今野敏のレビュー一覧

  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    官僚人のあるべき姿を体現すればするほど、変人扱いされる主人公の滑稽さに加え、妻がいないと(風呂を沸かしたり、クリーニング屋に行ったり)日常生活もままならない様子がユーモラスに映ってきます。

    良妻賢母としての位置づけと思われる冴子の設定は、ウーマン・リブの流れの逆を行っているようですが、フェミニストはこういったことにも敏感になるんでしょうか笑?

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    2025年04月05日
  • リミックス ~神奈川県警少年捜査課~

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    読み始めたら、苦手なオズヌシリーズとわかり少しがっかりしたが、読み進めたら面白かった!

    半グレの彼らにも、オズヌやミサキの歌や言葉が響いていくのが、感動的であった。半グレになる背景には、外国人出身者への社会の理解がなく差別があることを知った。

    話がうまくなくても、自分の言葉に語ることが大事であると改めて思った。彼らがミサキの歌に感動し、ミサキの仕事をしてみたいと思っての行動、伝え方には問題がおおありだったけれど、オズヌや一言主の力もあって、その思いが言えて、最終的には関わる仕事ができて良かった。考えさせられるところがあって、いい小説だった。

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    2025年04月05日
  • 石礫(せきれき) 機捜235

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    機捜(機動捜査隊)って、名前のイメージと裏腹な下働き的存在が、今回は自ら隊(自動車警ら隊)とタッグを組んで、テロ犯に挑む。どちらも警察の中では石礫(石ころ)のような存在とみなされる部隊の活躍なんだが、見当たり捜査班出身のロートルレジェンドがいなかったら、成り立たないお話。

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    2025年03月29日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いい意味でもわるい意味でもとても読みやすかったです。

    官僚のあるべき姿を体現している竜崎が、変わり者として扱われている倒錯的な設定は面白いと思うのですが、他の登場人物が平坦でエッジが効いてないので、ストーリーを追いかけるだけの小説になっているのが物足りないと感じてしまいました。
    シリーズものとのことで、次の果断も購入していますので読んでみます。

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    2025年03月28日
  • リミックス ~神奈川県警少年捜査課~

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    オズヌシリーズ。

    前作の「ボーダーライト」で登場するミサキがそのまま準レギュラーなみに絡んでくるので、前作くらいはさすがに先に読んでおいた方がよろしいかと。
    半グレ等物騒な人たちが出てくるけれど、相手がオズヌなので無敵というか、大丈夫か?なんていう心配は全く必要ないし、その点、お気軽に読めるものの、逆にヒリヒリとした緊張感も全くないのもね、、、。まぁ、最後は半グレと称しつつも、実は普通の若者で、ちゃんと環境さえ整えてあげれば世間と適応できそうだな子たちばっかりなのが救いであった。一言主という神様のストーリーへの絡ませ方も良き。

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    2025年03月27日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    久しぶりの隠蔽捜査シリーズ。忘れていた部分もあるので何冊か再読して本作に臨む。大森署から異動となり神奈川県警刑事部長となった竜崎に早速難事件が訪れる。東京都との境目で事件が発生し警視庁と合同捜査になった本作では中華街や神奈川県警など新しい難問に直面しながらも自分の道を突き進んでいく。途中からは公安も登場し、かなりきな臭くなったところでも竜崎節は変わらない。まだまだ新シリーズの序盤といった様相でキャラが見定まっていない人物もいる。今後の流れがどうなっていくのか、相変わらず楽しみなシリーズだ。

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    2025年03月23日
  • 署長シンドローム

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    安積班シリーズと隠蔽捜査シリーズの文庫読破しての、この隠蔽捜査シリーズのスピンオフ。女性署長。安積班や隠蔽捜査シリーズと比べるとだいぶ風合いが異なりますね。それでも、こういうのも面白い。2作目も期待!

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    2025年03月21日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    今回は竜崎伸也が恋をする。相手は女性キャリア。あの唐変木の竜崎が恋をする。それは家庭を壊すような不倫といったようなものではなく、中学生のように一方的な恋心を持つだけ。彼女に恋する余り、心ここにあらずの状態が続き、仕事上でも判断力が鈍くなる。どうやって乗り越えていくのかと思ったら、それは意外な方法だった。今回は竜崎の恋の話がメイン?事件の背景や解決までの描き方が少し物足りなく感じた。でも竜崎のまた違った一面を見れたので、それはよかった。

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    2025年03月17日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    久しぶりの竜崎さん。
    これまでに比べて、インパクトが薄かった。
    捜査も時間がかかり、少しまどろっこしかった。

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    2025年03月16日
  • 機捜235

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    2冊目が良かったから、順番が逆になったけど読んでみた。私は2冊目の方がよかったかな。
    高丸視点はちょっとしんどい。
    毎回同じ感じになってるから、短編よりは一冊ガッツリの方がいいんじゃないかな

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    2025年03月13日
  • ボーダーライト ~神奈川県警少年捜査課~

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    今野敏の警察ものは、結構、読んでいるつもりでしたがこの神奈川県警少年捜査課シリーズは、初めてでした。他にも2冊あるようなので読んでみたいた思います。

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    2025年03月03日
  • [新装版]リオ 警視庁強行犯係・樋口顕

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    とびっきりの美少女「リオ」が、3つの殺人事件現場に居合わせる。当然のように容疑者として取調べをうける「リオ」に複雑な感情を抱きながら、捜査に取り組む樋口!大人の世代と現代の若人の複雑な心情の違いを辿りながら事件を解決するお話し。生真面目な樋口顕の人間模様と真犯人の心理学論が展開されるが、ワンパンチ足りずに星3の評価です。

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    2025年03月03日
  • 任侠シネマ

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    任侠シリーズも5作目になって、少しパターンを変えてきましたねぇ。いつものパターンも面白いけど、こういうパターンも有りかも。

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    2025年02月28日
  • 機捜235

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    淡々と読める感じでした!
    すごい盛り上がりがあるわけではないけれど、機捜の仕事や見当たり捜査について知れて良かったです。

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    2025年02月24日
  • 精鋭

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    ネタバレ

    訓練の過酷な部分とかがさらっと描かれていたのが個人的に良かった。ラストも良い。
    ただ映画館で揉めてた男性がどうなったのか気になる

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    2025年02月22日
  • 任侠浴場

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    阿岐本組のメンバーが個別の問題を解決するように見えて、日本の社会問題に一石を投じるワンパターンちゃあワンパターンなんやけど、面白いんですよねー。

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    2025年02月22日
  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

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    米海軍の特別捜査官、竜崎と同期で成績1番の男
    なんか凄そうな面々だ。。と思った割に、そうでもなかったな。。特に同期一位の矢島の小物感半端なくて、もう底が見えた感も否めないけど、次回作以降で大物としての活躍を期待したい。

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    2025年02月21日
  • ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版>

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    ドラマが好きだったので相違点の興味も含めて原作にも触れてみようと思いシリーズ第一弾を手に取りました。
    私あるあると言いますか、やっぱりミステリものは後半で読むペースにスピードが出るのですが、この作品はまさにその典型でした。笑
    ドラマのスピード感に慣れていたせいか青山のプロファイリングの全容がなかなか聞けず百合根に似た気持ちを覚えていましたが、典型然り、ラストスパートは一気に読み進められました。

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    2025年02月19日
  • リミックス ~神奈川県警少年捜査課~

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    相変わらずの多作ぶり。超能力編。衰えない創作意欲に脱帽だけど、こちらもマンネリ化。任侠と隠蔽捜査シリーズだけにするかと思いつつ、手にしてしまう。

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    2025年02月17日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    竜崎さんにお友達ができた!と思った1冊。そんな楽しい話ではないのだけれど、相変わらずの竜崎さんが珍しく?話をしてしまえる作家が出てくるとは。ただ、どこまでが守秘義務があるのかわからないけれど、そこまで事件の話をしていいの?と竜崎さんっぽくない気もした。結果、飲み友達ができたっぽい珍しい話だった。事件の方は途中から何となくラストがわかってしまったのでそこは少し残念。

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    2025年02月15日