今野敏のレビュー一覧

  • 蓬莱 新装版

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    安住警部補の一冊ではあるが、単なる警察小説にとどまらない一冊となっている。
    警察小説ではあるのだが、本書は徐福集団渡来伝説を基として一つの日本人論でもあると言う事。
    いろいろな意味において、とにかく面白い。

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    2022年07月01日
  • 確証

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    今野敏は、隠蔽捜査シリーズが大好きで、他の作品も読むのだけどいまいちの感があった。本作もはじめの方は、盗犯を扱う3課のプロである萩尾修一が女の部下武田秋穂の扱いに困惑するさまや警視庁の中での課同士の確執みたいなシーンが多くてあまり乗り切れなかったが、後半は、萩尾と秋穂のバディも気持ちよく回りだし、3課の面目躍如的な展開で面白く一気にエンディングまで読んだ。このシリーズの次作もすぐに読みたいと思う。

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    2022年06月15日
  • アンカー(スクープシリーズ)

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    ニュースイレブンに関西のテレビで活躍していた栃本が、サブデスクとして異動してきた。
    鳩村はよそ者がきたと警戒、そしてニュースイレブンに不穏な雰囲気が漂う。
    今回は布施よりニュースイレブンという番組についての話が中心。
    新たなスタッフが加わった今後にも期待です。

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    2022年05月30日
  • 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署

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    東京ベイエリア分署シリーズ第三弾。
    テレビ業界での麻薬犯罪に絡む殺人事件を、本庁、所轄とともに、ベイエリア分署の安積班が解決していく。
    反目していた本庁の相楽警部補とも、微妙な距離感で協力していくのが、また面白い。
    どのシリーズでもハズレなし。素晴らしい。

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    2022年05月26日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    明治から昭和にかけて
    門外不出の秘伝であった唐手を内地に広めた富名腰義珍の一生。
    普及するにつれて唐手が唐手でなくなる葛藤。

    ガマクを入れ、ムチミを使い、チンチクをかけなければ唐手ではない。

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    2022年05月22日
  • 精鋭

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    警察小説である。SATの話である。しかし、手に汗握る突入シーンや戦闘シーンは無い。若い警察官がSAT隊員となり成長していく話である。今野敏氏の警察小説新境地とあるが、なるほどね。アクションやミステリー好きには不向きと思うけど、自分は結構楽しめた。

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    2022年05月19日
  • 同期

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    警視庁捜査一課に務める主人公が久々に同期の蘇我と再会する。
    そして、ヤクザの抗争から起こる殺人事件。
    蘇我は警視庁公安部にいたはずが
    その直後、懲戒免職処分になっており気がつけば、容疑者状態に。

    同期の絆、警視庁の闇など面白くて一気読みしてしまった。
    小説としてでなく、実際もこういう闇の部分って多々ある。
    難しいし、闇深いけれど面白い。

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    2022年05月17日
  • 機捜235

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    ネタバレ

    渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊の高丸に新しい相棒が着任した。
    定年間近の縞長という男は体力的にも厳しそうに思えてうまくやっていけるか不安な高丸。
    しかし縞長は元見当たり捜査官という経歴の持ち主で…。

    内容がまとまった短編で読みやすい。
    一話ごとに高丸と縞長が距離を縮めて相棒になっていくのが良い。

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    2022年05月16日
  • 暮鐘 東京湾臨海署安積班

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    とうとう安積班最新巻に追いついてしまいました
    嬉しいような悲しいようなw

    そしてなんだか今回はおいおい安積よ…って場面が多かった気もします
    まぁそんなところも安積の魅力です

    そして私の好きなキャラ圧倒的1位の村ちょうも今回もいい味だしてますが
    なんといっても今回は相楽ですよね
    わかりやすく変わっていく彼の存在が安積という主人公の根っこのところを浮き彫りにさせている
    そんな気がするんです
    そして今や彼も立派な臨海署ファミリーの中心人物の1人なのです

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    2022年05月10日
  • 潜入捜査 〈新装版〉

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    マル暴であった佐伯は、佐伯流活法という武術の使い手。
    暴力団を目の敵にしています。
    その佐伯が警察から出向となるが移動先は環境犯罪研究所といい廃棄物などの環境問題に対応する所であった。
    たった三人の職場で悪を成敗、てな感じでしょうか。
    ハードボイルドでアクションエンターテインメント、好きです。

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    2022年05月08日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    樋口シリーズ第三弾。
    不覚にも泣いた!
    家族っていいなぁとしみじみ感じさせてくれる珠玉の作品。体育会の体質そのもので子育てが上手くできなかった警察官が、事件により子どもとの信頼関係を築くまでの軌跡が描かれている。
    人物描写がたまらなく上手い。
    後半は引き込まれるように読み終えた。

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    2022年05月04日
  • 暮鐘 東京湾臨海署安積班

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    安積班シリーズ短編集。

    長編とは違って短編集は様々な人々にスポットが当たるのがいい。

    まずは相楽。
    これまでは安積をライバルとしてやたら挑戦的だった彼が、少し前から変わって来たように思えたのだが、この作品では東京湾臨海署の一員になったことが明確となる。
    年上の部下からも『誤解されやすいタイプ』だが『真っ直ぐな人だとわかった』と言われ慕われている。
    長年シリーズを読んできた者としては感慨深い。

    そして須田。
    須田をよく知らない人間からは『のろま』と言われるほどマイペースな刑事だが、実は他の人が気付かないようなところに目を向ける優秀な刑事だ。
    それだけではない、過去の作品にもあったように『傷

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    2022年05月04日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    樋口シリーズ第二作。
    夫婦とは何か。家族とは何か。
    よくできた話である。警察官の妻月誘拐されるという設定にまず驚かされる。犯人探し云々よりも人間ドラマとして読むべき作品。
    面白かった!

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    2022年05月02日
  • 武道のリアル

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    ネタバレ

    武術を稽古していた頃ならば、今よりももっと響く内容に感じられたことだろう。
    読んでいる最中はそんなふうに思っていた。終盤、章の終わりごとに「はい、次いこ次」「こんなんでええかな」みたいな合いの手が入るまでは。

    パンツを下ろしたら偽物だったという評が押井守にはあるようだが、これまでは個人的にはそれは、まあまあ笑って受け入れられるたぐいのものではあった。
    前述した合いの手は読み手が勝手に感じてしまった印象でしかないが、不誠実さを感じさせたことは間違いなく、パンツを下ろしたら偽物だったという評を非常にネガティブに受け止めさせる一事となった。

    不誠実という印象は、対談形式でかつ取止めもなく話が広が

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    2022年04月30日
  • クローズアップ(スクープシリーズ)

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    公園で殺人事件が発生。
    たまたま近くで呑んでいた布施が動画を撮影。これまたスクープに。
    この事件が過去の殺人事件に関連し。
    今回は報道について考えさせられました。
    それとシリーズが進む毎に、鳩村と黒田が魅力的になっていきます。
    何せ布施の友達、ですもんね。

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    2022年04月28日
  • 任侠病院

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    「任侠病院」今野 敏著

    1.舞台
    経営が傾きかけた病院。
    その病院の建て直しをあちらの世界の組織が建て直すという物語です。

    2.物語の魅力
    1.あちらの世界ですが、ドンぱちが少ないこと
    2.商売なしに、患者と医師のために建て直しを図ること。

    3.なぜ経営が▲に?
    病院の庶務、清掃を外部委託しています。
    この会社がぼったくり、かつあちらの世界なわけです。
    そのため、この会社との契約を見直す取り組みが始まるわけです。

    4.病院経営の建て直し。
    まずは、外壁の掃除から始めます。
    来院する患者さんに気持ちよく利用してもらうためです。
    また、廊下が暗い場合は、蛍光灯も変えます。
    そのような取り組

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    2022年04月22日
  • 呪護

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    好きな人はとても食い付くいい筋書きだと思う。警察ものというジャンル分けでスキップされるかもしれないというのが残念だ。

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    2022年04月14日
  • 特殊防諜班 聖域炎上

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    ネタバレ

    今回は 戦闘機で戦います
    日本の自衛隊も色んなもの持ってますね(@_@)
    そしてなんとなく自衛隊内部の部署どうしの派閥とかがくすっと笑えました。
    「われわれは、あの男の連絡係にされちまった」

    またもや夢妙斎を逃してしまったのでちょっと消化不良感があるのよー。
    次回に期待します┐( ˘_˘)┌

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    2022年04月14日
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)

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    竜崎の周りの7人の警察官のスピンオフ短編。
    全員、竜崎のことが大好きなんですね…という感じ。とにかく、7人それぞれのトラブルを原則原理の観点でサクっと解決するというお決まりな感じなんですが、ついつい読んでしまうという…。
    私は、野間崎さん主人公の人事がお気に入りです。肩透かしっぷりが良い。

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    2022年04月04日
  • ヘッドライン(スクープシリーズ)

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    一年前発生したバラバラ殺人事件がまだ未解決であった。
    相変わらずの布施に対し、周りにいる鳩村さん、黒田さんは振り回されている感じ。
    ですが、事件解決という観点からだと布施を中心に皆が引っ張られながら、また中心から何か(情報)を放ちながら進んでいる印象も受けます。
    そして、その力が一つなって真相へ繋がる。

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    2022年04月03日