今野敏のレビュー一覧
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感想
今回はちょっと緊張感があったが、いつも通り阿岐本の伝手で解決。
中盤はちょっと中弛みっぽかった。
あらすじ
永神が、テキヤの親分が暴対法の関係で神社での露店から締め出された問題を阿岐本組に持ち込んできた。日村が事情を聞きに行くと、住民からの要望でテキヤを追い出すことを決めたという。
近くの寺では住民からの苦情で鐘すら突くのに気を遣う始末だ。詳しい事情を調べるため、阿岐本が立ち上がる。調べるうちに地元の不動産屋の原磯が、氏子総代と檀家総代になりたがっていると聞きつける。阿岐本は原磯が宗教法人の取得と土地を狙っているのではないかと推論する。
原磯の裏には関西の大きい団体のヤクザが絡 -
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萩尾警部補シリーズは警視庁捜査三課が舞台
今回は短編集となっております
捜査三課は窃盗犯が専門、そして窃盗犯の多くは複数回の犯行を手掛け高度な専門技術を操るプロたち
そんなプロたちに相対する捜査三課もプロ
プロVSプロいや職人VS職人の戦いが描かれる短編集となっており、萩尾警部補の相棒若き女性刑事秋穂も自らを「ハギさんの弟子」と称します
うーん職人
他のシリーズとはやっぱり趣きが違うんよね
三課の特徴がよく描かれている?実際をよく知らんのでもう敏さんを信じるしかない
うん、もちろん敏さんを信じる
ということで、捜査三課ならではの特色がよく出ていた短編集でした!おわり! -
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ネタバレ警視庁捜査第三課の萩尾警部補シリーズ第4弾の短編集
「常習犯」
「消えたホトケ」
「職分」
「正当防衛」
「目撃者」
「粘土板」
「手口」
の6編収録。
「常習犯」は他の短編集で読んだ覚えがあり15年前の作品なのに今年の短編と比べても古臭さがない。
逆にずっと同じ年齢設定なのだが違和感を抱かせないのは、ある意味すごい。
第三課単独の事件捜査ではなく他の課や署の事件に駆り出されるパターンはマンネリだが応用展開しやすそうだ。
また、二つ名の盗犯たちの個性がわかりやすくなっていてよいです。
このシリーズは長編よりも短編がいいのかな。