今野敏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今野敏さんお得意の、武術(といって良いのかな?)の使い手が活躍する話。アメリカで道場を開くという目標のため、出た大会で、元商社マンの佐竹は対テロ用特殊部隊にスカウトされる。そして、戦う・・というある意味お決まりの設定ですが、この対テロ用特殊部隊、、通称トランプフォースに所属する人たちが、少し魅力的です。どこが?と言われても、まだまだ何も明かされていないので、(笑)秘密がたくさんありそうなトコロ、としか言えませんが。
1989年に出版された本を改題してるものですが、やはり古さは感じない。安積班の話など最近の話も好きですが、こういった系統の話も大好きです。 -
Posted by ブクログ
2010/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2011/6/10
奏者水滸伝シリーズの第五弾。
アメリカの大手レーベルからジャズフェスティバルに招待された四人。アメリカに着いたその夜、ホテルで殺人事件に遭遇。猿沢は犯人と間違えられ逮捕される。ジャズフェスティバルに出演するためには当日までに真犯人を探さないといけないが…
久しぶりに読むこのシリーズ、何時もながらの四人の活躍は良いのだが、今野さんの初期作品にありがちな、初期の設定がシリーズが進むにつれ薄れてしまい、格闘技色だけが強調されてしまっている。今作もミュージシャンであることはジャズフェスティバルに呼ばれることくらいしか関係し -
Posted by ブクログ
今回の安積の敵はバイオテロ。その中には正体不明の病気、保菌者と思われるホームレス、テロ対策本部、本部の現場責任者で公安キャリアの岸部、関係省庁の軋轢、現場の混乱などなども含まれる。安積は今まで以上に組織の中での慎重な言動を強いられることになる。
ただし、本部が出来てからの安積たちの仕事が普通の捜査本部とほとんど変わらなくて安心する。今回はマル暴や生安課などとの連携プレーも見られて面白い。ふだん別々に仕事をしている東京臨海署の面々が協力し合って獲物を追い詰めていくさまは興味深い。
最後のどんでん返し(そこまでインパクトはないけれども)も爽快。 -
Posted by ブクログ
神南署シリーズ最終巻の短編集。あらすじにある速水の援交疑惑『噂』や異色の超短編『刑事部屋の容疑者たち』など、安積班のメンバーそれぞれの個性がうまく描かれている。
この本は臨海署に安積班が再び戻ることになるターニングポイントでもある。もともと臨海署は、バブル期に臨海副都心構想に合わせて設置されたが、構想頓挫で縮小になり、また台場でテレビ局や遊興施設ができていくにあたり復活した(ちなみに実在の「東京湾岸署」と臨海署は、たまたま住所が一緒である)。
それが「臨海署が復活する!…かもしれない」みたいな噂が署内をちらつき、安積に内々の話があり、そして最後に収録された短編「シンボル」で含みを残して終わる