あらすじ
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メディアで話題の脳科学者中野信子が、賢くしなやかに生きるためのメソッドを解説します。
脳科学の知見をベースにした考え方や、不安や恐れに対する具体的な対処法を入門者にもわかりやすく紹介!
100のメソッドを生活のなかで生かしていけば、それをきっかけに道が開けていき、幸せを感じながら生きられるようになります。
本書で脳科学をベースにした考え方のきっかけをつかんだあとは、ぜひ日常生活のなかで実践してみてください。
【目次】
CHAPTER 1
人間関係が楽になる方法
CHAPTER 2
苦手な「あの人」とうまくいく接し方
CHAPTER 3
恋愛のチャンスのつかみ方
CHAPTER 4
お金との向き合い方
CHAPTER 5
自己肯定感を高める脳の使い方
CHAPTER 6
「嫌な気持ち」に対処する方法
CHAPTER 7
報われる正しい努力の方法
CHAPTER 8
効果的な勉強のやり方
CHAPTER 9
幸運のつかみ方
CHAPTER 10
人生の質を高める方法
【著者について】
中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。
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Posted by ブクログ
テレビのほんまでっかの番組でよく見る脳科学者だったので、なんとなく読んでみた。
こういう類の本をよく読むので、なんとなく知ってることは結構あったけど、
知ってることが出てくると、「やっぱりこの考え方は大事なんだなぁ」とか再認識できてよかった。
文章を読んでて、中野さんは、東大出身で女性で、きっと今まで女性やのに賢いね、とか言われたことが多かったのかなと感じた。
文章の中の例文でそういった例文がちらほらあって、私自身は女性だから〜とか言われた経験ないから、なんとなくそう感じた。
本の中で、褒め方として、「相手」を主語にして「(あなたは)すごいね」と伝えるよりも
「私」を主語にして、「(私は)本当に驚いたよ」の方が相手が共感しやすいと書いてあって、すごく納得した。
私は、職場でたまに同僚からすごいと言われるとき、イマイチぴんときてなくて、でも友達から「すごいと思う!」って言われるのはすごい嬉しいと感じるのは、同じすごいでも主語が違うからかと思った。
あと、職場でよく間接的に助けてもらうが、助けてもらってるのになんだか居心地が悪く、直接言ってくれと思ってしまってたりしてた感情も理由がわかった。
本の中で、「相手を助けることは、それが相手にとって押し付けがましくなったり、自分の能力に不足があると感じてしまったり、信頼してもらえていない気持ちになったりする」という内容が書いてあって、私のモヤモヤはまさにこれだと感じた。
私が指導する立場になったときはこれを念頭に置きたいと思った。
なんだか職場とリンクして愚痴っぽくなってしまってるが、愚痴や悪口を言っても状況は改善しないとも本で書いてあった。
すべてせっかく起きた出来事だから、自分の価値に変えることができる方が得だと書いてあって、その考えはとても素敵だと思うし、私もそういう風に生きていきたい。
せっかくこの本を読む経験をしたので、まずは今日から日記をつけていこうと思う。
「結果を褒めるのではなく、できなかったことができるようになったことや、頑張ったところを褒めると育つ」と書いてあったので、
自分に、今日は、「本の集中力が切れそうになったとき、立ち上がって足踏みしながら工夫して読み進めることができて偉いね」と日記に書いて褒めたい。
あと、自分だけじゃなく、他者もどんどん褒めたいと思った。褒め言葉だけでも、現金を受け取った時と同じような喜びを感じるらしい。
また、日記をつけるときは、
そのときどんな気持ちだったのか、なにが嬉しくてなにが悔しかったのか、感情の動きも記録すると、自分を客観的に的確に把握できる能力(メタ認知)が鍛えられると書いてあったので実践したい。
本の中では、将来の自分の軸の探し方についても書いてあって、求められることや得意なことの中から自分がやりたいことを探すと将来の可能性が見つかりやすいとのこと。
自分がやりたいことだけを仕事にした結果、うまくいかず、組織の中で自分がいらない人間なのでは?と感じると、精神的に大きなダメージを受けるかららしい。
これは本当に分かりみが深すぎると思った。
私がまさに前職を辞めた理由で、自分に仕事の自信が持てず、自分はいらないのではと感じたことが決め手になってしまった。
中野さんの文章の中で、1番好きだなと思ったのは、「無駄なことをすることが人間を人間たらしめる」という文だった。
創造的な活動が人間には必要で、人間は機械ではないとのこと。
なんでも無駄を省くのは私も何が楽しいのかと思ってしまうし、無駄とか非効率なことこそ贅沢で価値があり、大切にすべきだと思う。
総合的に、改めて自分を振り返れた良い機会になった。
Posted by ブクログ
基本いつも悩み事をしていることが、自分の嫌なところだと思っていたけれど脳の性質として備わっているものだと知り興味深かった。人と比較してしまうのも同様で、仕方のないこと。読み進めると自分は自己肯定感が高いのだと思った。ふと悩んだときにさっと取り出せて読めるので手放したくない本。
Posted by ブクログ
この本は一言で言うと、「自分を丁寧に扱う」ことを教えてくれる本です。
「人間関係の章」、「勉強法を教えてくれる章」はそこまで画期的な事は書いてませんが、とても腑に落ちて印象に残りました。
① 嫌な人は嫌っていい。「嫌な気持ち」は危険を避けるアラートで、直感で感じている。また、相手に一貫性を求めるのもやめる。相手には期待しない。
② 相手を褒めるときは「私の気持ち」を乗せて伝える。「すごいね」「頑張ったね」→「あなたの頑張りに本当に驚いたよ」「よく頑張った、感動した。」
③ 結果を褒めると、子供は挑戦を避けるようになる+嘘をつく。だから結果ではなく、「頑張ったことを褒める」
人は見た目を重視する。ブランドの服を着た方が、アンケートに答えてくれる。
④ 心配事の8割以上は、むしろいいことが起きている。さらに良い結果ではなかった15%についても、そのうち8割は当初考えていたものよりは良い結果だった。
⑤ 目標を設定し、戦略を立てて、淡々と実行する
⑥ いきなり勉強を始めようとせず、まずは「勉強の地図」を作る。はじめたら積極的に「問いを立てる」
⑦ 人は、「自分の見ている方向へと、進んでいく」
Posted by ブクログ
1ページ1解説という構造で、深く知るというより広くゆるりと知れ渡る知識ですが、なんとなくdaigoさんの著書に近いものを感じました!
脳と関連付けて解説していることもあり、行動経済学の基本的な解説書ですね!
Posted by ブクログ
中野信子さんの読んできた本の中で、一番響いた気がします。様々な項目の解説がかなり参考になりました。
メモ
相手は無意識に自分の思い通りになる人間かどうかを図っています。不本意なまま、安易に従ってしまうよりはじっと見つめ返す方がずっと良いのです。嫌な人が自分に踏み込んできたら反射的に愛想笑いすることをやめましょう。まずはそれだけでも大きな1歩です。
Posted by ブクログ
自分自身の思考には脳の仕組みが多く関係しており、それをうまく活用することで、いろいろな悩みが解決したり行動につながることがわかった。
読みやすい。
Posted by ブクログ
「はじめに」が特にいい。「自分の頭で考え、判断し、そんな自分を自分で認めることができれば、あなたの人生の満足度は確実に高まる」!脳の使い方の真の目的は「幸せな人生」を送るための手がかり…というのが心に残った。
○「女性の話をよく聞く男性は不思議とモテる」これ、本当にそう!「私のこと、わかってくれる!」と思っちゃうもんね。アドバイスしてきたり自分語りしたりする男はモテないどころか嫌われる可能性有り。
○利他的に行動していれば自己肯定感が高まっていく。
○最終的に生き残るのは、ひとり勝ちしないようにまわりと共存し、助けを得ながらみんなで生き残れるようにしてきた者。
○「きっとうまくいく」「やればできる」と自分で自分を騙して見ると、うまくいく可能性が高まる。
○「やる気や集中力は『やり始める』ことで出るようになる」
○本当にやりたいことや行きたい場所(目標・目的)を見続けていれば、達成することができる。
○選んだ道を正解にしていく。いまの道を選んだことで生まれた自分の可能性や人との出会いを「これでよかったんだ」と受け止める。
○「ありたい自分」のように振る舞ったり、毎日自分を褒め続けたりしていると、不思議とそのような自分に変化することがあり得る。
Posted by ブクログ
なるほどと思ったり、意外に感じたり…。
「キリが悪いところでやめる」というのは目からウロコ。
理不尽な行動には自分なりの形で「は?」を伝えるようにする…挑戦してみよう。
自分を大切に、新しい刺激を脳に与えて行こう!
Posted by ブクログ
頑張りすぎない、他人と比較しない
わかっていてもできないことの再認識ができた
最後までやりきらず、中途半端で作業を終える
意外な内容も散りばめられていて、すんなり読めた。
知識の再インプットにはちょうど良い質量でした
Posted by ブクログ
「本当の頭のよさとは、選んだ道を正解にしていく力」という一文に勇気をもらえる。
どんなことがあっても、そういう気持ちで向き合えたら必ず良い方向に向かうことができそう。
そして、その選んだ道には自分の努力に加えて目に見えない大きな流れみたいなものがあるのかも…と楽しみたい。
Posted by ブクログ
中野氏の脳の話はわかりやすくて面白い。
脳はもっとも多くのエネルギーを使う部位だ。
文中にもあるが、自分を丁寧に扱うとはどういうはことかを具体的に説明してくれる本だと思う。
Posted by ブクログ
参考になる!!と思った項目と、ありきたり?と思ってしまう項目の差が激しかった笑
「はじめに」でとっても納得した分、内容はそんな濃かったかな…?と思ってしまったので星3!
Posted by ブクログ
若干ありきたりな感じのある内容ではありつつ、マインドをポジティブに切り替えるには良い一冊。100の項目に分けられていて、一つ一つはそこまで長くないのでその時々の悩みに合わせてサクッと読むにはとってもいい。
Posted by ブクログ
中野信子さんの著書は、
ほぼ全て読んでおります。
彼女が示す膨大な脳科学データが導く
「人間の構造」は
説得力のあり、ストンと腑に落ちる。
ある現象に対して、
彼女は、
(一般人は使わないような難しい)
だけど至極適切な
言葉の言い回しをする。
そこも好きである。
難しいので、辞書片手に読みます。
また、彼女の文章の特徴として、
「結論」や「どう考えるか」を、
読者に委ねるという方式がとられている
ことが多い。
本書は、
短く、易しく、誰にでも読める形の
ライフハック本である。
本書で彼女は、
「こうした方がよい」
という言い回しもする。
彼女のスタンスを、
多少崩す方で書かれているので、
彼女は不本意だったのでは?とも疑いたくなってしまう。
脳科学の入門の入門のようなライトな内容の一冊。
有名な心理学なども取り上げられており、
読書経験少ない方向け。
明日から実践できることも多い。