今野敏のレビュー一覧

  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    新ベイエリア分署第3弾にして、またまた短編集。
    これだけシリーズが続いていても、安積警部補が謙虚なのが、何とも言えない。
    そして、何となく、登場人物の年齢が進んでないような・・・
    このシリーズ、何がすごいって、初めて書かれたのは、「踊る大捜査線」より前なんですよね。
    解説によく書いてありますが・・・
    1990年前半台に書かれている作品とは思えないくらい、すんなり楽しめます。
    この後、「半夏生」とかに続いていくようですが、私は文庫で揃えているので、安積班はしばらくお休みです。

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    2009年10月07日
  • 警視庁神南署

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    間に「蓬莱」「イコン」を挟んだものの、安積班シリーズ復活です!
    今の臨海地区からは考えられないけど、今は亡き元都知事の公約のせいで、臨海地区での再開発は一時中断されました。
    その影響をもろに被ったのが、この安積班シリーズ。
    目のつけどころは、「踊る大捜査線」よりも早いのよっ!
    さすが今野敏!!
    舞台は渋谷に移っても、安積班の面々は健在。
    そして、文体もまた「安積班」独特に戻っていて、大満足♪
    本当にこの作家さんは、登場人物一人一人を丁寧に描いていると思います。

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    2009年10月07日
  • 宇宙海兵隊 ギガース

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     パイロットの立場と、ジャーナリストの立場と、両面から宇宙での戦争を描いているのが面白いと思いました。
     未来の地球周辺を舞台にした戦争モノは、全部ガンダムに似てしまうのかな……??という気もしないでもないけど、割と科学的な取材もちゃんとされてるみたいで面白かった。

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    2009年11月22日
  • ナイトランナー ボディーガード工藤兵悟1

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    傭兵経験者のボディーガードが、CIA相手に大立ち回りを繰り広げる。一匹狼の主人公が活躍する話なのですが、完全無欠で超人的なヒーローではなく、強いことは強いのだがどことなく人間味があるところに好感をもちました。このあたりが、今野作品の巧さなのかと思ったり。

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    2011年09月25日
  • 琉球空手、ばか一代

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    作家の名前だけ見て、てっきり小説のつもりで購入した本でしたが、表題がそのまんまのエッセイ集でした。
    エッセイ集と知っていたら、購入せんかっただろうな。。。と思いつつ、せっかく買ってしまったんだからと、読んでみました。
    今野さんが空手をやっていることは知っていましたが、ここまで本格的にやっていたとは、、、また、すごい飲兵衛らしいこともわかって、新たな驚きで、こういうハプニングも嬉しいものです。

    (2008/7/21)

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    2009年10月07日
  • 残照

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    安積班シリーズの、臨海署再開第一弾作品、でいいのでしょうか?今回は、速水小隊長が重要な役どころを占めています。カーチェイスの迫力ある描写が巧みですね。このシリーズ、未読の残りが少なくなってきた・・・。

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    2011年09月25日
  • 警視庁神南署

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    安積警部補(新)シリーズですね。署が変わっても班のメンバーがそのまんまというのは、実際アリなのか。読者的にはうれしいですが。部下の両部長刑事などの脇役の面々が、さらにいきいきと描かれていて良い感じです。

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    2011年09月25日
  • 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署

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    安積警部補シリーズ、今のところハズレなし。臨海署→神南署→臨海署と、既刊がまだ何冊かあるので、もうしばらく楽しめそう。安積班の面々など主要登場人物たちの、今後の成長が楽しみです(←何様だ!)。

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    2011年09月25日
  • 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署

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    また読む順番間違えた!2作目の先に3作目(本書)読んでしまいました。ま、さしたる影響はありませんでしたが。あいかわらずテンポがよくて読みやすいですね。脇役たちの描写のしかたも心地よく、物語世界に自然に馴染めるかんじですね。さて、2作目にもどらねば・・・。

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    2011年09月25日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    前作の「朱夏」は今ひとつでしたが、三作目は著者のあとがきにもある通り、力作でした。警察小説と家庭小説のバランスが実にいい。浪花節的なところも見事に決まり、私の中では、今野作品のベスト1になりそうです。

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    2012年06月03日
  • 触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一3

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    主人公の自衛隊員と行動を共にする刑事が、
    この事件の後「アキハバラ」の事件にも巻き込まれる。
    そういう見方をすると、更に面白さ倍増。

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    2021年11月14日
  • 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署

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    テレビ局のディレクターが墜落死・・・殺人か事故かで揺れる捜査本部。ハイテクコンピューターが導き出した答えは事故、しかし安積は異を唱える。
    安積警部補シリーズ第三弾

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    2009年10月04日
  • 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署

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    脚本家が殺された。犯人の手がかりは意外なところに・・しかしその鍵を握る人物の父親は安積の同期だった
    安積警部補シリーズの第二弾なんだけど時代設定が「虚構の殺人者」の後に位置するので先に虚構の殺人者を読む事をお薦めしたい

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    2009年10月04日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    ベイエリア分署シリーズ、6つの短編集

    名誉や成功などは二の次で、ただ”使命”と”誇り”のために働く刑事たちの物語。

    今時には地味な信条ながらも、犯人逮捕など、ちゃんと成果を出せてしまうところに、格好良過ぎるというか、世の中、そんな風にはまわってくれんだろう?と言いたくなるような。。。リアリティに欠ける面のあるところは否めないものの、安心して読める作品。
    (2007/9/24)

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    2009年10月07日
  • パラレル 警視庁捜査一課・碓氷弘一2

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    「パラレル」というのは、連続(シリーズ)犯の対語として、本作の事件を象徴してるようですが、4つのシリーズ作の主役が揃って登場するという「パラレル」でもあるようで、なんともサービス精神にあふれた作品でした。
    2006/10/2

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    2009年10月07日
  • 白露 警視庁強行犯係・樋口顕

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    ネタバレ

    警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第9弾。

    娘が議員秘書になったせいか現代の社会問題の外国人に対する差別が反映されていたのが面白かった。
    事件自体は解決してみれば普通なもので、事件に絡んで外婚人差別、偏見、ヘイトからのSNSでの誹謗中傷に対することがメインとなっている感じで、ミステリーとしてはイマイチだが物語としては良かった。
    相変わらずの仲間たちからの樋口への信頼は絶大で、マンネリ防止のためにも、今後も現代の社会問題を取り込んでいってほしいです。

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    2025年12月14日
  • 潜入捜査 〈新装版〉

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    はちゃめちゃアクションandちょっぴり伝奇小説。
    時代を感じるわー。北斗の拳みたい。
    途中出てくるミツコがもうバブルの服装と髪型でイメージしちゃう。
    めっちゃアウトローな主人公が、警察から出向してもまだ暴力団撲滅に心血を注ぐんだけどやり方がヤクザ。なんかいろいろ技名が飛び交うし、謎の手裏剣やパチンコ弾がもうすっごいはちゃめちゃ。いや、こういう時代だったんだよねー。
    暴力団が一般の運送屋に力で言うことを聞かせようとするところとか、無関係の家族を皆殺しにするところとかエグすぎてフィクションでも胸糞悪くなる。
    しっかし、この佐伯涼ってはぐれ刑事、読んでると冴羽涼がチラつく〜。時代やねぇー。

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    2025年12月14日
  • 職分

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    「萩尾警部補シリーズ」第4弾は六つの短編。

    「プロがプロの相手をする。それが、三課のプライドだ」と萩尾が言うように、窃盗の常習犯vs三課の刑事の職人じみたやり取り。
    “牛丼の松”“ホトケの善蔵”“アキバのモリ”“秒テツ”“鍵福”など、常習犯たちの二つ名が面白い。

    そしてそれらの手口を熟知し、彼らと人間関係さえ築いている萩尾たち窃盗犯係の刑事。
    萩尾の相棒(弟子)の武田秋穂の成長も著しく、そのうち捜一に引き抜かれるんじゃないかという布石も。いつもは主役を張る一課の面々はエリート意識満載でイケすかないし、二課の舎人も変人っぽくて、それぞれキャラは立ってる。

    かる〜く読めて、後には何も残らない

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    2025年12月11日
  • 海神の戦士

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    ジャズピアニストの橘章次郎はマイアミ・ジャズ・フェスティバルに招待された。六本木でのライブ後に近寄ってきた女性岸田麗子に気を取られたスキに拉致され自白剤を投与された。内閣調査室の日下部、医師の百瀬らによって深層意識を呼び起された橘は超人的な回復力と戦闘スキルを獲得する。日下部らの行動はCIAの依頼に基づいたものであったが橘の能力を目の当たりにして米国に渡すべきではないと感じ始める。
    橘は太古の昔に文明を築いたアレイ人の子孫であった。そして空からやってきて人類を実験動物として扱うウォニ人の侵略に対抗する海神としての使命を自覚する。

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    2025年12月08日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    事件の内容より教習車の事故が気になった。免許証持ちだけに事故の責任は運転手にありそうだけど、教習車なのだからやはり同乗の教官が最終的な責任者になるのかな。ただ事故の賠償となるとどうなるだろう。門に軽く接触しただけとはいえ運転続けさせるのはちょっと不安だなぁ。その為のペーパー教習で教習の意義はあったのだけど。
    神奈川県警と言えば確かに不祥事というワードがセットになってる。良くも悪くもドラマに良い舞台。

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    2025年12月08日