今野敏のレビュー一覧
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『陽炎』は、ベイエリア分署復活後の2作目で安積と部下達や速水らを丁寧に描いた短編集。安積班シリーズを読み始めるのなら、この作品からが良いかもしれない。と思う作品だ。そして、この短編集の最後には表題作『陽炎』という心暖まる作品が据えられている。
この作品が刊行された2003年がどんな年だったかは忘れてしまったが、今野敏さんは、若者達にとって夢や希望が持てない社会になってしまっている。と感じていたのだろう。自暴自棄になってしまいそうな若者に、懸命に職務をまっとうしようとする安積警部補の姿はどのように映ったのか?
安積班シリーズを7作読んで来たが、この『陽炎』が一番好きだ!今野敏さんが、い -
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ネタバレアラブ系の男が行き倒れ。
東京湾臨海署安積班が捜査に乗り出す。
アラブ系の男ということで、テロの疑いが濃厚な中でも原因不明の病名での行き倒れということで、バイオ・テロ疑惑が深まる。
介抱したり、接触の疑いのある人間の割り出し、追跡。お台場という一過性の強い現場での捜査は難航する。
あれやこれやの勘違いが緊迫したなかでもおかしい。
極めつけは・・・
問題の病原菌とは、警視庁のキャリア、の仕掛けた・・・
えっ? そんなこと有り?という結末。
現場を知らないキャリアというのは何を考えるのやら、という典型という終わり方。
バイオ・テロ・・・恐ろしいです。炭疽菌や天然痘やワクチンが常備されていない伝染 -
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シリーズ3作目。2作目が待てなくてフライングだけどこっちを先に。
※シリーズ2作目であっていました。フライングじゃなかったです。
今回は中国警察部隊も登場しての、大掛かりな仕掛けに挑む。
確証が持てず何度も迷子になりそうになるが、
今野さんは一つ一つ立ち止まって確認してくれる。
今野さんの筆は、急かさないし、独りよがりに暴走しない。
逮捕劇の緊迫を経て、、、そして、読後、あったか。
マル暴の話なのにね!?
個人的に神野&岩倉が好きなので、要に登場してうれし。
諸橋がお茶を飲んでくれて、またうれし。
防波堤がやっと貸出し可になったのでやっと読めます。
雨降りなので、明日まで我慢。 -
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ネタバレSTシリーズ、黒崎編。
色シリーズもこれで最後。頑なに無口な黒崎さん。武道も極めてるし、確かに潜入捜査にはうってつけなのかもしれない。最後の赤城さんが話した黒崎さんに対する人物評が良かった。無口だけに他人をよく見ていて、事前調査も怠らず、綿密な戦略を立てる。武道の達人は、戦略家でもあるわけですね、さすが空手道を極めてらっしゃる著者さんならではの言葉です。
警察側の人間以外のキャラが総じてしょぼい感じを受けたのは残念なところだけど、STの特性を生かしたトリックの看破、プロファイリングはさすが。黒崎さんの潜入捜査がどう事件と絡んでくるのかしらと思っていたが、なるほど別件逮捕に使われたのか。組対と