今野敏のレビュー一覧

  • 天を測る

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    小野友五郎という数学者が、幕末から明治にかけて、官僚として活躍したお話。
    浅学にて、こんな人がいたことは知らなかった。


    福沢諭吉や勝海舟ファンが読んだら噴飯物の内容かも。

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    2024年02月18日
  • 渋谷署強行犯係 密闘

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    漫画のドラマ化に際しての改変の話が世間を騒がしていますね

    個と組織の争いというかそんな風にも見えなくもないんですが、原作者の方が亡くなっていることもあって軽々しく話題にできないなと思っております

    で、軽々しい話しかできないワタクシとしては今野敏さんですわ

    今野敏さんと言えば非常に多作な作家さんでありまして、映像化作品も非常に多いんですが、映像化に際しての改変に関してはとんでもなく鷹揚です

    まさになんでもあり
    登場人物の年齢、性別が変わるのは当たり前
    オリジナルキャラもがんがん出る(ドラマオリジナルキャラが小説に逆輸入なんてことも)性格も違う、階級も違う
    違う原作の主人公がドラマで共演な

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    2024年02月13日
  • キンモクセイ

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    2024-014
    フィクションでいいんだよね?っていうくらい、本当は日本でも、これに似た事案が起こってるのかも知れない。そして、そのことを一般人は知る由もない。

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    2024年02月03日
  • 真贋

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    警視庁盗犯係の二作目。
    盗っ人に加え古物商と贋作師も登場し、毛色の違った展開に。
    焼き物には造詣が一切ないせいか乗り切らなかった。犯行の手口が見えていてタンパクだったのもある。ルパンっぽい展開なのに、犯人がコナンぽい感じ。
    職人と弟子の関係も、もう少し肉付きが欲しかった。

    やっぱり前作は捜査一課との三角関係がスリリングだったのかな。今野さんの節回しは相変わらずきれいなので、みなさんの感想から他のシリーズも探してみよう。

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    2024年02月02日
  • 確証

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    2024.01.31 Audibleにて完

    今野さんは面白い人だなぁと思う。
    作品に「らしさ」はあるのに、違う味わいや、新しい感覚がある。
    人によって、自分を使い分けるタイプだろうか?

    警察の窃盗係であるハギオと、その相棒であるアキホがあくまでも、窃盗係として事件を解決していく話。

    窃盗と強盗は違うんだ。。。あまり深く考えたことなかったなぁ~盗みは盗みだし、犯罪には変わりないよねっていう認識。

    窃盗には誇りがあるっていうのも面白いよね。
    ドロ刑って漫画読んだことあって、何となく泥棒する人たちって、こだわりがあるって言うか、ポリシーがあるなっていう感じしたわって今何となく思い出した。

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    2024年01月31日
  • トランパー 横浜みなとみらい署暴対係

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    今野敏さんの最新作。シリーズになっている 7作目で、私は初めてだったが、会話がふんだんに取り入れられているので、警察対暴力団小説特有のダークな感じは無く、さらりと読める。

    舞台になっているのが 横浜の中華街周辺。ストーリーの中にも度々登場する中華のメニューが食欲をそそり、女性に読者が多いことが 頷ける。

    中華街なので 当然“ 闇”の部分に登場する華人 (中国人)が重要な役割を担い、絡んでくる。
    柚月裕子さんが書くマル暴小説のような凄みはないけれど、空き時間に読むのにはいいかもしれない。

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    2024年01月30日
  • 真贋

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    2024.01.25
    謎解きというより人物描写に重点をおいているように思えるシリーズ。
    女性の登場が少ないせいか、女性の人物造形が画一的というかなんというか。

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    2024年01月25日
  • 任侠書房

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    うーん、まあエンタメ小説としては面白いんだろうけどね…。
    こんなに何もかもが上手くいく都合の良い話はなかなかないぞ(笑)。
    ただ、考えるより先に体が動く、というのがヤクザの世界と何度も書かれているが、これは普通のビジネスでもまさにそのとおり。机上であれこれ考えてるヒマがあったらすぐ動け!と言いたくなる人が私の周りにも大勢いる(笑)。
    世間とかけ離れているのは、やはり『兄弟』の契り。この辺りは我々には理解しきれない部分が多いが、その点も分かりやすく書いていただいていると思う。

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    2024年01月25日
  • 脈動

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    ネタバレ

    漱石や荷風をはじめとする江戸っこは明治維新と呼ばず「瓦解」表現した・・・江戸の世・徳川幕府が瓦解したという意味(御一新も使われた)
    コンの世=坤(ひつじさる=こん)の方角の薩長=さっちょう(警察庁)が成した瓦解を、ゴンの世にするためゴンの党=艮(うしとら=ごん)が再度瓦解を狙う
    警視庁を中心に構築された結界を決壊させた、その実行犯である亡者の跳梁に気づき巡査部長の富野が動く・・・いつものトミ氏が鬼道衆・奥州勢・元妙道・萩原宗家など祓い屋たちをまとめ再度結界を構築・・・警察の話になってないw

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    2024年01月23日
  • 宇宙海兵隊 ギガース6

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    いやあーこの終わり方は凄い

    一言で言うと「え?!」って感じ
    一言というか一音やないかーい!っていうね

    まぁ宇宙戦争なわけですね
    木星(の衛星)に住む人たちが、地球からの独立を求めて…ってお話しなんだけどね

    ズバリ今野敏さんの結論を言っちゃうと、いやいや宇宙なんて人が生命を維持するだけでたいへんなんだから戦争なんてしてる場合ちゃうで!みんなで助け合っていかな宇宙にいたら人間なんてほっといてもどんどん簡単に死んじゃうんだから、戦争なんて無意味やん!ってことなんです

    なるほど今野敏さんの言い分には一理ある
    だけど人間って本当にお馬鹿だからね
    実際に人間が宇宙に住むようになったときそこの結論に

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    2024年01月04日
  • ロータスコンフィデンシャル

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    ゼロの研修を受けた公安エース、倉島警部補シリーズの第6弾。

    話せばわかる善人ばかりの登場人物が売りの今野小説だが、このシリーズばっかりは、とってつけたの感である。

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    2023年12月31日
  • 回帰 警視庁強行犯係・樋口顕

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    『警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ』第5段

    まわりの評価は高いものの、自己評価は低く、まわりと争うことを望まない樋口。

    都内で自動車爆発事件が発生し、数名の死傷者が。
    テロの疑いがあり、指揮本部が立ち上がるが、公安部と刑事部の対立が…テロ阻止の為に協力捜査へと進むが、なかなかお互いの疑心は…

    現場付近の防犯カメラの解析と目撃証人の供述でパキスタン人が特定されたが、アリバイが…
    そしてもう一人の目撃証人牧田詠子によりバングラデシュ系の日本人も容疑者に上がる…

    そんな中、公安がマークしていた人物が。
    元警察官・因幡。警察を辞めた後、海外を放浪し、国際テロ組織に関係しているという噂があり、マー

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    2023年12月11日
  • 任侠書房

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    ちょっとご都合主義というか、私的にはもっと苦難苦節があっていいのではないかと感じた。しかし、ヤクザの異常なまでの義理堅さは、今までにない感覚で新鮮かつ面白かった。

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    2023年12月11日
  • 暮鐘 東京湾臨海署安積班

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    短編集なので、すぐに読み終えました。
    個人的には、「実戦」が好きです。
    黒木がフォーカスされています。

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    2023年12月04日
  • オフマイク

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    いけ好かない大物IT企業経営者も最後には善人になりという、いかにもの今野小説。
    20年前の事件に対する言い訳が、ちょっとどうかな?の感はあった。

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    2023年11月20日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    シリーズ8作目。大森署長から神奈川県警刑事部長に栄転した竜崎が事件を追う話。圧倒的上司にしたいNo.1。直属の上司じゃなくて箇所のトップにいてほしい。正直者が馬鹿を見る、という世界じゃないのがこんなに救いだとは。掌返しが様式美だと思いながら掌が返されるのを心待ちしてる

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    2023年11月18日
  • 最後の戦慄 〈新装版〉

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    今野敏さんの『最後の戦慄』です
    1989年の作品

    傭兵シド・アキヤマシリーズの二作目ってことらしいです
    二作目にして気付いたんですが、近未来を舞台にしたSFだったみたいw
    今回の敵はサイボーグ化された元傭兵たち

    いゃあキャラ設定とか、いい意味でかなり頭の悪い設定でライトノベル方面に振り切っちゃえば面白くなりそうな気もしたんですがね

    今野敏さんのミリタリーオタクっぷりが随所に出てきて物語を止める止めるw
    自動小銃はこんな風に進化を遂げて近未来にはこんな感じの武器に…って言いたーてしゃーない

    んで、めちゃくちゃ続きそうな終わり方だったんですが、シド・アキヤマシリーズはこの二作で終了
    ま、そ

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    2023年11月15日
  • マル暴甘糟

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    まぁ面白かった。
    阿岐本組のみなさんも登場するのかなーっと思ってたけど登場しなくて残念。
    真犯人は早くに分かっちゃったのでもう一捻り欲しかったかな。
    ネガティブ甘糟の今後に期待。

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    2023年11月13日
  • キンモクセイ

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    友人に勧められて初めて今野作品・公安ものを読みました。

    いろいろと専門用語などもありましたが説明もありそれによる読みにくさは無く、終盤は一気に読み進んでしまいました。
    警察を中心に組織内部の事が知れて面白かったです。
    全体の内容としては可もなく不可もなく。

    土曜会のメンバー、魅力的ですね。

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    2023年11月09日
  • 棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【321冊目】裏表紙に書いてあるとおり、サイバー犯罪の回で、かつ、竜崎の大森署最後の事件。

     とはいっても、サイバー犯罪に関する知識はまったく必要ないくらい事件そのものはあっさり描写されたており、どちらかというとメインは少年がリンチで殺された事件。

     まず、警察小説、犯罪小説、ミステリ好きとして言わせてもらうと、話の筋と犯人がちょっとご都合主義に走りすぎではないかと思います。竜崎の推論も「こう考えればしっくりくる」ぐらいのもんで、そういう感想にあっさり説得されちゃう周りもどうなの、と。さすがに戸高ぐらいはもっと疑ってくれよと思いました(笑)

     ただ、このシリーズの魅力はそこじゃないのです

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    2023年10月27日