今野敏のレビュー一覧

  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    『第三の時効』の「組織」の話とはまた違ったかたちの話だと思いましたが、この後もかなり続いていくシリーズなのですね

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    2026年04月25日
  • 秋麗 東京湾臨海署安積班

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    テンポが良くて、面白かった。登場人物が多くて名前を覚えるのが大変だった。
    老後とか老人とか人生終盤とか、そんなテーマで書かれたのでしょうか?
    パワハラのくだりは、いらない気がした。

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    2026年04月16日
  • 大義 横浜みなとみらい署暴対係

    購入済み

    諸橋さんのチームの個々のエピソード。
    みんな、怖かった。
    痩せ我慢して、怖くないフリしてたら、仕事ができるようになった。
    うん!凄い。
    実力あっての痩せ我慢。

    #カッコいい #アツい

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    2026年04月14日
  • リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    今野敏 2作品目 隠蔽捜査のファンお試しです。
    主人公には共感を持てるが社会的背景や時勢にこだわりがある様に感じた。犯人到達までに二転三転あったが普通に楽しめました。

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    2026年03月29日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    久々に続きを。安定の展開&面白さ。終盤にかけての竜崎と伊丹との掛け合いがどんどんスピード感が増して読ませる読ませる。事件のお話と並行して進む、竜崎家の家庭の状況も気になる 笑

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    2026年03月14日
  • ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル

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    重大な副作用で亡くなった男性の妻は病院の責任を問うべく、民事訴訟を起こすも敗訴、その後刑事訴訟を起こした。STは業務上過失致死の疑いで捜査を始めることとなる。珍しく熱くなるSTリーダーの赤城。捜査を進める内に、彼の過去の一端が明らかにされる。因縁の悪代官、決別した戦友、昔助けた茶屋の娘ー任侠・赤城左門。もがき苦しむも、燃え尽きない、燻り続ける漢の物語。

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    2026年03月11日
  • 職分

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    萩尾と秋穂の姉弟関係がいい味を出していて好きなシリーズ。短編集のようになっていて、空き時間にさっと読めるのもいい。

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    2026年03月03日
  • マル暴総監

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    任侠シリーズに時々登場するマル暴の甘粕さんが主役の『マル暴甘粕』の第二弾

    今回は少し甘粕さんにハラハラして面白かった。甘粕さんの人の良さが出てた。
    続編又読みます。

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    2026年02月27日
  • イコン 新装版

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    ネタバレ

    アイドルの変遷を通して考えられた面白いストーリーでした。事件自体には派手さはないものの、周囲の登場人物のサイドストーリーも楽しめて良かったです。

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    2026年02月22日
  • 白露 警視庁強行犯係・樋口顕

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    警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ 第9弾

    白露の季節の9月に、建設現場で若い女性の他殺体が発見される。

    第一発見者の外国人や近くに住む外国人が疑われ、ネットで炎上する。

    差別と、ネット上での理不尽な理屈により、ねじ曲がった世論に翻弄されつつも、捜査に邁進する樋口班。


    犯人とは関係ないところにスポットを当てた感じ。

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    2026年02月23日
  • 焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕

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    シリーズものを途中から読むのはあまり好きではない。そこに出てくる登場人物の人となりや、過去作の人間関係など分からずにその世界に入らなければいけないから。もちろん、それを分かっていなくても、小説としては楽しめるのだが、この小説はその人物関係・家族関係分かってこそ、もっと楽しめるところが増える作品の気がする。

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    2026年02月20日
  • リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    ネタバレ

    なぜこの一作目を最初に読まなかったのか、考えたら「リオ」という題だった。やっと 陽気になったところなのにブラジルのリオなら暑そうだと思ったからという、なんの脈絡も無い考え。「朱夏」もある、さらに暑そうだ。
    シリーズに「朱夏」があったがレビューを書かないといけないけれど、とりあえず。

    樋口係長の内省振りはさらに深く詳しく身につまされる。そうして自分を突き詰めて見直す姿勢が人間性を深めているのだろう。
    何度も述べられているように、彼は、かっての学生運動に遅れてきた世代で、革命の熱に浮かされたこともなく、世間が静まった直後の荒れた世相を整理してきた保守派だと思っている。
    それは自然に今も、穏やかな日常を壊すべきでないという心情の基にもなっている。警察組織の中でも、上司は全共闘とぶつかり合った機動隊であったり、部下はすでに覚めた現代感覚を持つものもある。それらに挟まれて彼は常に自分の心ありかを確かめずにはいられないということのようだ。 樋口は犯人の尋問も紋切り型でなく、真実をかぎ分けていく。 家庭は穏やかで、疲れて帰ると娘と妻が待っていて、1本ビールを出してくれる。


    新聞配達員が集金先のアパートを訪ねているとき、廊下の奥の部屋で悲鳴が聞こえ若い女が飛び出してきた。覗くと男が死んでいて、チラと見ただけの逃げた女の顔は、一度見れば忘れられないくらいの美少女だった。
    続いて起きた二件の中年男の殺人事件にもこの美少女が目撃される。
    被害者はみな、電話で交際相手を求めたリ、ナンパに見せかけて女を斡旋する業者の、商売相手だった。
    風俗、売春、援助交際、未成年の自覚の無い享楽型の犯罪が増えてきている中で、自然、捜査の方向もそちらを向く。
    若者が集まるクラブやバーを調べているうちに「リオ」という名前があの高校生の少女だと分る。
    一目で分る美貌で、すぐに少女が逮捕される。調べに当たった樋口はその少女に強く惹かれる。
    そしてかたくなな少女の恵まれない日常を知る。少女の尋問中の表情から、状況証拠がすでに晴らしようの無い嫌疑に固まってしまっているということに、密かな疑いを持つ。
    それは真実の声か、美しい少女を見たときに受けた衝撃から出た、曲がった感情なのかと自分を疑うことになるのだが。
    ウマの会う氏家はかって心理学を学んでいた。彼は常に客観的で覚めた意見を持っている。
    樋口は混迷の中から、氏家の意見を聞いて、自分を見つめる過程も面白い。氏家は見かけによらず情に厚いところを見せるが、立場を守り、それを面に出さないクールなところに味がある。
    この物語の中で、少女の美貌はいいこととは限らないとも言えるが、そのために起こした事件が、それを解決する近道に繋がっていることも皮肉だ。
    樋口は、家庭人としての自覚とは別に、人生には、節を曲げる瞬間が訪れることもあることを、知る。


    お話の中にあまり浸かりすぎてしまうのもどうかと思うが、小説を楽しむにはそうであってもいいかもしれない。

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    2026年02月16日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    ネタバレ

    アルコール中毒でもない、奥さんに逃げられてもいない、というか心から信頼されている。辺鄙な部署に左遷されてもいない、一匹狼でもない、でもそれなりに悩みはあるがこのごくまともな刑事もたまにはいいかも。
    冒頭、コンビニ強盗で暮らしている不良たちが出てくる。使いに出したユウジが帰ってこないので、二人はいらいらしているが、

    そのころドジなユウジが代々木署の連続コンビ二強盗捜査本部に捕まっていた。
    ユウジの自白によって隠れ家を突き止められ、二人は逮捕、そのとき活躍したのが安達弘という巡査だった。見事な払い腰で犯人の一人を仕留めた。
    解決後、乾杯の席で、彼は係長の樋口に酒を注ぎ、樋口を尊敬している、出世に関心は無いが、捜査畑を歩む刑事になれるように努力すると言った。

    そしてクリスマスの夜は無事に帰宅し、特に変わったことも無い夜が開けた。

    樋口は温和で誠実で優秀な刑事だと思われている。事実それには違いないが、自分では周りの思惑ばかりを気にする小心者で、軋轢をさけるために本音を言えないできたと、内心忸怩たるものを抱えている(と思い込んでいる)。

    しかし、家庭は円満で優しく賢い妻と娘がいる。長い共同生活を過ごすうちにあまり会話もなくなり、家族はそれぞれ自由に生きている。それが家庭生活を持続する上で緩衝材になってはいるが、時にはこの生ぬるさに慣れてきているのではないかとも思っている。
    そんなとき妻が誘拐される。アメリカ留学の経験のある妻は翻訳小説の下訳のアルバイトをしていて、26日にその原稿を届けに出たまま帰ってこなかった。

    一方、警備部の幹部に脅迫状が届く。
    2日後にはそのための捜査本部が出来る。樋口はそれに参加しなくてはならないが、個人的な事情は出来るだけ自分で解決したいと思っている。この辺が固い。

    妻を探す日に余裕がなくなって、樋口は夜を徹して活動を開始する。以前仕事で組んで以来の付き合いをしている、氏家が力添えをしてくれることになる。彼は物事にこだわらない独特のキャラクターではあるが洞察力も持っている優秀な警官で、面白い。

    一方、妻の恵子は、優秀な夫を信じて必ず救い出してくれると信じている。犯人は素顔を隠してマスクを被ってはいるが、紳士的で身の危険はなさそう。
    樋口の捜査は順調に進み、誘拐に使ったらしい白いミニバンにたどり着く。
    恵子も夫の捜査が近づいてくる気配を感じる。


    ミステリには色々な場面が登場する。作家の苦労がしのばれるが、テロを装う暴力的な背景を持つ犯罪。ハイテクを駆使する犯人。裁判劇。冤罪。復讐犯。古典的な本格ミステリ。
    さまざまな場面が背景になって話は年々密度が増してきている。
    出来のいいミステリには引き込まれて時間を忘れることが多いが、複雑な背景はそれを理解するのに骨が折れる。
    この樋口顕係長の話は一般家庭の身近な話題で読みやすく彼の性格も親しみを感じる。
    職場での立場や、警察機構は特殊な世界かもしれないが、人間生活の喜怒哀楽や生き方など、さまざまな場面が実感される。タマにはこういうのアリです。

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    2026年02月21日
  • 機捜235

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    感情揺さぶられる程のストーリーではないけれど、若者と白髪のおっさんコンビがなんとも微笑ましくてニヤニヤしながら読んだ。

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    2026年02月14日
  • [新装版]リオ 警視庁強行犯係・樋口顕

    購入済み

    樋口顕は、一度、YouTubeで見た事があって、内藤さんのイメージが抜けない。
    なのに、自分に自信がないって、何となくだけど、違和感。
    団塊の世代とその次の世代。
    確かに、考え方に差がある気がする。
    でも、私も、親が親の責任を放棄した事で、子供達が、心を閉ざしたり、歪んだりしていった事は否めない。

    #切ない #共感する

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    2026年02月13日
  • 新装版 神南署安積班

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    ネタバレ

    今までの流れで出てきた主要人物のスピンオフのような短編集であり、心の動きによりフォーカスがあたっていた感じがしました。

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    2026年02月13日
  • 任侠楽団

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    夫と本屋さんに行った時に選書してくれた一冊!

    初めて読んだ作家さんでこれはシリーズものの第6弾とのことですが、はじめに登場人物のひととなりの説明がありすぐに話に入り込めました。

    会話が多いのでとても読みやすかったです。今回は楽団の問題解決を担うというお話しでしたが他の作品も気になりました(^^)

    それにしても任侠の世界って知らないことばかりだからわからない言葉が出てきて勉強になりました。

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    2026年02月11日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    ネタバレ

    警視庁の刑事・樋口の妻が誘拐された。別件で警備部長を脅迫する手紙が届いたため、樋口はその捜査本部が立ち上げられるまでに何としても誘拐事件を解決しなければならない。普通の感覚ではそんなことそっちのけで警察の力を使って誘拐事件にリソースを注ぐべきだと思うところだが、樋口には刑事故の葛藤があるため、孤独な捜査に臨むことになる。それを助けてくれるのは、以前捜査で協力したことがある生安課の氏家。どこかシニカルなところがあるものの、頼れる相棒となって身内の事件に心を乱される樋口を支える。まるで問答のような二人のやり取りが面白い。ところどころに挟まれる誘拐された妻恵子のパートから、犯人のパーソナリティが明るみになっていき、それが読者にとって樋口たちが追う犯人象のヒントとなっていく。
    誘拐されて初めて、自分は妻のことをよく知らなかったのだと気付かされる樋口。公式には動けないからこそ心許ない細い線を辿るような捜査。そこにミステリーの醍醐味が詰まっている。たとえそれぞれに問題を抱えていたとしても、家族はやはり家族で、それも一つの形。
    登場人物がしっかりキャラ付けされており、その時代を捉えた視点が強調されているのがこのシリーズの特徴。主人公の樋口も体育会系のいかにもな刑事ではないところも一風変わっている。隠蔽捜査シリーズの竜崎とはまた違った魅力がある。
    個人的に前作の『リオ』はあまりハマらなかったが、この作品は面白かった。

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    2026年02月10日
  • アンカー(スクープシリーズ)

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    この「アンカー」は久しぶりに出た「スクープシリーズ」の第四弾なのだそうだ。知らなかった。 この文庫は2020年2月刊。初出は2016年4月だが、業界の事情は現代でもあまり変化がないようでわかりやすかった
    今野さんは、少し前に嵌った「隠蔽捜査」や、ドラマでも好評の「安積署」「リオ」等々、書ききれないほどたくさんシリーズがある。あれこれチラ読みだが随分楽しませてもらっている。



    報道番組のアンカーマンから題名をとっているが、キャスターの女性は、今時はアンカーパースンというのだと反論している。報道社会の最先端で活躍するこの美脚で頭の冴えた女性がいるので、むさくるしい話がスマートで新鮮に読める。
    報道番組の今後についての悩み、視聴率へのこだわりなど内部の事情も面白い。

    一日の最後を務める東京キー局の「ニュースイレブン」のメンバーはそれぞれ報道の将来については姿勢の違いがある。
    ネット社会が広がるにつれてテレビ離れも見え始めている中、政治経済の今を見据える報道の将来をどうするのか。
    キャスターと報道デスク、その中でも新旧の意見は少し違っていたりする。

    そこに局長の一声で関西から来た栃本という肌違いの男が来る。報道番組も「関西ローカルのバラエティー化」を少しは参考にしたらどうかという彼の提案も、新風というよりも異物のようなあつかいで、なかなか受け入れてもらえない。そこなどは関西人としては興味深い。
    栃本は地域に拘らないおおらかさで、会議などでは報道の根本姿勢について、視聴率偏重について今必要なことをぽつぽつと発言して、次第にメンバーに受け入れられていくのだが。

    一方、「ニュースイレブン」のスタッフで、このシリーズを牽引する遊軍記者でもある布施が、どうもなにかを嗅ぎつけたらしい。彼は拘らない人柄であまり秘密を待たない、そんな性格から人脈が広い。

    テレビ局でも、布施の規律破りの勤務態度を好意的に憶測する。彼はスクープを飛ばしてきた敏腕なのだ。また何か大きな事件を持って帰るのではないか。


    布施は駅前でビラまきをしている夫婦が気になっている。大学生の一人息子が刺殺され、犯人は上がっていない。夫婦は事件のあった駅の近くに引っ越し家を売り退職金をつぎ込んで10年間一日も休んだことがない。

    布施に訊くと、ただビラまきの夫婦が気になって、何かできないかと思った、ただそれがこだわりの源だという。

    今では事件当時の捜査本部は解散になり、警視庁特命捜査対策室で二人の刑事(黒田と平田)が引き続き担当している。

    記者と警官、職種の違いがあり仕事の規制はあるがどこか気を許し合う、阿吽のつながりがある。
    当時同じような事件が起きていても警察の管轄が違えば関連付けが薄くなる、まして事件から十年も経過している。
    布施は未解決事件を調べるうち、同じ沿線で半年ごとの事件が線になって繋がってくる。
    ビラまきの夫婦の息子はこの連続殺傷事件の被害者なのか。

    死亡しなかった被害者から手がかりがつかめ。刑事と記者の畑違いの捜査は光が見えてくる。

    ふたたび迷宮に踏み入り、未解決箱に入りそうなところで、やる気も勘も実績もある先輩の黒田と、閑職めいた未解決事件の捜査係になり少しいじけ気味の若い平田のコンビも事件に近づいてくる。
    黒田の影響もあって、この新人の相棒が仕事に目覚め、体力勝負に出る。

    若い体力を生かして走る。こういうコンビは爽快で話が面白くなる。今野節に泣くところ。
    コールドケースの溶け具合がいい。老夫婦の執念にほだされた無欲の布施がいい。
    つかず離れずの警官と記者という関係がいい。

    犯人は誰でどこにいるのか。

    今野さんは期待通り面白かった。

    私の推測した犯人は見事に外れた。もし当たっていたら話が悲惨すぎて、へこむところだった。今野さんはこんなイヤミスは書かないでしょう、そこがいい。

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    2026年02月07日
  • 台北アセット

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    警察の公安の中でも特殊な0(ゼロ)研修を受けた男2人のじゃれ合わない友情的な物語。
    台湾を舞台にして2人が成長していく中で、自分も負けてられない気持ちが必要と感じた

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    2026年02月05日