今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第2作!
2つの変死体、フグ毒、新興宗教、ゾンビ、人気女子アナ…一見関係のない事柄から事件の真相へ、STメンバー宗教のプロ!(笑)山吹が導きます。
ピースが少しずつカチリカチリとはまっていく展開がわかりやすくておもしろかったです。
青山、山吹、百合根のやりとりがほほえましいなぁと感じました。
百合根がまだまだSTのやり方にも現場での動き方にも慣れていなくもだもだしました…いろんな場面で蚊帳の外になってて…が、がんばれ!と何度ざわざわしたことか…
それでも最後にはSTの面々に愛着を持てて、自分の立場に対して前向きな気分にもなれていて安心しました。
山吹さんの穏やかでどこかあざとい -
Posted by ブクログ
4編の短篇による、警察小説のアンソロジーです。
まぁ、短篇故に、
人物や動機の深掘り、トリック等は控えめですが、
短ぃ尺に、お話がうまく落とし込まれていました。
1点、特出するならば、
警視庁捜査第三課(盗犯担当)や所轄署の留置係、
警視庁通訳センター・通訳捜査官、などといった、
あまり馴染みのなぃ部署が、舞台となっている点。
ハードボイルドから人情モノまで、
警察小説と言えば、捜査1課(殺人担当)ですが、
人情モノの新機軸となり得る題材だと感じました。
長篇作品で、ガッツリ読んでみたぃな~なんて…。
また、最後の1編は、
死刑制度がより厳罰化された近未来を舞台とした、
異色作ではあり