あらすじ
いわくつきのエレベーターで死んだ男には心臓疾患があり、死因は急性心不全だった。事件性はないはずの事案だが、〈R特捜班〉は解剖するよう所轄捜査員に進言した。その結果、殺人の疑いが浮上して……(「死霊のエレベーター」)。心霊スポット多き古都を管轄する鎌倉署に常駐するR特捜班は心霊現象絡みの事件を担当するチーム。特質能力を持った心優しき刑事達が死者の哀しみに目を向け、呪い、悪霊、狐憑きなど不可解な事件の真相に迫る。本格警察小説に超常現象捜査が融合。著者の技巧が冴え渡る連作小説の大傑作!
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Posted by ブクログ
恨みをもった怖い霊が出てくるのかと予想していたがそんな事はなかった!
リアルに霊がいるとすれば、こういう感じのタイプが多いのかも。
事件がサラッと解決しすぎている気もするが、読みやすく優しい気持ちになれた
Posted by ブクログ
心霊とあっても、気持ちがあったかくなるような短編集。
霊がある無いでないところから、あっても普通と思わせてくれるような
自然で今までにない刑事物でした
Posted by ブクログ
今野敏の連作短編警察小説
神奈川県警鎌倉署に常駐する、心霊絡みの事件を担当する「R特捜班」を舞台に、事件と登場人物の関りを中心に警察小説的に描いています。
10年以上前の作品ですが、古さを感じさせずに読めました。続編があっても良いかと・・・
Posted by ブクログ
事件を心霊関係の観点から紐解く【R特捜班】の話
短編集となっているのでとても読みやすい
・死霊のエレベーター
→幽霊が出るといわれているエレベーターで亡くなった男性は幽霊に呪い殺されたのか?
・目撃者に花束を
→繰り返し同じ場所が出てくる夢を見る原因は?
・狐憑き
→殺人の容疑者である女子高生は狐に憑かれているというのは本当なのか?
・ヒロイン
→同じ舞台でヒロインが続けて死傷したのは祟りや呪いの類なのか?
・魔法陣
→女子高生達が魔法陣で悪魔を呼び出した後続けて不幸が続く。本当に悪魔の仕業なのか?
・人魚姫
→ある道路で事故が相次ぐ。その原因は昔からの木を切り倒したせいなのか?
の6作品
あくまで警察小説で心霊現象で全てを済ませることなくキチンと事件が解決するのがよかった。
亡くなってしまった霊達も生きていた時があってそれぞれの人生があったと感じる部分があり少し切なくなるところがあった。
Posted by ブクログ
今野敏先生が好きで、先生ホラーとか書くんだー?って思って手に取ったけどホラーと言うよりは不思議な経験を紐解くミステリーみたいな感じ
短編でサラッと読めたので良かった
あとキャラクターが素敵
Posted by ブクログ
死霊とか狐憑きとか、ホラー系か?と思ったがそんなことはなかった。日常風景とまではいかないが、霊絡みの短編。個人的には悪霊との戦いもちょっと期待したけど、そういった描写はほとんどなく。さらっと読みました。
Posted by ブクログ
今野敏先生お得意のオカルト警察シリーズ(仮題)
鬼龍光一同様お祓いする特捜班で、他シリーズである、内調特命班・特殊防諜班・ST警視庁科学特捜班・神奈川県警少年捜査課など、振り返ればおかしな物語を量産している
Posted by ブクログ
読みやすい。
短編集ということもあるだろうけど、、、
惹きつけられるという訳ではないが、小さなどんでん返しや小さなスッキリ感があって、読み進めてしまう。
ただ、求めていたホラー感や悪霊退治的な話はあんまりなかった。
Posted by ブクログ
ちょっと変わった警察小説…?
凶暴な霊やドロドロな呪いは出ない。
ミステリーのヒントやスパイス程度。
よってホラーというよりミステリー。
どうでもいいが数馬さんが好み。