないし、読んだその時とまた違う問題だから新たな気づきが欲しくて!
やっぱり読んでよかった。
改めて多くの気づきと納得。
心を整えるのにとてもよかったです。
客観的に自分をみて、もやもやの正体もわかったし。
もやもやしちゃうのは仕方ないけど、振り回されて自分が疲れな -
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【「運動会」の存在意義が揺らぐ】
「団結力が高まるほど、排他的な行為も起こりやすい」というのが印象的だった。
この本の例にも上がっていたが、私はこの本を読んで、運動会などの学校イベントの存在意義が、自分の中で揺らいだ。
私は小、中学生の頃の運動会は(運動ができないながらも)かなり楽しんでいたタイプだ。
運動会の何か月も前から、行進や組体操、応援ダンスなどの練習に取り組んでいた。そして運動会当日は丸一日かけて行われ、チームで対決する。
それを通して、クラスメイトや友達とより仲が良くなったり一体感を感じられ、楽しくてしょうがなかった。
しかしこの本の「団結するほど、その邪魔になってしまう人 -
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ネタバレ中野先生の本はタイトルがまず良いなと思うことが多いです。
多分言うか言わないか、意識しているかしてないかの差はあるけれど、世の中のかなりの人が何かしら「さみしさ」を抱えていてそれをどうしようもないままに放置や無視している状態なのじゃないかなと思います。
赤ちゃんが泣いた時に抱っこすると泣き止むのは「輸送反応」という哺乳類に見られる現象である(p92)、という解説には驚きました。安心するからじゃないんだねと。(そういう側面もあるんじゃないかとは思いますけども)
確かにそう考えてみると抱っこするのがお母さんやお父さんじゃなくても泣き止む時もあり、逆にもっと激しく泣いてしまう時もあり、あれはどっち -
Posted by ブクログ
ビジネス書でよく見かけるような内容も多かったですが、この考え方は好きだなというものもいくつかありました。
印象に残ったのは
・本からなんでも吸収する
誰も味方がいないのであれば、まず本を味方にして自分に力をつけていく。
少しのお金を出すだけで、素晴らしい先生たちが、あなたの力になってくれる。
・一つのことばかりすると脳はすぐに飽きてしまう
脳はすぐ、一つの刺激に対して慣れてしまい、飽きてしまうという性質をもっている。
飽きている状態でも同じことを続けながら「より楽しむためには、どうしたらいいか」と思っていると潜在意識が答えをだしてくれる。
何事もポジティブに捉えて楽しく実践 -
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Posted by ブクログ
印象に残った箇所については、以下のとおり。
【P26】ここまでのことを端的にまとめると、自分にとって効果的な学びをするには、「己を知る」ことがとても大切だということです。
わたしは、「己を知ること」が、学びの9割をも左右すると考えています。
【P54】だからこそ、「苦しいな」と思ったら、それは生きてる証拠だと思うことが大切。もう少し踏み込めば、このような態度を生きていく土台にすることです。
【P93】本当につらいのは、その仕事や勉強自体ではない。それまで築いてきた自分のノウハウに疑問を抱き、出口を見失うからではないでしょうか。
だからこそ、大きな壁にぶちあたったときに、立 -
Posted by ブクログ
優しくて品のある文章が心地よかった。
科学的な根拠から人間って良くも悪くもこんなもんですよ。その中でどういう選択をしてどういう人生を送ってもいいんですよ。
それを誰でもないあなたが選択することが何より重要なんですよ。ってメッセージを優しく伝えてくれる。
科学だけの話ではなく、世界は沢山の事象で溢れているけどそれをどう解釈するかは個人の自由であり、ポジティブに受け取る事もネガティブに受け取る事もその人に委ねられている。
その中で研究し、観測した事象を社会で生きる人たちがより良く、生きやすくなる為のメッセージの根拠として扱っているところに中野さんの美しい人間性を感じた。