今野敏のレビュー一覧

  • 茶室殺人伝説

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    あらすじ
    武家の茶、相山流の次期家元の婚約発表の茶席で、死人が出る。事故?それとも殺人?事件の真相は、戦国時代に遡る開祖の伝説にあった。

    レビュー
    今野敏に少ない普通の女性が「私」として物語を語る。主人公がエッチをするのは、今野敏警察小説で初めて読んだ。
    高校、大学と茶道部だったという今野敏の茶道に関する薀蓄は確か。武道家今野敏の風味もちょこっと。

    鎌倉署の安積刑事は、東京湾湾岸署、神南署の安積警部補とは別人物?

    男性作家による女性が「私」の話を読んだ時に感じがちなうっとおしさが若干ないこともなかったが、それは最小限。面白くて一気に読めた。

    影の陰謀者の最後の自白は、名探偵コナン風。名

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    2010年01月31日
  • 闘神伝説 3

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    2010/1/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2011/2/26〜3/1

    サム・リンとの戦い中、狙撃されたタケルは生死の淵から生還する。タケルを巡って、CIA、KGB、アトラ・ハシースの壮絶な争いが続く。そんな中、タケルを見守る仲間が死んでしまう。激しい怒りに震えるタケル。いよいよ最終巻へ。

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    2011年03月01日
  • 奏者水滸伝 小さな逃亡者

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    2010/1/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2010/5/10~5/12

    奏者水滸伝シリーズの2作目。ドラマーの比嘉が主役。
    ライブ終了後、テイクジャムの外で比嘉はアメリカ人の少女を救う。少女は何者かに追われており、その周辺では連続殺人事件が起こっていた。彼女を追ってアメリカから捜査官もやってきており、日本の警察と対立しながらも事件を追いかける。そこに「宇宙意志」を感じたという元宇宙飛行士もからんできて...

     1作目より音楽シーンは減って、超能力要素が増えている。後のSTシリーズの発想はここにあったんだなぁ、ということがよくわかる作品。超能力ものなどに嫌悪感のない人は楽しめると

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    2010年05月12日
  • 秘拳水滸伝(3)第三明王篇(新装版)

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    2009/12/3 7&yより届く
    2010/3/23~3/25

    前作で三六会からの刺客をしりぞけた九遠ら不動流に、沼田栄完がさらなる刺客を送り込む。流派にとって大事な演武会に精鋭を送り込んできた。迎え撃つ久遠たちは?
     今作は武闘シーンも多く、前作よりも楽しめた。しかし、終わり方からして最後の4巻目はどう収拾をつけるつもりだろうか?読むのが楽しみだ。

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    2010年03月25日
  • 特殊防諜班 諜報潜入

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    2009/11/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2009/12/26〜12/27

    特殊防諜班シリーズの第5作。
    第一作で登場した雷光教団に二代目夢妙斎を名乗る人物が現れる。二代目夢妙斎は山の民が使う体術をマスターして、多くの信者を抱えていた。果たして二代目夢妙斎とは何者なのか?真田たちの味方なのか?
     安定した面白さの作品。まだ刊行されていないが次作もあるようだ。早く続きを読みたいものだ。

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    2009年12月27日
  • 奏者水滸伝 阿羅漢集結

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    全国各地にいる特異な能力をもった4人のジャズの奏者が終結していきます。演奏以外も特殊能力が発動しますw特にベース。痛快なシーンもあり楽しめました。演奏シーンが良かった!音楽が聞きたくなってきます。

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    2009年10月26日
  • 陰陽 祓師・鬼龍光一

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    2009/10/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2010/6/16~6/17

    今野氏の鬼龍光一シリーズ。元々学研M文庫から2001年に出ていた「陰陽祓い」の再文庫化。主人公の鬼龍はさらに遡って1994年の「鬼龍」で初登場している。
     祓師を名乗る鬼龍光一が警視庁の富野と連続強姦殺人魔を追う。警察小説と伝奇小説を融合した、今野氏得意の展開。主人公の鬼龍光一はなかなか良いキャラである。氏のいつもの作品より、エロ部分が強調されているが、初出を考えるとしかたないか。
     このシリーズは続く「憑物」と「パラレル」で終わっているらしいが、人気が爆発した現在、是非続編を書いて欲しいものである。

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    2010年06月17日
  • 奏者水滸伝 阿羅漢集結

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    2009/10/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2010/5/3~5/7

    今野敏氏の奏者水滸伝シリーズ第一作。オリジナルは1982年で「ジャズ水滸伝」という名前であった。今回、2度目の文庫化。
     北海道の自然が生んだ巨人ピアニスト、古丹神人、沖縄が生んだ拳法の達人でもあるドラマー 比嘉隆晶、茶道の家元の跡取りであるベーシスト 遠田宗春、学級肌の天才サックス奏者 猿沢秀彦の4名が、謎の僧 木喰に導かれ、東京に集結。ジャズの一大ムーブメントを引き起こす。そこに、彼らを支配下に置こうとするマスコミの魔手が。コルトレーンやキース・ジャレットを彷彿させる人物も出て来て彩りを添える(コルトレーン

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    2010年05月07日
  • 茶室殺人伝説

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    安積班シリーズの第一巻が発売されたのと同時期に書かれたらしいのですが、これ、作品以上に「県警」の「安積刑事」に色々ツッコミ入れたいです(笑)速水ヘッドと安積係長を足して2で割ったような人。安積班ファンの方ならこれだけで読む価値あります。
    内容も昔の作品の割りに今読んでも然程違和感はありません。むしろ女性が主人公という点で、今野先生の作品の中では珍しいと思います。

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    2009年10月07日
  • 秘拳水滸伝(1)如来降臨篇(新装版)

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    2009/9/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
    2010/3/8〜3/9

    総合武術「不動流」の宗家が何者かに惨殺される。その現場を目撃してしまった娘の久遠はショックのため極度の自閉症になってしまう。内弟子の飛鳥やジャクソン、宗家とともに皆伝を受けた白燕たちは、警察とともに犯人を捜しはじめるが。
     今野氏得意の空手と黒組織をからめた壮大なスケールのアクション活劇。気楽に読めて楽しめる。「不動流」という名前はそういうことだったのね。4巻まであるので楽しみだ。

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    2010年03月10日
  • 茶室殺人伝説

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    2009/9/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
    2010/4/22~4/24

    相山流茶道の家元の家で次期家元の婚約発表の場である茶会である男が胸を刺されて死体で発見される。次期家元が疑われるが、事故として処理される。その場に居合わせた弟子の小高紅美子は次男秋次郎とともに真相を探りはじめるが...
    今野氏には珍しい正統派Who done itの推理小説。茶道部であった経験を活かした内容で、正統派ミステリでも力を発揮する今野氏の実力をさらに見直した作品。

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    2010年04月25日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    2009/5/23 アミーゴ書店ブルメール神戸店にて購入
    2010/2/5〜2/7

    沖縄の唐手を空手として普及させた富名腰(船越)義珍の生涯を描く伝記小説。今野塾をひらく今野氏ならではの作品であろう。伝統を受け継ぐことの難しさをかんじさせる。今野氏の空手ものを読むたびに思うのだが、もし今自分が中・高生くらいの年齢だったら絶対空手を習いたくなるだろう、ということだ。

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    2010年02月07日
  • バトル・ダーク ボディーガード工藤兵悟3

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    2008/10/30 7&y にて購入
    2009/8/18〜8/19
    イスラム教に対して批判的な本を書いたジャーナリスト磯辺が、「イスラム聖戦革命機構」に誘拐され、身代金を出版社に対して要求してきた。出版社から依頼を受けた「バックラー警備保障」の、工藤の傭兵時代の友人ジェイコブが工藤に人質救出作戦を手伝うよう依頼してきた。果たして工藤達は無事人質を救出できるのか?

     ボディーガード工藤兵悟シリーズの最終巻。今号もかっこいいぞ、工藤。しかし、これでこのシリーズ最後なのが残念。今野さん、人気作家となった今、続編を望む!
     今度、ブッシュミルズを買いに行こう。

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    2009年10月07日
  • 特殊防諜班 凶星降臨

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    2009/8/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2009/12/18〜12/20

    特殊防諜班シリーズの4作目。前作で宿敵カール・シュトルムにとどめを刺した真田とザミルだが、こんどはパレスチナを支持する日本人がフェニクサンダー財団のエージェントとしてテロ活動をしかけてくるのに出くわす。ザミルは西ベルリンで消息を絶ち、新人類委員会の真のボスと対決することに。いやあ、よく考えるなぁ、こんなストーリー。面白い。

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    2009年12月20日
  • チェイス・ゲーム ボディーガード工藤兵悟2

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    2008/10/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2009/8/11〜8/13

    ナイトランナーに続く工藤兵悟シリーズ第2弾。前回のヒロイン亜希子は黒崎の経営するバー、ミスティの従業員として登場。
    工藤の元傭兵仲間のイタリア人、アルがミスティに現れ、マフィアに追われているので、ある荷物を預かり、自分を逃がして欲しい、と依頼する。アルが山の専門家であったので、工藤は地図を持たせて群馬県の山中に逃がしてやるが、ミスティに戻ると黒崎と亜希子がマフィアの人質になっていた。マフィアのボスはアルを3日以内に捕まえろ、と脅迫するが...
    時間の限られた中での山中でのチェイス・ゲームが始まる。
     前回に

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    2009年10月07日
  • ナイトランナー ボディーガード工藤兵悟1

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    2008/8/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2009/8/7〜8/9

    バーの奥の一室に住む工藤兵悟は、CIAに追われる美女亜希子にボディーガードを頼まれる。期限はとある重要人物に出会うまでの3日間。CIAのみならず、警察まで敵に回した工藤たちは果たして目的を達成できるのか?

     いやあ、私はやはりこういう冒険活劇ものが大好きだ、ということを再認識した一冊。工藤は格好良すぎるなぁ。このシリーズはあと2冊あるようなので、読むのが楽しみである。

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    2009年10月07日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    秋葉原を舞台に様々なバックグラウンドを持つ登場人物達が偶然ある一つの出来事をつむぎだしてゆく。割と面白い。純粋に、休日の暇つぶしとして最適です。ただ、こんなに不運(?)が重なるものかよ・・・ と思うが、それは小説だからってことでしょう。

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    2009年10月07日
  • 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署

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     失敗。調べもせず読み始めたら、東京ベイエリア分署シリーズの第3弾だった。シリーズ第1作は『二重標的(ダブルターゲット)』だそうだ。背表紙見開きの既刊本を見ると、『神南署安積班』、『陽炎−東京湾臨海署安積班』というのもある。わかりにくいなぁ、と思った。表紙にシリーズ名とナンバーも入れてあればわかりやすいのに。でも、物語の面白さを削がれることはなかった。一癖ある刑事たちがとても魅力的で、すぐ惹き込まれた。この作品は、刑事たちの捜査活動を丁寧に描く、いわゆる<警察捜査活動>小説。昔観たテレビの刑事ドラマ「太陽にほえろ」を思い出した。主役の安積剛警部補が人の目を気にしたりして、意外と小心を感じさせ、

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    2011年09月30日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    明治から大正、昭和の時代に、琉球の下級士族出身で、琉球の「唐手」を極め本土に「空手」を普及させた富名腰義珍の生涯。なんていうか、今野氏の琉球空手に対する強い思い入れが、ヒシヒシと伝わります。『琉球空手、ばか一代』と一緒に読むと、理解が増してより効果的かと。琉球=沖縄の近代史も、ちょっとばかり知ることができました。しかし、物語の最後の方は、ちょっとさびしかったなぁ・・・。

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    2011年09月28日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    2007/8/24 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
    2009/6/14〜6/21

    安積班シリーズの短編集。
    「暗殺予告」:香港映画界のスター、サミエル・ポーが台場のテレビ局にやってくることになったが、そこに暗殺予告が届く。不審船の密航者が一人海に飛び込み行方不明になったが、海岸で不審なウェットスーツが発見される。密航者が暗殺者の可能性が高まり、現場に緊張が走るが...
    「被害者」:安積は久しぶりに娘と食事の約束をする。平穏な一日が過ぎ無事娘との食事に間に合いそうであったが、発砲事件の報が入り、出動することに。無事事件が解決し、食事に間に合うのか?
    「梅雨晴れ」:うるさ方の鑑識の石倉係長に若い

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    2009年10月07日