今野敏のレビュー一覧

  • 任侠学園

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    今回は荒廃した学校の立て直し。
    相変わらずの阿岐本親分の人を食ったような大物ぶり、それに対する代貸・日村は苦労が絶えません。
    昔の青春ドラマを読むようだけど、さすがに今野さん、読ませますね。
    続きを読むのが楽しみです。

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    2012年06月02日
  • 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署

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    ネタバレ

    今野敏の作品としては私の中で高得点
    だが犯人がアイドルじゃ重みがでない。もう一ひねり、母親でも登場させて犯人に仕立てても・・・などと思う。物わかりの良い安積さんもいまいち戴けない。

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    2012年06月01日
  • 武士猿(琉球空手シリーズ)

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    何かに真摯に向き合い、しかも継続する人は、たとえ小説の主人公であろうとも尊敬に値する。どうやらこの主人公は実在した人らしい。
    本当にあった事かどうかは自分には証明しようがないので棚に上げておき、とにかく「読み物」としては多少地味ではあるモノの大変おもしろいものだった。ワクワク感というのとは違う、なんというか、落ち着いた?ん~、よくわからないが、とにかく浮ついた感じがないのだな。

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    2012年05月28日
  • 獅子神の密命

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    ネタバレ

    気鋭のミュージシャン、橘章次郎のもとに出演依頼が舞い込んだ。アメリカの新興企業が主催するそのコンサートには、ある巨大な計画が隠されていた。日米両政府を巻き込む陰謀の行方は!? 警察小説の旗手がおくる、現代アクション巨編。

    ジャズ、内閣調査室、CIA、KGB、アレイ人、ウォニ人、黒服、UFO・・・キーワードを挙げても何のことか分からない不思議な作品です。

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    2012年05月26日
  • 警視庁FC

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    ネタバレ

    実は3度目の再読。

    最初は楠木のやる気のなさにイライラしながら読んでました(笑)。
    そのうち地の文の突っ込みが快感になってくる不思議(爆)。
    やる気のなさが災い(幸い?)して事件を転がしてく様は面白かったです。
    捜査員に興味がないからこそ気づくポイントに鍵が潜んでいるという構成は考えたなと。
    意外とこういう平穏に務め終えたいと思う警察官もいるかもよ(笑)。
    だからこそ最後のどんでん返しのどんでん返しはいらなかったんじゃないかな。
    最後のがホントに事件だったら全く違った読後感だったと思います。

    読み進むにつれて変わる印象は隠蔽捜査を読んだときによく似てる(笑)。
    楠木くんもうまく転がせば竜崎

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    2012年05月23日
  • 夕暴雨

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    もともと好きで読んでるシリーズだけど、パトレイバーが出てくるとは思わなんだ。

    さすがのリアル感が損なわれないギリギリな使われ方で唸った。

    しかし今後の話ではなかったことに、だろうな(笑) 長いシリーズはゆるやかなサザエさんワールドで。

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    2012年05月17日
  • 夕暴雨

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    久々の安積班。
    ときどき他のシリーズの主人公とごっちゃになりますが、少なくとも佐々木蔵之介のイメージはない。

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    2012年05月17日
  • 陽炎 東京湾臨海署安積班

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    ネタバレ

    短編集。
    安積班シリーズの中でも
    班の結束の固さとかハンチョウがいかに頼られてるかがいちばんわかる本でした。
    それにしても安積警部補は心配性すぎませんか?(笑)

    最後の話に出てくる青山さんて別のシリーズの人なんですね。
    そっちも読んでみたいです。面白そう。

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    2012年11月30日
  • 神南署安積班

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    すっかり神南署の顔になった安積班、今回は安積班プラスアルファの活躍(とツキ?)が見られます。個人的に村雨が、桜井の手柄を喜ぶシーンと金子課長の寂しがるシーンがお気に入りです。あと、速水隊長も格好よかった。いい短編集でした。ベイエリア分署→神南署ときて、ようやく湾岸署。時代にやっと追い付いた気分です(笑)

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    2012年04月23日
  • 凍土の密約【新カバー版】

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    シリーズ3作目を初めて読んだ。あっという間に読み終えた。面白かった。最後がちょっと呆気なかったかな。

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    2012年04月03日
  • 山嵐

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    講道館の西郷四郎の小説です。以外にすくないので、さっそく読みました。格闘シーンがもうちょっと深くてもよかったな~とは思います。格闘シーンでいえば、夢枕獏の東天の獅子のほうがよかったです。中国のところでは李書文と絡めたのがサプライズというところでしょうか。今野さんの小説が好きというのもありますが、全体を通して楽しめました。

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    2012年04月02日
  • 半夏生

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    バイオ・テロを題材に、ニッポンの抱える見えない問題を浮き彫りにする、そんなところでしょうか。今野敏の作品は、根底には人間を信じるという気持ちがあるように思われ、今回も一般には悪者に描かれるキャリアが、実は・・・というラストで、毎度の事ながら読後感がいいよね。

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    2012年03月31日
  • 凍土の密約【新カバー版】

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    この前に「政界汚染」を読んだせいで、こちらは少し物足りなさを感じてしまった。同じ「公安」だけに(でも話は全然違うんだけど)どうかと思ったが、あちらのスケールが桁違いだったな。
    正直、倉島がなぜそんなに周囲の評価が高いのか?倉島はスーパーマンじゃないだけ、より現実的なんだろうけど逆に物足りなかった。正直、前2作のストーリーが思い出せない。時間を空けて再読しよう。

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    2012年03月13日
  • 凍土の密約【新カバー版】

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    やはり、警察小説は公安・外事ものに限る。
    しかも、今回の主人公は公安マンとしてあまり完成されておらず、逆に人間くさいところにリアリティを感じた。

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    2012年03月13日
  • 任侠学園

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    今回は学校の建て直し。
    相変わらず期待を裏切らない親分。頼りになります。
    気遣いすぎの日村。近いうちに胃に穴が開くと思う。

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    2012年02月20日
  • 残照

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    東京・台場で少年たちのグループの抗争があり、一人が刃物で背中を刺され死亡する事件が起きた。直後に現場で目撃された車から、運転者の風間智也に容疑がかけられた。東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補は、交通機動隊の速水警部補とともに風間を追うが、彼の容疑を否定する速水の言葉に、捜査方針への疑問を感じ始める。やがて、二人の前に、首都高最速の伝説を持つ風間のスカイラインが姿を現すが…。興奮の高速バトルと刑事たちの誇りを描く、傑作警察小説。 (「BOOK」データベースより)

    もう速水さんってば素敵!
    この作品では速水警部補が主役だったと思います。
    安積班の面々は控えにまわっていた感じ。
    毎度のこと

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    2012年01月07日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    短編集。殺人予告/被害者/梅雨晴れ/最前線/射殺/夕映え
    「射殺」では珍しくアクションシーン。危険な現場にいる警官たちと拳銃使用の難しさを考えさせられる。
    「夕映え」はかつて安積が仕事を仕込んでもらった先輩刑事との再会。係長は階級とは無関係に渋く輝いている先輩に敬意をもつ。
    「最前線」ではかつての仲間、大橋との再会が。 順を追わずに読んでいるので、初期の大橋刑事が異動になっていたことに納得。 彼は今最前線で活躍しているという話。 慣れもあるが、このシリーズは個性的な刑事たちが生き生き描かれていて感動する。

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    2011年12月29日
  • 神南署安積班

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    短編9編 スカウト・噂・夜回り・自首・刑事部屋の容疑者たち・異動・ツキ・部下・シンボル。 臨海署が復活することになるところで終わる。 班長も男なので、やっぱり美人記者が気になる。そして美人記者が近づく部下がもっと気になる。 信頼関係はとても固く、部下たちもそれにこたえて冴えに冴えている。 刑事部屋の~はちょっとしゃれたコメディだった。たまにこういうテイストが混ざるので今野作品は好きだな!

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    2011年12月28日
  • 秘拳水滸伝(3)第三明王篇(新装版)

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    ネタバレ

    三作目ともなると、登場人物もある程度固定されてきて、やや予定調和になりつつある印象。不動流の4人の強さはもはや鉄板で、何が起きてもまぁ負けないよね?と危機的状況に陥っても安心して読んでられるのは、この手の小説においては良いことなのか、悪いことなのか…

    話の展開は前作とほぼ同じ。次なる戦いに必要となる技を会得している人物が、不動流にその技を伝授するべく大日如来に導かれ… 今回はまさかのジャンプ的展開で、これまでの敵が味方になる、という流れは意外でした。

    最後は結構あっけなく終わってしまったのですが、三六会のバックにいる黒幕をどのように“救済”するのかがとても気になるところ。

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    2012年07月07日
  • 秘拳水滸伝(1)如来降臨篇(新装版)

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    ネタバレ

    気持ち的にスカっとするアクション映画のような小説が読みたくなって、本作を手にしました。

    読後の感想としてはまずまず。主人公長尾久遠があまりに“神がかっている”点が微妙でしたが、飛鳥、ジャクソン、白燕の存在と戦いの様子は読む前に私が求めていた内容そのもの。

    それらの点では期待通りの内容でしたが、宗教臭さというか、長尾久遠の言動がちょっとしっくりこなくて、その点だけがマイナスポイントでした。とはいえ、アクション映画を観るような感覚で楽しめましたし、どのように続いて行くか楽しみなシリーズです。

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    2012年07月07日