今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1983年の作品。1988年に「海神の戦士」として文庫化されたものの改題本、、、であるという但し書きが、表題ページの裏に書いてあった。普通は、巻末あたりでしょ!と言いたくなった。このところ今野さんの文庫での新刊はこの手が多いので、書店で巻末あたりを読んで、未読であると確信して購入したんですがねぇ。
案の定、88年の文庫版は既読でありました。もっとも20年以上前の記憶なので、最後まで読んでも既読感は何もなかったので、初読本と同じだったかもしれませんがね。
ジャズ、超古代文明、拳法、内閣調査室と、まぁお得意ネタ満載というか、このあたりが原点小説ということになるんでしょうかね。
濡れ場も書いてい -
Posted by ブクログ
今野敏さんお得意の、武術(といって良いのかな?)の使い手が活躍する話。アメリカで道場を開くという目標のため、出た大会で、元商社マンの佐竹は対テロ用特殊部隊にスカウトされる。そして、戦う・・というある意味お決まりの設定ですが、この対テロ用特殊部隊、、通称トランプフォースに所属する人たちが、少し魅力的です。どこが?と言われても、まだまだ何も明かされていないので、(笑)秘密がたくさんありそうなトコロ、としか言えませんが。
1989年に出版された本を改題してるものですが、やはり古さは感じない。安積班の話など最近の話も好きですが、こういった系統の話も大好きです。 -
Posted by ブクログ
2010/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2011/6/10
奏者水滸伝シリーズの第五弾。
アメリカの大手レーベルからジャズフェスティバルに招待された四人。アメリカに着いたその夜、ホテルで殺人事件に遭遇。猿沢は犯人と間違えられ逮捕される。ジャズフェスティバルに出演するためには当日までに真犯人を探さないといけないが…
久しぶりに読むこのシリーズ、何時もながらの四人の活躍は良いのだが、今野さんの初期作品にありがちな、初期の設定がシリーズが進むにつれ薄れてしまい、格闘技色だけが強調されてしまっている。今作もミュージシャンであることはジャズフェスティバルに呼ばれることくらいしか関係し