今野敏のレビュー一覧

  • 獅子神の密命

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    今野敏さんデビュー二作目の長篇だそうです

    今野敏さんといえば元々は東芝EMIの社員だったことで知られていますが、会社を辞めて専業作家となった第一作目でもあるみたいなんですね

    そんな記念碑的作品ですが、うんまあね自分の「これだ!」ってのを全部詰め込んできた大力作ってのは感じるけど、うんまあね

    で、今思うのは出版業界が今野敏さんを諦めなかったところが凄いな〜って思うのよ
    この当時から将来の大々ベストセラー作家の片鱗を感じでたんかな〜?
    だとしたら凄いな出版業界!まさにプロ集団やな

    今でこそ大ファンだから全部読むを目指してるけど
    わい当時普通にこれだけ渡されたら、まぁ2.3冊読んで終わってた

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    2024年04月21日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    今回の竜崎はなんと、若い女性キャリア(畠山美奈子)に恋しちゃった!
    あの、何にも動じないで冷静に行動する竜崎が、ここまでへなちょこになるとは…。もう読んでられない。
    ストーリー自体は、アメリカ大統領訪日の方面警備本部長としての活躍?が描かれているが、ほとんどこの畠山への思いを中心に進んでいく。
    そして、実際には空港での爆破とか、殺人などの大きな事件が起きることもないため、全体的にちょっと盛り上がりに欠けたような感じる。

    今までは、実際の事件の解決というより、それまでの過程での警察内の人間とのやりとりの中で、竜崎を甘く見ていた人間が逆にやり込められることに溜飲を下げてきたが、今回はそれが無かっ

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    2024年04月21日
  • 機捜235

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    先日読んだ作品に比べて主要な登場人物が少なくて良かった。また、短編集でテンポも良い小説だったので、読みやすかったです。ただ、他の方も書いていますが、指名手配犯をシマさんが次々と見付けてそれが逮捕に繋がっていくのは、現実的にはあまり有り得ないだろうなぁと思うけれど、小説として読む分にはいいんじゃないかと思います。

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    2024年04月19日
  • 脈動

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    祓い師・鬼龍光一シリーズ 6作目。

    今回は警視庁に張られた結界が破られたことで起こる騒動の話。結界とか陰陽師とか、嫌いじゃない世界の話なので楽しく読めた。ただ祓い師の鬼龍ではなく、あくまでも富野の視点で語られるだけに、伝奇アクション描写がどうしても表面的というか、単なる超常現象にしか見えないのがちょっと難点。まぁ、オズヌよりかは設定が緻密に出来ててリアリティあったかな。
    富野が無自覚に異能力を発揮する様は読んでてニヤニヤしちゃう。そこはシリーズ読みとしては欠かせないところ。

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    2024年04月18日
  • 夏空 東京湾臨海署安積班

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    ユーチューバに「差別、貧困から起きる」外国人犯罪と各テーマは世相を巧みに取り入れているけど、中身がだんだん軽くなっているような…これだけ次々出版してれば仕方ないか。署長が組長と会食、ダメでしょ。豪放磊落では済まない。そこもブレてきた?雨水は雪が雨に変わる、つまり冬が去るのを実感する季節だけど、「春が来るというより、冬が去るというほうがほっとする」確かに。

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    2024年04月12日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    娘の恋愛について理知的に答え、妻からも伊丹からも唐変木と言われるほどの竜崎署長。何を血迷ったか部下に恋愛感情を持ち仕事が手に付かない。見ているのが可哀想になる。終盤迄こんな腑抜けな竜崎を見たくなかった。
    解決はまたしても不良刑事。最後は立ち直って、いつもの竜崎署長に戻って安心する。
    この後に続く「初陣 3.5」で、恋愛相手を送られた経緯が書かれていた・・

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    2024年04月11日
  • 夏空 東京湾臨海署安積班

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    短編集。安積班あいかわらずチームワーク良すぎてサクサク読み進められます。色んな事件の小さな違和感を見逃さない面々がとても心強かったです。すぐハラスメントにしたがる若者、という一括りも実は偏見で、結局は個人なんだなーと現実でも思うこの頃。相楽さんの素顔も少し見られて新鮮でした。

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    2024年04月09日
  • 夏空 東京湾臨海署安積班

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    ネタバレ

    シリーズの短編集。

    ・目線
    ・会食
    ・志望
    ・過失
    ・雨水
    ・成敗
    ・夏雲
    ・世代
    ・当直
    ・略奪
    の10編収録!
    ほぼ安積視点での物語なので感情移入がバラバラしなくて読みやすかったです。
    臨海署にもどってきてから20年以上たつのに肩書もメンバーもほぼ変わらず、刑事小説界のサザエさんといってもいいでしょうか。
    とはいえ、エンターティナーの作者だけあって、現代の人間関係や社会情勢の問題をうまく取り入れていて飽きさせないです。

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    2024年04月06日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    凄くイライラした。
    やっぱり恋愛要素があると、わたしには向いてない。

    「おまえ、やっぱりたいしたやつだよ。俺には真似できん」
    「人の真似する必要はないだろう」

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    2024年03月31日
  • 任侠書房

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    反社も楽じゃないと想う
    正直イメージは何されるかわからない、下手な事出来ないって感じ
    でも反社っていうのが乗っかってるだけで他はみんな同じ
    普通にしてればいいし、接していければいい

    人を想う気持ち、漢気が見えて良かった
    誰かの為に頑張れる人間になりたいと常々思ってる

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    2024年03月30日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    2024.3.20〜BSTBS放送
    「国会議員誘拐!」
    与党大物議員が大森署管内で姿を消した。運転手の遺体を残して――。
    一署長に過ぎぬ竜崎が反目しあう警視庁・神奈川県警の合同捜査を指揮することに。
    スリリングな第五弾!

    「まったく、あきれたやつだ。刑事部長に逆らう署長なんて、おまえくらいなものだ」(本文より)

    衆議院議員が行方不明になっている。伊丹刑事部長にそう告げられた。牛丸真造は与党の実力者である。やがて、大森署管内で運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと本庁に入電が。発信地が横須賀市付近という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎

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    2024年03月27日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    2024.3.20〜BSTBS放送
    臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。

    アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか―。?解説・関口苑生

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    2024年03月27日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    今野敏さんのシリーズ作品でも人気のあるキャラ、樋口顕。シリーズ第2弾。本作では樋口の妻が誘拐?されてしまい樋口が右往左往する様が描かれる。事件を公にする前に解決を試みるようにしたい樋口は1作目でバディを組んだ氏家に協力を仰ぎながら立ち向かっていく。このシリーズは樋口の警察官らしからぬ心の機微が読んでいて面白くもあり歯がゆくもある。悩みながら立ち向かっていくので爽快感はないが仕事をする人間からするとその揺らぎが共感を生む。事件の犯人自体はまあすぐ分かるのでミステリ的には面白味は少ないかもだが人情ものとして読むのが良かったりする。

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    2024年03月27日
  • 欠落

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    「同期シリーズの第2弾。
    捜査一課の宇田川は同期の蘇我は懲戒免職になったが
    、公安の仕事をしているのではないかと思っている。
    今回はもう一人仲の良かった同期の大石という女性が加わる。
    彼女はSITに選ばれていた。
    そして起こった人質立て籠り事件と死体遺棄事件。
    大石は立て籠り事件に、宇田川は死体遺棄事件にと駆り出されるが、大石は人質と引き換えになり、消息がわからなくなる。
    宇田川のいる捜査本部も難航と混乱、疑惑が渦巻いてくる。
    まっすぐな宇田川と蘇我の関係に、前回と同様に好感が持てる。

    2024.3.20

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    2024年03月20日
  • 任侠学園

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    他にも書いたがこのシリーズ読みやすいです!ヤクザの皆さんが街の人やみんなの為に頑張っちゃう。だけども見た目やヤクザということからなかなか信用が得られなかったり。でも大体ハッピーな終わりなので好きです!

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    2024年02月26日
  • 任侠病院

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    このシリーズ派手な展開やビックリするような内容はないんだけども、スラスラ読めて読みやすい!任侠の世界で有り得ないような温厚な日々にほっこり。

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    2024年02月26日
  • 黙示

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    ネタバレ

    Audible。盗犯係萩尾警部補 3作目。2作目でキュレーターの贋作師の音川も登場、他のシリーズの私立探偵石神と明智大五郎(笑)もコラボしてるとのこと。ソロモンの指環を題材にした歴史なぞとき物語。会話問答スタイルなので、立ち回りは少なく、好き嫌いが分かれるところ、プロットも平凡。Audibleでは気にならないが活字なら冗長さがあるかな。1課との確執は菅井の乱暴さと無能さが悪目立ちしてちょっとムカつく。ただ、被害者の館脇の能天気、資産家ゆえの大らかさのキャラ設定は魅力的でいい味を出していて気に入った。

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    2024年02月26日
  • イコン 新装版

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    ネタバレ

    感想
    各人の同僚に関する印象や細かい心情が書かれている点について、部下を上手く使って事件を解決するかと結びつくところがポイントのように感じた。刑事は対人商売なのでまずは身内がどう考えるのか理解するところが大切なのかもしれない。

    最終的にな犯人は中盤あたりである程度予測はついたが、最後まで楽しく読めた。内容は暗いが。

    あらすじ
    神南署管内で、地下アイドルのライブにおいて、高校生の少年が刺殺された。当日はハコに200人はいたが、乱闘騒ぎもあり、目撃者情報はゼロ。安積も慣れないパソコンを使っての情報のやり取りなど、刑事たちには新しい世代の事件といった印象。

    有森恵美というアイドルのイベントが学

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    2024年02月25日
  • 神南署安積班

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    ネタバレ

    感想
    TVでドラマシリーズがやっていたので興味を持って、読んでみた。リアルな中で警察官の激務が伝わる。

    あらすじ
    臨海署の縮小により、原宿の神南署に移った刑事課強行係の安積班。原宿で起こる様々な事件に向き合う。9つから成る短編集。最後は、神南署が縮小して再度、安積班が臨海署へ戻りそうな感じで終わる。

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    2024年02月23日
  • 機捜235

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    短編集であり、内容も軽いタッチなので読みやすかったです。
    指名手配者が次々と現れ、次々逮捕していくため、もはやコメディ感覚の警察小説でした。

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    2024年02月19日