感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年11月14日
ブラック企業が多い中、スナマチみたいな会社は、理想郷だ。いつリストラになるか心配していたら、仕事に身が入らないし、失敗を恐れるようになる。それでは創造的な仕事はできない。
Posted by ブクログ 2020年03月13日
最初の刊行時のタイトル『膠着』のままだったら私は手に取っていたかどうか。お仕事小説だと思わずにスルーしたかもしれません。
三流大学卒の啓太があちこち受けまくって唯一内定を勝ち取ったのは、まぁまぁ大きな老舗の糊メーカー。別に糊が好きなわけじゃなし、愛社精神もなし。気になるのは巨乳の女子社員のみ。胸に...続きを読む目を取られていたからかどうか、とんでもない発注ミスをする。それをフォローしてくれたのは、よれよれしているけれど出来る先輩社員。そんな折、外資系の会社に買収されそうだという噂が舞い込みます。
啓太がイマドキの男子ながら可愛げがあって憎めません。先輩社員の本庄のキャラもイイ。難題をつきつけられると本庄のように楽しそうに仕事に取り組む友人が私にもいます。仕事に限らず何かで凹むたびにその友人のことを思い出し、こういうときこそ楽しまなきゃと方向転換。
できるわけないと思ったらできない。ニュートラルな状態で、頭を柔らかくして考えなきゃ駄目ですね。なかなか楽しかった1冊。
Posted by ブクログ 2020年02月24日
今野さんには珍しく、刑事ものじゃない小説。開発部のミスでくっつかないノリを開発してしまった会社のお話。
主人公は営業部員なのだが、私自身が開発の仕事なので、営業の仕事の苦労や面白みは、外側から見た部分しかわからない。営業の仕事をやっている人が読んだらもっと面白がれるだろうなあと思った。
Posted by ブクログ 2020年10月31日
主人公の勤める会社が他の会社に乗っ取られる??
え、誰が情報を流しているの?という大きな話から上司と部下のなんかいい関係が書かれていた。さて最後どうなるのかな
Posted by ブクログ 2020年09月22日
下町企業の一発逆転モノなんだけど、どうしても⚪︎井戸作品と比べてしまう。谷がもっと絶望的で、山がもっと劇的だったら嬉しいんだけど、高望みしすぎか。得意の警察モノと絡めてほしい。
Posted by ブクログ 2020年06月23日
面白かったが顛末や途中の展開が今ひとつ今野小説のキレを感じなかった。営業の本庄をもっと活躍させる、専務をもっとどうにかする。
何かいつもの今野小説にはあったような気がする。
Posted by ブクログ 2020年03月03日
老舗の糊メーカーに就職した丸橋啓太は、やり手の営業・本庄ともに、新しい接着剤のプロジェクトチームへ参加することになるが…
営業の新人・丸橋啓太とやり手の本庄がメインの、糊メーカーを舞台にしたお仕事小説。
新しい接着剤には重大な欠陥があり、それをプロジェクトチームがどうやって解決するのか、というのが...続きを読むメインの展開。
また同時期に勃発した外資系企業からのTOBや、社内にいると思われるスパイ、色っぽい真奈美先輩からのお誘い。
様々な波乱要因をはらませながら、新人・丸橋啓太のどうする?どうする!という葛藤も。
読み始めるとササーッと読み終わっちゃう軽めの小説。
仕事に対する心構え、プロジェクト会議の様子など、新社会人むけの要素はあるものの、中学生くらいの若い人が読んでも面白いかも。
接着剤に関する専門用語も、物語にリアリティをもたせる効果十分。理系の中学生が興味を持って読むことができそうだし。
カタルシスもある明るい結末だし、翌日の仕事の活力になりそう。
あるいは、小説と現実のギャップにますます凹むか。
今野敏といえば警察小説が思い浮かぶけど、こんなお仕事小説も書いていたんですね。
Posted by ブクログ 2020年02月26日
新入社員奮闘記.いきなりやらかした10倍納品.上司のあざやかな口八丁の営業力でひとまず事無きを得て,一難去ってまた一難.振り回されながらも成長していく丸橋啓太やその上司の本庄までとても愛すべき男達です.また,物作りを大事にする会社の根幹にある精神,かっこいいと思える小説です.