あらすじ
古都・鎌倉、相山流茶道の家元邸で開かれた茶会は御曹子婚約発表の場でもあった。その席で、ある男が胸に包丁を突き立てた死体となって発見される。手伝いとして現場にいた小高紅美子は、家元の次男・秋次郎や県警の安積刑事と流派に隠された伝承と戦国時代にさかのぼる怨讐を追う。傑作長編ミステリー。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1986年の作品
茶道がテーマに据えられた作品
茶道✕殺人事件はなんとも珍しい設定だと思われるでしょうが、実は今野敏さん高校大学と茶道部だったんです
驚かれた方もいるかもしれませんが、こんなのは今野敏さんファンは知ってて当たり前の基礎中の基礎知識です
いろはの「み」です(「み」はだいぶ後半!)
しかし、疑問は残ります
当時すでに空手バカ一代だった敏さんがなぜに茶道部?
( ̄ー ̄)ニヤリ
分かります、分かりますよ敏さん
いやほんと、ほんとに分かってるから
みなまで言わずと分かってますから
言ってみたらわいも同志みたいなもんですから!
志を同じくすると書いて「同志」ですから!
あれでしょ?
女の子に囲まれたかったんでしょ?
分かるわー
わいもほら、小学校4年生のとき全く同じ理由で「おりがみクラブ」入ってたから!
んで全く同じ理由で入ってきた幼なじみと女の子の中に男2人で、「お前さえいなければ」って思いあってた口だから!
よくある話だよね(レアケース!)
ちなみにそいつは高校に入ってさらにギアを一段あげて「水泳部」入ってました
最低の人間です
幼なじみとしてうらやまいや恥ずかしかったです
Posted by ブクログ
茶席の描写が秀逸。
また、事件が解決した(と思はれる)局面にいたってもまだ本が半分しか終つてない(*^_^*)。
ここからが読み物なのだ。
面白かった。
Posted by ブクログ
今野敏氏の名前は聞いたが一度読んでみたいと思い購入。有名な警察官シリーズではないけど読みやすい作品だったし他の作品も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
あらすじ
武家の茶、相山流の次期家元の婚約発表の茶席で、死人が出る。事故?それとも殺人?事件の真相は、戦国時代に遡る開祖の伝説にあった。
レビュー
今野敏に少ない普通の女性が「私」として物語を語る。主人公がエッチをするのは、今野敏警察小説で初めて読んだ。
高校、大学と茶道部だったという今野敏の茶道に関する薀蓄は確か。武道家今野敏の風味もちょこっと。
鎌倉署の安積刑事は、東京湾湾岸署、神南署の安積警部補とは別人物?
男性作家による女性が「私」の話を読んだ時に感じがちなうっとおしさが若干ないこともなかったが、それは最小限。面白くて一気に読めた。
影の陰謀者の最後の自白は、名探偵コナン風。名探偵コナンよりこっちの方が、古いのか?1986年に刊行されたものの文庫版。
Posted by ブクログ
安積班シリーズの第一巻が発売されたのと同時期に書かれたらしいのですが、これ、作品以上に「県警」の「安積刑事」に色々ツッコミ入れたいです(笑)速水ヘッドと安積係長を足して2で割ったような人。安積班ファンの方ならこれだけで読む価値あります。
内容も昔の作品の割りに今読んでも然程違和感はありません。むしろ女性が主人公という点で、今野先生の作品の中では珍しいと思います。
Posted by ブクログ
2009/9/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2010/4/22~4/24
相山流茶道の家元の家で次期家元の婚約発表の場である茶会である男が胸を刺されて死体で発見される。次期家元が疑われるが、事故として処理される。その場に居合わせた弟子の小高紅美子は次男秋次郎とともに真相を探りはじめるが...
今野氏には珍しい正統派Who done itの推理小説。茶道部であった経験を活かした内容で、正統派ミステリでも力を発揮する今野氏の実力をさらに見直した作品。
Posted by ブクログ
茶道を題材にした一冊で、今野敏にしては珍しいジャンルでは、と思っていたらあとがきで茶道部経験ありとのこと、どうりで作法に詳しいわけです。
ストーリーはというと、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれ主人公が事件の謎を追いかけるという、テレビの2時間サスペンスドラマ的な展開。素人なのに刑事とちょっとした関係を築き、また事件が起き自らも茶道を習っている流派の家元の次男とも仲良くなりつつ、事件解明に奔走するあたり、テレビドラマ受けしそうな内容で、今野敏作品としてはちょっと珍しい作風ですが、これはこれで楽しめました。
Posted by ブクログ
茶道の薀蓄満載なのが面白かった。
女性目線で語られるのは珍しい気がします。
お茶とか鎌倉とか女性が好きそうなネタがいっぱい(爆)。
2時間ドラマにしたらハマりそうな感じ。
個人的にはハンチョウじゃない安積刑事と家元の弟がツボでした(笑)。
Posted by ブクログ
次期家元の茶席で男が死亡したのは、事故か殺人か・・・
だいぶ前の作品みたいだけれど、今野敏の書く2時間ドラマって感じで、目新しくもあり、普通に読める。