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高校生の久(ひさし=キュウ)は「殺人ライセンス」というサイトに遭遇。それは、ターゲットを殺害する危険なオンラインゲームだった。そのゲームが突然アクセスできなくなった後、ゲームの標的と同じような名前のストーカー公務員が殺害された。戦慄するキュウ。一方、勤務先をリストラされた相沢は、素人探偵として、キュウと事件の解明に乗り出す。相沢の娘・麻理とキュウがクラスメートという縁もあったが、麻理は、キュウや相沢の行動を冷ややかに眺めていた。相沢の同級生の丸谷刑事らは、捜査本部につめながら、犯人を絞れない事態に焦っていた。そして再びネット上に出現した「殺人ライセンス」と同じ第二の殺人事件が……。高校生と捜査本部、殺人ゲームと現実の捜査の接点はどこに――?
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Posted by ブクログ
元は2002年の作品である。
その頃のインターネット事情と現在では大きく違う。
たぶん、この物語が発表されたときはインターネットの経験者はあまりいなかったのでは?と思う。
逆に今では未経験者を探す方が難しいだろう。
ネット上に突然現れる「殺人ライセンス」というゲーム。
ターゲットを殺害することを想定して進めていくゲームである。
たとえばターゲットに接触するのに「自宅を訪ねる」と「呼び出す」の二択がある。
「自宅を訪ねる」を選ぶと第三者に目撃されたことにより逮捕されました…とメッセージが出てゲームオーバーとなる。
「呼び出す」を選んだ場合は、次に呼び出す方法を選ぶ…という感じだ。
ほとんどの捜査官がインターネットの知識がないため、このサイトのことを知らされてもどう受け止めていいのかわからない。
インターネットで殺人…というシチュエーションが理解できないのだ。
結局、人が人を殺すのであって、基本的なことは何も変わらないと気づくのだが。
ミステリー部分よりも、相沢の変化、相沢家の雰囲気、キュウの成長など、他の部分のほうが楽しめた。
とくに祥子が麻理に違和感を感じ始めるところが印象に残った。
ほんの少しだけ自分の方が先に大人になっただけ・・・そんなふうに思えるようになった祥子の成長が見える場面は好きだ。
うっとうしいけれど感謝すべき存在でもある。
それが親だと思う。高校生で親のありがたみがわかるなんてすごいな…と単純に思ってしまった。
そんな簡単なことに気づいたのはもっと大人になってからだったので。
時間的な古さもあり、今野さんの作品のわりには書き込み不足というか浅い感じがした。
もったいないなと思う。
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