今野敏のレビュー一覧
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ネタバレ山本周五郎賞 日本推理作家協会賞
竜崎は、息子の不祥事で大森署に移動になる。
署長になっても、前例を引くまでも無くわが道を行く。部下たちはまごまごするが、困らせることが本意ではない。竜崎も少し譲り新しい任地は動き出す。
高輪の強盗事件で大森署でも緊急配備をしいた。ところが犯人たちはそれをすり抜け、先で待機していた機捜が身柄確保をした。
どこであっても捕まえればいいことだ。ではすまなかった。
友人の伊丹捜査部長から、管理官に手を回し穏やかに収めようとするが、勇みたって管理官が来るというので、緊張している署員に竜崎は言う。
「驚くことはない、向こうが無茶をいってきたんだ」
「所轄が -
Posted by ブクログ
ついに達人の域に到達してしまった剛くん。てかおまえまだ10代なのにヤバいな。
日本じゃガラスの10代、傷つきやすいティーンエージャーとかなんとか言ってる中、既に悟りを開いているという、ね。
と言っても最終巻に至り、俺つえー的な話は無くなって、空手の世界の問題を作者が語るというところが多いわけで、世界に合わせてルールを決めて試合やってそしたら試合に勝つことだけ考えて、空手が持っていた本質が失われる、という、いやこうやって書くとつまらん感じだけど、その熱い思いが伝わってくるわけですよ。
というわけで、死闘を繰り広げてかっけー、という話ではなくて、ふむふむなるほどと、脳のしわが増えるような最後なの -
Posted by ブクログ
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第5弾。
警察小説の中で、上司や部下からの信頼がこれほど厚い主人公は珍しいのでは。
彼は、買いかぶりだと自己認識し、他人からの評価にずれを感じている。自分は、「人一倍心が折れやすい」し、「石橋を叩いて渡るタイプ」で、「臆病で引っ込み思案」だと、戸惑いながら捜査に従事している。
今回の相手は、テロリスト。公安とせめぎ合いながら、「捜査というより戦い」という事件を追う。
その一方で、家庭の問題(娘が外国をバックパッカーしたいという)にも悩まされる。
主人公の性格づけとともに、警察小説と家族小説をミックスしたようなユニークなシリーズ。まだまだ期待できそう。