今野敏のレビュー一覧

  • 神南署安積班

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    ネタバレ

    個人的には安積班シリーズは
    事件の謎解きを中心に進む長編よりも
    安積班の刑事たちの人となりに踏み込む短編集の方が
    読み応えがある気がする。

    今回も班の全員がそれぞれクローズアップされていた。
    サツ回りの記者との遣り取りや噂に関わる話が多かったような。
    速水さんの話と桜井くんの話はまさに噂に振り回された感が…。
    『刑事部屋の容疑者たち』や『ツキ』のように
    今回は読んだ後にクスッと笑える話が多かったように思う。

    それにしても相変わらず安積警部補は心配性すぎると思うのは
    私だけではないはず(笑)

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    2012年11月13日
  • ナイトランナー ボディーガード工藤兵悟1

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    今野敏の小説の登場人物は個性的でキャラ立ちしてて良い!
    環境保護などは人類のエゴであるなど、エセリサイクルなど環境ブームの現実的問題提起もしている

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    2012年10月30日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    今野氏の作品は隠蔽捜査シリーズしか読んだ事がなかったのだが、これもまたとてもいい作品だった!惜しむらくは主人公の樋口の陰が少し薄く、隠蔽捜査の竜崎に比べると魅力に欠ける気がした。このシリーズは他にあと2作文庫になっているようなので、是非読んでみたい。
    ダンスシーンや練習のくだりは、ダンスファンになってしまったらしい著者の思い入れが感じられて微笑ましかったが、ちょっとクドかったかも。笑

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    2012年10月19日
  • 夕暴雨

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    東京ビッグサイトで開催されるコミックイベントでの爆破予告がネットに流れ、予告の信憑性を訴える須田刑事の直感を信じた安積班の活躍。

    「異色のコラボが秘められた」というあたりは解説を読んでようやく納得でしたが、解説を読むまでは、あれは一体何だったんだぁ?!のしこりが残ったままでした。


    (2012/10/13)

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    2012年10月16日
  • 任侠学園

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    「とせい」につづく作者の任侠シリーズ2作目。

    今回は地に落ちた学校の建て直し。

    人の良い組長に振り回されながらも、頼りになる代貸がまたやってくれます。

    展開が読めちゃうところはあるけれど、痛快なところがたまらなく、次の「任侠病院」も読みたくなること間違いなし。

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    2017年11月26日
  • 宇宙海兵隊 ギガース5

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    シリーズ5作目。

    やっとだ・・・・・。

    えーっと、いろんな事が動きだしそうな気配。
    海兵隊員と空軍パイロットたちの男(漢)気が頼もしい。
    あとは、なんやらかんやら。

    そんなこんなで、最終決戦へ!ということらしい。

    ・・・・・次作は何年後だぁー?!

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    2012年10月10日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    久々に読む安積班シリーズの短編集。
    「暗殺予告」「被害者」「梅雨晴れ」「最前線」「射殺」「夕映え」の6編。
    懐かしい仲間の大橋が、すっかり立派な刑事になっていて少々戸惑ったが、どれも面白い短編。

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    2012年09月30日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    反抗する子供にどう対処していいのか親として迷うのは当然だ。でも、どんなことがあっても信じてやることだ。腹が立っても、憎たらしくなっても喧嘩しても、子供に対する愛情を忘れないことだ。面白くて一気読みしてしまったが、もう少しスリムにした方がテンポ良く読めたと思った。樋口シリーズ、この本から読んでしまったが、前作、前々作も読んでみたい。

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    2012年09月30日
  • 凍土の密約【新カバー版】

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    ミステリー小説ではいつも刑事部に蛇蝎のごとく嫌われている警視庁公安部員が主役である。立て続けに4人もの殺人被害者が出るが、それぞれの関係がほとんど結末近くまで分からない。これでは読者が推理を働かせる楽しみが半減する。最後に判明する殺人の動機もやや荒唐無稽ではないか。それはそうとして一気に読ませる筆力は十分認められ、面白く読めた。

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    2012年09月14日
  • 奏者水滸伝 古丹、山へ行く

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    シリーズ第三弾。謎の獣による連続惨殺事件が起こり・・・
    箸休め的な感じで読み始めたシリーズだったけれど、格闘技・音楽・仏教・超能力・諜報戦と色々な要素がテンコ盛りで、それでいて違和感無く読めるのってスゴイ。

    0
    2012年09月06日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    体育会系で思い込んだら一筋のオヤジは捜査二課の刑事だが、相容れない次男の息子はダンスに熱中。
    自分と長男を脅していた銀行員が殺され、次男が容疑者に・・・

    今野さんも、とうとうダンスの世界にまで手を拡げてきた。本書を読んでから、街頭でダンスを練習する若者達を眺める心境が少し変化したような感、

    (2012/8/10)

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    2012年08月25日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    ネタバレ

    空手(もとは唐手と呼ばれていた時代)を、沖縄から本土に広めた船越義珍の伝記的小説。カラテの歴史が学べて面白かった。

    0
    2012年08月18日
  • 同期

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    今野敏警察小説初読です。
    内容紹介にもあるように、一人の刑事「宇田川」が同期の刑事「蘇我」に命を救われますが、その後蘇我は消息不明になります。彼の消息を尋ね、宇田川は、警察上層部や公安、組織犯罪対策部等々に挑みます。警察と反する日本の暗部の長「八十島」をマークするうちに宇田川は、蘇我の存在を感じるようになりました。

    警察を舞台に同期の絆を描いた小説です。
    同級生でもなく、友人でもない、特殊な同期の関係をうまく取り入れ、警察の内部確執も見事に描かれていました。

    心配事や楽しいことをわけあって新人時代を乗り越えてきた同期は、お互いに特別な思い入れがあります。知人よりもアツく、友人の中でも親友に

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    2017年11月09日
  • 残照

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    ネタバレ

    ずっと前に読んだと思ってたけど、初めてでした。
    いろいろと気にしぃな(笑)安積警部補は相変わらず。

    今回の感想としては、速水高機隊長はもとより容疑者側の風間智也が
    えらくかっこいい人として描かれてるなーと。
    事件解決云々よりも、本庁と所轄の対決姿勢だったりとか
    軌道修正(この場合は容疑者を変えること)の難しさだったりとか
    そういう部分に重点を置いて話が進んでいったように思う。
    相楽警部補の突っかかり方は相変わらず苦笑するレベル。
    今野さんの作品では多くの場合こういう人が話を回してくんだけど。

    事件が解決した後の安積さんと速水さんの遣り取りが
    如何にもこのシリーズだな、という結び方。
    警察小

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    2012年07月29日
  • 曙光の街【新カバー版】

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    元KGBの殺し屋、プロ野球選手崩れのヤクザ、警視庁公安部の警部補、三人の男が絡むノンストップアクション小説。結末はどうなるか、ページを繰る手が止まらない、さすが今野敏のエンターテイメント、解説の読後「どっしりとした物語を堪能したという満足感を覚えるだろう」に偽りはない。

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    2012年07月19日
  • 凍土の密約【新カバー版】

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    公安捜査官シリーズ第3弾。今回は、元KGBの殺し屋は登場せず、倉島の活躍がメイン、相変わらず読み出したら止まらない、ノンストップアクション。「隠蔽捜査」シリーズとともに、今後の続編を期待!

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    2012年07月04日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    ネタバレ

    今野敏の警察小説シリーズはやはり面白い。
    主要登場人物の心の葛藤を丁寧に描いており
    共感できる部分が多々ある為か、グイグイ話に引き込まれる。
    特に島崎刑事と息子の英次の心の動きや葛藤描写が秀逸。
    物事を見かけで判断せず本質を見極める重要性を訴えている。
    が、しかし外見で判断される事が多い事も表現されており、
    内容が説教臭くならずにすんでいる。
    世代間の価値観のギャップはなくならない。
    自分の子供が自分と違う価値観を表現したとき、
    その本質を見極めて息子と向き合えるか考えさせられた。
    しかし、価値観は変われど、原理原則は変わらず
    真剣に向き合えば世代間格差など関係ないとも教えられる。

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    2012年06月26日
  • 触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一3

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    ネタバレ

    何故か今まで縁がなかった碓氷刑事シリーズにトライしてみた。
    自衛隊から警察庁へ出向するのが異例なのかは判断できないけど
    先ずは設定が魅力的でした。

    書き出しの爆発現場の描写がグロいとか
    戸上や岸辺三等陸曹(警部?)や若林助教授の主張の押し出し振りとか
    良くも悪くも今野さんの初期作品の匂いがプンプンする感じ。
    とはいえ、薀蓄よりも主張が勝ってたのがこれまでの印象とはちょっと違う。
    登場人物もいい感じに熱い人たちが揃ってて
    その熱さがまた読み進む愉しさに繋がりました。

    事件が進んでいく中で挟まれる大学でのやり取りが最初はものすごい違和感で
    なんでこれが間に入ってるんだろうと思ってたんだけど

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    2012年06月22日
  • 凍土の密約【新カバー版】

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    公安シリーズ第三段。まとめ読みでしたが、楽しくあっという間に読み終わってしまいました。
    公安舞台なので仕方が無いですが個人的にはアクション欲しかったですw

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    2012年06月21日
  • 白夜街道【新カバー版】

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    複雑さがほとんど無い、いつもの今野ワールド。ただ、変な技巧に拘らないから違和感なく読める。
    公安ネタでは、意外性よりも、その処理過程に如何に魅力を散りばめられかが大事かもしれない。

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    2012年06月04日