今野敏のレビュー一覧

  • 防諜捜査【新カバー版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本シリーズのなかではいちばんわかりやすかったかも。その分、ストーリーに集中でき楽しめました(中盤あたりで九条があやしいとわかってしまいましたが…)。

    後半の九条を追い詰める展開では、作業班の面々との息もぴったりで、引き込まれました。伊藤も片桐も白崎も西本も回を重ねるごとに欠かせない仲間になりましたね。ラストでは九条の狙いで倉島だったということにおどろきましたが、ヴィクトルと渡り合った噂が知れ渡っていると聞き納得。最後は西本もゼロの研修に呼ばれることになり、素直にオメデトウ!という気分にさせてくれる締めくくりでした。

    0
    2021年03月12日
  • アクティブメジャーズ【新カバー版】

    Posted by ブクログ

    前作のラストでゼロの研修に呼ばれた倉島。本作では研修後の倉島が同じ公安捜査員である葉山の行動を調査する任務を託されることに。

    葉山の背後にあるものがなかなか見えてきませんでしたが、物語の中盤以降、状況に応じて単なる葉山の調査から「作業」へとその取り組みを切り替えた倉島の決断がしびれますね。本来の任務どうこうではなく、やるべきことことをやる、という気概に溢れた行動といえるでしょう。またその意志こそが彼が評価される所以かと思います。組織における行動規範(ちょっと規格外かもしれませんが)として、見習いたいものです。

    0
    2021年03月12日
  • 潮流 東京湾臨海署安積班

    Posted by ブクログ

    <安積班シリーズ>第17作目(解説による)。
    今野さんの作品は良くも悪くも安心して読めるものが多いのだが、この作品は久しぶりにハラハラさせられた。

    安積班が四年半前に扱った<宮間事件>に冤罪の可能性が出てきたのだ。
    <宮間事件>の犯人宮間は逮捕された当初から刑務所に収監された現在まで一貫して無罪を主張している。しかもこの<宮間事件>と現在起きている三人の男女が毒殺された事件とは繋がっている可能性があり、臨海署を敵視している犯人によって須田まで毒を打ち込まれ救急搬送されてしまう。

    安積班のことだから強引だったり先入観に沿った捜査はしないと信じているものの、改めて調べていくと当時の安積が知らな

    0
    2021年03月05日
  • 欠落

    Posted by ブクログ

    前作よりストーリー性が分かりやすく
    ん?と不思議に思うこともなく
    最後までとても楽しめた。

    宇田川の周りの人達いい人ばかり。
    だいたい裏切り者とか一人くらいいる小説が多いと思うがそれがないので刺激はないがムカついたりもしない。

    0
    2021年03月01日
  • ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル

    Posted by ブクログ

    これも一気読み☆
    青山の物言い。いつ読んでも面白いし、推理力に脱帽。

    「僕帰っていい?」と言ってみたい!

    0
    2021年02月23日
  • 同期

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    樋口シリーズを読み終わり、次なる獲物はこの同期シリーズに。

    取り扱う事件が少々複雑で、その分没入感を得にくいかな、というのが正直なところ。いや、その点を差し引ても十分面白いのですが、今野敏作品としての期待値の高さがそう感じさせてしまうのかもしれません。主人公・宇田川の同期である蘇我が警察を懲戒免職になる、なおも警察関連の捜査に携わる展開は、ほかのシリーズにはなかった展開で、思わず本当かいな、と思ってしまいます。

    それでも宇田川の少々無鉄砲な行動力が事件解決の突破口になるあたりは本作の読みどころといえるでしょう。特に八十島に会いに行くシーンは生きて帰ってこられないのではないかと思わされるもの

    0
    2021年02月09日
  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は、聴力がとても優れている翠が主人公。自分の中ではクールでどこか冷めている印象だった翠だが、その印象が少しだけ変わった感じがした。

    相変わらず青山の言葉一つ一つには意味がありそうだし、やっぱり青山の理論的な言葉は理路整然としていて気持ちがよい。

    読みやすかった。

    0
    2021年01月30日
  • 神南署安積班

    Posted by ブクログ

    安積班シリーズ初の短編集。

    1話1話がコンパクトに纏っていて、
    読みやすく、かつ、面白いです。

    中盤の作品から、湾岸署復活の話が真実味を帯びてきます。
    次作から、舞台が変わるとみられ
    楽しみ倍増です。

    0
    2021年01月26日
  • マル暴総監

    Posted by ブクログ

    まさかの設定ですね。
    楽しく読ましてもらいました。
    任侠シリーズと共に続けて欲しいです。
    甘糟の困惑が面白いですね。

    0
    2021年01月25日
  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第四弾。樋口シリーズも安定したおもしろさを誇るものの、本作は若干樋口らしくないシーンがありましたね。捜査の初動段階で氏家からもたらされた被害者が痴漢被害を届け出ていたことに対する反応、また第一の被疑者である樫田への態度など、いつもの樋口なら持前の洞察力で正しい答えにたどり着くところが、ちょっと遠回りしていたように思います。その分を小泉刑事指導官がフォローするという構図で、最終的には事なきを得ますが、なんだか、樋口が”並み”の刑事になってしまったかのような印象でちょっと戸惑いますね。

    事件のほうはといえば女性殺害事件とその周囲に浮かぶ複数の容疑者がいずれも被害者から痴漢やストーカーで訴

    0
    2021年01月25日
  • ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル

    Posted by ブクログ

    1人1人に焦点があてられたシリーズ。今回は山吹が主人公。実際に現場におられたら異質な存在であるとは思ったりもするが、過去を明らかにしていくと山吹の意外な素顔が明らかになる。
    僧侶の観点から事件をみるというのも面白かった。

    0
    2021年01月24日
  • アンカー(スクープシリーズ)

    Posted by ブクログ

    単発だと思って読んでたら語り口に違和感を覚えて、解説をのぞいたらまさかのシリーズ4作目だったことが発覚。裏表紙のあらすじにも書いてあった……。警察側と記者側、それぞれの描写が少なくなってしまったのはちょっと物足りなかったけど、人間関係がおもしろいので1〜3作目も読みたい。

    0
    2021年01月19日
  • 真贋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ三作目、曜変天目を巡る事件。世界に3つしかないとされる焼き物で、この1年で読んだ物語のなかで今回で3度目の遭遇。貴重な茶碗であるだけに窃盗を扱う本シリーズにはもってこいなのかもしれません。

    で、肝心の事件のほうはといえばキュレータである音川の企みでありながら、逮捕には至らずちょっぴりもやもやが残る結末のようでもあり、音川の機転で悪事を未然に防ぎ、すべてを丸く収めたともいえる結末。

    今回も相棒である秋穂の読みが大きな鍵になっており、萩尾とのコンビにますます磨きがかかりましたね。

    0
    2021年01月14日
  • 確証

    Posted by ブクログ

    萩尾秀一シリーズ第二弾。前作は短編でしたが、本作は本格的な長編で読み応えも十分でした。萩尾の相棒の秋穂も前作より成長したのか、彼女の視点が萩尾を助けるシーンもあり、よきコンビになりつつあつことを感じさせてくれます。

    本シリーズでは捜査三課の視点から他のシリーズで捜査の中心となっていた捜査一課を描写しているところも興味深いところです。主人公である萩尾との対比という観点もあるからでしょうか、一課がちょっぴり悪者的な描写になっているあたりはおもしろい点だなと感じながら読み進めました。

    萩尾の言葉通り、犯人は盗みの”プロ”で、萩尾もまた窃盗捜査のプロ、そのなかにあって相棒の秋穂の存在は単なる紅一点

    0
    2021年01月14日
  • ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル

    Posted by ブクログ

    伝説シリーズ第3弾。沖ノ島といっても日本最南端のほうではなく、福岡県の玄界灘に浮かぶほう。これ、誰かがテレビでこの島の話しをしていて初めてその存在を知ったのですが、令和のこの時代でもそのような”領域”が存在していることが驚きです。

    で、本作はその沖ノ島でおきた事件を巡ってSTの面々が福岡へ出張し捜査にあたる、というストーリー。島の因習もあり、現場である島の上陸ができない、関係者も島でおこったこと=事件に関することをしゃべらない、というちょっぴり四面楚歌的な状況でどのように捜査を進めるのか、ここが本作の読みどころかと思います。

    また伝説シリーズを通じて、やはり青山の活躍が目立ちますね。飄々と

    0
    2021年01月07日
  • ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル

    Posted by ブクログ

    伝説シリーズ2作目、今度は桃太郎ということで、誰もが知っているお伽噺かと思いきや、我々の知らないもう一つの桃太郎にまつわる話しが隠れていたことに驚きました。

    前作同様、その桃太郎の裏話的エピソードと事件とのつながりを追いかけるのがちょっと大変ではありますが、為朝伝説よりは理解できました。ラストの青山の姿はちょっとおどろき、こんな一面もあったのですね。

    0
    2021年01月07日
  • ST プロフェッション 警視庁科学特捜班

    Posted by ブクログ

    STシリーズ
    安定の面白さ。
    今回はプロファイリングのプロの青山くんが活躍する話。
    ほかの特殊能力を持つメンバーも相変わらずキャラがたってて面白い。
    次も期待です。

    0
    2020年12月28日
  • ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル

    Posted by ブクログ

    このシリーズはどれもそうだが、この作品は特に読みやすかった。
    STシリーズは読み進めていくうちに終わりが大体予想できてしまうけど、他のに比べてこれは少し驚きがあった。
    インフルエンザという身近なことなので、感情移入してしまう…。

    0
    2020年12月26日
  • 神々の遺品 <新装版>

    Posted by ブクログ

    とても興味深く読めた。黒幕の最後は望んでいた展開とは異なっていたがそれもまたよらしからずや。終末が2010〜2020の間にやってくるという記述をみて武漢ウイルスを思わずにはいられなかった。神の正体が数字であり星であるという解釈はあながち間違ってないかもしれない。

    0
    2020年12月22日
  • ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル

    Posted by ブクログ

    ST色シリーズでは「赤の調査ファイル」に次ぎ出来栄えだと思います。黒崎を中心に据えた作品としては「黒いモスクワ」につづく2作目ということになりますね。

    STが追う謎の失火事件と並行して、茂太や一平たちが振り込め詐欺師に一泡吹かせようとする企みが進行しますが、なにせ彼らが素人だけに「ほんとうにうまく行くのだろうか、殺されたりしないだろうか」と、読んでるほうがハラハラドキドキさせられます。また彼らの素人っぷりが物語にある種のコミカルさをもたらしており、読みやすさに一役買っていると思います。

    失火事件のほうはといえば、極めてST向きの事案であり、希少な科学的事象によるものであることが判明します。

    0
    2020年12月18日