今野敏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
はちゃめちゃアクションandちょっぴり伝奇小説。
時代を感じるわー。北斗の拳みたい。
途中出てくるミツコがもうバブルの服装と髪型でイメージしちゃう。
めっちゃアウトローな主人公が、警察から出向してもまだ暴力団撲滅に心血を注ぐんだけどやり方がヤクザ。なんかいろいろ技名が飛び交うし、謎の手裏剣やパチンコ弾がもうすっごいはちゃめちゃ。いや、こういう時代だったんだよねー。
暴力団が一般の運送屋に力で言うことを聞かせようとするところとか、無関係の家族を皆殺しにするところとかエグすぎてフィクションでも胸糞悪くなる。
しっかし、この佐伯涼ってはぐれ刑事、読んでると冴羽涼がチラつく〜。時代やねぇー。 -
Posted by ブクログ
「萩尾警部補シリーズ」第4弾は六つの短編。
「プロがプロの相手をする。それが、三課のプライドだ」と萩尾が言うように、窃盗の常習犯vs三課の刑事の職人じみたやり取り。
“牛丼の松”“ホトケの善蔵”“アキバのモリ”“秒テツ”“鍵福”など、常習犯たちの二つ名が面白い。
そしてそれらの手口を熟知し、彼らと人間関係さえ築いている萩尾たち窃盗犯係の刑事。
萩尾の相棒(弟子)の武田秋穂の成長も著しく、そのうち捜一に引き抜かれるんじゃないかという布石も。いつもは主役を張る一課の面々はエリート意識満載でイケすかないし、二課の舎人も変人っぽくて、それぞれキャラは立ってる。
かる〜く読めて、後には何も残らない -
Posted by ブクログ
主人公の竜崎氏は、ダイヤモンドのような人だと思った。硬い合理性でできていて、光を当てる角度を変えると様々な色をみせる。今回は厚労省と外務省という強靭な敵が現れて竜崎氏と対峙することにより、彼の魅力をまた違った面から照らし出した。
国を守るために外で働き、家のことは妻に任せるスタイルの竜崎家。奥さんは、合理の化身の竜崎氏と子どもたちとの間に入って関係をとりなす翻訳者でもあった。本書では竜崎氏のことをよく理解し、尊重している姿勢が見えていい。竜崎氏にも心の拠り所となる場所があると、読んでいるこちらも安心する。
竜崎氏は大森署の署長であり、一国一城の主である。大きな権限を与えられてもブレない芯を -
購入済み
諸橋と城嶋の、阿吽の呼吸が良い。
そして、神野さんが、渋くて素敵。
でも、私は、血を見るのや、拷問のシーンが、めちゃ苦手。
面白いけど、読み返せない。 -
購入済み
今野さんの、竜崎さんシリーズにハマり、安積さんシリーズに、どハマり。
そして、他の作品を読んでみたいと、こちらを読みました。
娘が、一時期、整体をやっていたので、共感しながら読みました。
整体師は、自分の身体を、常に手入れしながら、続けないといけないという言葉、うんうんと頷きながら読みました。 -
Posted by ブクログ
厳しい意見も多いですが、これはこれでいいと思う。
どの世界でもそうだが、美人というのは異次元に扱われるものだ。ましてや、男というおバカな者達が繰り広げる無様な姿は、情けなく思う。が、そういう自分もバカな1人であると認識している。
検事である柳楽が「署長は弁天様か観音様か」「弥勒菩薩」などという件も多いに笑えた。
今回の新しい見どころとして、貝沼が思ったより腹黒で庶民的な一面が見れたのは興味深かった。真面目一辺倒と思っていたが、麻取の黒沢と真渕課長の悪態の言い合いを聞いているのが何より好きだったことに驚いた。
でも、そんな人間臭い場面を垣間見れたのはゾクゾクして、何より楽しめたかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連載していた婦人公論.jpって何だろう?~神社からテキ屋が閉め出されたので神社で話を聞き、自治会が出店を出すと聞き、寺の鐘が煩いと苦情が寄せられていると聞き出す。自治会の顔役で氏子総代と檀家総代に名乗りを上げている地元の不動産業者の裏には宗教法人ブローカーが噛んでいると踏んで調べると西の組織の直参の高森というヤクザが絡んでいると解った・・・~「婦人公論.jp」で検索しても表示されなくて「婦人公論.jpとは」で漸く毎日配信しているwebマガジンだと解ったが、これが無料なんだね。阿岐本のシノギは野球賭博とか競馬の呑み行為じゃないのかねぇ。生活感がない。世直しじゃ喰っていけないんじゃないの?
-
Posted by ブクログ
伊丹氏視点の短編集。もし伊丹氏が主人公だったら、「隠蔽捜査」シリーズはちょっと面白い普通の警察小説レベル止まりだったと思う。やはり竜崎氏という合理の化身と、伊丹氏という人情・感情の二人による二極構造がおもしろいのだ。竜崎氏の思考の軌跡や心の声がないと、なにか物足りない。とはいえ、本書では「隠蔽捜査」シリーズ1〜3巻までの裏側が見れるという点では楽しめた。
ただ、伊丹氏には少し嫌悪感を覚える。小学生時代に竜崎氏をいじめていたことを思い出したにも関わらず、謝罪もなければ反省もしない。「忘れていたというより、罪の自覚がなかったのだ」とまで言う始末。いじめとはいつもこうではないか。加害者側に罪の自覚