中野信子のレビュー一覧
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女らしさが「誰のためか」というタイトルからして、女らしさが提供されるためのものであるような謙虚さやイジらしさを感じさせられる。通常、「〜らしさ」という言葉は、学生らしさや日本人らしさなどの模範性を示す。この模範は確かに文化的な期待の表れであり、社会的に期待される役割をも示すから、確かに「誰かのため」に存在するものでもある。また、女である事は片方の性と区別するための定義だから、提供する相手は男だと考えてしまいそうだが、そうとは限らない所にこの問いの面白さがある。
そもそも女であることは自然発生的なものだ。誰かのために作られた職業ではない。自然発生したものに、その性機能や身体性を前提にして時代の -
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大学に入って、サークルのみんなでご飯行った時に、「あなたはまだ奢ってなかったね」と先輩に奢られて、なんかモヤモヤした。新入部員には一回は奢りたい人だったらしい。これ経の森若さんじゃないけど、私も出来ればイーブンでいたい人なんだよね。男女とか先輩後輩とか関係なく。
みたいな事を思い出した。
地質年代の視点から見ると、地球規模の大きな変化によって次の時代がもう始まっているって話は面白かった。当時の地球における酸素が大量に発生した事で地球表面の主役が変わった様に、今は地球に毒だと思われてるプラごみやら二酸化炭素やらで主役が交代するんだろうか。
魚の性別交代の小ネタなども興味深く読みました。
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日本人は陰湿!?
直接本人には言わずに、周りを固めて陰口を言ったり、匿名性を利用してネットで誹謗中傷したりと、これは日本人に特に見られる特徴なのだと言う。
正義を振りかざし、標的、それこそ生贄にして人を陥れて自分を守る。
世間体を気にし、同調圧力が強い。
分かる分かる、こうゆうところ、本当に苦手。
人とは違う考えを持った人や個性のある人を排除したがるのは生物としての本能らしいけど、人って何も進歩も学びもしないし、変わらないくだらない生物だと本当に思う。
危険クラスで言えばどの生物よりも危険だと私も同感する。
周りの意見になんとなく流されないためには、考える事を辞めない。想像力を働かせる事。自分 -
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ネタバレ不倫に対してさまざまな角度から議論する良書
友達から読んで欲しいと渡されたのだが、パートナーがいる人もそうでない人も気づきのある本だと思う。
中野さんは科学者特有のリアリズムな視点で、一方三浦さんはより哲学的で理想主義的な感覚がした。
その2人の意見が交差しながらも、女性目線というところで同意している部分もあり見応えがあった。
特に不倫の「倫」について深掘りしていくところは個人的に興味深かった。
三浦さんのあとがきでもあったが、不倫はだめならば愛するということは無意味なのかという問いに対して、
倫理を侵してでも心を傾ける行為のみで価値があるという主張に深く共感した。
我々も生きている -
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本書には脳科学をベースに、なぜ「嫌い」の感情があるのか。なぜ「嫌い」はいけないことなのか。「嫌い」の感情はどの様にして生じるのか。「嫌いな人」との付き合い方、「嫌いなこと」との向き合い方。家族への嫌悪感、自己嫌悪への対処の仕方が書かれていた。
「嫌い」は根源的な性質で自己防衛の為の脳の判断が行動に影響を与えるものであり、必要以上に「嫌い」を嫌わなくても良いという主張が展開されており、そう思えることでラクになることもあると思う。
逆に他者からの好き・嫌いを、自分自身を対象として見た場合に、個人的見解ではどんなイケてる人でもパレートの法則があてはまり、様々な理由で誰かには嫌われると感じる(2割 -
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仕事で理不尽なことが多々あって、とてももやもやしていた時に助けを求めるように本屋さんで出会った本。
家で息子に理不尽なことを話して「どうしたらいいと思う?ほら、この本買っちゃった」と話したら、
「中野信子さんの本、たくさん本棚にあるよね、読んだんだよね?」と言われてしまった。
たしかに、頭で分かっていても、なかなか気持ちをおさめられないし、読んだその時とまた違う問題だから新たな気づきが欲しくて!
やっぱり読んでよかった。
改めて多くの気づきと納得。
心を整えるのにとてもよかったです。
客観的に自分をみて、もやもやの正体もわかったし。
もやもやしちゃうのは仕方ないけど、振り回されて自分が疲れな -
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【「運動会」の存在意義が揺らぐ】
「団結力が高まるほど、排他的な行為も起こりやすい」というのが印象的だった。
この本の例にも上がっていたが、私はこの本を読んで、運動会などの学校イベントの存在意義が、自分の中で揺らいだ。
私は小、中学生の頃の運動会は(運動ができないながらも)かなり楽しんでいたタイプだ。
運動会の何か月も前から、行進や組体操、応援ダンスなどの練習に取り組んでいた。そして運動会当日は丸一日かけて行われ、チームで対決する。
それを通して、クラスメイトや友達とより仲が良くなったり一体感を感じられ、楽しくてしょうがなかった。
しかしこの本の「団結するほど、その邪魔になってしまう人 -
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ネタバレ中野先生の本はタイトルがまず良いなと思うことが多いです。
多分言うか言わないか、意識しているかしてないかの差はあるけれど、世の中のかなりの人が何かしら「さみしさ」を抱えていてそれをどうしようもないままに放置や無視している状態なのじゃないかなと思います。
赤ちゃんが泣いた時に抱っこすると泣き止むのは「輸送反応」という哺乳類に見られる現象である(p92)、という解説には驚きました。安心するからじゃないんだねと。(そういう側面もあるんじゃないかとは思いますけども)
確かにそう考えてみると抱っこするのがお母さんやお父さんじゃなくても泣き止む時もあり、逆にもっと激しく泣いてしまう時もあり、あれはどっち -
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ビジネス書でよく見かけるような内容も多かったですが、この考え方は好きだなというものもいくつかありました。
印象に残ったのは
・本からなんでも吸収する
誰も味方がいないのであれば、まず本を味方にして自分に力をつけていく。
少しのお金を出すだけで、素晴らしい先生たちが、あなたの力になってくれる。
・一つのことばかりすると脳はすぐに飽きてしまう
脳はすぐ、一つの刺激に対して慣れてしまい、飽きてしまうという性質をもっている。
飽きている状態でも同じことを続けながら「より楽しむためには、どうしたらいいか」と思っていると潜在意識が答えをだしてくれる。
何事もポジティブに捉えて楽しく実践