今野敏のレビュー一覧
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ネタバレ渋谷・新宿の繁華街で連続通り魔事件が発生。いずれも交番からほど近い距離の現場で協力者の力もあり、犯人は現行犯逮捕。しかし犯人は取り押さえられた直後から犯行を否定、協力してくれた一般人はいつの間にか姿を消していた。
事件の詳細を調べ始めた警視庁の碓氷は、現場の警察官らに質問を重ねるが誰もが事件解決に導いた協力者の人着(人相や着衣)が思い出せない。思い出そうとすると捕まえた犯人の姿が浮かぶと…そんな不思議なことがあるのか。
やがて警察庁から心理調査官の藤森が派遣される。碓氷はこの女性とタッグを組まされ最初は困惑していたが…。
今野作品は初めて読んだと思うけど、とても面白かった。どうして誰も協力者 -
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ネタバレ今野敏さんの警察小説の中でも、最も息が長いシリーズであり、連続ドラマ化もされた安積班シリーズ。本作は、その安積班シリーズの最新刊である。
安積班シリーズは、長編も面白いが、本作のような連作短編集にこそ魅力が詰まっていると考える。1編当たりは短いが、きちんと物語があり、人間模様がある。本作では、安積班の面々の視点に加え、安積をライバル視する相楽や、鑑識の石倉など、臨海署の様々な面々の視点で描かれているのが興味深い。
「カデンツァ」。現実にも聞く、呆れた犯罪。察知したのは…。「ラプソディー」。船上で遺体発見。警察と海保のせめぎ合いは、意外な結末に。「オブリガート」。安積班と相楽班の事案が -
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格闘技をテーマにした短編集。いずれも格闘技ファンにはたまらない8編を収録。
『花道』。空手経験者の吉倉刑事が検挙する暴力団員は、学生時代のライバルだった。
『探し屋』。探し屋の所長に舞い込んだ人探しの依頼。依頼の理由は…
『空手道・内海道場』。武道三昧の人生を送ってきた内海道場の道場主・内海剛造。内海の門弟の一人、蒲郡が内海の制止を振り切り、フルコンタクト空手の大会に出場するが…
『非道議員』。再び、内海剛造の登場。大物政治家の飼い犬になることを拒んだ内海の道場に最大の危機が迫るが…
『バーリ・トゥード』。グレイシー柔術に代表される総合格闘技と古武術との決定的な違いは何か。格闘技の真 -
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ネタバレ今野敏さんの数ある警察小説のシリーズの中でも、倉島警部補シリーズは、公安の捜査員を主人公とした唯一のシリーズである。本作は、シリーズ第4作に当たる。
『曙光の町』で初登場した倉島という人物は、当初は公安の仕事に意欲が持てなかったのが興味深い。このシリーズは、倉島が経験を積みながら次第に使命に燃えていく、成長記という側面がある。秘密主義の公安組織に属している割には、何だか人間臭く、猪突猛進的である。素人目にも、公安に向いているようには思えないのだが…。
日本の公安の司令塔である、警察庁警備局警備企画課。その情報分析室、通称「ゼロ」の研修から、警視庁公安部に戻ってきた倉島。公総課長に呼ば