今野敏のレビュー一覧
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失敗。調べもせず読み始めたら、東京ベイエリア分署シリーズの第3弾だった。シリーズ第1作は『二重標的(ダブルターゲット)』だそうだ。背表紙見開きの既刊本を見ると、『神南署安積班』、『陽炎−東京湾臨海署安積班』というのもある。わかりにくいなぁ、と思った。表紙にシリーズ名とナンバーも入れてあればわかりやすいのに。でも、物語の面白さを削がれることはなかった。一癖ある刑事たちがとても魅力的で、すぐ惹き込まれた。この作品は、刑事たちの捜査活動を丁寧に描く、いわゆる<警察捜査活動>小説。昔観たテレビの刑事ドラマ「太陽にほえろ」を思い出した。主役の安積剛警部補が人の目を気にしたりして、意外と小心を感じさせ、親しみが持てた。上司や部下を見る目も鋭いが、気にしすぎにも感じた。神経質といえるかもしれない。上司や部下が抱いている謹厳実直なイメージと、本人の自己評価とにギャップがあり、そこが面白い。安定感のあるシリーズであることが想像できる。
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2007/8/24 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2009/6/14〜6/21
安積班シリーズの短編集。
「暗殺予告」:香港映画界のスター、サミエル・ポーが台場のテレビ局にやってくることになったが、そこに暗殺予告が届く。不審船の密航者が一人海に飛び込み行方不明になったが、海岸で不審なウェットスーツが発見される。密航者が暗殺者の可能性が高まり、現場に緊張が走るが...
「被害者」:安積は久しぶりに娘と食事の約束をする。平穏な一日が過ぎ無事娘との食事に間に合いそうであったが、発砲事件の報が入り、出動することに。無事事件が解決し、食事に間に合うのか?
「梅雨晴れ」:うるさ方の鑑識の石倉係長に若い刑事がつっかかる。梅雨のうっとうしい気候のせいか、安積まで速水と言い争いになる。そこへ須田がゆりかもめ内での暴行事件の犯人を現行犯で逮捕して連行してきた。被害者の聴取をしようとすると、被害者は病院から姿を消していた...果たしてどこへ? また、二組の感情のもつれは解消するのか?
「最前線」:珍しく桜井の目線でかかれた作品。安積、村雨、桜井の3名は援軍で竹の塚署につめることに。そこには、桜井の前に村雨と組んでいた大塚がいた。臨海署時代から大きく変わった大塚に桜井は驚く。一緒にまわるうち、話題は村雨のことに...
「射殺」:射殺された外国人の死体が発見される。被害者は麻薬組織から追われていたらしい。ロスアンゼルスから一匹狼の刑事アンディー・ウッドが派遣されてくる。自己流の捜査にこだわるウッドと組むことになった安積は日本流の捜査にこだわるが。安積の意外な過去が披露される。
「夕映え」:品川署管内で起こった事件に安積、須田、桜井が刈り出される。そこで安積は新人のときに初めて組んだベテラン刑事の三国と久しぶりに出会う。捜査会議でベテラン三国は外回り、今では階級が上になっている安積が予備班になったが、安積は気を利かせて交代を申し出るが...
いつもながらに読後、ほんわかする短編が並んでいる。このシリーズの良さは人間ドラマがきっちり書けていることであろう。(やはりドラマは見ないほうがいいだろうなぁ。) -
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暴走族を相手に素手で戦って叩き潰す謎の大男の正体、その目的は?
本書は『賊狩り 拳鬼伝2』の改題復刊だったんだと、購入したあとで気がつきました。
原版は1993年に読んだいたので、あらすじは覚えてました、、、というよりも、この登場人物なら予定調和の結末しかあり得ませんね。お話のディテールまでは記憶になかったので、それなりに楽しめはしましたけど。
それにしても改題復刊版であることを知っていたら購入しなかったでしょうね。これも、2006年、2008年と、なんとか賞の効果というやつでしょうか。今野さんの本はこの手の復刊版が最近非常に多く出回るようになりました。タイトルだけで判断しないようにせねば。。。
(2009/2/17)
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2008/12/13 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2009/11/21〜11/23
自衛隊員の真田は団体行動のとれない問題児であったが、首相の代理人としてスカウトされる。請け負った最初の仕事は宗教団体の教祖の連続誘拐事件であった。教祖達は誘拐された後、皆無事解放されていたが、雷光教団の東田夢妙斎だけは殺害されてしまう。この事件を追う真田はやがて失われたユダヤ10支族にからむ全世界を揺るがすような背景にでくわす。
一歩間違えればトンデモ本になる内容であるが、得意の格闘技話を交えて楽しめるエンターテインメントになっている。20数年前に初出とは思えない。まあ、私自身こういう内容が好きなので結構楽しめた。シリーズの続きも楽しみである。