今野敏のレビュー一覧

  • 海風

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    不平等、とひとくくりにするのは簡単だけど、結果はどうあれ奔走した人たちが確実にいたことを知れて嬉しい読書でした。途中難しくて集中が途切れかけてましたが、テンポの良い会話や今野さんのならではの心情描写に助けられました。

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    2024年10月21日
  • 任侠浴場

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    今回も面白かった。
    あっという間に読んでしまった。
    いつもの事だが。
    まあ、内容はこのシリーズだから言うまでもなく銭湯を立て直すんだな。
    ただ、今回はいつもよりも立て直す前までの前書きが長く、立て直す内容が薄かったような。。。
    だから、今後この組員たちが来なくなってしまったら元の様にダメな銭湯になってしまうんじゃないかとちょっと心配。

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    2024年10月21日
  • 任侠書房

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    どこの広域指定にも属さず、組長、組員四人という下町の小さな任侠団体。

    ノワールやハードボイルドでなく、こころ温まる人情ものの一冊。

    町工場の債権回収が、ひょんなことから極小出版社の再建をすることに。

    義理と人情。情けは人の為ならず。

    扱うネタは実に社会派だが、キャラ立ちがしっかりとしていて人情ものの温かみがあふれる。

    著者の作品は他にも読んでいたが、このタイプはとても新鮮でした。
    シリーズもののようなので、次作も楽しみです。

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    2024年10月20日
  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

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    目撃証言がなければ、捜査は進んでいたかなあ。
    捜査に口は出さない、任せるとは言いながらもほぼほぼ出ずっぱりの竜崎。
    竜崎は理想の上司の一人だ。現場のことは現場を良くわかっている者に任せ、下の者ができない事をそつなくやり、何かあった時には責任を取る。この当たり前のことがわかってないやつが、今の現場の責任者。毎日溜息の連続だ。

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    2024年10月19日
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査のスピンオフで、龍崎の同級生である伊丹側から見た話の短編集。龍崎自身がいかに原理原則でブレがない人物というが分かって面白い。

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    2024年10月14日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査3
    疑心は、仏教用語の方だったようです

    あの唐変木の竜崎が 補佐についた女性キャリアに恋心
    事件解決より難しい局面
    友人のアドバイスを受け 禅宗に答えを求める
    「葉隠」は武士の痩せ我慢
    むしろそちらを重視していると思ったのに
    想像を超えてくる

    今回の事件は アメリカ大統領訪日に伴う警備と
    それを狙ったテロの阻止
    事件は大きめなのに今作の竜崎は
    自分の恋心に脳内右往左往する小物感

    次は3.5巻の 裏話的スピンオフみたいなので
    楽しみ

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    2024年10月08日
  • 海風

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    永井尚志、岩瀬忠震、堀利熙の3人を主人公とした物語というがここでの中心は永井だ。若い俊秀達と引き上げ、仕事をさせる。そんなシステムをきちんと以っていた幕府とそれに応えた若者達。素晴らしい。
    現代語かつタメ口で話す阿部正弘のキャラクター眼科面白い。彼がもっと長生きしていれば日本はもっと早く進んでいたのではないか。
    この3人のうち2人は長生きせず、一人も余り恵まれなかった。幕府方の俊秀達の悲哀だ。

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    2024年09月29日
  • 海風

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    鎖国時代いよいよ開国に、10年以上に渡る物語は同時それに携わる人々は大変だったと思う。言葉も理解するに難儀しただろ。日米和親条約を結び更にその他の大国とも条約を結ぶという途方もなく大変な仕事を成し遂げることは!なかなか読み応えあった一冊であった!流石今野さんだ!

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    2024年09月29日
  • 夏空 東京湾臨海署安積班

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    短編集。1話1話、とても読みやすいんだけど、どの話もなるほど、と思わせてくれるテーマで、さすがだなと思いながら読み終えました。

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    2024年09月28日
  • 海風

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    テンポの良いほぼ会話のみで構成され読みやすい。勝海舟でしか馴染みのないベランメイの江戸弁が、時代のうねりの深刻さを和らげる。日本の未来を夢見て汗を流した幕臣もたくさんいたんだ、当然だけど。3人がどうなったのか知りたい。

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    2024年09月24日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

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    色んな事件が同時並行で巻き起こり、全ての案件が主人公にふりかかる。普通の人だったらパニックに陥りそうだが、案件に優先順位をつけ、原理原則に従って物事を処理する姿勢は見習うべきものがある。

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    2024年09月23日
  • 任侠シネマ

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    いつも通りの展開で、安定の内容でした。少し飽きてきたかも、でも、文庫化されたら買っちゃいますね。以下の言葉は刺さりました!
    「嫌なことや辛いことから逃げることなんてできねえ。だから、楽しいときは目一杯楽しむんだよ。興味のあることに夢中になるんだ。それで人生プラマイゼロになるんだ」

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    2024年09月21日
  • 海風

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    歴史ドラマを現代語の会話で行われる、某大河ドラマのような違和感があった。
    ペリーをはじめとする欧米列強からの開港要求に携わる幕府の臣下が苦悩する。
    歴史小説的な時代小説なのだが、警察小説では秀でた今野敏も幕末期の小説では今ひとつであった。

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    2024年09月21日
  • 黙示

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    今回の作品はちょっとよく分からなかった。
    専門用語が多すぎて理解もあまりできなかったし警察小説なのかもよく分からなかった。
    だけど今野敏の作品はいいので違う本も読んでいこうと思う。

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    2024年09月21日
  • ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版>

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    キャップもうちょっと頑張ってほしいな。キャップにイライラ。
    段々とみんなの感じが分かってきて面白くなってきた。

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    2024年09月21日
  • 秋麗 東京湾臨海署安積班

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     面白かった。いつものメンバー以外の味があって、良かった。特に広田係長がいい!

     読後感はスッキリしているが、あちこちに出てくる生き方に対するフレーズや『秋麗』という題名が、自分自身の人生と重なり、考えさせられた。私もそういう歳になったからかも。

     しかし、しばらく間が空いても、1ページも読めば、キャラを思い出せる文章力の見事さよ。キャラが濃いこともあるだろうが、繰り返しでこういう行動をするという描写があるからか。一気に続けて読むと鼻につく部分でもあるが。

     文庫版インタビューが嬉しい。この作家さんの本は何回も新装版が題名を変えて出るので、買う際は必ず中を確認するのだが、今回はこのためだ

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    2024年09月12日
  • 呪護

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    今野敏さん、初読
    すぐ読める作品の中からタイトルが好みで選択

    警察×呪術師 なのかなと思っていましたけど
    呪術師×お祓い師 で終着していく感
    鬼龍シリーズという日本の伝奇小説系の1冊でした

    男子高校生が校内で教師をナイフで刺す事件が起こります
    その犯罪の根底には呪術をめぐる攻防があって
    ストーリーは事件よりも 伝奇へと傾いていく
    事件自体はそれほど展開しなくて
    これは伝奇を読む作品なんですね、たぶん

    江戸の街づくり、平将門の怨念、その霊力の結界としての………その辺は、読んで楽しんでください

    作中でもありましたけど、風水を実践されている方は 富士山からの気の流れを気にされます
    知人は、今

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    2024年09月11日
  • 脈動

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    今野敏得意の警察と反社勢力と術者モノが合わさった物語。

    なんとなくシリーズっぽいが、この本から読んでも十分楽しめる。

    シリーズモノであっても前作は不明。

    警視庁の結界が破られて、不祥事が多発した。

    それに気付いた主人公が結界修復と他の事件を同時に解決する物語。

    今野敏らしく読みやすい文章でそれなりに面白い。

    このシリーズモノなら次作も読んでみたい。

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    2024年09月11日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察アンソロジー。

    初っ端から微妙な気持ちにさせてくれる話。
    その次も…な状態で、この方向の話ばかりかと
    疑ってしまいましたが、大丈夫でした。

    色々な警察、色々な容疑者。
    読みごたえはありましたが、1話目と2話目
    順番別にしてくれていると、ありがたかったです。

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    2024年09月10日
  • 暮鐘 東京湾臨海署安積班

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    相楽が大分デレてきた笑
    佐治は相変わらずというか、今回ひどかった気がする。
    短編だけど、視点が変わらず残念。村チョウ視点のファンなんだけどな

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    2024年09月01日