今野敏のレビュー一覧
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ネタバレ幕末の幕臣、永井尚志を描いた歴史小説。
歴史ドラマや小説では幕府側のキーパーソンでありながら脇役扱いの永井を主人公とし、同世代の岩瀬忠震、堀利煕の友情と奮闘を描いてくれてうれしい。
ただ、ラストが自分は乗れなかった咸臨丸の米国への出発で終わっていたのは中途半端感がありました。
このあと3人を襲う悲劇やその後の永井の活躍、明治後の活動まで見たかったです。
著者の歴史ものでは前作の「天を測る」でも幕末の測量技師の小野友五郎を主人公にしていたのはうれしかったですが、明治になったところで終わっていて中途半端感がありました。
会話や心情が、著者の刑事小説の登場人物のような感じの手法なので、読みやすく、物語に入り込みやすいので、面白いところで終わらせた方が良いのはわかるのですが、歴史小説としてはめったに取り上げられない主人公の最後まで描いてほしかったです。 -
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もう何作目か分からない、安積班シリーズ最新作。
今回は短編集。
部下の髪形を問題視する上司がいれば、部下のコミュ障を心配する上司に部下のために闘う上司もいる。
部下との関係性を構築するのが難しい時代になったのは警察も同じようだ。
また学校でのモンスターペアレント問題にまで強行犯が駆りだされるのも時代だなと感じる。
安積班シリーズの短編集の魅力としては、何といってもその関係性。
上司や先輩は部下や後輩を信じ、部下や後輩は上司や先輩の信頼に応えるために頑張る。
何かあれば気にかけてくれる人がいて、自分のために盾になってくれる人がいる。
皆が真剣で信頼し合っているからこそ、時にぶつかり合うことも出来るしその後もきちんと折り合える。
仕事そのものは過酷だし、働き方改革なんてなんのそのという環境ではあるけれど、こういう環境だからこそ頑張っていけるのだろうなと思える。
相楽がどんどん良い人になっていて、嬉しいような淋しいような。
一方で桜井君がどんどん頼もしくなっているし、彼を安心して見守っている村雨がお父さんみたいで良い。
退官前の大先輩に対しても試合では容赦ない黒木も彼らしくて良い。
そして速水は相変わらずの署内パトロール。彼の痛快さはいつも楽しい。
須田の独特の視点も事件を導いているし、水野もしっかり人を観ている。
謙虚な安積も皆に信頼されていて、何かと頼られて署内の揉め事収拾や取説読む読まない捜査までやっているのが面白い。 -
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シリーズ11弾。スピンオフも含めるともっとあるか。
相変わらずの竜崎。やっぱりいい。
ほぼ、会話劇の脚本のようになっており、ページに文字が少ない。改行だらけだ。すぐに読めちゃう。
まぁ、事件がどうこうというミステリーというより、竜崎がどう動き、考え、何を言うかを楽しんでいるので、会話劇と化しても最早文句は無い。
竜崎は次はどうなるのか、大物政治家とのパイプも出来たので、どんどん偉くなって、最終的に政治家竜崎も読んでみたい。
警察官僚ではない竜崎が政治を動かすところも読んでみたい。今野敏先生、書いてくれないかな。
星は3つとするが、星に意味はない。
あと、竜崎の奥さんは妻として肚がすわっている。良い。 -
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奥多摩の山林で、全裸の女性の遺体が見つかる事件が発生。これを捜査していくと、女子高生の売春グループの存在が見えてきて・・・・といった感じのお話。
ん~、なんだろ2時間ドラマの小説版読んだ気分。
終盤まで話は淡々と、主人公である樋口係長の視点で進んでいきます。
正直退屈だなと思いながら読み進めていましたが、終盤の参考人と容疑者の取り調べのシーンで一気に盛り上がったというか、面白くなってきました。
参考人の取り調べのシーンでは、一皮一皮剥かれていき徐々に焦ってくる様子に、容疑者の取り調べでは、容疑者のサイコっぷりに対して、主人公が冷静に追い詰めていくシーンにテンション上がりました。
が、犯人の動機というか、何考えてたのかもよく分からんままに終わってしまったところは、個人的には「うーん」って感じでした。
話自体の、特に大きなどんでん返しがあったわけでもないし、犯人も中盤で察しがついてしまったので、そういう意味では物足りなかったかな? -
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任侠シリーズ第六弾!
今度はオーケストラの再建です。
コンサートが近いオーケストラの内紛を解決していくというもの
楽団員同士のいざこざの解決を依頼されます。
この手の解決ってどうなるの?って思います..
そんな中、指揮者が襲撃される事件が発生。
その担当刑事が碓氷
碓氷と阿岐本組長がタッグを組んでいざこざの解決、事件の解決に挑みます。
といっても、今回は、阿岐本や日村の活躍っていうのはあまり感じられませんでした。ちょっと残念。
また、碓氷刑事は別のシリーズの有名な刑事なんですね。
そっちのシリーズも読んでみなければ..
安定調和の鉄板ストーリですが、エンターテイメントとして楽しめます。
お勧めです。
順番に読みましょう!