感情タグBEST3
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脳科学だけにこだわらず広い視点から頭のよさをについて語る対談。読んだだけで頭が少し良くなれたような。
持って生まれた能力も大切だが日頃の態度、考え方や習慣こそ大切なように思える。
非常に専門的な内容も分かりやすく語り合うお二人、実に面白い。
和田氏の受験指南本で育った世代なので、さらに奥行きの増した氏の主張にはとにかく感服。
知的好奇心がくすぐられ、一瞬でも前頭葉が刺激されアタマが良くなれたような一冊でした。
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愚かな知識人より飢えた知恵者を目指せ
この国では10代までの勉強が大切だと教わる。
ネット社会ということもあり、大人になると勉強をやらなくなり、世の中に関心を持たなくなる。
学習しない大人たち。
危機感でしかない。
常にアップデートしていきたい。
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和田さんも中野さんも、他の著書で知っていたので、この2人の対談には、興味があった。
Audibleで聴き放題になったので、さっそく聴いてみた。
思ったよりも学びのある本だった。何回も聴いてみたい、と思わせられた。
「愚かな知識人より飢えた知恵者を目指せ」(和田)
全くもってその通り!
今年度上半期に読んだ本の中で、ベスト5に入る良書だ、と思わせられた。
ところで、何で、こんなに皆の評価低いの??(笑)
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知性とは、態度と姿勢だ。
世の中に対して開かれた態度を持ち、知識を得ることに貪欲になる(なり続けている)ことによってしか、知性を維持できない。
知性は筋肉と同じ。使わなければ衰える。一流大学出身の馬鹿が日本に多いのは、18,19歳で勉強をやめてしまう人が多いから。
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情報や知識を得る事は有利だが、本質的な頭の良さとは異なる。それは、情報自体は消費されるものだからで、寧ろ、それを使いこなすプロセスが重要。従い、情報収集と定着率を問う受験に関しては、その情報量が重要なのではなく、収集に望む知的態度こそ、頭のよさのポイントなのだと。
和田秀樹と中野信子。医学的な見地、東大卒の共通点という視座から、頭の良さについてなされる対話は面白い。
歳をとり、記憶障害や知能障害が起こるより前に、前頭葉機能が衰える。そのことが明らかにするのは、意欲や新しいことへの対応能力、クリエイティビティーと言う能力の方が先に老化してしまうと言うことだと。やはり、態度が大事。死体解剖を経験している和田秀樹は、アルツハイマーの変化や癌は老齢に必ずあるが、個体差は態度による機能差、脳の縮み方は同じでも、実用性が異なるのだと。
また、中野信子の話では、右前頭葉が欠損した学生でも東大に合格して通っていたとか。自身が東大合格後に、二次試験の数学を受けてみると、もはや一桁台の点数しか取れなかったとか。
肩書きを得ると、その日からまるで自分自身が変わったように感じ、態度も変化する。能力には間違いなく違いはないはずだから、変わるのは態度であり、それにより機能も変わる。しかし、試験の合格など、その瞬間の過去の話。頭の良さには、瞬時に察知して判断したり創発する力が含まれるが、継続する努力が必要。この本では、和田秀樹の灘校の同級生だという中田考が天才だという話がヤケに印象に残った。
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前頭葉をうまく使う
ワーキングメモリを広くする
「知っている」か「知らないか」が格差を生む
知ることと意欲
頭のいい人同士のざっくばらんな対話。頭の良さについて共通理解が成立している。そしてその理解に自分も強く共感する。ただし,こういう頭の良さに価値を置かない人もいて,そういう人はストレングス・ファインダーとかの結果がこのふたりとは全然違うんだろうと思う。
知らないことを知ることの愉しさとか,できないことができるようになる歓びとか,要は成長とか進化に価値を置く感覚だと思うのだけれど,それが人間に普遍的なのかどうかはまだよく分からない。現状維持バイアスが強い人も多いので。
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脳科学・認知科学者と、高齢者専門のマルチタレントな医者の対談。前例踏襲で前頭葉を使わない日本人、流れるべきところにお金が流れていない。頭がいいのは、知識より加工や応用、新しいことへの意欲を持ち、話が面白い人。
随所に出てくる、日本人ってこうなんだよね、、、が残念です。それ故にアンチテーゼとしてあるべき姿が見えるのかもしれませんが。
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和田先生は本人が語るよりはるかに巷では知れ渡っています。著書はどこの本屋でも棚に並んでいるし(病院の待合室や美容院でもおいてある。健康や長寿、教育など幅が広い為だろう。内容も読み易いし)しかも、広い世代に渡っている。
この本のタイトルは興味をそそるのですが、内容は対談ということで、終始会話のベクトルはそこに向いているが薄い。
和田先生の経験と知識を、中野信子さんが少し上の俯瞰レベルから、手を加えて良い仕上がりにしている。ちょっと方向を微調整したり、若者視点を加えたり、女性視点を交えたりなど、和田先生をまな板に乗せてキレイに料理を仕上げている。
言葉の量では1/5程度かなと思うけど、読み物としての価値がグッと引き立っている。
〜〜p139
和田先生『東大を出ているのに本当につまらない奴っている』
中野信子『いいんですよ。その人たちはそれで幸せなんですから』
「中野信子さんによる、和田先生へのヨイショ本」という匂いも所々に感じる。
所詮雑誌レベルの内容である域は抜けられていない。
この本を手にして、広告効果を感じた人が次にとる本が和田先生の著書なのか、中野信子さんの本なのか。それはどんな人なのか。
それは本屋で観察しなくても想像はできる。
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とある酒席にて、たまたま隣にいた初対面の某イット企業の専務と言う輩が何故か私に絡んできまして、自分の自慢話から始まり、私とお店のママとの会話全てに参戦し、私があの店は良かったと申すと、俺はもっといい店知っていると常にマウントを取り、仕舞いには自分のイット企業の凄い利益率を、私のような零細印刷会社の貧相な利益率とを比較させ、もうレフリーがいても止められないくらいのマウントから顔面連打を浴びせ続け、私の意識が朦朧とする中、あゝこいつはお金はあるけど馬鹿なんだなあ、水仙とニラを間違って喰って死んでくれんかなあと思っておりまして、まさにこの馬◯鹿専務にはこの本を読んで猛省していただき、大雨で川の水が氾濫しそうな時は必ず先頭に立って確認していただき、その後から私がそっと背中を押しますので、川の流れを身を持って楽しんでいただければなあと思っております。
『頭の良さとは、能力ではなく、態度である。』
私は常にそうありたいです。
因みにその馬鹿専務、初めて来た店だったんですが、1発で出禁になりました。
お疲れ様でした。
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学歴や教育に関する社会問題を把握したい人におすすめ。
【概要】
●本当の知性とは
●学歴、女性・若者に係る問題
●「知ること」「知ろうとすること」の大切さ
【感想】
●前半は、組織の管理者に読んでもらいたい内容である。なぜならば、組織に内在すると思われる問題点が多く書かれているからであり、多くの組織に共通する内容だと思う。
●本書には、著者が思うバカな人、愚かな人の人物像が書かれている。多くは同意するが、すべてに同意はできない。それは他人を見下した表現があるからだ。例えば、キュレーション系の本を読む人は○○○だ、など。
●著者は自分の能力について謙遜しつつも、それ以上に他人を見下す表現が多いため、特に後半は読んでいてあまり気持ちがよくない。
Posted by ブクログ
両者の本はともに好きであるが、本著は対談形式だからか互いの褒め合いと他者の貶し合いになってしまっていて、残念だった。やはり単著のほうがエビデンスもしっかり調べられていて説得力が出てくる。