あらすじ
【内容紹介】
人間は感情の生き物です。
人間は社会的動物であり、感情にとらわれる自分もまた、一定の社会的な立場を持つ存在です。
ネガティブな感情から目をそらすのではなく、はっきりと自覚する。
それだけでも、かなり楽になります。
人間関係のなかに渦巻く嫌な気持ちもエネルギーに変えて、あなただけの幸福な人生へと近づいていきましょう。
脳を知り、脳を使いこなせれば一生が大きくが変わります。1日1語、脳科学からの「学びの言葉」の集大成! 仕事や生活に追われると、脳はどんどん混乱をきたします。負の感情に「振り回されている」と感じる人へ、前向きなエネルギーに転換する方法を伝授する決定版です!
【著者紹介】
[著]中野 信子
脳科学者・医学博士・認知科学者。森美術館理事。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学などで教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書には、『エレガントな毒の吐き方』(日経BP)、『脳の闇』(新潮新書)、『サイコパス』(文春新書)、『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』(アスコム)、『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』(宝島社)、『毒親』(ポプラ新書)、『フェイク』(小学館新書)、『「超」 勉強力』(山口真由との共著、プレジデント社)などがある。
【目次抜粋】
Lesson1 「あの人」の心を見抜く
Lesson2 自己肯定感を高める
Lesson3 人生の武器になる「超」勉強力
Lesson4 悩みと上手につきあう
Lesson5 脳を整える
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
生き延びること自体がひとつの達成
貢がせる女の常套句は「みんながプレゼントくれたのよ」バンドワゴン効果 みんながやってるなら自分もやらないとまずい
楽観主義とは「やればできる」と自分の力を信じること
「幸せになるためになにかをする。」状態が人として健康な状態ではないか。
「迷える」ということはそれだけ自分の可能性が残されているともとらえられる。
「できるかもしれない。」と脳を騙す。できると思ったらできる。
ただ悲観的になるのではなく「でもこれを乗り越えたら、またひとつ貴重な学びが得られる」自分でわざわざ不安を強めるのではなく不安を感じているのを認めながらも、それを受け止める思考の習慣を持つ
選んだものを「正解」にして進む
ひとはなんのために生きているのか?
生きているのに理由はない。ただ行きているだけ。生きる意味が与えられていないからあとから自分でどんな意味づけをすることも許されている。「生きる意味は楽しむことにある」「死ぬ瞬間に、生まれてきてよかったと思うために生きている」など好きなように決めていい。正解は自分が決める
今いる環境が「自分に合わない」と感じたとき、場所を変えて見ることも積極的に考えてみてほしい。置かれた場所で咲く必要はない。自分の足でどこへでも歩いてゆけるのだから。
Posted by ブクログ
「置かれた場所で咲きなさい」って一時流行っていたけど、そこにいて我慢しなくてもいいっていうのはありがたい。
正解がわからないことばかりの人生
嫌だなって感じることは身の危険の警告なんだから直感は過去のデータの蓄積だから選ばなくていいと あなたの選択は正解として考えていい
Posted by ブクログ
心理学を勉強しているため
タイトルに“感情”という文字を見ると
読みたくなってしまう
んも〜!
中野信子さんのファンになってしまいそう!
私もそうだけど…
いつも慌ただしい日々を送っていて
自分と対話する時間を蔑ろにしてたなって
気づかせてくれる!
いつも何かに不安を抱いていたり…
人の言動にモヤモヤしたり…
時には思い出して 思考がぐるぐるして
止まらなくなったり…
あの時…見て見ぬふりをしてきた感情と
いつかは向き合わないといけない時が
人生のどこかのタイミングでくる事を
教えてくれる!
自分のことを 客観的に
見つめることって大切だな!
目の前のことで精一杯で…
あの時に感じた感情は いつの間にか
心から無かったことのように消されていく
でも…
自分を大切にするためにも
大切な誰かを本当の意味で
大切にするためにも
向き合うことが大切なんだと感じた
心理学の専門用語も
分かりやすく解説してくれていて
勉強している身としては…
あっ!勉強した用語出てきた〜!と
嬉しくなるところも良かったな♡
他の作品も読んで スキルアップに繋げたいです
Posted by ブクログ
面白かった。
きっと著者はかなり生きづらかったのだろう。
表現はマイルドだが、本書からは思考停止できて生きている羊のような人間に対する軽蔑や怨恨、諦観を感じる。
優しくて品のある理路整然とした明瞭な文体の裏に猛毒が仕込まれているようで、小気味が良い。
恐らく著者はわかる人にはわかるような書き方をしている。
ものすごく頭の良い人なんだろう。
そんな非常に知能の高い人物が猿並みの人間たちに囲まれて異常者扱いされることは筆舌に尽くしがたい屈辱だったことだろう。
「おかしいのはお前らだろうが」と
男女論のところはちょっとバイアスがかかりすぎなんじゃないかとも感じたが、著者の年齢を考慮すると、そういう時代だったのかもしれない。
はっきり言ってこの世の中は、あまり頭がよろしくない方が気楽に楽しめる。
しかし、彼らは頭の良い人間が苦悩の末に達する穏やかな幸せの境地には、今世では到達できないだろう。
現代社会に生きづらさを覚える人間にとって、物事の見方を変えてくれるヒント集のようになっている本書は、きっと多くの人の人生を明るくしてくれるだろう。
綺麗な薔薇には棘がある。
Posted by ブクログ
仕事で理不尽なことが多々あって、とてももやもやしていた時に助けを求めるように本屋さんで出会った本。
家で息子に理不尽なことを話して「どうしたらいいと思う?ほら、この本買っちゃった」と話したら、
「中野信子さんの本、たくさん本棚にあるよね、読んだんだよね?」と言われてしまった。
たしかに、頭で分かっていても、なかなか気持ちをおさめられないし、読んだその時とまた違う問題だから新たな気づきが欲しくて!
やっぱり読んでよかった。
改めて多くの気づきと納得。
心を整えるのにとてもよかったです。
客観的に自分をみて、もやもやの正体もわかったし。
もやもやしちゃうのは仕方ないけど、振り回されて自分が疲れないようにしよう。
「自分の感情をコントロールする能力は、あらゆるシーンでプラスに働くものです。もやもやしてしまうのはあたりまえで、そんな自分を知るということは、今後の成長につながります。」
「自分の生き方に満足できるかどうかは、達成した総量の問題ではなく、以前の自分からどれだけよくなったかが、大きなポイントになるのです。」
もやもやを少しずつでも克服したり、考えたり気持ちを切り替える1日1日が、昨日より成長してる気がして、生きるっておもしろいって感じています。
Posted by ブクログ
優しくて品のある文章が心地よかった。
科学的な根拠から人間って良くも悪くもこんなもんですよ。その中でどういう選択をしてどういう人生を送ってもいいんですよ。
それを誰でもないあなたが選択することが何より重要なんですよ。ってメッセージを優しく伝えてくれる。
科学だけの話ではなく、世界は沢山の事象で溢れているけどそれをどう解釈するかは個人の自由であり、ポジティブに受け取る事もネガティブに受け取る事もその人に委ねられている。
その中で研究し、観測した事象を社会で生きる人たちがより良く、生きやすくなる為のメッセージの根拠として扱っているところに中野さんの美しい人間性を感じた。
Posted by ブクログ
大ボリュームでしたが、
一つの項目が1頁に書かれていて
さくさくと読めました。
色々と
そうかーと思う頁はありました。
一つあげるなら
127頁の『成人までに約14万8000回、否定的な言葉を聞かされる』のところ。
人間には自分の自己イメージに合致することにしか同意しない、という性質があるので
自分のポジティブな面をつねに意識すると、他人の言動に惑わされることなく、人は変わっていけるということになる。
人の言葉を追認しちゃうから、傷つくのだと。
最終頁の
人は植物じゃないんだから
置かれた場所で咲かなくったっていいんじゃないのー
という意見、
ちょっと笑ったけど
成る程なぁと思いました。
Posted by ブクログ
人間は感情の生き物であり、ネガティブな感情も起こしてしまう。でもそんなネガティブな感情から目を逸さず、はっきりと自覚できれば、それだけで生きるのが楽になる。←この本はそんな事を教えてくれます。
① 人の悪口を言うと、自分の脳を痛めてしまう。
② 努力できるかどうかは、「生まれつきの才能」でほぼ決まっている。
③ 自分より幸せそうな人を妬む、他人を羨んでしまうのは、人間として普通のこと。
④ 努力が報われないのはら「正しい努力をしていないから。
ご
Posted by ブクログ
脳科学者の中野信子氏が脳科学の観点から人間関係、恋愛、社会、人間そのものについて考察やアドバイスをまとめたもの。何か人生で悩んだ際に精神科医の診療を受けるかのように手に取ってみても良いかもしれません。
Posted by ブクログ
かなりボリュームありの本でした。一つのテーマに1ページで解説。どこから読んでもよい内容でした。
思った印象は、自分が時々感じるネガティブなイメージは人間が生存するために組み込まれた脳の考え方によるものであること。自分だけではないんだ、という感想。
筆者が度々述べているのは、自分が選んだ答えを正解にして生きていく、ということ。そのように考えることが幸せにつながるんだと。