今野敏のレビュー一覧

  • 真贋

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    二作目もまたとても面白かった。人が死んだりするような派手?な出来事はないんだけど、本物が入れ替わったり、入れ替わらなかったり、プロの窃盗犯が弟子をどうこう・・・キュレーターがどうこう、と話の展開としては地味なんだけれども、それぞれの言動の一つ一つに、個々のプライドや意地を感じてとても面白かった。舎人さん、頑張れ。次作も楽しみです。

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    2020年06月12日
  • 確証

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    少し地味な印象はあったけど、捜査三課のお話なので、ドタバタ劇ではない、じっくりと真相を詰めていく展開でとても面白かった。萩尾さんと秋穂が良いコンビ。相棒を思う気持ちもあちこちに滲み出ていて、そこは和めました。一課とのやりとりも、凄みが効いていて心地良かったです。プロの犯罪者ばかりを見ているからこそ気付ける違和感。なるほど、という感じ。一課は割と悪者になりますね…笑 プロの窃盗犯のプライドがかっこいい。犯罪者なんだけど…。

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    2020年06月10日
  • リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    刑事物はあまり読んだことがないのですが、わかりやすく読めました。

    なんにでも過程があり、結果があるというのはそうだと思うが、物事を複雑に考えすぎて、単純なことを複雑に考えるあまりどんどん見えなくなっていくというのは、よくわかる。

    経験を積めば詰むほど、おちいりがちな事象だと思う。

    登場人物も少ないし、刑事物をあまり読んだことない人にいいと思う。

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    2020年06月05日
  • 欠落

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    ネタバレ

    久々の今野さん。期待通りの面白さと爽快感。
    途中から話が壮大になって、宇田川じゃないけど現実味がなく感じられたのはご愛敬。私が平和ボケした日本人なだけということにしよう。
    とにかく出てくるおじさまたちがカッコいいし便りになる。
    やはり公安がいけすかないけど、別に悪ではない。
    蘇我も嫌いじゃないし。
    同期三人のうち、宇田川だけが右往左往しているようでちょっとかわいそうに見えてしまった。
    なんにせよ、ほんとに嫌な人間が出てこない、犯人の襲撃はハラハラしたけど、とても良い気持ちで楽しめました。

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    2020年05月28日
  • 神々の遺品 <新装版>

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    今野敏・探偵・石神達彦シリーズの第一弾。2002年12月に刊行された同名文庫の新装版、神話、宗教、遺跡・・・古代文明の謎に名探偵が挑む。

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    2020年05月27日
  • ヘッドライン(スクープシリーズ)

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    布施京一を主人公とするスクープシリーズ第二弾。前作は短編集でしたが、本作は長編で読み応えも十分。

    刑事とTV局の記者が行動をともにして事件解決を目指すという設定は現実にはありえないのでしょうけれども、フィクションだと割り切ればそれもまた良し。布施・黒田という柔と剛とでもいうべき組み合わせの妙もおもしろいです。

    1年前の事件を再度捜査するという謎を掘り起こす感のある展開ですが、ミステリー・トリック色はそれほどでもありません。やはり難事件へ挑む登場人物一人ひとりの持ち味がより一層表現されている点がこの作品のおもしろさではないかと思います。短編集であった1作目よりも人物描写が明瞭で、長編ゆえにそ

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    2020年05月14日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    タイトル通り、秋葉原を舞台に繰り広げられる、縁もゆかりもなかった人たちのドラマです。

    上京したばかりの大学生や外国人スパイなど、これほどバラバラな登場人物を一つの事件を軸にして、結び付ける著者の力量は見事だと思います。

    始めはなかなか先が見通せない展開でしたが、読み進めるうちに、最初は点であったもの同士の距離がだんだん近づいてきて、最終的には大きな輪になるようなイメージでしょうか。ストーリーと秋葉原という街の組み合わせも絶妙。

    後半登場する刑事・碓氷は実は今野作品としては碓氷シリーズとしてすでに6作目まで刊行されているんですね、知りませんでした。1作目、3作目以降にも期待が持てる内容でし

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    2020年05月13日
  • マル暴総監

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    甘粕の俺って結構一生懸命じゃん、とか、俺この仕事好きかも、みたいなノリが好き。そして今回は郡原のことも好きになった。

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    2020年05月09日
  • アンカー(スクープシリーズ)

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    いつもの今野敏クオリティ。
    大好きなスクープシリーズ。

    ドラマ化したら、布施がめちゃイケメンな飄々とした人になりそう。
    ドラマ化が目に浮かぶポップさ。

    最初栃本に鳩村同様、厄介な奴が来たな、嫌だな、という気持ちを持っていたのですが、あ、そうか、わたしは鳩村タイプだからだな。と気づく。
    凡人なのです。でも、凡人な理想家も、愛される世界。
    20200429

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    2020年04月29日
  • 道標 東京湾臨海署安積班

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    主要な登場人物達の視点で描かれた短編集。
    次回作への伏線?的な謎キャラが描かれていたり、それぞれのメンバーの視点でお馴染の展開が繰り広げられたりと、大満足の一冊!
    なぜか懐かしくて?涙が込み上げてくるシーンも。もうどんだけ感情移入させられてるのか!?と突っ込みたくなる愛すべき作品です。
    次回は壮大な難事件が巻き起こる、嵐の前の静けさを感じさせる様なシリーズの復習的な一冊でした。

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    2020年04月14日
  • アンカー(スクープシリーズ)

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    スクープシリーズ第4弾。報道番組、テレビ局、未解決事件の遺族、被害者、警察の継続捜査と盛りだくさんの人間ドラマです。「肝を冷やすくらい、どうっちゅうことあらへん。それが上の者の仕事やないですか」栃本。
    第1弾から私のなかの布施のイメージは若葉竜也さんです。
    サイコパスって怖い。

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    2020年04月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版>

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    前にドラマやってたなぁ。。っていう感じですが実際は見ていなかったので、先入観なく読めました。
    なかなかキャラが立ってて面白いですね。
    CSIみたいな話かなと思ってたら、全然科学捜査はやらないっていう意外な展開でしたw科捜研ものじゃないの?っていう・・。
    入浴用リーダーで読んでたので時間がかかってしまったんですがw作品自体は短いですね。わき役というか敵役のパーティも後を引きそうな残り方なので、この後のシリーズを読んでみたくなりました。もう一冊後のシリーズを積んでいるんですが、初期作品も読んだ方がいいかなぁ。。と思ってます。

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    2020年04月03日
  • 防波堤 横浜みなとみらい署暴対係

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    今回は短編集。一話一話に登場人物の説明があるので、鬱陶しさを感じたが短編集なので仕方ないですね。神野のとっつぁんや組員の岩倉、今野先生の『任侠シリーズ』を思い出させます。任侠シリーズをまた読みたくなりました。

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    2020年03月29日
  • 禁断 横浜みなとみらい署暴対係

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    横浜みなとみらい署シリーズの2作目。今回も諸橋と城島のコンビは最高でした。敵対していると思われた身内も段々と『ハマの用心棒』のやり方に共感してくる様がとても心地良いです。誰かのレビューでアメリカのTVドラマ『スタスキー&ハッチ』を思い出したとあったが、全くその通りですね。懐かしいとか言うと歳もバレます(^^)まだまだ楽しみです。

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    2020年03月27日
  • 逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係

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    隠蔽捜査シリーズの竜崎さんが神奈川県警に異動になったので、遅ればせながらこちらのシリーズを読み初めました。諸橋と城島、頼りになる部下たち。今野作品らしい一冊ですね。今後もシリーズ読み進めます。

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    2020年03月21日
  • ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル

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    為頼伝説…初めて調べてみたけど、興味深かった。殺人事件が偶然に乗っかってるのも、拍子抜けだけどアリなのかも?

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    2020年03月21日
  • 残照

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    素晴らしい内容だった。速水ヘッド様々で刑事課の面目丸潰れなような。速水が主役なスピンヘッドを読んでみたい。風間の存在感もかなりありイニシャルDの高橋涼介を彷彿とさせる。今回の安積は脇役に徹していたかな。相楽はようやく半歩成長したような気がする。

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    2020年03月18日
  • 新装版 膠着 スナマチ株式会社奮闘記

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    最初の刊行時のタイトル『膠着』のままだったら私は手に取っていたかどうか。お仕事小説だと思わずにスルーしたかもしれません。

    三流大学卒の啓太があちこち受けまくって唯一内定を勝ち取ったのは、まぁまぁ大きな老舗の糊メーカー。別に糊が好きなわけじゃなし、愛社精神もなし。気になるのは巨乳の女子社員のみ。胸に目を取られていたからかどうか、とんでもない発注ミスをする。それをフォローしてくれたのは、よれよれしているけれど出来る先輩社員。そんな折、外資系の会社に買収されそうだという噂が舞い込みます。

    啓太がイマドキの男子ながら可愛げがあって憎めません。先輩社員の本庄のキャラもイイ。難題をつきつけられると本庄

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    2020年03月13日
  • 同期

    購入済み

    ボンの成長

    事件を通して、ボンの成長が小気味良く描かれており、さすが今野敏と言う作品だと思います。

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    2020年03月07日
  • 残照

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    【あらすじ】
    東京の台場で少年グループの抗争があり、1人が刃物で刺されて死亡する事件が起きた。
    事件直後に目撃された車が、少年たちの間で“黒い亡霊”と噂される風間という少年のGT-Rの可能性が高いことから、安積たちは彼を追い始める───。
    【感想】
    今野さんの作品はシリーズがたくさんあるので、どれから手を付けていいか分からずにいたのですが、『隠蔽捜査』シリーズにはまった父が目についたものから手をつけるように。
    その2冊目が本作。ドラマ化もされている安積シリーズですね。安積のキャラクターもなかなか面白いと思いました。
    竜崎とはまた違った不器用さが人間臭くて、とても良い感じです。
    今野さんの作品に

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    2020年03月05日