今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと探してたこの本を福岡に帰省したときに見つけて飛び付いて買った本。
今野さんのSTシリーズ。隠蔽捜査シリーズの次に好きなシリーズ。
期待を裏切らない面白さ。
今回はメンバーが出てくるまでのイントロが長いなと、ちょっとだけ思ってしまった。
ここからちょっとネタバレ
なんだ、結局関係なかったのかぁと思ってしまったけど、
その結論に至るまでのメンバーの行動とかがらしくて良い。
百合根が赤城のことを根っからのリーダー気質と話すところがあるけど、
自分もかなり良い上司だということは気づいてないんだなぁと思う。
そこがまた良いのでしょうけど。
また、次の本を探しに行かなきゃ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初期の今野敏作品が実業之日本社文庫から復刊され、手に取ってみた。現在では警察小説の大家と認識されつつある今野さんだが、今読んでみると色々と興味深い。
主人公の「私」は、表の顔は茶道の師範である。だが、実はもう1つの顔があった。行き着けのカウンター・バーに集う、神父のベンソン、恋人の菫(すみれ)子、そして店主。そんないつもの面々には、なぜか物騒な揉め事が持ち込まれ…。
全8編、簡単に言ってしまえば、真っ直ぐな勧善懲悪物の連作短編集である。血気盛んにして正義感が強いだけに、毎度毎度危険地帯に突っ込んでいく面々。例外的展開も一部あるものの、固定フォーマットで1編当たりも短く、すいすい読めて