今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ公安外事・倉島警部補シリーズ第8弾の短編集。
「アテンド」
「ケースオフィサー」
「ニンジャ」
「ペルソナ・ノン・グラータ」
「アベンジャーズ」
「ノビチョク」
「テロリスト」
「スピンドクター」
の8編収録。
長編だともう少し重い感じだったのですが、かなり軽い感じで驚きつつも面白かったです。
脇キャラがゆるゆるなのも笑えてしまいました。
公機捜の体調がこれまでの警察小説の公安のイメージに近いが、それすらデフォルメされて滑稽に見えました。
いずれにしろ、このシリーズは公安のイメージアップにはなると思いますのでドラマ化もしてほしいです。 -
Posted by ブクログ
公安外事・倉島警部補シリーズ第8弾は連作短編。
どれも事件とも言えないような、短編でかたがつく程度の軽めの事案が8つ。
エースの倉島はもちろんのこと、ゼロ帰りの西本、元刑事のベテラン白崎、公機捜隊員の片桐、気配を消せる伊藤がチームを組んで活躍する。
スパイとか諜報とかテロとか扱う割に軽くて、さらりと読める。むしろサラリとしすぎて物足りない。雑誌掲載の寄せ集めだからか、同じような説明が毎回出てきて辟易。
やっぱり公安物は長編でじっくりと作業の様子を描いてほしいのだけど、もうネタが尽きたのかな〜。
このシリーズ好きなので、昔のような手に汗握る諜報戦をまた読みたいものです。 -
Posted by ブクログ
厳しく星を付けるなら2.5。
ただ今野さんの作品はミステリーに重きを置くというよりは、人間関係やサスペンスの方に視点が向くのでこの作品も今野さんらしいと言えるのだろう。
刑事になりたい高丸と、以前の失敗により見当たり捜査のスペシャリストとなった縞長の機捜コンビ。
今回は国政選挙で起こった殺害予告。
ターゲットにされた法務大臣の周辺で捜査を進めるのだが、同じく機捜から引っ張られ秘書役として潜入していた大久保が行方不明となり…。
サスペンスと書いたけれど、張りつめた緊張感というよりは、新たな局面が次々展開していくといった感じ。
誘拐されたのではないかと心配される大久保も、もともとマイペースな性