今野敏のレビュー一覧

  • 防波堤 横浜みなとみらい署暴対係

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    今野敏『防波堤 横浜みなとみらい署暴対係』徳間文庫。6編から成る連作短編集。

    諸橋と城島の同期の二人の刑事を主人公にした警察小説。降格人事により係長として、みなとみらい署に赴任した諸橋とその煽りで係長補佐となった城島。『ハマの用心棒』と呼ばれる堅物の諸橋に対して、ラテン系の城島という二人の活躍が面白い。この対照的な二人の構図が後の『隠蔽捜査シリーズ』につながったのかも知れない。

    このシリーズで重要な役割を演じる神風組の組長とたった一人の組員・岩倉を忘れてはいけない。この二人は事件の発端となったり、重要な場面で諸橋と城島に協力したりするのだ。

    『防波堤』『噛ませ犬』『占有屋』『ヒットマン』

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    2017年01月13日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

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    久しぶりに再読。大好きな今野敏の大好きな安積シリーズ第一弾。やっぱり好きだな。二重標的は、トリックこそ派手ではないけれど、安積さんが格好良くて惚れる。おっさんサイコー!ドラマ見てなかったけど、配役のイメージ違いすぎて見る気も起きぬ。あんな小奇麗ではない。

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    2016年12月24日
  • 蓬莱 新装版

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    ゲームがキーとなるって書いてあったのが購入のきっかけ。
    作者の人は名前見たことあったけど、小説読むのは初めてだったー。
    読みやすい文章ですらすらいけた

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    2016年12月18日
  • ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル

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    ST山吹の真意とは――
    心の闇、心の扉
    新興宗教の若者4人は集団自殺をしたのか

    密室状態のマンションの一室で、若者4人の死体が発見される。彼らは皆新興宗教団体の信者たちだった――。集団自殺と片付けられかけたが、STは他殺の可能性を追う。入り組んだ宗教団体内の人間関係と、揺れ動く人間心理。僧籍を持つST山吹が、事件だけでなく人の心の裏側を解く、「色シリーズ」第3弾。

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    2016年12月11日
  • ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル

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    ST黒崎が沈黙を破るとき――男は、語らず、動く。
    歌舞伎町の連続発火事件と中国マフィア抗争の裏

    携帯のワンクリック詐欺に遭った役者志望の男が、チャイニーズマフィアの名を騙り、悪徳業者に逆襲を謀る。そのマフィアのボスは、歌舞伎町の覇権を巡り別組織と暗闘を繰り広げていた。そして歌舞伎町での連続放火事件に出動したST――絡まる謎に“沈黙の男”黒崎が動く!「色シリーズ」、堂々のラスト。

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    2016年12月11日
  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

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    ST翠の孤独と苦悩――
    美しき捜査の旋律!
    1億円バイオリン盗難と密室殺人の二重の壁

    1億円の名器ストラディバリウスが盗難。人気バイオリニストがコンサートのリハーサルの際にすり替えられたのだ。出動したST翠の異常な聴覚に、オーケストラの指揮者・辛島は興味を示す。捜査が難航するなか、コンサートマスターが密室殺人の被害者となる……。翠の苦悩が胸を打つ「色」シリーズ第4弾!

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    2016年12月11日
  • ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版>

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    連続変死事件発生!最強チーム警察小説、第2弾。
    美貌の女子アナ。隠された戦慄の謎。ST5人は不可能捜査に挑む。待望の新装版。

    連続して発見された2つの変死体から検出されたのは共通する毒物だった。存続の危機に瀕していたSTが動き出す。事件の周辺からは新興宗教にも似た奇怪な自己啓発セミナー、そして有名女子アナの存在が浮かぶ。土壇場で意外な展開をみせる究極のサスペンス!最強チーム警察小説シリーズ第2作、新カバー版。

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    2016年12月11日
  • 逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係

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    暴力団担当の刑事と、暴力団との戦いの話。被害者の殺され方の描写が怖くて、イラストなんかないのに目をつぶりたくなった。マル暴刑事は大変だ・・・。でもここでもやはりチームワークというか信頼関係の元解決したという、今野敏作品のいい終わり方だった。

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    2016年11月30日
  • バトル・ダーク ボディーガード工藤兵悟3

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    日本の警察とのある意味戦いのような本作。
    状況が、文章の描写から頭に描けて
    まさにダークの中のバトルが激しく描かれていた。

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    2016年11月19日
  • 警視庁FC

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    楠木の考え方が考えさせられる。これほどまでじゃなくても、冷めた考えの人はたくさんいるはず。仕事に情熱を持たないことは悪ではなく、特徴。つまり、情熱がないイコール無能なわけではない。そして組織で必要なのは、そんな目に見えない特徴を把握し、適所に配置すること。今までの作品とは視点が違うので少し戸惑ったけど、読んで良かった。
    ただ序盤からヒントを出し過ぎかなw

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    2016年11月13日
  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

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    樋口顕シリーズ。警察小説だけど家族の物語でもある。樋口さんは、いつも自分が警察官に向かないと思っているけど周りはそう思わない。この次は管理官になっているかな?

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    2016年10月08日
  • 残照

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    面白かった!
    安積さんの一人称で語られるので、案外ヘタレな心の内なんかも覗けてしまう。
    とにかく速水さんが大活躍で、カーチェイスの場面は本当に手に汗握るっ!
    しっかり生きるのは歳をとってもなかなかに難しいけど…頑張る。

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    2016年09月26日
  • 神南署安積班

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    面白かった!
    ドラマを観ていたので読んでなかったシリーズ。
    安積さんはドラマより尚、生真面目で淡々としていてカッコ良い。村雨さんも眉間に皺で杓子定規すぎて安積さんに苦手にされてたりして、ちょっとイメージ違ってそれも楽しい。
    「異動」の村雨さんが可愛らしかった!

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    2016年09月23日
  • 蓬莱 新装版

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    面白かった!
    登場人物のイメージがはっきりしていて入り込みやすいし、徐福の考察なども解りやすく噛み砕いてあって興味深い。
    プログラマー、警察官、バーテンダー…プロの仕事ぶりってかっこいい!

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    2016年09月09日
  • 烈日

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    私の苦手な短編集だけど、これはすごくよかった。
    1話ずつが短いから、こみいった事件の話ではなく、
    どちらかといえば刑事たちにクローズアップした内容になっていて
    主人公の安積係長の、周りの人が注目されてた。
    周りの人の考えや温かみを感じられて
    ほっこりできるストーリーが詰まってました!

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    2016年09月08日
  • 夕暴雨

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    ネットでの爆破予告から始まる、長編のストーリー。
    相良は安積をものすごくライバル視してるけど
    それにつられて?安積も相良を意識してるとことか
    いつも冷静な感じとのギャップが出てた。
    犯人も、ああそういうことかとおもしろかった。

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    2016年09月02日
  • エチュード 警視庁捜査一課・碓氷弘一4

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    ネタバレ

    渋谷・新宿の繁華街で連続通り魔事件が発生。いずれも交番からほど近い距離の現場で協力者の力もあり、犯人は現行犯逮捕。しかし犯人は取り押さえられた直後から犯行を否定、協力してくれた一般人はいつの間にか姿を消していた。
    事件の詳細を調べ始めた警視庁の碓氷は、現場の警察官らに質問を重ねるが誰もが事件解決に導いた協力者の人着(人相や着衣)が思い出せない。思い出そうとすると捕まえた犯人の姿が浮かぶと…そんな不思議なことがあるのか。
    やがて警察庁から心理調査官の藤森が派遣される。碓氷はこの女性とタッグを組まされ最初は困惑していたが…。

    今野作品は初めて読んだと思うけど、とても面白かった。どうして誰も協力者

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    2016年08月26日
  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

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    面白かった!
    事件は割と地味だったけど、樋口さんの生真面目さが相変わらず素敵!
    今回、警察庁から参加のストーカー事件の専門家、女性キャリアの小泉さんの物言いやたたずまいは何かとためになる感じ。この人は偉くなるんだろうな。なってほしい。
    照美ちゃんには途中「樋口さんの娘さんのくせに、おバカさんかっ」と多少イライラさせられたが、父親・樋口さんの微笑ましい一面も見れたからお得(?)だった。

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    2016年08月19日
  • 半夏生

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    長編ストーリーは、キャリアと現場の動き方の違いにイライラする安積係長や、予想外にベイエリア署のメンツが病気にかかったりと、これまでとは少し違う展開になった。そんな中、いつもはあまり発言のない桜井が安積に話した村雨の姿が、なんだか微笑ましくてホッコリした。

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    2016年08月19日
  • 捜査組曲 東京湾臨海署安積班

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    ネタバレ

     今野敏さんの警察小説の中でも、最も息が長いシリーズであり、連続ドラマ化もされた安積班シリーズ。本作は、その安積班シリーズの最新刊である。

     安積班シリーズは、長編も面白いが、本作のような連作短編集にこそ魅力が詰まっていると考える。1編当たりは短いが、きちんと物語があり、人間模様がある。本作では、安積班の面々の視点に加え、安積をライバル視する相楽や、鑑識の石倉など、臨海署の様々な面々の視点で描かれているのが興味深い。

     「カデンツァ」。現実にも聞く、呆れた犯罪。察知したのは…。「ラプソディー」。船上で遺体発見。警察と海保のせめぎ合いは、意外な結末に。「オブリガート」。安積班と相楽班の事案が

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    2016年09月09日